ヘビメタパパの書斎 › 2009年12月

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2009年12月30日

Bye! 2009!

さ、2009年も終わりが近づいております。

我が家ではブログのことはナイショなので、正月前後はブログのアップが難しいので、おそらくコレが今年最後。

昨年の年末は・・・なるほど、そんな年だったか。

来年の年末の備忘のために、今年の印象をメモっとこ。

・我が家では、ウノとアイロンビーズが爆発的ブーム。
・ワタシが再入院したのも今年の3月だった。
・ムスメ、小学校へ入学し、習字を習い始める。
・ボウズ、レスキューファイアーの歌にハマる(現在進行形)。
・結婚10周年を迎えた。


メタル界隈で記憶に残るのは

・MR.BIG 再結成
・ガンズ 再始動
・エアロスミス 崩壊危機
・マルセルヤコブ 逝去
・小野正利、GALNERYUS加入


そんなとこか。

ま、仕事でも家庭でもイロイロあった。
それでも、一応今年も一年が終わった。
ブログも、一応続けることができた。

見てくれてる皆様、コメントくれる皆様、コメントなしでも足跡残してくれる方々。
皆様のおかげでなんとかブログも4年目に突入できました。
本当に本当にありがとうございます。

来年も家族にバレないといいなぁ。
来年も友人にバレないといいなぁ。
来年もいい音楽に出会えるといいなぁ。


では皆様、よいお年を!






ということで、今年の音楽関係の雑感である。

今年はワタシの主食であるパワーメタル系の印象が薄かった。
スラッシュ勢のリリースが目立った一年だった。

毎年恒例ですが・・・
あくまで「満足度」ではなく「期待を上回ってくれたかどうか」が基準です。
順不同で。

< 期待以上!ありがとう!のアルバム3つ >
・DANGER DANGER / REVOLVE
・OUTRAGE / OUTRAGE
・MEGADETH / ENDGAME

< 期待通り。次回もよろしく!のアルバム3つ >
・STRATOVARIUS / POLARIS
・GOTTHARD / NEED TO BELIEVE
・HEAVENLY / CARPE DIEM

< 期待しすぎてゴメン。なアルバム、3つ >
・陰陽座 / 金剛九尾
・AT VANCE / RIDE THE SKY
・METALLICA / DEATH MAGNETIC

元々好きなバンドっつーのは期待も高いから、結果としてソコソコな出来だと下位になっちゃうこの評価方法は・・・ちょっと考え直さないといけないかもな。
でも、所詮自己満足だからいっか。

なんつっても今年はDANGER DANGEROUTRAGE
メロディアスハード復権の光明を見せてくれたDANGER DANGER
ヘヴィメタルの魂とガッツを見せてくれたOUTRAGE
甲乙つけがたい出来でした。
次点でMEGADETHSLAYER/METALLICA/KILLSWITCH ENGAGE あたりと比べても抜けてたかな。
元々それほど好きなバンドではないのだが、昔を想起する知的でテクニカルで適度に毒々しいサウンドこそムステインのヴォーカルが生きるんだなぁとと痛感。

STRATOVARIUSはトルキ抜きであのサウンドを蘇らせてくれた功績に感謝。
GOTTHARD、前作ほどではないけどワタシの中で確固たる地位を確立してくれた好盤。
HEAVENLYは、試行錯誤中だろうか。けど、ニマニマと頬が緩むメロディは変わらず。

陰陽座、いいアルバムなんだけどなぁ。なぜか記憶に残らなかったなぁ。
AT VANCEは・・・ちょっと苦しい。こぢんまりとマンネリ化しないことを願うばかり。
METALLICA、今回こそ!と思ったけどなぁ。何かが違うのだ。ワタシの中で。

で、結局今年もライブ一度も行けなかったなぁ。
相変わらず名古屋飛ばしも見られるし、なんつったってチケット高すぎ!
そうはいっても、来年こそ行きたい・・・・Heavenly、来ないかな。


  

Posted by テン at 09:52Comments(2)雑記棚

2009年12月28日

失意に差した光明

メロディアス・ハード・ロック。なんとも甘美な響きだ。

ちょっと前なら、ワタシの中でメロディアスハード御三家といえば・・・
HAREM SCAREM / FAIR WARNING / FIREHOUSE
が、時代は流れ・・・。
HAREM SCAREM は解散。
FAIR WARNING も解散~再結成で全盛期の輝きは褪せてきた。
FIRE HOUSE は、すっかり落ち着いてしまった。

そんな失意の中。
メロディアスハードシーンに眩いばかりの光明が差し込んだ。

DANGER DANGER [REVOLVE]



DANGER DANGER といえば、初期BON JOVIを思わせる楽曲群が印象的な1stが記憶に残る。
なんともチープなジャケット。
でもコマーシャルな楽曲は結構フックがあり魅力的。
・・・という「いたいた、あの[Under The Gun][Rock America]のバンドだな」って程度。

が、今回は結構評価が高かったので、久々に聞いてみようと思ったのだ。
で、コレが素晴らしい出来なのだ!

「意外なバンドが、意外な傑作を生んだ」・・・っていう名言は、VICIOUS RUMORS [Welcome to the Ball]に於けるマサ伊藤氏のレビューだったっけかな。
まさにそのセリフが脳裏をよぎったのだ。

メランコリックなムードと時折見せるヘヴィなリフは、HAREM SCAREM的。
キラキラと彩られた輝きは、DEF LEPPERDか。
抜けるような爽快感と甘いメロディは、NELSONのよう。
そして、当然のことだが初期DANGER DANGER的な力強いコーラス。

80年代MTVを思わせるような曲が並ぶのに、なんだかフレッシュなムードが同居している、「温故知新」的アルバム・・・とでもいいましょうか。

ポップな曲、哀愁に満ちた曲、ミディアムな曲、アメリカンハード王道の曲。
このように書くと、けっこうバラついているような印象を受けるかもしれませんが、全てが極上。
バラードも秀逸。

名曲ひしめく中、インパクトがあったのは [Ghost Of Love]でしょうか。
HAREM SCAREMの名曲[CHANGE COMES AROUND]を思わせるリフ、胸キュンのメロディライン、80'sテイストともいえるサビのコーラス。
あぁ、そうそう。
オレってこういう曲が好きだったんだよなぁ。
やっぱメロディアスハードって素晴らしいなぁ。
シミジミと思うのだ。

今年のアルバムの中で上位に食い込むことが当然ながら、ワタシの大好きなメロディアスハードというジャンルの中では数年に一枚といえるような名作。
まさにメロディアスハードの復権を高らかにアピールしてくれた力作です。

ワタシの中で、現状メロディックハードなら、西のGOTTHARD と肩を並べて「東のDANGER DANGER」という位置づけまで一気に台頭するかもしれませんよ。

danger danger - ghost of love
(このサビ、どこかで聞いたような気がするのですが・・・思い出せない・・・気になる・・・)

  

Posted by テン at 07:40Comments(0)D

2009年12月24日

甘い甘い夜

クリスマスですね。
聖なる夜ですね。

宗教なんか全く関係なく、クリスマス!正月!ハロウィン!と騒げるニッポンって、平和でシアワセだなぁ・・・と、皮肉ではなくホントにそう思うよ。
ウチもプレゼント!ケーキ!肉!と、便乗してササヤカにクリスマスを過ごしますよ。

・・そうはいっても、クリスマス=恋人と過ごす=ロマンティック=ベリベリスイートな日!という流れには「どうしてこうなった・・・」という違和感、そしてバレンタインデーと類似した策略的ニオイを感じてココロの奥底にフツフツとした違和感が残るのですが・・・ま、ウチでもクリスマスケーキ食ったりするから同じだけどね。

さて。

先日、CDラックを整理してたら意外な発見があった! ・・という話を書いた。
コレも、その一つだ。

こんなアルバム持ってたんだな。
しかも、タイミング的にはピッタリだな。
・・・ってことで、引っ張りだしてみました。

BON JOVI [Please Come Home For Christmas]



・・・コレ、自分の棚にあったにも関わらず、手に取った時にジャケットに「げ!」というか「ケッ!」というか「・・・・・」というか、とにかくそういった「見なかったことにしよう」的感情で棚に戻しそうになった。
ジョン・・・いくらクリスマスの企画盤とはいえ、ジャケットのスイーツ度が高すぎではないかと・・・。

このジャケット、で、肝心の曲のムードも、BON JOVIというよりはジョンのソロのような印象を受けます。
いわゆるBON JOVI色は薄い。
オサレ。ムーディー。オトナのラブソング。

裏に[Cross Road]のジャケが広告的に刷り込んであるから、時期としてはその時期なんだろうな。
わりと楽曲が充実してた時期の曲なんだな。
実際のところ、悪い曲ではない。メロウで柔らかなラブソングだ。

けど、印象は薄いなぁ。
BON JOVIのバラードって結構クオリティ高い曲が多いから、企画盤ってことを抜きに同列で並べると・・・ちょっと弱いかな。

「ボン・ジョヴィ・サンタが君に最高のクリスマスをプレゼント!」というタタキが、なんだかコソバユイ。

クリスマス。
夜の漆黒と雪の白のコントラスト。
蝋燭の灯火。
暖炉の温もり。
愛する恋人と二人。
グラスに注がれるシャンパン。
メリークリスマス。
乾杯。

そんな人にオススメです。多分。
そんな夜を過ごしたい方、過ごす予定の方。是非。

で、YOUTUBEを貼ろうと思ったら、一曲目は名義が JON BON JOVI になってるね。
どっちなんだろね。
ちなみに映像もセクスィーでムーディーですね。

Jon Bon Jovi - Please come home for Christmas




Bon Jovi - I Wish Everyday Could Be Like Christmas Video

  

Posted by テン at 07:34Comments(0)B

2009年12月22日

あの夜が蘇る

ライブアルバムがニガテだ。

「あの熱狂が蘇る!」とかってタタキを見ると
「そうかそうか、あのライブ、良かったもんなぁ。じゃ、買います」
・・・と、単純に購入に至ってしまうことが多かったのだが、実際には「あの熱狂」「あの場」にいたから得られたものであって、ウチで聞いてもなんだかピンと来ないのだ。
なんだか「あの夜」を記憶に焼き付けるための思い出コレクション的なモノになってしまうのだ。

これはプロレス格闘技を現地観戦した後にテレビで見た時の「こぢんまり感」に通じるものがある。

だから、いくら自分が参戦したライブだろうが、ライブアルバムで「名盤!」ってのはワタシの中では少ないのだが・・・。
コレは名盤で聞く度に涙腺が緩むような感慨に浸れる数少ない作品だ。

BLIND GUARDIAN [TOKYO TALES]



1992年、名作[SOMEWHERE FAR BEYOND]のツアーだったと思います。

ワタシは名古屋港湾会館で参戦。
港湾会館は初めてだったし、一人だったから、自分で運転しながら、自分でチラチラと地図を見ながら、というキケン運転中・・・
現地に近づいたところで警備員の人が駐車場を案内して「コッチコッチ」と導いてくれたのだ。
「あぁ、BLIND GUARDIAN、警備員がつくほど混雑するビッグバンドになったかぁ」と感慨深く到着した駐車場には、カップルがワサワサ。
あれ?客層が・・・何か違う。
いくら売れてるといっても(いや、そんなに売れてない)、こんなラブリームードではないはずだ。
警備員さんに「ココ、どこ?」と聞くと「名古屋港水族館です。オープンしたばかりで混んでます」
・・・カップルが戯れる駐車場を怒り心頭で引き返し、到着した港湾会館駐車場がガラガラだった・・・という個人的エピソードは置いといて。

今まで参戦した数多くのバンド、数多くのライブの中で、間違いなくトップ3に入る出来だったこの日のライブ。
その場にいた観客は間違いなく「メンバーの一員」であり、「コーラス隊の一員」であり、「オーケストレーションの一員」だった。
アルバムを上回るクワイアを生で演出した。
ワタシを含めた全員が、その自負があるんじゃないかと思う。
ワタシを含めた全員が、ほとんどの歌詞を歌えてたんじゃないかと思う。
ある意味では、このアルバムの主役は、その日の観客だと思うのだ。

おそらくその空気を伝えるためだとは思うのですが、やや歓声を大きめに収録している感もあり、そのあたりは当時「編集過多」との批評もあった。
いいのだ。
その場にいた人間なら「いやいやいやいや、そうは言ってもソレ以上だったから全然問題ないす」と思うんじゃないかな。

収録された曲は、当時のベストセレクションに近い内容。
異様なまでのテンション、観客の大合唱、会場内の気温が何度上昇したんだ!っつー熱さ。

現在でこそ当たり前になっているが、観客の「ヲヲヲヲヲーヲーヲーヲー!」から導かれる[Traveler In Time]での「総毛立つ」「全身鳥肌」的感覚。
[Majesty]も、演奏してくれるかな、やっぱやらないかな・・・という不安の中で、あのイントロが流れた時の会場の爆発的興奮。
どちらも、何度聞いても、その感動は色褪せない。

現在でこそ、シンフォニック・壮大・緻密・ドラマティックといった印象の彼ら。
ワタシ個人としては、この頃のBLIND GUARDIANが最も輝いていた時期だと思うのだ。

初期~中期のベストアルバム的位置づけとしても必携。
現在の大仰な彼らしか知らない新世代にも必携。
「ジャーマンメタルの教科書」と揶揄(?)された彼らの集大成的アルバム=ジャーマンメタルかくあるべしという教科書でもあるのだ。

Blind Guardian Majesty (Live)
(このアルバムからのアップですので、ハンズィ動きません。すいません。)



Blind Guardian Traveler In Time (Live)
(おなじくハンズィ、動きません)

  

Posted by テン at 07:38Comments(3)B

2009年12月18日

夢・劇・場

先日、CDの棚を増やしたよ!倍になったよ! ってな話を書いた。

収納スペースが増えて、全部のCDMDが収納できたのはいいのだが、まだゆとりがあるせいで結構すき間ができている。
ビッチリとCDが収納されていて「ウムウム。ヨシヨシ。」という満足感に浸っていたのに、なんだか物足りなく思えてしまうのはゼータクな話だ。

さて。

CDを整理してて「おおー、こんなの持ってたか、オレ」的なプチ発見がいろいろとあった。
本棚を整理しながら「あったあった、こんなのあった」ってついついパラパラと眺めながら全く整理が進行しない・・・ってのと似た感覚だな。

そのなかで、一番驚いたのがこのバンドのCDだ。
1stと2ndがいいアルバムで、その後に買ったアルバムがイマイチで、その後は全く聴いてなかった。
・・・って思ってたら。
なぜか5枚もあったのだ。

そっか、一応追いかけたんだな。印象薄いけど。

ってことで久々に聴いてみました。印象薄いけど一般的評価が高い(確か)アルバム。

Dream Theater [Scenes from a memory]



DREAM THEATER といえば、プログレッシブかつ独創的サウンドで一世を風靡し(・・って、過去形にしちゃいけないな)、各界にドリムシ・シンドロームとすら言える一大ムーブメントが生まれることになった元祖だ。
一時期には「ドリームシアター的」っていう表現が乱舞してたっけな。
そんな中でも着実に、しかも他のフォロワーの追随を許すことなく独自の世界を構築してきた。
・・・という印象だ。それほど聞き込んでないから、違ってたらゴメンね。

なんつっても[IMAGES AND WORDS]での[PULL ME UNDER][ANOTHER DAY]の印象が強い彼ら。
その後のアルバムでは世界観が崇高すぎてついていけなくなってしまったのだ。

改めて、[Scenes from a memory]を聴いてみたんですがね。
なんつーか、アルバムの存在自体が一大絵巻ですね。
曲単位で楽しむってものじゃない気がします。
BGMにするのではなくジックリと対峙すれば、「お、ここスゲェ」「お、今のパートは!」って耳を惹きつける要素は多いけどね。

で、インストパートでは特にテクニカルな要素が強くて、おいてけぼり感がある。
ま、ワタシが理解できてないだけだが、楽器を操る方々が聴けば、そのレベルの高さを楽しめるんじゃないかとは思います。

あと、ヴォーカルであるジェームス・ラブリエの声が生理的に合わないんだな。
コレばかりは好みだから仕方ない。
上手い・下手の議論じゃないから、好きな方々にはゴメンね。
以前に「ラルフ・シーパースの声が合わない」ってな話を書いたが、それに通じるのだ。

時にはゲーム音楽的だなとすら思えるパートもあったりします。

コレなんかは典型的で、源平討魔伝「ありがたや~」「諸行無常」って声が聞こえてきそうです。



あまり「プログレ」という世界に詳しくないですが、この世界がプログレなんでしょうかね。
Symphony X とか Shadow Gallery あたりの「プログレ」は好きなんだけどなぁ。  

Posted by テン at 06:18Comments(3)D

2009年12月16日

「結婚っていいもんだ」

「結婚してから“結婚ってこんなにいいもんなんだな”と気付いた。もっと早くしていたら、もっといい選手になっていたと思う」

先日、ワタシが大好きな中日ドラゴンズの井端選手、そして報道ステーションの頃に大好きだった河野さんが結婚式を挙げられたそうな。
そのときの井端選手の談話だ。

カッコいい。
カッコいいヒトが言うと、サマになるなぁ。
個人的思い入れもあるから、感慨はヒトシオだ。

結婚にしても、出産にしても、大きな人生の転機だ。
視点がガラリと変わり、生活もガラリと変わり、運命も大きく動きだす。

子供については、前にも書いたけど「絶対子供生んだほうがいいよ!」とは思わない。
時間・金銭・ココロの余裕など失うものも大きいし、全てが子供中心の生活になるし。
それでも「いたらいたで面白いよ」とは思うし、ワタシのように趣味の時間を割いてでも子供と過ごしたい!って人には悪くない生活かもしれない。

で、結婚については・・・。
我が家では、結婚当時から
「結婚して良かったか、この人でどうかなんて、棺桶入る寸前じゃないと判断できないよね。」
「夫婦っつっても、所詮は他人が生活を共にするわけだからね。お互い妥協だよね。」

ってのが二人の共通認識だ。
コトバにすると冷めてるように見えるが、そうでもない。
情熱的に愛し合って結婚!っつーよりは、ヌルめの適温を保ちつつ結婚~大きな感情の変化も少なく現在に至るってとこだろか。
だから、結婚10周年を迎えても「特に感想ナシ」と、大きな盛り上がりもないのかもしれない。

ちなみに、ワタシは結婚を機にアニメ・ゲーム・プロレス・メタルという「オタク四本柱」ともいえる自分の趣味からアニメとゲームをバッサリと辞めた。
「続ければいいじゃん」と言われたが、最初からそのつもりだったからいいのだ。
メタルとプロレスは・・ま、ライブとか観戦とかを控えれば迷惑かけない程度に細々と楽しめるからね。
特にHeavyMetalについては「オレの血であり肉だから譲れないんで、迷惑かけない程度に楽しみたいと思うのでヨロシク」ってことは話してたし。

「好きなヒトと一緒になる」という以前に、「他人が共同生活をする」という覚悟・リスク・妥協・・・そういうものを持って結婚したから、井端選手のように堂々と公言できるってスゴイなぁと素直に思うのだ。

「結婚して良かった!」とお互いに言えるためには、ちょっとした気遣いが必要だよね。
ワタシも「これだけは気をつけて接しよう」と思ってることがいくつかあるし。
きっと奥様もそうなんだろう・・・と思いたい。

が、お互いさまではあるが、オトコ目線オンナ目線ではいろいろ考え方も違うだろなという心配もあるのだ。

そんな中・・・・気になる記事を見つけたのだ。

グーグルで検索するとき、文字を入力してると「探してるのコレですか?」という予測変換が表示されるの御存じですか?
今までの検索されたキーワードで予測してるんでしょうかね。
ちなみに「高山」って入力するだけで「高山 観光」「高山 グルメ」「高山 ホテル」といった候補が表示されるのだ。

で。

「妻」と入力すると・・・



「夫」と入力すると・・・



ま、ノーコメントですけどね。
自分にいろいろな思いがあっても、オトコ目線とオンナ目線は違うもんだな、と思うわけです。改めて。
・・・「妻 謙譲語」が泣ける。
  

Posted by テン at 07:54Comments(2)雑記棚

2009年12月14日

身を預けてしまいたい

ジックリと音楽を楽しみたいときがある。
音楽がカラダに浸透してくるような感覚がスキで、キモチが穏やかな時にシンクロ率が高くなったときの高揚感はタマンナイ。

逆に、とにかく音の洪水に身を預けてしまいたいときもある。
何も考えず轟音の中に埋もれてしまいたくなる。
仕事でどん底の中にいるときとかね。
家庭内不協和音のときとかね。

最近、仕事で大きな転機があった。
それによって自分の生活がどうのこうのというレベルではないのだが、キモチか繋ぎきれなかったり、モチベーションが急激にブレたり・・・といった状況だ。
そんなときに、思い出すのだ。このアルバム。

METALLICA でもメロディアスすぎる。
Children Of Bodom でも軽い。
IN FLAMESSLAYERでも何か足りない。

そんな時。
年に数回だけだけど登場してくるのが彼らのアルバムだ。

VADER [Litany]



ポーランド出身。
カテゴリとしてはデスメタルと呼んでいいでしょう。
かの惨劇の地ポーランドからこういった破壊力を持ったバンドが生まれたことに因縁めいたものを感じるのは私だけでしょうか。

恥ずかしながらハッキリとカミングアウトしますが、それほどVADERが大好きなわけじゃないので、何枚目のアルバムかも知りません。
それでも、ワタシにとっては重要なバンドなのです。

大砲をマシンガンの速度で撃ち込んでくるかのような圧殺力とアグレッション。
問答無用にブラストビートを刻むギター、破壊力抜群のツーバスを刻むドラム。
ただ乱暴なだけでなく、緻密な計算すら感じさせる音のカタマリ、音の洪水。
どの曲がイイ、どの曲がイマイチとかいう議論を全く必要としない。
ただひたすら轟音に沈み込んでいく快感。

聞かないときは全く聞かない。
ただ、時々カラダが求めるとコレしかない。
そんなアルバムなのです。

そういえば、「デスメタル」とカテゴライズしましたけどね。
とらえ方によっては「スラッシュメタルの究極形態」といっても過言ではないですね、コレは。

METALLICA/SEPULTURA/SLAYERあたりがお気に入りの方なら聞けるんじゃないでしょうかね。

[WINGS]


  

Posted by テン at 07:35Comments(0)V

2009年12月11日

渾身の一撃

アルバム[Who We Are]1997年。ヴォーカルの橋本が脱退したのが1999年
思えば、そのころから彼らの音楽から離れてしまった。

その後、時を経て・・・
昨年の橋本復帰。さらには[The Final Day][Life Until Deaf]の再現ライブ。
そして彼らは帰って来た。
メンバーの復帰とかリユニオンとか、そういった感傷は一切不要のアルバムを引っさげて。

OUTRAGE [OUTRAGE]



初期のスラッシーな轟音。中期のパワーメタリックな突進力。時折見せるパンキッシュな爆発力。
ファンが期待するものが詰まっているのに、「懐かしい」というノスタルジックな空気は皆無。

乾坤一擲。
威風堂々。

この4人だからこそ出せるもの、最も得意なものと確信に満ちた信念を濃密に集結し一気に爆発させた印象です。
その放出されたエネルギーだけでも空気が震えるようなチカラがあるのに、まだまだ内包した熱気を孕んでいる。
余力を残したかのような余裕を感じさせる風格。
想像していた以上にスケールアップして帰って来てくれました。

橋本のヴォーカルは10年近いブランクを全く感じない・・・どころか、声量がアップしてんじゃないかと思います。
サウンドも現代風になっているものの、モダンという空気ではない。
何も変わっちゃいないのに、生まれ変わった!という衝撃を受けるのです。

METALLICAの新譜を聞いて、過去の幻影を振り払えないままに「けっこういいよね。今回」と自分に言い聞かせるように納得しようとしてた。
昔とは違うんだから、現在進行形で評価しないとダメだろと自問自答してた。
そんなグダグダを叩き潰すかのようなアルバムだ。
最近のスラッシュ大御所勢に感じていた違和感を一気に振り払い、「そうそう、コレが足りなかったんだよ!自分に言い聞かせる必要ないんだよ!」と思えるのだ。

カタマリで襲ってくる、「Heavy」な音塊。
ザクザクと鋭利、「Metal」なリフ。
そう、単純なハナシなのだ。

[The Final Day][Life Until Deaf]あたりを愛するワタシとしては、もう少しメロディックな要素があれば嬉しかったな、とか。
ちょっとダレるトコがあるな、とか。
気になる点は無きにしも非ずだが、それは言うまい。
・・・っつーか、コレで何の不満が言えるのだ。

オープニングを飾る[RISE]
スラッシーなアグレッション、ガッツ溢れるメロディ。緩急をつけた構成。
「あのアルバムっぽい」「あの曲っぽい」というコトバが脳裏をよぎるものの、そんな理屈を全てペシャンコにしてくれる。
新生OUTRAGEを象徴するようなナンバーだ。
歌詞も素晴らしい。
♪Die Hard ! bring him back to life again!
♪Time to rise , rise and shine

「今さら、この音?こんなの昔の○○とか××で充分じゃん。」と笑われるかもしれない。
懐古主義のオッサンと言われるかもしれない。
いいのだ。それでも。

理屈抜き。
あの時代を生きてきた人間にとって、「コレなのだ」と刷り込まれた本能を呼び覚ますこと間違いなし。

国内チャートで見かける、なんとなく「バンドっぽい」形態のJ-POP/J-ROCKグループとは一線を画す、世界という枠で語ることができる数少ない国産HeavyMetalバンドの渾身の一撃。
日本が海外に誇れるアルバムだと思います。

OUTRAGE / RISE
※最初の数十秒は静かで、その後一気にスパークします。音量注意。


  

Posted by テン at 07:38Comments(2)国産

2009年12月09日

アニソン、その魔力

【注】
本日のオハナシには、アニメ・特撮といった一般的成人には疎遠される要素を含みます。
アニメソングとかに興味のない方、オタクと呼ばれる要素に縁のない方は不快・軽蔑・侮蔑・失笑の思いを抱く可能性があります。
お気をつけください。

っつーか・・・ハズカシイから、できればスルーしてほしいんですが・・・。

でも・・・書かずにいられないテンションだから、書いちゃうのだ。

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先日、4歳のボウズが「おとーさん、トミカのレスキューファイアーの歌が聞きたい」と言い出した。

ボウズはプラレールだのミニカーだのいわゆる「車輪モノ」には一切興味を示さない。
だから非常に違和感があるリクエストだった。

ワタシ「オマエさぁ、トミカ嫌いやったろ?」
ボウズ「あのな、オレな、○○くんちでトミカのレスキューファイアー見てな、歌がカッコよかったんやさ」
ワタシ「ナニ?歌だけ聞きたいんか?」
ボウズ「そうなんやさ。オレな、トミカは嫌いなんやけどな、歌は好きなんやさ。」

さっそく、YouTube

で、愕然とした。
ワタシ「・・・コレ、すんげぇカッコイイんじゃね?」
ボウズ「そうやろ!オレもそう思ったんやさな。カッキーよな。」

個人的衝撃度でいうと、「勇者王誕生! 」以来・・・っていうと分かりにくいわな。

:
:
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ワタシはアニメファン・・・というよりは、アニソン・特ソン(っていうのか?ま、特撮ソングだ)のファンだ。
いや、結婚し子供が生まれ自分の時間が制限される現在は、さすがにメタルを追いかけるので精一杯だから、残念ながらファン「だった」と言わないといけないか。今でも大好きなんだが。
耳になじむメロディ。
明朗快活なサビ。
尋常ではない高揚感。
シンガロング誘うコーラス。
ツボにはまると、何度も何度も繰返し聞きたくなる。・・というか、聞かずにいられない中毒的魔力
この魔力、通じない人には全く通じないというのが難点で、通じない人には「なにやってんの」的視線を浴びるのだが。
このあたりはHELLOWEENに代表されるジャーマンメタル勢にも通じるものがあって、HELLOWEENを「アニメ・メタル」と呼んでた評論もあったほどだ。
もう一つの難点は「飽きやすい」ってことだろか。

カラオケで洋楽とかが充実する以前はひたすらアニソンだった。
知人だろうがお客様だろうが「ディバイディング・ドライバー!」「ヴァジュラオン!アーク! 」「六神合体!」などとシャウトすることがヨロコビだった。
どんだけ冷たい視線を浴びようが気にならかったもんだが・・・
最近はちょっぴりオトナになって、残念ながら社会的立場っつーのも見え始め、空気を読むようになってしまった。オトナってヤダヤダ。
そんなわけで、なかなか歌えないのがクヤシイのだが。

さて、冒頭のレスキューファイアーを歌うのは、その界隈では知らぬものはいない JAM PROJECT
「21世紀へ古き良き“アニソン魂”を残したい」
「結成当時のアニメ・ゲーム主題歌などに話題のアーティストによるタイアップ曲が起用されるという風潮に疑問を感じた」

・・・で、結成されたJapan Animationsong Makers Project の略だ。(Wikiより)

この志がウレシイじゃないか!

で、この志に加え、メンバーにはワタシの大好きな影山ヒロノブに遠藤正明に奥井雅美。以前には水木一郎や坂本英三。
そりゃ、思い入れタップシだ。
JAM PROJECTといえば、個人的には[SKILL][GONG][VICTORY]あたりが好きだ。
が、最近は特に追いかけてたわけでもなかったから、どんな曲がリリースされてたか知らなかった。

このレスキューファイアーは、これら名曲に勝とも劣らぬ新時代アニソンのバイブルだ。アンセムだ。(おおげさ?)
消防士のハナシなのに、鎮火どころか火に油。燃えろ燃えろ燃えろモットモットモット。そんなイキオイだ。
新しいバトルスピリッツのオープニングもいい曲だが、それが霞むほどだ。
魂がフツフツと煮えたぎり、自然とコブシを固め、行き場を失った衝動が体内を駆けめぐり、血流は沸き上がり、爆裂的にバーニングソウルして、スパーキン!したくなる。
久々の感覚だった。

この感覚をボウズと共有できたこと、同じ曲で感動できるのってすばらしい!と「遺伝」の偉大さを感じるのだ。
この感覚は、奥様はムスメには分からないのだ。きっと。「ナニソレ」と言われるのだ。
でもいいのだ。
車の中でボウズと2人になったら、叫ぶのだ。
「MOTTO!MOTTO!」
「ファイナルレスキュー!!!!」




レスキューファイアー OP



【JAM Project Live2009】 レスキューファイアー

  

Posted by テン at 07:45Comments(2)

2009年12月08日

タビタのパン

パン好きなヒトなら、オレも行った!ワタシも行った!という方、多いと思います。

かくいうワタシも、以前開田に行った時は「和和ぱん」だけでタイムアウトだったから、行きてー!と思いながらも、方面的に「ついでに」ってワケにはいかないので、なかなかチャンスが無かったのだ。
で今回、意を決して「ヨシ!雪が降る前に行っとこ!」と思い立った。

タビタのパン(開田高原)



以前、「くうねる」というお店の話の時にも書きましたけどね。

パン屋の佇まいというかシチュエーションって、ウキウキ感ドキドキ感の一部だと思うんだよね。
細い道を登っていくと小高いところにポツン。
この、「道から逸れてクネクネ、ポツン」ってシチュエーションがイイのだ。
そこに辿り着いただけでウキウキ感が沸いてくるのだ。

タビタのパンもそのシチュエーションだ。
地図を片手に、砂利でガタゴト揺れる道を登っていく。(ウチの車にはナビがないので地図です。いまだに。)
「ホントにいいのか?コレで?」と思ったそのときに「もうすぐです。あきらめないでね」という看板が。

で、到着。
ヤギの出迎えにコドモたちは狂喜乱舞。

ついでに、カエルの看板もお出迎え。



タビタのパンは、パン屋というよりは山小屋といった趣だ。
こんな立地でも、既に7~8人の小グループが先客でパンを物色中。小さいスペース、少ない品揃えだから、「俺の分、残しとけよ。オイ、オマエ、特にソレ、残り少ないから手をつけんな。」と祈るようなキモチで先客を見つめる。

順番、来る。

ドッシリとしたパンが4~5種類くらい、クッキーっつーかスコーンっつーか、そういうのが2種類。
パン、全品購入。
スコーン、チョコとプレーン。
ムスメの「チョコチョコチョコ!」という声を無視して、プレーンを購入。
だって、プレーンの方が素朴で好きだからさ。

パンは、無骨で無愛想ながらも慈悲に満ちた・・・といった感じでしょうか。
朴訥、実直、素朴。
飾りのない温もりが伝わってくるのだ。
最近は結構パンもデコレーションされたりしてて、見た目が「うわぁ!」的パンも見かけるわけですが、ワタシはそういうパンでウキウキドキドキ感は生まれない。
純朴なパンにこそドキドキしてしまう。

子ども向けのパンが無かったので子供たちは残念そうだったけど、こういうパン屋さんには心底頑張ってほしいと思うのだ。


そういえば。
ワタシの後からきた年配の夫婦の旦那様がですね。

旦那「このパンって日持ちするの?」
店の人「そうですね、多少は大丈夫です。」
旦那「なんだ。日持ちしないって言ってくれないと、添加物が入ってるみたいで真実味がない」
店の人「いや、一部のパンは乳酸菌が入ってて、そのおかげで・・」

とか

旦那「このミルクのスコーンって、外のヤギのミルク?」
店の人「いや、ヤギはまだお乳が出ないので」
旦那「なんだ。外にヤギがいてミルクって書いてあれば期待するじゃないか」

とか。

あー!もー!ウルセー!
ゴタク並べずに買え!食え!それから述べろ!

さらにこのオッサン、帰り際には自分のポッケから古びたリンゴを取り出し、勝手にヤギの足元へポイポイ。
(手でリンゴをパキパキと割ってたから、ソレはソレですごいが)
そして「はよ食え」的な恩きせがましいセリフを吐いて、去って言ったのだ。

せっかくのウキウキ感が一気に台無しになって、気分を悪くして帰路についたのでした。

  

Posted by テン at 07:32Comments(4)食記棚

2009年12月04日

三周年なのに・・・

2006年12月4日のブログ開設から三周年を迎えてしまいました。

なんだか・・・・早いなぁ。
単純計算でワタシも三歳トシを重ねたわけですか。あー、ヤダヤダヤダヤダ。

何度か書いてることですが、このブログ、元々はビジネススキル向上&文章力向上&語彙増強が目的でした。
好きなこと書いてりゃ、それを表現して伝えるためにいろいろ工夫するようになるだろなと思ってました。
結果として・・・回数を重ねれば重ねるほど意気込みも文面もアバウトになって「ま、いっか」「こんなもんだろ」的あきらめムードが漂いだしたことは皮肉なもんです。

一応、単なる「日記・メモ」じゃなくて、他人サマに見られても恥ずかしくないような「文章」にしようと気をつけてはいるものの、さすがに三年も書いてるとパターン化、マンネリ化は不可避。
パターンにハマるのはイヤだなぁ・・・と思いつつ、壁を破れないでいます。

そんな時、やっぱり他の方のブログは参考になるなぁ。
別に何するわけでもないけど、何気なくブックマークから「ひだっち」をクリックしてウロウロしちゃうもんなぁ。
お気に入りのブロガーの方の記事を読むのも、すっかり朝の日課だし。

ブログで「交流」とか「オフ会」なんて絶対ムリ!ヤダ!
・・・って思ったのに、オフ会に出たり、遠方の方と知り合えたり。
ガリガリガリクソン風ニートから、ちょっぴりオトナの階段を登ってる気分です。

なんだかすっかり生活の一部だなぁ、ブログ。
・・・生活の一部とはいえ、家族および同僚および友人にはブログの件はナイショ
ワタシの素顔を知ってしまった数少ない方々、くれぐれもご内密に・・・。
バローとか、図書館とか、さとうとかでメタルTを着た子連れのオッサンがいても見なかったことにしてください。

そんなわけで三周年を迎えたのに全く進化しない駄ブログですが、いつも見てくださる方、たまに見てくださる方、とにかく皆様に感謝感謝です。

で、自ら進歩の度合いを測るために、初回&一周年&二周年と同じアルバムを取り上げてきたわけですが・・・
全く進歩ないし。
さすがに飽きたし。
さすがに見てるかたもウンザリだろうし。

今回は同じバンドですが違うアルバムにしとこう。

ANGRA [HOLY LAND]



ANGRAといえば、アルバムなら[ANGELS CRY][REBIRTH]
そして曲なら[CARRY ON][NOVA ERA]
こう答える人は多いと思います。ワタシも大好きだし、ヒトサマに勧めるなら当然そうなる。

が。

ANGRAで一番好きなアルバムは? と聞かれれば [HOLY LAND] なのです。

[ANGELS CRY]の衝撃が冷めない中でリリースされた2nd。
流麗華麗クラシカルなヘヴィメタルという一番得意なフィールドから一歩踏み出した意欲作ですね。

疾走感と派手さは控えめ。
全編を支配するのは民族音楽的な彩りと静かな緊張感。

その緊張感は、ROYAL HUNTの名作[PARADOX]での息が詰まるような緊張感とは一線を画したもので・・・・凪の水面のような静けさを湛えている、といいましょうか。
明鏡止水
そんなコトバが脳裏をよぎるのです。

そして時々顔を見せる不可思議なリズム&パーカッションとプログレッシブな薫り。
これは彼らのルーツであるブラジルのムードでしょうか。

[Z.I.T.O]のような典型的メタルチューンも配置されてはいるものの、アルバムのエッセンスにすぎない。
曲単位で言えば、この[Z.I.T.O][NOTHING TO SAY]が従来のANGRAのイメージに近いこともありインパクトはあります。
が、やはりハイライトチューンは[Carolina IV]でしょう。
ANGRAらしいスピード感と、新しいトライバルな空気が目まぐるしく交錯して構築されていく大曲。
美しくて瑞々しいのです。
曲の構成も。メロディも。アレンジも。
ワタシの中では、アンドレ・マトス在籍時のANGRAの世界の「完成形」だと思うのです。

1stアルバムのインパクト、そしてエドゥ加入後も素晴らしいアルバムをリリースしていることもあって、なんだかこのアルバムの評価が低い気がするんですよね。
実はコレこそがANGRAの原点であり、ブラジリアンメタルバンドとしての誇りなんだろなって思ってるんですが・・・。

ってことで四年目に突入する「ヘビメタパパの書斎」。
・・・今にして思えば、軽々しくつけたブログタイトルだな。
・・・ヘビメタってコトバ、キライなんだけどな。
・・・文字で書くとハズカシイな。
・・・やっぱ知り合いには教えられないな。
・・・そんなわけでヒッソリと四年目も続く。
・・・のか?


Angra - Carolina IV

  

Posted by テン at 07:41Comments(5)A

2009年12月02日

サンタにも都合があってだな

あぁ、12月だ。師走だ。

あぁ、クリスマスが近い。キリスト教徒じゃないけど。

そろそろ「サンタさんに何をお願いしよっかな」というコドモたちの願いをサンタさんに伝えねばならない。

サンタさんにも都合がある。
値段とか。
在庫とか。
納期とか。

ウチでも早めにサンタさんへのリクエストを聞いている。

年中のボウズは、単純なもんだ。
「シンケンジャーのな、サカナマルっていう刀がな、ほしーんやさ。あとな、たぶんな、二個は無理やと思うけどな、シンケンゴールドの服も欲しいんやけどな、無理やと思うんやさな」

サカナマル、決定。

問題はムスメだ。
昨年のクリスマス前から「DS!DS!」と言い続けて、サンタさんに届く前にサンタさんの思惑と都合で

ワタシ「DS売り切れかもしれんでな、売り切れやったら何にする?」
ムスメ「売り切れやったら、ピンクのドレスやな」
ということで、ピンクのドレスをお届けしてもらったのだが、それを開封した時の「DSじゃなかった・・・」という無念と落胆の表情は脳裏に焼きついているのだ。

で、その後から「次のクリスマスは絶対DS!」と、しつこいのだ。
一部の友達が持っていて一緒に遊んでたら欲しくなったらしいのだが、一年生の女の子だから、まだ持ってる子の方が少ない。(と思う)

ワタシと奥様は知っている。
プリキュアマックスハートの変身のヤツとか。
プリキュアスプラッシュスターの変身のヤツとか。
プリキュア5ピンキーキャッチュとか。ドリームコレットとか。

じーちゃんばーちゃんに買ってもらっても、その手のチマチマと遊ぶものは、すぐ飽きるのだ。

ウノとか、トランプとか、人生ゲームとか、すごろくとか、オセロとか、そういうものは結構遊ぶのだが。

DSなんか買ったって、すぐ遊ばなくなるであろうことは想像がつくのだ。

その前にサンタさんにもらった「キュアレモネードのパジャマ」は、成長してピチピチなのに未だに冬になると「レモネード!レモネード!」って言うから、そういう実用的なモノがいいんじゃないかとサンタさんは思うわけです。

そこで、今回は違う手法で他のルートへ導こうとしているのだ。
ワタシ「おまえは食べることが好きやろ。作るのも好きやろ。誕生日に買った「かき氷作り器」、今も使うやろ。そういうヤツにしたらどうや?」
ムスメ「うーん、それいいね!DS売り切れやったら、それ頼むか!」

で、クッキーだのチョコだのドーナツだの、いろいろと子ども向けのクッキングトイ(っていうのか?)をホームページで見せる。
で、一番食いついたのが「クレープ」を作るヤツだ。
ムスメ「コレにした!これお願いする!」

よしよし、それなら使いそうやな。それ、サンタさんに頼んでみよう!

ムスメ「でもな、一番がDS、二番がたまごっちID、三番にクレープやな」

・・・コレ、クレープにしたら昨年の無念の表情がデジャヴのように再現される気がしないでもない。
  

Posted by テン at 07:36Comments(9)子供たち棚