ヘビメタパパの書斎 › 2011年10月
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2011年10月24日
【終盤戦】鋼鉄の宴 2011
さて、いよいよ「体力の限界!」という千代の富士の会見が脳裏をよぎる後半戦。
一番の目玉であるUNISONICが終了し、精神的恍惚と風前の灯火ボディを抱えつつ、期待のTRIVIUMが始まります。
8. TRIVIUM
UNISONICですべての情熱を放出して脱け殻状態ではあったものの、TRIVIUMも今回の楽しみの一つだ。
前述の知人女性とはここで別れ、気力のみでTRIVIUMステージへ向かいます。
UNISONICのライブ中、ワタシに前列を譲ってくれたHさん。ありがとう!!
実は今回、TRIVIUMのライブに参戦するにあたり、ココロに決めていたことがある。それは
「KIRISUTE GOMEN を演奏してくれたら、サークルピットに飛び込もう」ということだ。
昨年、3INCHES OF BLOODで軽いキモチでピットに突入して簡単に弾き飛ばされ、その後はサークルピットに嫌悪感を抱いていたのは昨年の記事を見て頂ければ分かると思う。
今年も、ことあるごとに発生するピットは「どっか専用のトコ作って回ってろや!」「まわりを押し出したりして迷惑かけんなや!」「でも、ピット周辺は回転風圧で涼しいよね!」という思いがありつつも、「昨年のリベンジをしないと帰れない」という思いもあった。
そう、[KIRISUTE GOMEN]でのサークルピット突入は、今年自分に課した「炎のさだめ」であり、自分が背負った十字架だ。(←おおげさ)
そういうわけで、疲労困憊のカラダを引きずってアリーナ前方へ。
そしてあのイントロから[IN WAVE]がスタート!!
この曲、ネットで公開されて最初に聞いたときは「・・・うーん」と思った。[ANTHEM][KIRISUTE GOMEN]といった直線的メタリックチューンが好きな自分には、重すぎた。
が、何度か聞くうちに、ヘヴィな混沌とそれに混在するメロディがクセになってきた。TRIVIUMの今後の道標を示す曲だなと思う。
ライブでは、その混沌が圧力として観客席に降り注いでくる。
押しつぶされそうな音のカタマリ、その後に導かれる美しいハーモニー。
シビれる。
中心人物であるキイチは、細身のカラダ、シャープな顔つきからは想像できない力強いヴォーカルを披露。クリーンもスクリーモもパワフル!
その存在感は浅尾だ・・・メタル界の浅尾拓也だ・・・と思いながら眺めてました。(ココ、例えが分かるヒトだけついてきてくれればよいです)
すべての体力を消耗していても、何かが漲ってくるような感覚。
TRIVIUMのすべてを知るほど詳しくはないので詳細は避けますが、新しいアルバムからは思ったより少なかったかな。
[Ignition][Down From the Sky]といった分かりやすいチューンを中盤に配していたのも効果的。
さて。
こうなると[KIRISUTE GOMEN]の演奏、そしてどうしても聴きたい[ANTHEM]の演奏がどうなるかが気になってくる時間帯だ。
キイチの「イッショニウタッテクレ!!」的MCで、「これは・・・どちらかが来る!」と確信。
そのMCから導かれたのは・・・KIRISUTE GOMEN!!
イントロが爪弾かれ、アリーナに巨大な台風の目のようにスッポリとカラッポの空間が形成される・・・。
さぁ。もう覚悟を決める時だ。「ポッケのスマホ、大丈夫かな・・・メガネ、折れねーかな(←過去にメタルカラオケで折った苦い記憶あり)」と冷静な不安が脳裏をよぎる
そのカラッポの空間はドンドン巨大化し・・・
そして切り込んでくるリフ!同時に全員が空間に向けて走り出す!ワタシも突撃!行ったれやー!!
汗まみれのオトコが衝突する衝撃が心地いい。
モミクチャになりながら、今度はその人の流れが一気に超巨大サークルピットと化す。
走る!走る!「KI-RI-SUTE-GO-ME-NNNN!!」と叫び、拳を振り上げながら走る!
中盤の間奏でいったん流れが止まり、ヘッドバンキング。そして再加速!
・・・走りきったよ。俺、走りきったよ!・・・と「さようならドラえもん」における、のび太の「勝ったよ・・・ぼく・・・」の心境に近い満足感が全身を満たす。
結局[ANTHEM]は演奏されなかったが、昨年のAVENGED SEVENFOLDに抱いたような「こんな素晴らしい若いバンドがいる」ということを嬉しく思った。
もう「新世代の旗手」というよりは中堅どころだが、ヘヴィな音を求める若い世代と、メロディを大事にしたい我々世代、共に満足させてくれたと思います。
個人的には UNITED / UNISONIC と並んで今回ベスト3に入るライブでした!
KIRISUTE GOMEN・・・2008年のライブより。やっぱり破壊力ある曲だね。
9. THE DARKNESS
UNISONICの興奮、TRIVIUMでのピット突入で、ホントにHP1。瀕死の状態。
とりあえずビールを補給しないと・・・HP0で「ただのしかばねのようだ」と化してしまう。
ビールを求める魂が脱け殻と化したカラダを引きずっていくかのように売店へ。ビール・・・ビール・・・。
で、ビール補給。で、おかわり。そのおかわりを持って、スタンド席からTHE DARKNESSのショウのオープニングを眺める。
一曲目、[BLACK SHUK]!
♪ジャージャジャッジャー!ジャージャジャッジャー!というイントロで再びテンションが上がる。
そう、この日ここまで、この「ノリ」がなかったんだ。
ビールを飲み干し、「アリーナ・・・アリーナ・・・」とHP5くらいにしか復活していないカラダを引きずってアリーナへ。
ジャスティンのファルセットボイスは全く衰えていない。
そして個性的なファッションも「あのジャスティン」そのものだ。そういや、髭男爵風の「クルリンひげ」してたな。
そのパフォーマンスの一挙手一投足に目を奪われ、グイグイと引き込んでいく。
こういう華やかなブリティッシュハードは、フェスティバル向きだと思う。
観客との掛け合いは、ジャスティンの声が出すぎてて、やや空回りの感はあったけど・・・。
大好きな[One Way Ticket]も盛り上がったし、[I Believe In A Thing Called Love]での「ギッター!!」という叫びも完全再現。
最後の方で、「俺たちの出番はもうすぐ終わるけど、ARCH ENEMY と LIMP BIZKIT と WHITESNAKE がいるから!」と、敢えてリンプと白蛇を逆にしてくれたのは、彼らなりのメッセージ・・・だと思いたい。
楽しいライブでした。
・・・けど、いかんせん体力が・・・実は3割くらい記憶がない。
UNISONIC~TRIVIUMの流れがあって、次がARCH ENEMYってことで、休憩してた人も多かっただろうと思われ、アリーナの人も少なめだったような。
Black Shuck・・・復活後のライブより。そうそう、このヒゲ、このアクションだったよ。これはテンション上がるよね。やっぱり。
10. ARCH ENEMY
さて、このあたりから体力と比例してレポも短くなっていくのではないかと・・・。
THE DARKNESSに満足し、ARCH ENEMY ステージへ。
実は今回、ARCH ENEMYのライブに参戦するにあたり、ココロに決めていたことがある。それは
「ENEMY WITHIN を演奏してくれたら、サークルピットに (以下略)
そういうわけで、疲労困憊のカラダを引きずって(以下略)
・・・とはいえ、その曲をやるなら終盤だろうということで少しづつ、ホントに少しづつ中心へと歩を進めていきました。
[Ravenous][Dead Eyes See No Future]あたりが演奏され、「さあ、盛り上がってきた!!」というムードの中、前方まで進みます。
さすがミスターラウドパークことマイケル・アモット率いるARCH ENEMY。
TRIVIUMの圧力とはまた雰囲気が異なる緊張感が会場を覆っていましたね。
慟哭のメロディは圧巻でした。
アンジェラ嬢の存在感もさすがだった。
ただ、疲労困憊だったから冷静に聞いてたトコもあるんだけど・・・楽器隊の緊張感に対して、アンジェラの歌唱は「個性」を越える何かが足りないような。
なんというか・・・力強さが漲ってるのに、印象が平べったいというか・・・うまく表現できないな。
こんな美女がARCH ENEMYにねぇ・・(苦笑)→強烈なデスヴォイス→スゲー!・・・という加入時のアドバンテージは、既に消失してると思うので、マンネリ化しないといいんだけどなー、と。
そして[We Will Rise]を経てラストを飾った曲は・・・・[NEMESIS]でした。
期待の曲ではなかったけど、これも外せないわな。
とはいえやっぱり、[ENEMY WITHIN]聴きたかった・・・ということで、ピット突入は自重。[NEMESIS]のピットもデカかった!
いろいろ思うところはありつつも、会場の一体感はこの日トップクラスだったのではないでしょうか。
改めてARCH ENEMYの日本での人気を再認識しましたね。
これまた充実したパフォーマンスでした。
NEMESIS・・・なんだかんだいっても、今となってはアンジェラあってのARCH ENEMY。
11. WHITESNAKE
ホント、もうダメ・・・動けない・・・でも・・・ダグを見ないと・・・ということで、再びアリーナを移動。
後方の、それほどギュウギュウじゃないスペースに陣取り、登場を待ちます。
そして、デヴィッド・カヴァーデル登場!相変わらずセクシーだ!
マイクスタンドを操り、それを股間に立てて・・・・というパフォーマンスがココまで似合うのは彼しかいないんじゃないかと。
ダグ・アルドリッチはワタシとは逆サイド。すっかり落ち着いた感があるな。
目の前にはレヴ・ビーチ。
新譜からの[BEST YEARS]をオープニングに配し・・・
[GIVE ME ALL YOUR LOVE]!
[LOVE AIN'T NO STRANGER]!
そして待望の[IS THIS LOVE]はサラリとこの位置で演奏。
で、徐々に違和感を感じ始める。
かなりキーを変えているようだ。ほとんどの曲で。
「HELLO!! TOKYO!!」「YEAHHHHH!!」シャウトは艶っぽくエネルギーもあるのだが、歌メロは原曲キーでは追えない・・・いや、歌えないことはないけど、無理しないようにしている・・・ってとこだろうか。
10年前のカヴァーデルを見ているからこそ、なんだか切なくなってくる。
10年ぶりに聞く[IS THIS LOVE]に抱いていた幻想も、静かに溶けていくような気分だった。
そして[FOREVERMORE]をシットリと歌いあげるカヴァーデルの姿がスクリーンにアップで映しだされると、刻み込まれた皺が「・・・老いたな」という印象を増幅させます。
とはいえ、名曲の数々が色褪せるわけではなく、[HERE I GO AGAIN][STILL OF THE NIGHT]のラストの畳みかけは「歴史を重ねたきたバンドは、やっぱり強いな」と実感。
そして、単独ギターソロで会場の視線を一点に集めたダグ・アルドリッチを見て、「あぁ・・・BAD MOON RISINGをボトムラインで見た人の誰がこの姿を想像しただろうか」と感慨ひとしお。
カヴァーデルがメンバー紹介したときも、ダグのときだけ特別扱いに見えたし、ホントに必要とされてWHITESNAKEにいるんだなぁと。
そして「なのにカル・スワンは・・・」と思ってしまったのは、ワタシ自身がダグよりもカル派だったからですね。きっと。
感傷と現実が複雑に交差したライブでしたね。そういや[BAD BOYS]やらなかったな・・・。
HERE I GO AGAIN ・・・この溢れんばかりのセクシーさ・・・これこそカヴァーデル。
12. LIMP BIZKIT
リンプが好き、嫌い、ってことは抜きにして、オープニングの数曲を見てから肌に合わなかったら帰ろう。と思っていました。せっかくの機会だし。
が、ホントにもう限界ですありがとうございましたありがとうございましたごめんなさい。
ということで、リンプは見ずに撤収。
最後のまとめで改めて書こうとは思うけど、「中堅どころばかりで目玉がない」と酷評されていたわけですが、フタを開けてみればハズレ全くなし、どのバンドも素晴らしく、休憩ポイントに悩まされるほどのフェスでした。
昨年のほうが、いろいろ休んでペース配分できたもんなー。
今年は一気に駆け抜けた感がありました。
全体の所感的なものは、また次回の「編集後記」的なモノで。
・・・あ、明日から出張だった。続きは来週だな。
ありがとう、LOUDPARK!!!
一番の目玉であるUNISONICが終了し、精神的恍惚と風前の灯火ボディを抱えつつ、期待のTRIVIUMが始まります。
8. TRIVIUM
UNISONICですべての情熱を放出して脱け殻状態ではあったものの、TRIVIUMも今回の楽しみの一つだ。
前述の知人女性とはここで別れ、気力のみでTRIVIUMステージへ向かいます。
UNISONICのライブ中、ワタシに前列を譲ってくれたHさん。ありがとう!!
実は今回、TRIVIUMのライブに参戦するにあたり、ココロに決めていたことがある。それは
「KIRISUTE GOMEN を演奏してくれたら、サークルピットに飛び込もう」ということだ。
昨年、3INCHES OF BLOODで軽いキモチでピットに突入して簡単に弾き飛ばされ、その後はサークルピットに嫌悪感を抱いていたのは昨年の記事を見て頂ければ分かると思う。
今年も、ことあるごとに発生するピットは「どっか専用のトコ作って回ってろや!」「まわりを押し出したりして迷惑かけんなや!」「でも、ピット周辺は回転風圧で涼しいよね!」という思いがありつつも、「昨年のリベンジをしないと帰れない」という思いもあった。
そう、[KIRISUTE GOMEN]でのサークルピット突入は、今年自分に課した「炎のさだめ」であり、自分が背負った十字架だ。(←おおげさ)
そういうわけで、疲労困憊のカラダを引きずってアリーナ前方へ。
そしてあのイントロから[IN WAVE]がスタート!!
この曲、ネットで公開されて最初に聞いたときは「・・・うーん」と思った。[ANTHEM][KIRISUTE GOMEN]といった直線的メタリックチューンが好きな自分には、重すぎた。
が、何度か聞くうちに、ヘヴィな混沌とそれに混在するメロディがクセになってきた。TRIVIUMの今後の道標を示す曲だなと思う。
ライブでは、その混沌が圧力として観客席に降り注いでくる。
押しつぶされそうな音のカタマリ、その後に導かれる美しいハーモニー。
シビれる。
中心人物であるキイチは、細身のカラダ、シャープな顔つきからは想像できない力強いヴォーカルを披露。クリーンもスクリーモもパワフル!
その存在感は浅尾だ・・・メタル界の浅尾拓也だ・・・と思いながら眺めてました。(ココ、例えが分かるヒトだけついてきてくれればよいです)
すべての体力を消耗していても、何かが漲ってくるような感覚。
TRIVIUMのすべてを知るほど詳しくはないので詳細は避けますが、新しいアルバムからは思ったより少なかったかな。
[Ignition][Down From the Sky]といった分かりやすいチューンを中盤に配していたのも効果的。
さて。
こうなると[KIRISUTE GOMEN]の演奏、そしてどうしても聴きたい[ANTHEM]の演奏がどうなるかが気になってくる時間帯だ。
キイチの「イッショニウタッテクレ!!」的MCで、「これは・・・どちらかが来る!」と確信。
そのMCから導かれたのは・・・KIRISUTE GOMEN!!
イントロが爪弾かれ、アリーナに巨大な台風の目のようにスッポリとカラッポの空間が形成される・・・。
さぁ。もう覚悟を決める時だ。「ポッケのスマホ、大丈夫かな・・・メガネ、折れねーかな(←過去にメタルカラオケで折った苦い記憶あり)」と冷静な不安が脳裏をよぎる
そのカラッポの空間はドンドン巨大化し・・・
そして切り込んでくるリフ!同時に全員が空間に向けて走り出す!ワタシも突撃!行ったれやー!!
汗まみれのオトコが衝突する衝撃が心地いい。
モミクチャになりながら、今度はその人の流れが一気に超巨大サークルピットと化す。
走る!走る!「KI-RI-SUTE-GO-ME-NNNN!!」と叫び、拳を振り上げながら走る!
中盤の間奏でいったん流れが止まり、ヘッドバンキング。そして再加速!
・・・走りきったよ。俺、走りきったよ!・・・と「さようならドラえもん」における、のび太の「勝ったよ・・・ぼく・・・」の心境に近い満足感が全身を満たす。
結局[ANTHEM]は演奏されなかったが、昨年のAVENGED SEVENFOLDに抱いたような「こんな素晴らしい若いバンドがいる」ということを嬉しく思った。
もう「新世代の旗手」というよりは中堅どころだが、ヘヴィな音を求める若い世代と、メロディを大事にしたい我々世代、共に満足させてくれたと思います。
個人的には UNITED / UNISONIC と並んで今回ベスト3に入るライブでした!
KIRISUTE GOMEN・・・2008年のライブより。やっぱり破壊力ある曲だね。
9. THE DARKNESS
UNISONICの興奮、TRIVIUMでのピット突入で、ホントにHP1。瀕死の状態。
とりあえずビールを補給しないと・・・HP0で「ただのしかばねのようだ」と化してしまう。
ビールを求める魂が脱け殻と化したカラダを引きずっていくかのように売店へ。ビール・・・ビール・・・。
で、ビール補給。で、おかわり。そのおかわりを持って、スタンド席からTHE DARKNESSのショウのオープニングを眺める。
一曲目、[BLACK SHUK]!
♪ジャージャジャッジャー!ジャージャジャッジャー!というイントロで再びテンションが上がる。
そう、この日ここまで、この「ノリ」がなかったんだ。
ビールを飲み干し、「アリーナ・・・アリーナ・・・」とHP5くらいにしか復活していないカラダを引きずってアリーナへ。
ジャスティンのファルセットボイスは全く衰えていない。
そして個性的なファッションも「あのジャスティン」そのものだ。そういや、髭男爵風の「クルリンひげ」してたな。
そのパフォーマンスの一挙手一投足に目を奪われ、グイグイと引き込んでいく。
こういう華やかなブリティッシュハードは、フェスティバル向きだと思う。
観客との掛け合いは、ジャスティンの声が出すぎてて、やや空回りの感はあったけど・・・。
大好きな[One Way Ticket]も盛り上がったし、[I Believe In A Thing Called Love]での「ギッター!!」という叫びも完全再現。
最後の方で、「俺たちの出番はもうすぐ終わるけど、ARCH ENEMY と LIMP BIZKIT と WHITESNAKE がいるから!」と、敢えてリンプと白蛇を逆にしてくれたのは、彼らなりのメッセージ・・・だと思いたい。
楽しいライブでした。
・・・けど、いかんせん体力が・・・実は3割くらい記憶がない。
UNISONIC~TRIVIUMの流れがあって、次がARCH ENEMYってことで、休憩してた人も多かっただろうと思われ、アリーナの人も少なめだったような。
Black Shuck・・・復活後のライブより。そうそう、このヒゲ、このアクションだったよ。これはテンション上がるよね。やっぱり。
10. ARCH ENEMY
さて、このあたりから体力と比例してレポも短くなっていくのではないかと・・・。
THE DARKNESSに満足し、ARCH ENEMY ステージへ。
実は今回、ARCH ENEMYのライブに参戦するにあたり、ココロに決めていたことがある。それは
「ENEMY WITHIN を演奏してくれたら、サークルピットに (以下略)
そういうわけで、疲労困憊のカラダを引きずって(以下略)
・・・とはいえ、その曲をやるなら終盤だろうということで少しづつ、ホントに少しづつ中心へと歩を進めていきました。
[Ravenous][Dead Eyes See No Future]あたりが演奏され、「さあ、盛り上がってきた!!」というムードの中、前方まで進みます。
さすがミスターラウドパークことマイケル・アモット率いるARCH ENEMY。
TRIVIUMの圧力とはまた雰囲気が異なる緊張感が会場を覆っていましたね。
慟哭のメロディは圧巻でした。
アンジェラ嬢の存在感もさすがだった。
ただ、疲労困憊だったから冷静に聞いてたトコもあるんだけど・・・楽器隊の緊張感に対して、アンジェラの歌唱は「個性」を越える何かが足りないような。
なんというか・・・力強さが漲ってるのに、印象が平べったいというか・・・うまく表現できないな。
こんな美女がARCH ENEMYにねぇ・・(苦笑)→強烈なデスヴォイス→スゲー!・・・という加入時のアドバンテージは、既に消失してると思うので、マンネリ化しないといいんだけどなー、と。
そして[We Will Rise]を経てラストを飾った曲は・・・・[NEMESIS]でした。
期待の曲ではなかったけど、これも外せないわな。
とはいえやっぱり、[ENEMY WITHIN]聴きたかった・・・ということで、ピット突入は自重。[NEMESIS]のピットもデカかった!
いろいろ思うところはありつつも、会場の一体感はこの日トップクラスだったのではないでしょうか。
改めてARCH ENEMYの日本での人気を再認識しましたね。
これまた充実したパフォーマンスでした。
NEMESIS・・・なんだかんだいっても、今となってはアンジェラあってのARCH ENEMY。
11. WHITESNAKE
ホント、もうダメ・・・動けない・・・でも・・・ダグを見ないと・・・ということで、再びアリーナを移動。
後方の、それほどギュウギュウじゃないスペースに陣取り、登場を待ちます。
そして、デヴィッド・カヴァーデル登場!相変わらずセクシーだ!
マイクスタンドを操り、それを股間に立てて・・・・というパフォーマンスがココまで似合うのは彼しかいないんじゃないかと。
ダグ・アルドリッチはワタシとは逆サイド。すっかり落ち着いた感があるな。
目の前にはレヴ・ビーチ。
新譜からの[BEST YEARS]をオープニングに配し・・・
[GIVE ME ALL YOUR LOVE]!
[LOVE AIN'T NO STRANGER]!
そして待望の[IS THIS LOVE]はサラリとこの位置で演奏。
で、徐々に違和感を感じ始める。
かなりキーを変えているようだ。ほとんどの曲で。
「HELLO!! TOKYO!!」「YEAHHHHH!!」シャウトは艶っぽくエネルギーもあるのだが、歌メロは原曲キーでは追えない・・・いや、歌えないことはないけど、無理しないようにしている・・・ってとこだろうか。
10年前のカヴァーデルを見ているからこそ、なんだか切なくなってくる。
10年ぶりに聞く[IS THIS LOVE]に抱いていた幻想も、静かに溶けていくような気分だった。
そして[FOREVERMORE]をシットリと歌いあげるカヴァーデルの姿がスクリーンにアップで映しだされると、刻み込まれた皺が「・・・老いたな」という印象を増幅させます。
とはいえ、名曲の数々が色褪せるわけではなく、[HERE I GO AGAIN][STILL OF THE NIGHT]のラストの畳みかけは「歴史を重ねたきたバンドは、やっぱり強いな」と実感。
そして、単独ギターソロで会場の視線を一点に集めたダグ・アルドリッチを見て、「あぁ・・・BAD MOON RISINGをボトムラインで見た人の誰がこの姿を想像しただろうか」と感慨ひとしお。
カヴァーデルがメンバー紹介したときも、ダグのときだけ特別扱いに見えたし、ホントに必要とされてWHITESNAKEにいるんだなぁと。
そして「なのにカル・スワンは・・・」と思ってしまったのは、ワタシ自身がダグよりもカル派だったからですね。きっと。
感傷と現実が複雑に交差したライブでしたね。そういや[BAD BOYS]やらなかったな・・・。
HERE I GO AGAIN ・・・この溢れんばかりのセクシーさ・・・これこそカヴァーデル。
12. LIMP BIZKIT
リンプが好き、嫌い、ってことは抜きにして、オープニングの数曲を見てから肌に合わなかったら帰ろう。と思っていました。せっかくの機会だし。
が、ホントにもう限界ですありがとうございましたありがとうございましたごめんなさい。
ということで、リンプは見ずに撤収。
最後のまとめで改めて書こうとは思うけど、「中堅どころばかりで目玉がない」と酷評されていたわけですが、フタを開けてみればハズレ全くなし、どのバンドも素晴らしく、休憩ポイントに悩まされるほどのフェスでした。
昨年のほうが、いろいろ休んでペース配分できたもんなー。
今年は一気に駆け抜けた感がありました。
全体の所感的なものは、また次回の「編集後記」的なモノで。
・・・あ、明日から出張だった。続きは来週だな。
ありがとう、LOUDPARK!!!
2011年10月21日
【中盤戦】鋼鉄の宴 2011
さて、鋼鉄の宴、ラウドパーク11の続きです。
いよいよ体力勝負の中盤戦!!
5. KROKUS
ココしか休憩するとこなさそうだったので、大半を休憩時間に充てましたね。
ビール補給後、「最後だけでもチラっと見たいなー」とダッシュでアリーナへ。
ビール買うのに並んだりして時間を取られてしまい、最後の最後しか見られませんでした。
スイスのベテランハードロックバンドですね。
その最後の一曲が始まる直前、ヴォーカルがMCで「・・・スティーヴ・リー・・・」という名前を出しました。
聞き取れませんでしたが、昨年亡くなった彼への追悼だったのでしょう。
そして最後の一曲に演奏されたのは、まさかの[MIGHTY QUINN]!
そう、カバー曲でありながらもGOTTHARDのライブでは定番の代表曲と言っても過言ではないでしょう。
まさかココでGOTTHARDの曲を聞けるとは・・・そっか・・・同郷だもんな。KROKUSとGOTTHARD。
アリーナはそこまで盛り上がってなかった感がありましたが(KROKUSとGOTTHARDの世代がズレてるからですかね)、万感の思いで一緒に歌う。
個人的にはこの一曲だけで感慨深いステージとなりました。
ありがとう、KROKUS。
チキンを2ヶにして早めにアリーナ戻ってよかったよ。
Mighty Quinn・・・一応、ちょくちょくやってるんだね。映像悪いのは許してくだせぇ
6. UNITED
日本のベテランバンド、UNITED。
実は1~2枚しか聞いたことないのだが、とにかく印象が薄い。
基本スラッシーなんだけど、時折パンキッシュだったりメタルコア的だったり・・・と、メロディ至上派のワタシにはフィットしないな、と思ってました。
で、KROKUSの次はUNISONICなので、それに備えて前列を陣取らないと・・・ということでUNITEDのステージとは間逆のほうに移動。
ここで東京のメタルバーで知り合いになった女性と偶然遭遇。
この方もUNISONIC目当てということで、二人並んでUNISONICの2列目を確保!
UNITEDから見ると最後方からスクリーンでUNITEDのライブを眺めます。
・・・いやー、UNITED、凄まじかった!
おそらく彼らもこのフェスの客を「食ってやる」という意気込みだったのでしょう。
徹頭徹尾アグレッシブでファストな選曲。
英語で歌えて、日本語MCもできる、そしてキャラクターが立ってるヴォーカル。
すべての煽動力がハンパない。
スクリーンに映し出されるサークルピット、そしてWALL OF DEATH!!・・・
AUGUST BURNS RED を見て「ライブ向けのバンドだなー」と思ってた印象を一気に上塗りしてしまうエネルギー。
ヴォーカルが「さいたまー!!今夜、伝説を作りましょう!!」と叫んでいましたが、それが実現されたのではないでしょうか。
しかしこのヴォーカル・・・英語で歌いつづけ、途中のMCで
「日本語しゃべれると思わなかったでしょー!バリバリしゃべれます!バリバリ暴れます!」とか。存在感あったなー。
サークルピットを煽るのも上手だった。
いいヴォーカル見つけたなー、UNITED。クウェート出身だってさ。
数曲しか知らないバンドですが、そのパフォーマンスは今年のベストアクトに挙げる人も多いのではないでしょうか。
今回のLOUDPARKで最も株を上げたのは間違いなくUNITED。
日本にもこういう素晴らしいライブができるバンドがいるんだと誇らしくなります。
GALNERYUSが良かったなーとか、久しぶりのOUTRAGEが見たいなー、ALDIOUSの汗にまみれた谷・・・ゲフンゲフン・・・とか、事前にはいろいろ思いましたが、UNITEDで良かった!
素晴らしかった!!
次回があれば、アリーナに飛び込んでいきたい。
当日のWALL OF DEATH。雰囲気だけでも伝われば、と。
そして次は待望のUNISONIC!!
・・・ココだけ思い入れタップリなので、書く前から長文になるであろうことは予測できます。
興味のある方だけついてきてくださいませ。
7. UNISONIC
HELLOWEENがメタルの入り口だったワタシにとっては20年越しの夢の舞台。
初めてHELLOWEENのライブを見たとき、既にカイ・ハンセンはいなかった。
マイケル・キスクは、そのライブの後にHELLOWEENを脱退し、メタル界からも姿を消した。
この二人が同じ舞台に立つ姿なんて、二度とありえないと思っていた。
それが、まずAVANTASIAに二人が参加したことで、二人の共演が実現。
が、それはあくまでもトビアス・サメット率いるAVANTASIAでのことだ。トビアスの人徳あってこその「ゲスト」だ。
正式なバンドメンバーとして名を連ねたUNISONICは、各自がサイドプロジェクトだとしても奇跡の集合体だ。
UNISONICは、PINKCREAM69のメンバー+マイケル・キスクが中心だから、カイとキスケばっかりにフォーカスするのはお門違いだと思う。PINKCREAM69も大好きだし。
だけど、この日のファンの大半はその光景が目的だったと思う。
:
:
さて、UNITEDのときにも書きましたが、最前列から2列目を確保。興奮のUNITEDのステージが終わり、さぁ!と前方に振り返ると・・・
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは2列目を確保して座っていた。そして立ち上がり、振り返ると3列目に立っていた。』
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…
催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
と、ポルナレフAAを思い浮かべてもらえると分かりやすい光景に遭遇します。
前述の知人女性と共にUNISONICの登場を待つのですが・・・予定時刻を過ぎても始まらない。
「お・・これは・・・ちょっと穏やかじゃないんじゃね?」というムードが蔓延しはじめた頃、唐突に「ワルキューレの騎行」のSEが!!
そしていつもと同じ笑顔のカイ・ハンセン。ちょうど目の前じゃねーか!!
そしてスキンヘッドも板についてきた感のあるマイケル・キスク。すんげぇ久しぶりなのに、全然久しぶりの気がしないのはフシギだ。
まずは予定通り(?)にPLACE VENDOMEの[Cross The Line]でスタート。地味なメロハーが多いPLACE VENDOMEの中では印象深い良曲だ。
続いて、事前に公開されていた[Souls Alive]。この曲、ネットで聞いたときには「・・・冴えねー」と思いましたが、ライブでは結構映えてましたね。
さらに新曲[UNISONIC]を披露。
これが適度なスピード感とコミカルさがHELLOWEENを想起されるナンバー。「ユーニーソニッッッッー!!」というサビは一聴しただけで全員がコーラスに参加できるほどキャッチー。
印象としては「PINK BUBBLES GO APE」アルバムあたりに通じるな、と感じました。
そしてついにHELLOWEENのナンバー、[A LITTLE TIME]へ。
この曲はカイ加入前から演奏していたので想定内とはいえ、やはり初期HELLOWEENナンバーをカイとキスケが奏でるということに目頭が熱くなります。
このシーンを見ただけで、さいたままで来たかいがあった。
このあたりまでカイはあくまでもサイドギターに徹していました。そう、このバンドはHELLOWEENでもGAMMA RAYでもないんだよね。
で、次に一曲演奏されたけど、新曲だか記憶にないPLACE VENDOMEの曲だか分からなかった。
そして脇役に徹していたカイ・ハンセンがステージ中央に立ち、スポットライトの中、リフを爪弾く。
もうみんな気づいている。
ただ、AVANTASIAでは「今日はトビアスのバンドのライブだから」と演奏しなかったと聞いた。
だから、ホントに始まるまでは固唾を飲んで見守っていた。
が、徐々にそのリフは加速していく。もう間違いない。[FUTURE WORLD]が始まった!
熱狂のアリーナ。笑顔のカイ。満足げなキスケ。
マイケル・キスクの声はバツグンだ。メタルシーン復帰後は衰えも指摘された。シーンから遠ざかっていた影響もあったんだろう。
が、「完全復活」と言っても過言ではない。あのハイトーンが完全に蘇っている。
そして最後には[I WANT OUT]!!
もう自分も含めて会場内は興奮を抑えきれない。我を忘れて叫んだ。涙が出た。周りのオンナノコたちも泣いていた。
みんな待ってたんだ。このシーンを。
HELLOWEENやGAMMA RAYのセットリストを見るたびに「もうFUTURE WORLD とか I WANT OUT はいいんじゃね?」と思ってたし、この日もできれば[RIDE THE SKY]を聴きたいなーなんて思っていた。
が、やっぱりこの2曲の求心力と一体感は特別だ。
ホント、夢のような時間だった。
最後の2曲は、デニス・ワードには申し訳ないけど、完全にHELLOWEENのライブだった。
「Live in the UK」の頃のHELLOWEENを見ているかのようなタイムスリップだった。
当時はバンドに入ったばかりで若かったマイケル・キスクは、見た目も含めて貫祿がついた。
逆にカイ・ハンセンの笑顔は全く変わらない。
その少年のような笑顔のカイ・ハンセンの肩を、貫祿がついたマイケル・キスクが抱えて二人が演奏する。
このあたりで時代の変移を感じたけどね。
UNISONICのライブでありながら、日本のファンの過剰な期待を感じ取って、その期待に応える演出をしてくれたデニス・ワードにはホントに感謝したい。
結果的にHELLOWEENの曲が一番多かったわけだから。
正直、UNISONICというサイドプロジェクトがどれだけ続くのかは不透明だと思う。
PINKCREAM69、GAMMA RAYという強力が母体がそれぞれあるわけだし。
だからこそ、今回のライブは「ジャーマンメタル」隆盛の時代を知る人にとっては語り継がれるライブになったのではないかと思います。
あ、あと、いくら今回のライブが好評だったからといって、
キスケ「楽しかった!」
カイ「やっぱ俺ら、相性いいんじゃね?」
キスケ「だな!サイドプロジェクトだけじゃ勿体ないな」
カイ「じゃ、GAMMA RAYで歌う?」
キスケ「いいねぇ!」
↓
GAMMA RAY 加入!
・・・って流れだけはダメです。GAMMA RAYはカイ・ハンセンのヴォーカルであるべきだと確信してるので。
FUTURE WORLD・・・このアルバムの、この曲を脳内で重ねながら叫んでた人、多いよね。きっと。
ってことで、まだまだあるんだよなー。
・・・長いな。今年。楽しかったもんなー。
あと体力の限界となった後半戦は、また次回。
いよいよ体力勝負の中盤戦!!
5. KROKUS
ココしか休憩するとこなさそうだったので、大半を休憩時間に充てましたね。
ビール補給後、「最後だけでもチラっと見たいなー」とダッシュでアリーナへ。
ビール買うのに並んだりして時間を取られてしまい、最後の最後しか見られませんでした。
スイスのベテランハードロックバンドですね。
その最後の一曲が始まる直前、ヴォーカルがMCで「・・・スティーヴ・リー・・・」という名前を出しました。
聞き取れませんでしたが、昨年亡くなった彼への追悼だったのでしょう。
そして最後の一曲に演奏されたのは、まさかの[MIGHTY QUINN]!
そう、カバー曲でありながらもGOTTHARDのライブでは定番の代表曲と言っても過言ではないでしょう。
まさかココでGOTTHARDの曲を聞けるとは・・・そっか・・・同郷だもんな。KROKUSとGOTTHARD。
アリーナはそこまで盛り上がってなかった感がありましたが(KROKUSとGOTTHARDの世代がズレてるからですかね)、万感の思いで一緒に歌う。
個人的にはこの一曲だけで感慨深いステージとなりました。
ありがとう、KROKUS。
チキンを2ヶにして早めにアリーナ戻ってよかったよ。
Mighty Quinn・・・一応、ちょくちょくやってるんだね。映像悪いのは許してくだせぇ
6. UNITED
日本のベテランバンド、UNITED。
実は1~2枚しか聞いたことないのだが、とにかく印象が薄い。
基本スラッシーなんだけど、時折パンキッシュだったりメタルコア的だったり・・・と、メロディ至上派のワタシにはフィットしないな、と思ってました。
で、KROKUSの次はUNISONICなので、それに備えて前列を陣取らないと・・・ということでUNITEDのステージとは間逆のほうに移動。
ここで東京のメタルバーで知り合いになった女性と偶然遭遇。
この方もUNISONIC目当てということで、二人並んでUNISONICの2列目を確保!
UNITEDから見ると最後方からスクリーンでUNITEDのライブを眺めます。
・・・いやー、UNITED、凄まじかった!
おそらく彼らもこのフェスの客を「食ってやる」という意気込みだったのでしょう。
徹頭徹尾アグレッシブでファストな選曲。
英語で歌えて、日本語MCもできる、そしてキャラクターが立ってるヴォーカル。
すべての煽動力がハンパない。
スクリーンに映し出されるサークルピット、そしてWALL OF DEATH!!・・・
AUGUST BURNS RED を見て「ライブ向けのバンドだなー」と思ってた印象を一気に上塗りしてしまうエネルギー。
ヴォーカルが「さいたまー!!今夜、伝説を作りましょう!!」と叫んでいましたが、それが実現されたのではないでしょうか。
しかしこのヴォーカル・・・英語で歌いつづけ、途中のMCで
「日本語しゃべれると思わなかったでしょー!バリバリしゃべれます!バリバリ暴れます!」とか。存在感あったなー。
サークルピットを煽るのも上手だった。
いいヴォーカル見つけたなー、UNITED。クウェート出身だってさ。
数曲しか知らないバンドですが、そのパフォーマンスは今年のベストアクトに挙げる人も多いのではないでしょうか。
今回のLOUDPARKで最も株を上げたのは間違いなくUNITED。
日本にもこういう素晴らしいライブができるバンドがいるんだと誇らしくなります。
GALNERYUSが良かったなーとか、久しぶりのOUTRAGEが見たいなー、ALDIOUSの汗にまみれた谷・・・ゲフンゲフン・・・とか、事前にはいろいろ思いましたが、UNITEDで良かった!
素晴らしかった!!
次回があれば、アリーナに飛び込んでいきたい。
当日のWALL OF DEATH。雰囲気だけでも伝われば、と。
そして次は待望のUNISONIC!!
・・・ココだけ思い入れタップリなので、書く前から長文になるであろうことは予測できます。
興味のある方だけついてきてくださいませ。
7. UNISONIC
HELLOWEENがメタルの入り口だったワタシにとっては20年越しの夢の舞台。
初めてHELLOWEENのライブを見たとき、既にカイ・ハンセンはいなかった。
マイケル・キスクは、そのライブの後にHELLOWEENを脱退し、メタル界からも姿を消した。
この二人が同じ舞台に立つ姿なんて、二度とありえないと思っていた。
それが、まずAVANTASIAに二人が参加したことで、二人の共演が実現。
が、それはあくまでもトビアス・サメット率いるAVANTASIAでのことだ。トビアスの人徳あってこその「ゲスト」だ。
正式なバンドメンバーとして名を連ねたUNISONICは、各自がサイドプロジェクトだとしても奇跡の集合体だ。
UNISONICは、PINKCREAM69のメンバー+マイケル・キスクが中心だから、カイとキスケばっかりにフォーカスするのはお門違いだと思う。PINKCREAM69も大好きだし。
だけど、この日のファンの大半はその光景が目的だったと思う。
:
:
さて、UNITEDのときにも書きましたが、最前列から2列目を確保。興奮のUNITEDのステージが終わり、さぁ!と前方に振り返ると・・・
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは2列目を確保して座っていた。そして立ち上がり、振り返ると3列目に立っていた。』
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…
催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
と、ポルナレフAAを思い浮かべてもらえると分かりやすい光景に遭遇します。
前述の知人女性と共にUNISONICの登場を待つのですが・・・予定時刻を過ぎても始まらない。
「お・・これは・・・ちょっと穏やかじゃないんじゃね?」というムードが蔓延しはじめた頃、唐突に「ワルキューレの騎行」のSEが!!
そしていつもと同じ笑顔のカイ・ハンセン。ちょうど目の前じゃねーか!!
そしてスキンヘッドも板についてきた感のあるマイケル・キスク。すんげぇ久しぶりなのに、全然久しぶりの気がしないのはフシギだ。
まずは予定通り(?)にPLACE VENDOMEの[Cross The Line]でスタート。地味なメロハーが多いPLACE VENDOMEの中では印象深い良曲だ。
続いて、事前に公開されていた[Souls Alive]。この曲、ネットで聞いたときには「・・・冴えねー」と思いましたが、ライブでは結構映えてましたね。
さらに新曲[UNISONIC]を披露。
これが適度なスピード感とコミカルさがHELLOWEENを想起されるナンバー。「ユーニーソニッッッッー!!」というサビは一聴しただけで全員がコーラスに参加できるほどキャッチー。
印象としては「PINK BUBBLES GO APE」アルバムあたりに通じるな、と感じました。
そしてついにHELLOWEENのナンバー、[A LITTLE TIME]へ。
この曲はカイ加入前から演奏していたので想定内とはいえ、やはり初期HELLOWEENナンバーをカイとキスケが奏でるということに目頭が熱くなります。
このシーンを見ただけで、さいたままで来たかいがあった。
このあたりまでカイはあくまでもサイドギターに徹していました。そう、このバンドはHELLOWEENでもGAMMA RAYでもないんだよね。
で、次に一曲演奏されたけど、新曲だか記憶にないPLACE VENDOMEの曲だか分からなかった。
そして脇役に徹していたカイ・ハンセンがステージ中央に立ち、スポットライトの中、リフを爪弾く。
もうみんな気づいている。
ただ、AVANTASIAでは「今日はトビアスのバンドのライブだから」と演奏しなかったと聞いた。
だから、ホントに始まるまでは固唾を飲んで見守っていた。
が、徐々にそのリフは加速していく。もう間違いない。[FUTURE WORLD]が始まった!
熱狂のアリーナ。笑顔のカイ。満足げなキスケ。
マイケル・キスクの声はバツグンだ。メタルシーン復帰後は衰えも指摘された。シーンから遠ざかっていた影響もあったんだろう。
が、「完全復活」と言っても過言ではない。あのハイトーンが完全に蘇っている。
そして最後には[I WANT OUT]!!
もう自分も含めて会場内は興奮を抑えきれない。我を忘れて叫んだ。涙が出た。周りのオンナノコたちも泣いていた。
みんな待ってたんだ。このシーンを。
HELLOWEENやGAMMA RAYのセットリストを見るたびに「もうFUTURE WORLD とか I WANT OUT はいいんじゃね?」と思ってたし、この日もできれば[RIDE THE SKY]を聴きたいなーなんて思っていた。
が、やっぱりこの2曲の求心力と一体感は特別だ。
ホント、夢のような時間だった。
最後の2曲は、デニス・ワードには申し訳ないけど、完全にHELLOWEENのライブだった。
「Live in the UK」の頃のHELLOWEENを見ているかのようなタイムスリップだった。
当時はバンドに入ったばかりで若かったマイケル・キスクは、見た目も含めて貫祿がついた。
逆にカイ・ハンセンの笑顔は全く変わらない。
その少年のような笑顔のカイ・ハンセンの肩を、貫祿がついたマイケル・キスクが抱えて二人が演奏する。
このあたりで時代の変移を感じたけどね。
UNISONICのライブでありながら、日本のファンの過剰な期待を感じ取って、その期待に応える演出をしてくれたデニス・ワードにはホントに感謝したい。
結果的にHELLOWEENの曲が一番多かったわけだから。
正直、UNISONICというサイドプロジェクトがどれだけ続くのかは不透明だと思う。
PINKCREAM69、GAMMA RAYという強力が母体がそれぞれあるわけだし。
だからこそ、今回のライブは「ジャーマンメタル」隆盛の時代を知る人にとっては語り継がれるライブになったのではないかと思います。
あ、あと、いくら今回のライブが好評だったからといって、
キスケ「楽しかった!」
カイ「やっぱ俺ら、相性いいんじゃね?」
キスケ「だな!サイドプロジェクトだけじゃ勿体ないな」
カイ「じゃ、GAMMA RAYで歌う?」
キスケ「いいねぇ!」
↓
GAMMA RAY 加入!
・・・って流れだけはダメです。GAMMA RAYはカイ・ハンセンのヴォーカルであるべきだと確信してるので。
FUTURE WORLD・・・このアルバムの、この曲を脳内で重ねながら叫んでた人、多いよね。きっと。
ってことで、まだまだあるんだよなー。
・・・長いな。今年。楽しかったもんなー。
あと体力の限界となった後半戦は、また次回。
2011年10月20日
【前半戦】鋼鉄の宴 2011
さて。
鋼鉄の祭典、LOUDPARK11の感想的な備忘録は前半戦です。
自分のメモの要素が強いので、メタルに興味ない方はスルーで結構ですよ。
:
:
1. ANIMETAL USA
オープニングアクトはANIMETAL USA。
Vo.マイク・ヴェセーラ (Yngwie Malmsteen、LOUDNESSなど)
Gt.クリス・インペリテリ (IMPELLITTERI)
Bs.ルディ・サーゾ (Ozzy Osbourne、Whitesnake など)
Dr.スコット・トラヴィス(現 JUDAS PRIEST)
・・・という無駄にゼイタクなライナップを揃えたアニソンカバーバンドだ。
スコットを除いて、みんな少し落ち目だからカネ稼ぎしてみました的なニオイが漂い、期待半分、冷めた目半分というところだったのですが・・・
始まってしまえば熱狂の渦!
「愛をとりもどせ!」からスタートし、早くもアリーナでは小さなモッシュピットが発生。ワタシも「ユアッショーッック!」と全力で叫びます。
続いて「ガッチャマン」では「FLY! FLYFLY GACCHAMA-N! GO! GOGO GACCHAMA-N!」
さらに「ペガサス幻想」では「セインセイヤッッ!」
「巨人の星」ではACCEPTの[FAST AS A SHARK]をパクっ・・いや、オマージュしてのリフにヘッドバンキング。
マジンガーメドレーでは当然「パイルダーーオン!!」「マジンゴー!マジンゴー!マ・ジ・ン・ガーーー・・・ゼーーーッ!!」ですね。
この絶叫の中、ステージは同じようなメイクを施したオンナノコ4人が乱入。
何が・・・何が起きてるんだ、今・・・開いたクチが塞がらないとはこの瞬間のことを言うんでしょうね。
何事かワカラヌまま、マジンガー終了と共にオンナノコ撤収。・・・なんだったんだ。
その後、「残酷な天使のテーゼ」、ラストは「宇宙戦艦ヤマト」の代合唱で大団円。
ライブに弱いと言われていたマイク・ヴェセーラですが、全然問題なし。すんげぇ声出てました。
クリス・インペリテリも前に出すぎないようにしてた感がありますが、あいかわらず凄腕。初めてナマで観たけど、今度はちゃんとしたIMPELLITTERIで見てみたい。
ちなみにスコットはJUDAS PRIESTのツアー中とのことで、代役がジョン・デッテでしたが(実はあまり知らないのだが)、こちらも安定感ありましたね。
結果、想像を上回る楽しさ&盛り上がり&絶叫で幕を閉じました。ちょい時間が押してたんじゃないかな。この時点で。
でも、英語詩に翻訳されてる分、全体を一緒に歌うというシチュエーションには至らず、そういう意味では本家アニメタルのライブのほうが楽しいかな、と。
マイクが「ガンバレガンバレドカベン、ヤーマダターーーロゥーーーー」と歌うところはなんだかシュールでありました。
あ、ちなみに乱入した4人のオンナノコは「ももいろクローバーZ」というオンナノコだったそうです。名前は知ってるけど、分かんなかった・・・。
巨人の星・・・見事にジャーマン的に仕上げてますね。[FAST AS A SHARK]知ってる人ならニヤニヤ間違いなし。
2. AUGUST BURNS RED
おそらくANIMETAL USAが押してたこともあってか、終了後に間髪入れずスタート。
元々知らなかったバンドなんですが、事前にYOUTUBEで見た曲が思ったよりもキャッチーで「メタルコアっつっても、これならイケる。」と思って結構楽しみにしてた。
ライブ映えしそうだったし。
ステージの移動途中で始まったこともあり、両方のステージのちょうど中間あたりで眺めていました。
とにかく演奏がタイトな印象。
アリーナ前方は明らかにオトコが多くて、非常にキケンなムードが漂う。
「あわよくば、ココもアリーナで楽しみたい!!」と思ってましたが、「次はSTRYPERだしな・・あまり無理してもゴニョゴニョ・・・」ということで、そのままステイ。
楽しみにしてた[Meddler]も演奏され、その盛り上がりを外から体験できました。
が、「ライブ向きのバンドだな」という感想と共に、「メロディを楽しみたいワタシのようなニンゲンには、CD聞いてたほうがいいかもな」と。
ヴォーカルの吐き捨てスタイル(というか、ガナリ型ですかね)がライブの爆発力の源になっているものの、ちょっとメロディを殺してる感がありましたね。
とはいえ、この位置でこういった若いエナジーに満ちたバンドがいるってのはフェスとしては非常に魅力的だと思いましたよ。
いいライブでした。
Meddler・・・いい曲です。メロディと緩急がたまりませんね。
3. STRYPER
なぜSTRYPERがこの位置なんだ?という疑問を抱きつつ・・・
実はワタシはSTRYPERはずっっっっと昔に少し聞いただけで、それほど強い思い入れはなかった。
「黄色と黒の阪神タイガースカラーの、クリスチャンの人たち」「曲はキャッチーなのにLAメタルに埋もれた人たち」といった印象だった。
今回改めて聞いてたら「これは実は良質なメタルだな」と再認識して、とても楽しみにしていた。
バンドは、やはり黄色と黒のファッションに身を包んで登場。
とにかくヴォーカルのマイケル・スウィートのハイトーンがスゴイ!
そしてバンドのコーラスが美しくパーフェクト!
「LAメタルの時代のオッサンバンド」だと思ってた若い人たちにも、その魅力は充分に伝わったのではないかと思います。
[CALLING ON YOU]、いい曲だな。
[THE WAY]でのスクリームも完璧。
[IN GOD WE TRUST]は演奏してくれなかったけど、シメの[SOLDIERS UNDER COMMAND]も盛り上がったし。
古典的と言われようが、メタルのライブの楽しさを存分に体感させてくれたのではないかと。
STRYPERの音楽性って、甘めのHEAVY METALというか・・・ちょっと鋭利なHARD ROCKというか・・・双方のいい点を持ち合わせた、意外とありそうでないサウンドだと再認識。
その音楽性、バンドのパフォーマンス・・・そこらのメロディアスハードバンドは太刀打ちできないほどの存在感。
数十年来日を待ち続けたファン、名前しか知らなかった人、すべてを魅了してくれたSTRYPER。
「LAメタルの遺産」どころか、まだまだメロハーファンのハートを掴んでくれそうな気がします。
Calling On You・・・なんという暖かい曲しょうかね。当然盛り上がったよ。
4. AMARANTHE
続いては若きホープ、AMARANTHEのステージ。
事前のイメージとしては、「サウンド的に、大きいハコに合うんだろか」ということ。
このバンドはトリプルヴォーカルスタイル。
・女性ヴォーカル
・男性デスヴォイス
・男性ノーマルヴォイス
で構成されています。
メロディアスなサウンド、スラッシーなリフ、近未来的装飾もあり・・・という、各種コントラストが個性的。
トリプルヴォーカルも含めた、この「コントラスト」が大舞台でどれだけ映えるのかが見物ですね。
オープニングから、男性ノーマルヴォイスの音が聞こえない。
女性ヴォーカルも歌うタイミングをとれていない感がある。
ちょっと不安な始まりだ。
が、それは徐々に改善。3曲目(だったかな)に配置された[1.000.000 LIGHTYEARS]あたりから、バランスが復活してきます。
それさえ復活すれば、元々曲は魅力的なバンド。
一気にオーディエンスを引き込んでいきます。
デスヴォイス(男)の声の存在感はバツグン。
そして女性ヴォーカル担当であるエリーゼ嬢は全身革の「ピッチピチ」スタイル。これだけに萌える諸氏も多いのではないかと。何度か着替えもしてましたね。
・・・いや、そのファッションが魅力ってことを言いたいじゃないんですよ。
とにかく存在がキュート。笑顔がキュート。身振り手振りがキュート。
ホントに「このステージに立てて幸せ!」ってのが表情から伝わってくるのです。
そのキュートな彼女のヴォーカルはゴリ押しでもなく、よくあるオペラチックなスタイルでもなく、オーソドックスながらも力強い。
この二人だけでも充分に魅力的なのに、前半は音響トラブルに悩まされたノーマルヴォイス担当の男が加わるわけだから、そりゃ分厚い感じになりますね。
3人のヴォーカル専任者がいることで、自分が歌ってないときの「手持ちぶさた」感が見え隠れしたのが切なかったりしましたが・・・。
その後もサウンド(音響面ね)的には残念なところが多々あったものの、こういったフェスでも充分にアピールできることを証明してくれたAMARANTHE。
観客の盛り上がりも素晴らしく、「元DRAGON LANDがココまで来たか・・・」という感慨と共に幕を閉じました。
いいライブだった!エリーゼ嬢、萌えた!
Hunger・・・PVではエリーゼ嬢のキュートな魅力は伝わんないな。
:
:
:
AMARANTHE終了時点で13:00すぎ。開始から3時間弱経過して、ボチボチ疲労が・・・
そして、休憩するとしたらこのKROKUSのときしかない。
ってことで、KROKUSも見てみたかったけど休憩に入ります。
昨年は「出張型店舗」のケンタッキーでシナシナのチキンでクヤシイ思いをしたので、今回は実店舗のケンタッキーへ。
ちなみに、ケンタッキーとロッテリアはスーパーアリーナ内に実店舗があります。
他にもケバブだのソーセージだの○○丼だの、いろいろあるんですけどね。
選ぶのメンドイし。
こういうときって、食欲っつーよりは「とにかく何か胃に入ればいい。with、ビアビアビア。」って感じで、「アレ食いたいコレ食いたい」って意識が欠落してくるのです。ワタシは。
そんなわけで、深く考えず昨年のリベンジにケンタッキーへ。
結果、実店舗でも同じシナシナでした。シナシナチキン2ケで500円。
ビールはどこでも一杯600円。
チキン2ヶでビールを貪る。ここで入場時に購入したドリンクチケットも消化。
とにかく飲む。飲む。
そしてチキンが無くなると、再び重い足を引きずってアリーナへ向かう。
今年のラウドパークは、ホントに休憩ポイントがない。
そういう意味では非常に充実していたのかもしれない。
:
:
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初っぱなから長くなってしまった。まだまだ続くわけですが・・・この調子でいいんだろか。
鋼鉄の祭典、LOUDPARK11の感想的な備忘録は前半戦です。
自分のメモの要素が強いので、メタルに興味ない方はスルーで結構ですよ。
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1. ANIMETAL USA
オープニングアクトはANIMETAL USA。
Vo.マイク・ヴェセーラ (Yngwie Malmsteen、LOUDNESSなど)
Gt.クリス・インペリテリ (IMPELLITTERI)
Bs.ルディ・サーゾ (Ozzy Osbourne、Whitesnake など)
Dr.スコット・トラヴィス(現 JUDAS PRIEST)
・・・という無駄にゼイタクなライナップを揃えたアニソンカバーバンドだ。
スコットを除いて、みんな少し落ち目だからカネ稼ぎしてみました的なニオイが漂い、期待半分、冷めた目半分というところだったのですが・・・
始まってしまえば熱狂の渦!
「愛をとりもどせ!」からスタートし、早くもアリーナでは小さなモッシュピットが発生。ワタシも「ユアッショーッック!」と全力で叫びます。
続いて「ガッチャマン」では「FLY! FLYFLY GACCHAMA-N! GO! GOGO GACCHAMA-N!」
さらに「ペガサス幻想」では「セインセイヤッッ!」
「巨人の星」ではACCEPTの[FAST AS A SHARK]をパクっ・・いや、オマージュしてのリフにヘッドバンキング。
マジンガーメドレーでは当然「パイルダーーオン!!」「マジンゴー!マジンゴー!マ・ジ・ン・ガーーー・・・ゼーーーッ!!」ですね。
この絶叫の中、ステージは同じようなメイクを施したオンナノコ4人が乱入。
何が・・・何が起きてるんだ、今・・・開いたクチが塞がらないとはこの瞬間のことを言うんでしょうね。
何事かワカラヌまま、マジンガー終了と共にオンナノコ撤収。・・・なんだったんだ。
その後、「残酷な天使のテーゼ」、ラストは「宇宙戦艦ヤマト」の代合唱で大団円。
ライブに弱いと言われていたマイク・ヴェセーラですが、全然問題なし。すんげぇ声出てました。
クリス・インペリテリも前に出すぎないようにしてた感がありますが、あいかわらず凄腕。初めてナマで観たけど、今度はちゃんとしたIMPELLITTERIで見てみたい。
ちなみにスコットはJUDAS PRIESTのツアー中とのことで、代役がジョン・デッテでしたが(実はあまり知らないのだが)、こちらも安定感ありましたね。
結果、想像を上回る楽しさ&盛り上がり&絶叫で幕を閉じました。ちょい時間が押してたんじゃないかな。この時点で。
でも、英語詩に翻訳されてる分、全体を一緒に歌うというシチュエーションには至らず、そういう意味では本家アニメタルのライブのほうが楽しいかな、と。
マイクが「ガンバレガンバレドカベン、ヤーマダターーーロゥーーーー」と歌うところはなんだかシュールでありました。
あ、ちなみに乱入した4人のオンナノコは「ももいろクローバーZ」というオンナノコだったそうです。名前は知ってるけど、分かんなかった・・・。
巨人の星・・・見事にジャーマン的に仕上げてますね。[FAST AS A SHARK]知ってる人ならニヤニヤ間違いなし。
2. AUGUST BURNS RED
おそらくANIMETAL USAが押してたこともあってか、終了後に間髪入れずスタート。
元々知らなかったバンドなんですが、事前にYOUTUBEで見た曲が思ったよりもキャッチーで「メタルコアっつっても、これならイケる。」と思って結構楽しみにしてた。
ライブ映えしそうだったし。
ステージの移動途中で始まったこともあり、両方のステージのちょうど中間あたりで眺めていました。
とにかく演奏がタイトな印象。
アリーナ前方は明らかにオトコが多くて、非常にキケンなムードが漂う。
「あわよくば、ココもアリーナで楽しみたい!!」と思ってましたが、「次はSTRYPERだしな・・あまり無理してもゴニョゴニョ・・・」ということで、そのままステイ。
楽しみにしてた[Meddler]も演奏され、その盛り上がりを外から体験できました。
が、「ライブ向きのバンドだな」という感想と共に、「メロディを楽しみたいワタシのようなニンゲンには、CD聞いてたほうがいいかもな」と。
ヴォーカルの吐き捨てスタイル(というか、ガナリ型ですかね)がライブの爆発力の源になっているものの、ちょっとメロディを殺してる感がありましたね。
とはいえ、この位置でこういった若いエナジーに満ちたバンドがいるってのはフェスとしては非常に魅力的だと思いましたよ。
いいライブでした。
Meddler・・・いい曲です。メロディと緩急がたまりませんね。
3. STRYPER
なぜSTRYPERがこの位置なんだ?という疑問を抱きつつ・・・
実はワタシはSTRYPERはずっっっっと昔に少し聞いただけで、それほど強い思い入れはなかった。
「黄色と黒の阪神タイガースカラーの、クリスチャンの人たち」「曲はキャッチーなのにLAメタルに埋もれた人たち」といった印象だった。
今回改めて聞いてたら「これは実は良質なメタルだな」と再認識して、とても楽しみにしていた。
バンドは、やはり黄色と黒のファッションに身を包んで登場。
とにかくヴォーカルのマイケル・スウィートのハイトーンがスゴイ!
そしてバンドのコーラスが美しくパーフェクト!
「LAメタルの時代のオッサンバンド」だと思ってた若い人たちにも、その魅力は充分に伝わったのではないかと思います。
[CALLING ON YOU]、いい曲だな。
[THE WAY]でのスクリームも完璧。
[IN GOD WE TRUST]は演奏してくれなかったけど、シメの[SOLDIERS UNDER COMMAND]も盛り上がったし。
古典的と言われようが、メタルのライブの楽しさを存分に体感させてくれたのではないかと。
STRYPERの音楽性って、甘めのHEAVY METALというか・・・ちょっと鋭利なHARD ROCKというか・・・双方のいい点を持ち合わせた、意外とありそうでないサウンドだと再認識。
その音楽性、バンドのパフォーマンス・・・そこらのメロディアスハードバンドは太刀打ちできないほどの存在感。
数十年来日を待ち続けたファン、名前しか知らなかった人、すべてを魅了してくれたSTRYPER。
「LAメタルの遺産」どころか、まだまだメロハーファンのハートを掴んでくれそうな気がします。
Calling On You・・・なんという暖かい曲しょうかね。当然盛り上がったよ。
4. AMARANTHE
続いては若きホープ、AMARANTHEのステージ。
事前のイメージとしては、「サウンド的に、大きいハコに合うんだろか」ということ。
このバンドはトリプルヴォーカルスタイル。
・女性ヴォーカル
・男性デスヴォイス
・男性ノーマルヴォイス
で構成されています。
メロディアスなサウンド、スラッシーなリフ、近未来的装飾もあり・・・という、各種コントラストが個性的。
トリプルヴォーカルも含めた、この「コントラスト」が大舞台でどれだけ映えるのかが見物ですね。
オープニングから、男性ノーマルヴォイスの音が聞こえない。
女性ヴォーカルも歌うタイミングをとれていない感がある。
ちょっと不安な始まりだ。
が、それは徐々に改善。3曲目(だったかな)に配置された[1.000.000 LIGHTYEARS]あたりから、バランスが復活してきます。
それさえ復活すれば、元々曲は魅力的なバンド。
一気にオーディエンスを引き込んでいきます。
デスヴォイス(男)の声の存在感はバツグン。
そして女性ヴォーカル担当であるエリーゼ嬢は全身革の「ピッチピチ」スタイル。これだけに萌える諸氏も多いのではないかと。何度か着替えもしてましたね。
・・・いや、そのファッションが魅力ってことを言いたいじゃないんですよ。
とにかく存在がキュート。笑顔がキュート。身振り手振りがキュート。
ホントに「このステージに立てて幸せ!」ってのが表情から伝わってくるのです。
そのキュートな彼女のヴォーカルはゴリ押しでもなく、よくあるオペラチックなスタイルでもなく、オーソドックスながらも力強い。
この二人だけでも充分に魅力的なのに、前半は音響トラブルに悩まされたノーマルヴォイス担当の男が加わるわけだから、そりゃ分厚い感じになりますね。
3人のヴォーカル専任者がいることで、自分が歌ってないときの「手持ちぶさた」感が見え隠れしたのが切なかったりしましたが・・・。
その後もサウンド(音響面ね)的には残念なところが多々あったものの、こういったフェスでも充分にアピールできることを証明してくれたAMARANTHE。
観客の盛り上がりも素晴らしく、「元DRAGON LANDがココまで来たか・・・」という感慨と共に幕を閉じました。
いいライブだった!エリーゼ嬢、萌えた!
Hunger・・・PVではエリーゼ嬢のキュートな魅力は伝わんないな。
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AMARANTHE終了時点で13:00すぎ。開始から3時間弱経過して、ボチボチ疲労が・・・
そして、休憩するとしたらこのKROKUSのときしかない。
ってことで、KROKUSも見てみたかったけど休憩に入ります。
昨年は「出張型店舗」のケンタッキーでシナシナのチキンでクヤシイ思いをしたので、今回は実店舗のケンタッキーへ。
ちなみに、ケンタッキーとロッテリアはスーパーアリーナ内に実店舗があります。
他にもケバブだのソーセージだの○○丼だの、いろいろあるんですけどね。
選ぶのメンドイし。
こういうときって、食欲っつーよりは「とにかく何か胃に入ればいい。with、ビアビアビア。」って感じで、「アレ食いたいコレ食いたい」って意識が欠落してくるのです。ワタシは。
そんなわけで、深く考えず昨年のリベンジにケンタッキーへ。
結果、実店舗でも同じシナシナでした。シナシナチキン2ケで500円。
ビールはどこでも一杯600円。
チキン2ヶでビールを貪る。ここで入場時に購入したドリンクチケットも消化。
とにかく飲む。飲む。
そしてチキンが無くなると、再び重い足を引きずってアリーナへ向かう。
今年のラウドパークは、ホントに休憩ポイントがない。
そういう意味では非常に充実していたのかもしれない。
:
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:
初っぱなから長くなってしまった。まだまだ続くわけですが・・・この調子でいいんだろか。
2011年10月19日
【序章】鋼鉄の宴 2011
年に一度のメタルフェスティバル、ラウドパーク at さいたまスーパーアリーナ!
今年も無事開催されました。
地震、津波、放射能・・・様々な悪条件の中、出演ラインナップには賛否両論あったものの、結果的には素晴らしいものとなりました。
主催者に感謝。
この条件の中で来日してくれたバンドに感謝。
そんなわけで、記憶が残っている間にレポート的なもの 兼 自分の備忘に簡単にまとめてみようかと。
来年開催されるであろうLOUDPARK12へ参戦したい飛騨高山の方々(いるのか?)の参考になればと思いますです。
お年寄りだから、記憶のあるうちに書かないと忘れちゃうんだよね。
長くなることが予想されるので、いくつかに分けて書きますね。
例年のことながら、「メタル・ハード・轟音・爆音・ラウド」といったキーワードに嫌悪感がある方はスルー推奨で。
:
:
:
開催前から悪評が多かった今回のラインナップ。
ANIMETAL USAというイロモノで始まって、LIMP BIZKITという「知名度はともかく、メタルフェスじゃなくていいんじゃね?」なヘッドライナー。
いわゆる「大御所」不在の、悪く言えば「中途半端かつ中堅だらけ」なことは否めない。
が、個人的には「単独行くほどじゃないけど、見てみたいバンドばかり」ということで、お得感はあった。
単独チケットだって10000円前後する時代だからね。
さて・・・「今年はガラガラじゃね?」という巷の前評判は果たして実際どうなのか・・・
当日朝。
今年は開場が9:30、物販は屋外での先行販売が8:00~9:00、その後は会場内での販売ということになっていた。
昨年のように、開場まで物販ゾーンでウロウロすることはできないということだ。
今回は雨予報だったから傘持参だったし、カバンを持ってアリーナに入るのはやめておいてクロークに預けるつもりだったので、クロークに預ける前に物販は購入しておきたい。
ということで、新宿を7:00に出発。さいたまスーパーアリーナへ7:30くらいに到着しましたね。
現地は横殴りの雨。強風で傘がバキバキになってる人もチラホラ。
朝のコーヒーを飲んでから並ぶか・・・いや、一応現地の状況を見て来よう・・・と現地へ。
すると、この時点で既に長蛇の列!ということで、そのまま列に並ぶ。
並んでる間チラチラと周辺を眺めてみると、今年はパーカーを来た若者が多い。いわゆる「スケーターファッション」っていうんですかね。リンプが好きであろうことが容易に想像できる感じの人が多い。
この時点で「メタラーからはイロイロ言われてるけど、やっぱ固定ファンは多いんだな」と実感。
8:00 物販開門。先頭からすこしづつ物販ブースへ導かれる。そして30分前に並んだワタシが入れたのが、たぶん8:15くらい。
物販ゾーンで品定めをする人たちの声でもリンプのTシャツを狙ってる人が多い。
ワタシはというと、ひとまずオフィシャルTを購入。その後、バンドTを眺めるが・・・絶対的に欲しいのがない。
きっと場内ではレコード会社のブースもあって、いろいろ売ってるだろうしな・・・あとは場内でもう一度見にいけばいいや。と、軽い感じで撤収。
この時点で8:30すぎてたくらいでしょうかね。
外に出てみると「物販の先行販売受付、終了しました!」というスタッフの声と「マジでか!」という叫び。
「9:00まで先行販売だから8:30くらいに・・・」と思った人は入れなかったわけだ。
結果的に開場後の場内では物販がスゴい列で、並んでたらとてもスタートに間に合わないほどだったので、グッズが欲しい人は少し早起きして早めに並ぶことをオススメしますよ。
その後、開場まで近くのカフェで朝食。道行く人たちのメタTを眺めながらコーヒーを飲む。
外は雨だし、開場に並ぶ必要はないだろなーということで、開場時間までマッタリ。
9:30の開場後、少ししてから入場ゲートへ。まだ少し並んでるけど、流れてるからそれほど待ち時間はなさそうだ。

入場ゲートでは「傘は持ち込めません!ここで置いていってください!紛失の保証はしません!」的なアナウンスが。
ワタシは折り畳みだったからカバンに入れたが、そうじゃない人は入り口に置いていくしかない。
雨だといろいろ大変だね。
そしてこれまた例年のごとく500yenのドリンクチケットを購入し、形式的な荷物チェックを経て、いよいよ場内へ!
なんだかカッコ悪いのに、定着しつつある(っつーか、定着させたいのか?)のキャラクターオブジェを通過して・・・・

まず向かうのはレコード会社ブースだ。
レコード会社ブースもメタT販売ゾーンはデパートのバーゲンセール状態。サザエさんで時々描写される「デパートのバーゲン」そのものだ。(わかりにくい)
そしてオフィシャル物販は激しい長蛇の列!この列に並んでたら、オープニングに間に合わないことは明白。
「レコード会社ブース見て、何もなかったらDARKNESSかARCH ENEMY買おう」という軽い計算は、この時点で頓挫。
10:00になったので、今年はクロークに荷物を預けることに。
クロークでも、けっこうな行列。
一袋500円の「大きなゴミ袋」みたいなのを買う→自分の荷物入れる→預ける・・・というシステムで、「途中でグッズ買ったから、一度出させてちょうだい」はNG。
一度クロークから出したら、再び「ゴミ袋」を買い直しという残念なシステムなので、預ける前にグッズ類はすべて買っておけると理想ですね。
10:15。10:30のスタートに向けてアリーナへ向かいます。
アリーナを眺めると「あぁ・・・帰ってきたな。今年も始まるな。」という感慨がこみ上げてきます。
この時点では、まだ人は少ない。

今年も「大きな荷物は持ち込めません」とチェックされたが、昨年のように「このサイズまでだよー」というボードは無し。
あったら来年の参考に写真撮っておきたかったんだけどね。
まだまだ人の少ないアリーナに陣取り、開演を待ちます。
ちなみに今年は対面式ステージ。
昨年の横並びステージでは、ちょうど中間にスクリーンがありましたが、今年は双方のステージ横にスクリーンが。
対面式は、ステージに対して観客席がワイドに使えるのでいい反面、横並びのときは移動しなくても横のステージも見えたけど、移動しないとステージがほとんど見えないというデメリットも。
当然、バンドの演奏終了後には「民族大移動」的な人の流れになるので、面倒ではありました。
開演直前、進行役のヒトが「今日のラインナップ!」と紹介していく中、一番歓声が大きかったのはTRIVIUMとARCH ENEMYだったかな。
「最後は・・・LIMP BIZKIT!」の後、ブーイングが出て苦笑を誘いました。
ということで、いよいよスタート!
・・・長くなっちゃったので、各バンドのパフォーマンスは、to be continued.... ってことで。
今年も無事開催されました。
地震、津波、放射能・・・様々な悪条件の中、出演ラインナップには賛否両論あったものの、結果的には素晴らしいものとなりました。
主催者に感謝。
この条件の中で来日してくれたバンドに感謝。
そんなわけで、記憶が残っている間にレポート的なもの 兼 自分の備忘に簡単にまとめてみようかと。
来年開催されるであろうLOUDPARK12へ参戦したい飛騨高山の方々(いるのか?)の参考になればと思いますです。
お年寄りだから、記憶のあるうちに書かないと忘れちゃうんだよね。
長くなることが予想されるので、いくつかに分けて書きますね。
例年のことながら、「メタル・ハード・轟音・爆音・ラウド」といったキーワードに嫌悪感がある方はスルー推奨で。
:
:
:
開催前から悪評が多かった今回のラインナップ。
ANIMETAL USAというイロモノで始まって、LIMP BIZKITという「知名度はともかく、メタルフェスじゃなくていいんじゃね?」なヘッドライナー。
いわゆる「大御所」不在の、悪く言えば「中途半端かつ中堅だらけ」なことは否めない。
が、個人的には「単独行くほどじゃないけど、見てみたいバンドばかり」ということで、お得感はあった。
単独チケットだって10000円前後する時代だからね。
さて・・・「今年はガラガラじゃね?」という巷の前評判は果たして実際どうなのか・・・
当日朝。
今年は開場が9:30、物販は屋外での先行販売が8:00~9:00、その後は会場内での販売ということになっていた。
昨年のように、開場まで物販ゾーンでウロウロすることはできないということだ。
今回は雨予報だったから傘持参だったし、カバンを持ってアリーナに入るのはやめておいてクロークに預けるつもりだったので、クロークに預ける前に物販は購入しておきたい。
ということで、新宿を7:00に出発。さいたまスーパーアリーナへ7:30くらいに到着しましたね。
現地は横殴りの雨。強風で傘がバキバキになってる人もチラホラ。
朝のコーヒーを飲んでから並ぶか・・・いや、一応現地の状況を見て来よう・・・と現地へ。
すると、この時点で既に長蛇の列!ということで、そのまま列に並ぶ。
並んでる間チラチラと周辺を眺めてみると、今年はパーカーを来た若者が多い。いわゆる「スケーターファッション」っていうんですかね。リンプが好きであろうことが容易に想像できる感じの人が多い。
この時点で「メタラーからはイロイロ言われてるけど、やっぱ固定ファンは多いんだな」と実感。
8:00 物販開門。先頭からすこしづつ物販ブースへ導かれる。そして30分前に並んだワタシが入れたのが、たぶん8:15くらい。
物販ゾーンで品定めをする人たちの声でもリンプのTシャツを狙ってる人が多い。
ワタシはというと、ひとまずオフィシャルTを購入。その後、バンドTを眺めるが・・・絶対的に欲しいのがない。
きっと場内ではレコード会社のブースもあって、いろいろ売ってるだろうしな・・・あとは場内でもう一度見にいけばいいや。と、軽い感じで撤収。
この時点で8:30すぎてたくらいでしょうかね。
外に出てみると「物販の先行販売受付、終了しました!」というスタッフの声と「マジでか!」という叫び。
「9:00まで先行販売だから8:30くらいに・・・」と思った人は入れなかったわけだ。
結果的に開場後の場内では物販がスゴい列で、並んでたらとてもスタートに間に合わないほどだったので、グッズが欲しい人は少し早起きして早めに並ぶことをオススメしますよ。
その後、開場まで近くのカフェで朝食。道行く人たちのメタTを眺めながらコーヒーを飲む。
外は雨だし、開場に並ぶ必要はないだろなーということで、開場時間までマッタリ。
9:30の開場後、少ししてから入場ゲートへ。まだ少し並んでるけど、流れてるからそれほど待ち時間はなさそうだ。

入場ゲートでは「傘は持ち込めません!ここで置いていってください!紛失の保証はしません!」的なアナウンスが。
ワタシは折り畳みだったからカバンに入れたが、そうじゃない人は入り口に置いていくしかない。
雨だといろいろ大変だね。
そしてこれまた例年のごとく500yenのドリンクチケットを購入し、形式的な荷物チェックを経て、いよいよ場内へ!
なんだかカッコ悪いのに、定着しつつある(っつーか、定着させたいのか?)のキャラクターオブジェを通過して・・・・

まず向かうのはレコード会社ブースだ。
レコード会社ブースもメタT販売ゾーンはデパートのバーゲンセール状態。サザエさんで時々描写される「デパートのバーゲン」そのものだ。(わかりにくい)
そしてオフィシャル物販は激しい長蛇の列!この列に並んでたら、オープニングに間に合わないことは明白。
「レコード会社ブース見て、何もなかったらDARKNESSかARCH ENEMY買おう」という軽い計算は、この時点で頓挫。
10:00になったので、今年はクロークに荷物を預けることに。
クロークでも、けっこうな行列。
一袋500円の「大きなゴミ袋」みたいなのを買う→自分の荷物入れる→預ける・・・というシステムで、「途中でグッズ買ったから、一度出させてちょうだい」はNG。
一度クロークから出したら、再び「ゴミ袋」を買い直しという残念なシステムなので、預ける前にグッズ類はすべて買っておけると理想ですね。
10:15。10:30のスタートに向けてアリーナへ向かいます。
アリーナを眺めると「あぁ・・・帰ってきたな。今年も始まるな。」という感慨がこみ上げてきます。
この時点では、まだ人は少ない。

今年も「大きな荷物は持ち込めません」とチェックされたが、昨年のように「このサイズまでだよー」というボードは無し。
あったら来年の参考に写真撮っておきたかったんだけどね。
まだまだ人の少ないアリーナに陣取り、開演を待ちます。
ちなみに今年は対面式ステージ。
昨年の横並びステージでは、ちょうど中間にスクリーンがありましたが、今年は双方のステージ横にスクリーンが。
対面式は、ステージに対して観客席がワイドに使えるのでいい反面、横並びのときは移動しなくても横のステージも見えたけど、移動しないとステージがほとんど見えないというデメリットも。
当然、バンドの演奏終了後には「民族大移動」的な人の流れになるので、面倒ではありました。
開演直前、進行役のヒトが「今日のラインナップ!」と紹介していく中、一番歓声が大きかったのはTRIVIUMとARCH ENEMYだったかな。
「最後は・・・LIMP BIZKIT!」の後、ブーイングが出て苦笑を誘いました。
ということで、いよいよスタート!
・・・長くなっちゃったので、各バンドのパフォーマンスは、to be continued.... ってことで。
2011年10月05日
カウントダウン!
さて、秋のHeavyMetalの祭典、ラウドパーク。
公式のカウントダウンも、いよいよ「あと10日」となりました。

今年は震災や放射能の影響もあってブッキングに苦労したんだろうなーと思いますが、ようやく「...and More!」の表示が消えて全ラインナップが確定したようです。
とはいえ、10日前なのにタイムテーブルは出てないし、アーティスト情報は Coming soon... が多いし、なんだか「やる気あんのか」的な空気が漂うわけですが・・・。
そんな中、ワタクシ自身も実は昨年ほどの高揚感がまだ湧出してこないのですが、実際のところ今年のラインナップは「平均的に良質」な感があり、純粋に楽しめそうだなーということで「ウォォォ!」という昂りよりは、純粋に「ワクワク」といった感が強い。
現在の「LINEUP」の表示順からすると、こんな順番だろうか。
下から順に、◎~×は「自分の見たい度」です。
× LIMP BIZKIT
〇 WHITESNAKE
〇 ARCH ENEMY
〇 THE DARKNESS
〇 TRIVIUM
△ KROKUS
◎ UNISONIC
〇 STRYPER
△ UNITED
〇 AMARANTHE
〇 AUGUST BURNS RED
〇 ANIMETAL USA
・・・うーん、最後のLIMP BIZKITは別にして、「ココが休憩タイム」ってのが今年は難しい。
どれもソコソコ楽しみなのだ。
そして、逆に「このバンドのために、前のバンドのときから場所を確保しないと!」ってほどのバンドも昨年より圧倒的に少ない。
唯一、UNISONIC は、カイの近くで見たいなーと思うくらいだ。
AUGUST BURNS RED は全然知らなかったけど、事前にYOU TUBEで見てて
お、サウンドはメロディアス。でもヴォーカルスタイルがなぁ・・
↓
ん?でもTRIVIUMの最近のヴォーカルも、こんな感じだったりするときあるよな。
↓
ひょっとして、自分ってメタルコア耐性あるのか?つか、TRIVIUMもメタルコアなのか?
↓
そういえば、それほど気にならないといえば、そんな気がしなくもない。
↓
わりといいかも
↓
けっこう楽しそう
・・・という洗脳にも近い経緯で、外せない感が漂い始めた。どうせ2バンド目だから休憩不要だしね。
とりあえずUNITEDで小休止だけど後半だけは参戦しつつ、おそらくそのステージに来るであろうUNISONICに備える。
KROKUSのところで休憩。(貴重だから、少しは見たいんだけどね)
あとはWHITESNAKEまでノンストップ、LIMP BIZKITはフンイキだけ味わってソソクサと撤収。
ってな感じでしょうか。
ちなみに昨年は・・・
〇 OZZY OZBOURNE
◎ AVENGED SEVENFOLD
〇 MOTORHEAD
◎ ANGRA
× SPIRITUAL BEGGARS
× KUNI
× ALEXIONFIRE
◎ TURISAS
△ HALESTORM
◎ RECKLESS LOVE
× TRASH TALK
〇 3 INCHES OF BLOOD
ってことで、絶対見たいところと休憩箇所がハッキリしていて非常に予定が立てやすかったなぁ、と思うのだ。
RECKLESS LOVE と TURISAS でコーフンしすぎて、KUNIのときとSPIRITUAL BEGGARSのときにアリーナで寝落ちしてしまい、係員に起こされたのだが、今年は寝落ちする時間帯すら難しい。
絶対見たいバンドも多いけど、見なくてもいいバンドが多かったLOUDPARK10。
絶対見たいバンドは少ないけど、見なくていいバンドも少ないLOUDPARK11。
twitterとかで状況を見てると、「今年のラインナップは酷い」といった意見が多い。
アニメタルUSAというイロモノで始まり、リンプがトリっていう印象の悪さもありますが・・・・。
けど個人的には、そしてメロハーが好きな方々なら「いやいや、そこまで悪くないよ。平均点高いんじゃない?」と思うのです。
STRYPER / KROKUS / UNISONIC / THE DARKNESS といったところは、「コレを逃したら次はないかも」感があるし。
カヴァーデルも高齢だしね。
そもそも自分が来年行けるかどうかなんてワカンナイし。
そこそこ好きなバンドばかりだから、特に予習の必要がないのもありがたい。
で、一通りのバンドをサラッと聞き直したわけですが、なんだかんだで一番「あー、楽しみ!」と思ったのは結局 WHITESNAKE。
すべての音楽が新鮮で貪欲だった若い頃に刷り込まれた名曲たちは、やはり今聞いても色褪せないのだ。
10年近く前に観たときと、7~8割は同じ曲かもしれないが、それでいいのだ。
そして、結局アルバムをリリースしなかったことで逆に期待が高まるUNISONIC。
PINKCREAM69+カイ+キスケという「逆HELLOWEENなドリームチーム」は日本のファンの過剰な期待にどんなセットリストで応えてくれるでしょうか。
・・・と、ブログ書いてて少しづつ昂ってきましたよ。
ってなわけで、サイドバーには「LOUDPARK」カテゴリをつけて、昨年の状況も反省できるようにしましたよ。
参戦される方、楽しみましょうね!
公式のカウントダウンも、いよいよ「あと10日」となりました。
今年は震災や放射能の影響もあってブッキングに苦労したんだろうなーと思いますが、ようやく「...and More!」の表示が消えて全ラインナップが確定したようです。
とはいえ、10日前なのにタイムテーブルは出てないし、アーティスト情報は Coming soon... が多いし、なんだか「やる気あんのか」的な空気が漂うわけですが・・・。
そんな中、ワタクシ自身も実は昨年ほどの高揚感がまだ湧出してこないのですが、実際のところ今年のラインナップは「平均的に良質」な感があり、純粋に楽しめそうだなーということで「ウォォォ!」という昂りよりは、純粋に「ワクワク」といった感が強い。
現在の「LINEUP」の表示順からすると、こんな順番だろうか。
下から順に、◎~×は「自分の見たい度」です。
× LIMP BIZKIT
〇 WHITESNAKE
〇 ARCH ENEMY
〇 THE DARKNESS
〇 TRIVIUM
△ KROKUS
◎ UNISONIC
〇 STRYPER
△ UNITED
〇 AMARANTHE
〇 AUGUST BURNS RED
〇 ANIMETAL USA
・・・うーん、最後のLIMP BIZKITは別にして、「ココが休憩タイム」ってのが今年は難しい。
どれもソコソコ楽しみなのだ。
そして、逆に「このバンドのために、前のバンドのときから場所を確保しないと!」ってほどのバンドも昨年より圧倒的に少ない。
唯一、UNISONIC は、カイの近くで見たいなーと思うくらいだ。
AUGUST BURNS RED は全然知らなかったけど、事前にYOU TUBEで見てて
お、サウンドはメロディアス。でもヴォーカルスタイルがなぁ・・
↓
ん?でもTRIVIUMの最近のヴォーカルも、こんな感じだったりするときあるよな。
↓
ひょっとして、自分ってメタルコア耐性あるのか?つか、TRIVIUMもメタルコアなのか?
↓
そういえば、それほど気にならないといえば、そんな気がしなくもない。
↓
わりといいかも
↓
けっこう楽しそう
・・・という洗脳にも近い経緯で、外せない感が漂い始めた。どうせ2バンド目だから休憩不要だしね。
とりあえずUNITEDで小休止だけど後半だけは参戦しつつ、おそらくそのステージに来るであろうUNISONICに備える。
KROKUSのところで休憩。(貴重だから、少しは見たいんだけどね)
あとはWHITESNAKEまでノンストップ、LIMP BIZKITはフンイキだけ味わってソソクサと撤収。
ってな感じでしょうか。
ちなみに昨年は・・・
〇 OZZY OZBOURNE
◎ AVENGED SEVENFOLD
〇 MOTORHEAD
◎ ANGRA
× SPIRITUAL BEGGARS
× KUNI
× ALEXIONFIRE
◎ TURISAS
△ HALESTORM
◎ RECKLESS LOVE
× TRASH TALK
〇 3 INCHES OF BLOOD
ってことで、絶対見たいところと休憩箇所がハッキリしていて非常に予定が立てやすかったなぁ、と思うのだ。
RECKLESS LOVE と TURISAS でコーフンしすぎて、KUNIのときとSPIRITUAL BEGGARSのときにアリーナで寝落ちしてしまい、係員に起こされたのだが、今年は寝落ちする時間帯すら難しい。
絶対見たいバンドも多いけど、見なくてもいいバンドが多かったLOUDPARK10。
絶対見たいバンドは少ないけど、見なくていいバンドも少ないLOUDPARK11。
twitterとかで状況を見てると、「今年のラインナップは酷い」といった意見が多い。
アニメタルUSAというイロモノで始まり、リンプがトリっていう印象の悪さもありますが・・・・。
けど個人的には、そしてメロハーが好きな方々なら「いやいや、そこまで悪くないよ。平均点高いんじゃない?」と思うのです。
STRYPER / KROKUS / UNISONIC / THE DARKNESS といったところは、「コレを逃したら次はないかも」感があるし。
カヴァーデルも高齢だしね。
そもそも自分が来年行けるかどうかなんてワカンナイし。
そこそこ好きなバンドばかりだから、特に予習の必要がないのもありがたい。
で、一通りのバンドをサラッと聞き直したわけですが、なんだかんだで一番「あー、楽しみ!」と思ったのは結局 WHITESNAKE。
すべての音楽が新鮮で貪欲だった若い頃に刷り込まれた名曲たちは、やはり今聞いても色褪せないのだ。
10年近く前に観たときと、7~8割は同じ曲かもしれないが、それでいいのだ。
そして、結局アルバムをリリースしなかったことで逆に期待が高まるUNISONIC。
PINKCREAM69+カイ+キスケという「逆HELLOWEENなドリームチーム」は日本のファンの過剰な期待にどんなセットリストで応えてくれるでしょうか。
・・・と、ブログ書いてて少しづつ昂ってきましたよ。
ってなわけで、サイドバーには「LOUDPARK」カテゴリをつけて、昨年の状況も反省できるようにしましたよ。
参戦される方、楽しみましょうね!