ヘビメタパパの書斎 › Pumpkins United Tour
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2018年04月16日
南瓜大集結~後半戦
さて、奇跡の南瓜大集結。
夢のようなカイ・ハンセン・タイム。
涙涙のインゴの映像。
もう既に「満腹です」といった感もありますが、まだまだ続きますよ。
:
:
今回のツアー、すべての時代を網羅してのパフォーマンスになるであろうことは想像していましたが、[Livin' Ain't No Crime]のリフが流れたときには「おぉ!まさかの!」と思いました。
代表曲かと言えばそうではないかもしれませんが、当時「こんな曲もアリなのか‥」と思いつつ、脳裏に強く刻まれたものです。
定番の大合唱曲[Power]では、リフが刻まれたとたんに場内は大熱狂。
「♪オオーオオーオー、オオーオオー~」のシンガロングが包みます。
暖かく、ポジティブで、パワフル。まさにアンディ期を代表する名曲ですね。
本編ラストを飾ったのは[How Many Tears]!!
この曲を誰が歌うんだろう‥というのは、今回の個人的な一つの注目点でした。
私としては、オリジネイターであるカイに歌ってほしい。
けど、一般的な意見としてはやはりキスケに歌ってほしい人が多いと思う。
その結果‥
まさかのカイ・キスケ・アンディのトリプルヴォーカル!
半ば「どうせキスケが歌うんでしょ」「カイには厳しいんだろな‥」と思ってた私にとっては嬉しい誤算。
前述した通り、カイの調子はバツグンだ。
キスケとアンディの存在感に負けていない。
それぞれがそれぞれの魅力をぶつけあい、実に感動的な曲となりました。
いったん本編が終了し‥
アンコールの一曲目に選ばれたのは‥聞き慣れたイントロ[Invitation]に導かれ‥
みんなが待ちわびていたであろう[Eagle Fly Free]!!
今回参戦したファンの大きな目的の一つは「イーグルを、キスケの声で!」というものだったのではないでしょうか。
その大きく大きく膨らみすぎた期待を全く裏切ることなく、キスケのヴォーカルが彩ります。
もちろんアンディが歌っても名曲は名曲なのですが、脳内に強く刻まれたこの曲がキスケの声の声で蘇ると「あぁ‥やっぱりこれなんだな。私をメタルに導いてくれたのはこのバンドなのだ」という「故郷」の薫りがするのです。
興奮と感傷が交錯し、今まで味わったことのないようなノスタルジー。
さらには[Keeper Of The Seven Keys]
‥オープニングの[Halloween]に続いて、この時代の大曲を揃えてくるとは‥驚きました。
聞けば聞くほど、長くても実に練られた曲であるなぁ‥と感じます。
ここでアンコール1幕目が終了。
満足しすぎて、聞きたい曲がドンドン流れて、「これ以上、何があるんだよ‥」と放心状態。
冷静になっていれば「まだあの曲、やってないじゃん」と思うのですが、このときは本当に「もう思いつかない」状態でした。
そしてアンコール2幕目には‥
[Future World]と[I Want Out]!
そうだよ、この曲たちが残ってたじゃないか。
個人的にはこの2曲は、本家だけでなくUNISONICやGAMMA RAYでもチョイスされることもあって「もういいかな」という感がなきにしもあらずですが、やっぱり盛り上がる。
どちらも大合唱のうちに幕を閉じました。
:
:
正直に言うと、今回のライブ、参戦するかどうか迷っていました。
いや、むしろどちかというと「やめとこう」と思ってました。
なぜだろうな‥と自己分析してみると、今回のリユニオンは「マイケル・キスクがハロウィンに戻ってくる」という点にクローズアップしすぎていた気がするのです。
私は
「カイ・ハンセンが、初期の曲を歌ってくれる」のならば。
「アンディ・デリスが、キーパー時代から解放されて自分の曲を歌ってくれる」のならば。
この2点が魅力だったのですが、どうやらその点はあまりフォーカスされていないように感じたのです。
それどころか「歴代ヴォーカリストによる競演も」という話もあり「そういうのじゃないんだよ‥私が見たいのは‥」と思っていました。
さらに私は「カイ+キスケ」という組み合わせに強い思い入れがある。
その組み合わせは2011年のLOUDPARKにおけるUNISONICが実現した時点で「これ以上の喜びはない」という感激を味わってしまった。
だから、「まぁ、あのときほどの興奮はないよね、たぶん」と思っていた。
が。
迷ったけど、行ってよかった。
たしかにカイのヴォーカルパートは少なかった。
歴代ヴォーカルによる競演もあった。
マイケル・キスクはキーパー時代の曲をたくさん歌った。
その一つ一つが、私が思っていた以上に「あぁ‥やっぱり私はハロウィンが好きなんだ」と強く感じました。
このバンドでヘヴィメタルに出会った。
このバンドともに、私のヘヴィメタル史が(もっといえば、人生が)あった。
ハロウィンの音楽は、私の血であり肉であるのだ。
理屈ではなく、本能が反応しているのだ。
「カイとアンディ」という新鮮な組み合わせも、想像していた以上に私のココロは昂った。
結局、カイもアンディもキスケも大好きなのだ。
そしてヴァイキー。
ハロウィン分裂のときには
「インゴがいなくなったのはヴァイキーのせい」
「カイとキスケが抜けたのはヴァイキーのせい」
「アンディをPC69から引き抜いて、PC69が崩壊したらヴァイキーのせい」
「ハロウィンにアンディなんて合うわけないから、ヴァイキーのせい」
と、すべてをヴァイキーのせいだと思い込んでした。
けど、今だからこそ言える。この日があるのはヴァイキーのおかげだ。
時間を経て、みんなオトナになった。
完全に「雪解け」しているのか、「ビジネス」の面が強いのか、勘繰るのはやめよう。
この奇跡の瞬間に導いてくれたのはヴァイキーあってこそだ。
数々の悲劇があったからこそ、今回の奇跡がより一層輝いている。
数々の悲劇を思うからこそ、より一層強い感動となって感情を昂らせる。
「お祭り」であり「同窓会」であり‥そういった「よかったね‥本当によかった‥」という暖かい感動に包まれました。
まさに「夢のような」であり、「夢を越える現実」とも言える夜となりました。
HELLOWEEN PUMPKINS UNITED JAPAN TOUR 2018 OSAKA / How Many Tears
夢のようなカイ・ハンセン・タイム。
涙涙のインゴの映像。
もう既に「満腹です」といった感もありますが、まだまだ続きますよ。
:
:
今回のツアー、すべての時代を網羅してのパフォーマンスになるであろうことは想像していましたが、[Livin' Ain't No Crime]のリフが流れたときには「おぉ!まさかの!」と思いました。
代表曲かと言えばそうではないかもしれませんが、当時「こんな曲もアリなのか‥」と思いつつ、脳裏に強く刻まれたものです。
定番の大合唱曲[Power]では、リフが刻まれたとたんに場内は大熱狂。
「♪オオーオオーオー、オオーオオー~」のシンガロングが包みます。
暖かく、ポジティブで、パワフル。まさにアンディ期を代表する名曲ですね。
本編ラストを飾ったのは[How Many Tears]!!
この曲を誰が歌うんだろう‥というのは、今回の個人的な一つの注目点でした。
私としては、オリジネイターであるカイに歌ってほしい。
けど、一般的な意見としてはやはりキスケに歌ってほしい人が多いと思う。
その結果‥
まさかのカイ・キスケ・アンディのトリプルヴォーカル!
半ば「どうせキスケが歌うんでしょ」「カイには厳しいんだろな‥」と思ってた私にとっては嬉しい誤算。
前述した通り、カイの調子はバツグンだ。
キスケとアンディの存在感に負けていない。
それぞれがそれぞれの魅力をぶつけあい、実に感動的な曲となりました。
いったん本編が終了し‥
アンコールの一曲目に選ばれたのは‥聞き慣れたイントロ[Invitation]に導かれ‥
みんなが待ちわびていたであろう[Eagle Fly Free]!!
今回参戦したファンの大きな目的の一つは「イーグルを、キスケの声で!」というものだったのではないでしょうか。
その大きく大きく膨らみすぎた期待を全く裏切ることなく、キスケのヴォーカルが彩ります。
もちろんアンディが歌っても名曲は名曲なのですが、脳内に強く刻まれたこの曲がキスケの声の声で蘇ると「あぁ‥やっぱりこれなんだな。私をメタルに導いてくれたのはこのバンドなのだ」という「故郷」の薫りがするのです。
興奮と感傷が交錯し、今まで味わったことのないようなノスタルジー。
さらには[Keeper Of The Seven Keys]
‥オープニングの[Halloween]に続いて、この時代の大曲を揃えてくるとは‥驚きました。
聞けば聞くほど、長くても実に練られた曲であるなぁ‥と感じます。
ここでアンコール1幕目が終了。
満足しすぎて、聞きたい曲がドンドン流れて、「これ以上、何があるんだよ‥」と放心状態。
冷静になっていれば「まだあの曲、やってないじゃん」と思うのですが、このときは本当に「もう思いつかない」状態でした。
そしてアンコール2幕目には‥
[Future World]と[I Want Out]!
そうだよ、この曲たちが残ってたじゃないか。
個人的にはこの2曲は、本家だけでなくUNISONICやGAMMA RAYでもチョイスされることもあって「もういいかな」という感がなきにしもあらずですが、やっぱり盛り上がる。
どちらも大合唱のうちに幕を閉じました。
:
:
正直に言うと、今回のライブ、参戦するかどうか迷っていました。
いや、むしろどちかというと「やめとこう」と思ってました。
なぜだろうな‥と自己分析してみると、今回のリユニオンは「マイケル・キスクがハロウィンに戻ってくる」という点にクローズアップしすぎていた気がするのです。
私は
「カイ・ハンセンが、初期の曲を歌ってくれる」のならば。
「アンディ・デリスが、キーパー時代から解放されて自分の曲を歌ってくれる」のならば。
この2点が魅力だったのですが、どうやらその点はあまりフォーカスされていないように感じたのです。
それどころか「歴代ヴォーカリストによる競演も」という話もあり「そういうのじゃないんだよ‥私が見たいのは‥」と思っていました。
さらに私は「カイ+キスケ」という組み合わせに強い思い入れがある。
その組み合わせは2011年のLOUDPARKにおけるUNISONICが実現した時点で「これ以上の喜びはない」という感激を味わってしまった。
だから、「まぁ、あのときほどの興奮はないよね、たぶん」と思っていた。
が。
迷ったけど、行ってよかった。
たしかにカイのヴォーカルパートは少なかった。
歴代ヴォーカルによる競演もあった。
マイケル・キスクはキーパー時代の曲をたくさん歌った。
その一つ一つが、私が思っていた以上に「あぁ‥やっぱり私はハロウィンが好きなんだ」と強く感じました。
このバンドでヘヴィメタルに出会った。
このバンドともに、私のヘヴィメタル史が(もっといえば、人生が)あった。
ハロウィンの音楽は、私の血であり肉であるのだ。
理屈ではなく、本能が反応しているのだ。
「カイとアンディ」という新鮮な組み合わせも、想像していた以上に私のココロは昂った。
結局、カイもアンディもキスケも大好きなのだ。
そしてヴァイキー。
ハロウィン分裂のときには
「インゴがいなくなったのはヴァイキーのせい」
「カイとキスケが抜けたのはヴァイキーのせい」
「アンディをPC69から引き抜いて、PC69が崩壊したらヴァイキーのせい」
「ハロウィンにアンディなんて合うわけないから、ヴァイキーのせい」
と、すべてをヴァイキーのせいだと思い込んでした。
けど、今だからこそ言える。この日があるのはヴァイキーのおかげだ。
時間を経て、みんなオトナになった。
完全に「雪解け」しているのか、「ビジネス」の面が強いのか、勘繰るのはやめよう。
この奇跡の瞬間に導いてくれたのはヴァイキーあってこそだ。
数々の悲劇があったからこそ、今回の奇跡がより一層輝いている。
数々の悲劇を思うからこそ、より一層強い感動となって感情を昂らせる。
「お祭り」であり「同窓会」であり‥そういった「よかったね‥本当によかった‥」という暖かい感動に包まれました。
まさに「夢のような」であり、「夢を越える現実」とも言える夜となりました。
HELLOWEEN PUMPKINS UNITED JAPAN TOUR 2018 OSAKA / How Many Tears
2018年04月13日
南瓜大集結~前半戦
ついに始まった夢の再集結。
バックドロップの位置にはスクリーンが。
そしてステージには花道が。
そして着々と埋まるフロア。
開始時には身動きがとれない状態になっていました。
聞き慣れたイントロに導かれたオープニングは、なんと大曲[Halloween]!
♪Ahhhhh... it's Halloween~ Tonight!!
考えてみれば、これほどふさわしい曲はないではないですか。
笑顔のマイケル・キスク。
笑顔のアンディ・デリス。
笑顔のカイ・ハンセン。
そしていつも通りクールな佇まいのマイケル・ヴァイカート。
「お祭り」感が爆発しています。
その楽しい流れを継承するかのように[Dr.Stein]!!
いわゆる「ジャーマンメタル」の始祖であるわけですが、こういったキャッチー&ファニーな曲が違和感なく溶け込むのも彼らの強さ。
さらには[March Of Time]!!
個人的に、キーパー時代の中でも屈指で大好きな曲。この曲を「マイケル・キスクのいるHelloween」で聞けるなんて、もう絶対無理だと思ってた。
カラオケにメタルなんて無かった時代に、友人の家でラジカセをバックにカラオケ大会をして、この曲を歌ったのを思い出します。
アンディ時代のHelloweenの、一つの側面での象徴でもある[Are You Metal]では、周りの人が「この曲、知らない」といった表情。
そうなんですよね‥キーパー時代に思い入れがあって、アンディ時代は数枚しか聞いてない‥という人も多かったように感じます。
このヘヴィな質感は当初違和感がありましたが、彼らなりのモダンなメタルへの回答として強烈な存在感を放っていると思うのです。
さらにはまさかの[Kids Of The Century]!!
一部では「迷作」扱いですが、私の中では充分に「名作」である[Pink Bubbles Go Ape]からのチョイス。
この曲でのマイケル・キスクのカラフルな声色が大好きだったので、マイケル・キスクだからこそこの曲は映える!
そして個人的に思い入れのある[Perfect Gentleman]!!
「ハロウィンにPINKCREAM69のアンディ・デリスが加入」と聞いて、「合うわけないじゃん!しかもPINKCREAM69はどうなるんだよ!」と絶望的になっていた中、この曲を聞いて「これは‥HELLOWEENがこれだけアンディのエッセンスを吸収するとは‥」と驚きとともに新しい未来を見た曲です。
その大好きな曲で、大好きなカイと大好きなアンディが並ぶ。
なんという素晴らしい光景でしょうか!
今回のライブ、曲と曲との間にコマメに映像がスクリーンに流れる。
カボチャのキャラクターにデフォルメされたメンバーがコミカルに描かれるわけですが、その映像で「次の出番の人」が分かるようなシーンも。
この映像が、長丁場のライブの休息として、ステージやメンバーの切替えとして効果的に働いていた気がします。
その映像が切り替わり、ステージ中心に登場したのはカイ!
私は今回のライブの一番の目玉は「カイがどれだけ歌ってくれるか」という点に尽きる。
その時間がついにやってきた!
[Starlight]でカイ・タイムが幕開け!
荒々しいリフ。カイの個性的なヴォーカル。
LOUDPARKでGAMMA RAYを見たときは痛々しいほどの衰えでしたが‥(実際、その後にもう一人ヴォーカルを入れてツインヴォーカルになった)
この日のパフォーマンスは素晴らしい!ヴォーカルの伸び、キレ。全盛期‥というと大げさですが、充分にその魅力を発揮してくれています。
メドレーで[Ride The Sky]へ!
‥何度聞いたことでしょうか、このリフを。
‥何度聞いたことでしょうか、この歌詞を。
名曲中の名曲であり、誰がなんと言おうとこの曲は絶対にカイの声が似合う。
さらには[Judas]、[Heavy Metal(Is The Law)]。
♪ヘーーーヴィメターーー → 「ホイ!」の「ホイ!」が、周りでは誰も声を出してなくて私だけ浮いてしまったのはご愛嬌だ。
おそらく、カイのヴォーカルによる曲はココだけかな‥と思いましたが、素晴らしいパフォーマンスでした。
カイ!大好きだ!
[March Of Time]と並んで大好きな[I'm Alive]も披露。
‥この曲も、まさかマイケル・キスクが、ハロウィンのステージで歌ってくれるとは‥メタルを聞き始めたばかりだった頃の衝撃が蘇ります。
見た目はずいぶん変わっても、その伸びやかな声、素晴らしいメロディ、その相乗効果は「これこそがハロウィンだな」という確信に満ちています。
今回の再集結後に作られた[Pumpkins United]。
歌詞に散りばめられた今までの作品へのリスペクトに感慨深さを感じます。
そして、いかにも「ハロウィン然」としたメロディ。
「こういうメロディだろ。作ろうと思えばすぐ作れるぜ」という余裕と貫祿が漲っています。
途中に挟まれたドラムソロ。
ライブの途中、何度も「ここにインゴがいてくれたら‥」とセンチメンタルな気分になっていたのですが、このドラムソロの場面でスクリーンにはインゴの姿が!
スクリーンに流れるインゴのドラムソロのシーン。
それに合わせて刻まれるダニのドラミング。
その「競演」は、涙なしでは見られません。
カイが抜け、インゴがいなくなり、マイケル・キスクが抜け‥あの当時の「崩壊」「分裂」の様子を思えば、信じられない光景です。
そして、バンドが、特にヴァイキーが、この演出をしてくれた想いを想像するだけでグッときます。
:
:
ということで、インゴの思い出が溢れだしたところでいったん前半戦終了としておきましょうか。
ライブ全体の感想やまとめ的なモノも含めて、次回へ続きますよ。
Helloween - Pumpkins United - March of Time Tokyo Japan 16/03/2018
バックドロップの位置にはスクリーンが。
そしてステージには花道が。
そして着々と埋まるフロア。
開始時には身動きがとれない状態になっていました。
聞き慣れたイントロに導かれたオープニングは、なんと大曲[Halloween]!
♪Ahhhhh... it's Halloween~ Tonight!!
考えてみれば、これほどふさわしい曲はないではないですか。
笑顔のマイケル・キスク。
笑顔のアンディ・デリス。
笑顔のカイ・ハンセン。
そしていつも通りクールな佇まいのマイケル・ヴァイカート。
「お祭り」感が爆発しています。
その楽しい流れを継承するかのように[Dr.Stein]!!
いわゆる「ジャーマンメタル」の始祖であるわけですが、こういったキャッチー&ファニーな曲が違和感なく溶け込むのも彼らの強さ。
さらには[March Of Time]!!
個人的に、キーパー時代の中でも屈指で大好きな曲。この曲を「マイケル・キスクのいるHelloween」で聞けるなんて、もう絶対無理だと思ってた。
カラオケにメタルなんて無かった時代に、友人の家でラジカセをバックにカラオケ大会をして、この曲を歌ったのを思い出します。
アンディ時代のHelloweenの、一つの側面での象徴でもある[Are You Metal]では、周りの人が「この曲、知らない」といった表情。
そうなんですよね‥キーパー時代に思い入れがあって、アンディ時代は数枚しか聞いてない‥という人も多かったように感じます。
このヘヴィな質感は当初違和感がありましたが、彼らなりのモダンなメタルへの回答として強烈な存在感を放っていると思うのです。
さらにはまさかの[Kids Of The Century]!!
一部では「迷作」扱いですが、私の中では充分に「名作」である[Pink Bubbles Go Ape]からのチョイス。
この曲でのマイケル・キスクのカラフルな声色が大好きだったので、マイケル・キスクだからこそこの曲は映える!
そして個人的に思い入れのある[Perfect Gentleman]!!
「ハロウィンにPINKCREAM69のアンディ・デリスが加入」と聞いて、「合うわけないじゃん!しかもPINKCREAM69はどうなるんだよ!」と絶望的になっていた中、この曲を聞いて「これは‥HELLOWEENがこれだけアンディのエッセンスを吸収するとは‥」と驚きとともに新しい未来を見た曲です。
その大好きな曲で、大好きなカイと大好きなアンディが並ぶ。
なんという素晴らしい光景でしょうか!
今回のライブ、曲と曲との間にコマメに映像がスクリーンに流れる。
カボチャのキャラクターにデフォルメされたメンバーがコミカルに描かれるわけですが、その映像で「次の出番の人」が分かるようなシーンも。
この映像が、長丁場のライブの休息として、ステージやメンバーの切替えとして効果的に働いていた気がします。
その映像が切り替わり、ステージ中心に登場したのはカイ!
私は今回のライブの一番の目玉は「カイがどれだけ歌ってくれるか」という点に尽きる。
その時間がついにやってきた!
[Starlight]でカイ・タイムが幕開け!
荒々しいリフ。カイの個性的なヴォーカル。
LOUDPARKでGAMMA RAYを見たときは痛々しいほどの衰えでしたが‥(実際、その後にもう一人ヴォーカルを入れてツインヴォーカルになった)
この日のパフォーマンスは素晴らしい!ヴォーカルの伸び、キレ。全盛期‥というと大げさですが、充分にその魅力を発揮してくれています。
メドレーで[Ride The Sky]へ!
‥何度聞いたことでしょうか、このリフを。
‥何度聞いたことでしょうか、この歌詞を。
名曲中の名曲であり、誰がなんと言おうとこの曲は絶対にカイの声が似合う。
さらには[Judas]、[Heavy Metal(Is The Law)]。
♪ヘーーーヴィメターーー → 「ホイ!」の「ホイ!」が、周りでは誰も声を出してなくて私だけ浮いてしまったのはご愛嬌だ。
おそらく、カイのヴォーカルによる曲はココだけかな‥と思いましたが、素晴らしいパフォーマンスでした。
カイ!大好きだ!
[March Of Time]と並んで大好きな[I'm Alive]も披露。
‥この曲も、まさかマイケル・キスクが、ハロウィンのステージで歌ってくれるとは‥メタルを聞き始めたばかりだった頃の衝撃が蘇ります。
見た目はずいぶん変わっても、その伸びやかな声、素晴らしいメロディ、その相乗効果は「これこそがハロウィンだな」という確信に満ちています。
今回の再集結後に作られた[Pumpkins United]。
歌詞に散りばめられた今までの作品へのリスペクトに感慨深さを感じます。
そして、いかにも「ハロウィン然」としたメロディ。
「こういうメロディだろ。作ろうと思えばすぐ作れるぜ」という余裕と貫祿が漲っています。
途中に挟まれたドラムソロ。
ライブの途中、何度も「ここにインゴがいてくれたら‥」とセンチメンタルな気分になっていたのですが、このドラムソロの場面でスクリーンにはインゴの姿が!
スクリーンに流れるインゴのドラムソロのシーン。
それに合わせて刻まれるダニのドラミング。
その「競演」は、涙なしでは見られません。
カイが抜け、インゴがいなくなり、マイケル・キスクが抜け‥あの当時の「崩壊」「分裂」の様子を思えば、信じられない光景です。
そして、バンドが、特にヴァイキーが、この演出をしてくれた想いを想像するだけでグッときます。
:
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ということで、インゴの思い出が溢れだしたところでいったん前半戦終了としておきましょうか。
ライブ全体の感想やまとめ的なモノも含めて、次回へ続きますよ。
Helloween - Pumpkins United - March of Time Tokyo Japan 16/03/2018
2018年04月09日
南瓜大集結~序章
ブログを始めて、初めて一カ月以上の間隔が空いてしまいました‥。
一カ月経つと広告が表示されちゃうんですね。
これからはそうならないようにせねば‥。
さて、この一カ月。
年度末や子供たちの進学や進級など、バタバタと過ごしてきたわけですが、3月某日、名古屋まで遠征に。
:
:
:
私がヘヴィメタルの沼にズブズブと沈んでいったのは約30年ほど前になるでしょうか。
そのキッカケとなったバンドが、紆余曲折を経て奇跡の集結となりました。
これは見にいかないわけがない(←正直、ちょっと迷ったんですがね)
HELLOWEEN ~ PUMPKINS UNITED TOUR 2018

初期ヴォーカルだった、私が敬愛するカイ・ハンセン。
HELLOWEENの一つの象徴であるKEEPER OF THE SEVEN KEYS時代のヴォーカル、マイケル・キスク。
そして現在のフロントマンであるアンディ・デリス。
歴代ヴォーカリストが一同に集う。
ただのノスタルジックなステージではない。
今までのこのバンドの歴史的背景を思えば、信じられない奇跡の集合体なのだ。
もちろんマイケル・キスクが「ハロウィンのメンバーとして」キーパー時代の曲を歌ってくれる、ということも大きな目玉ではあるのですが‥
個人的な注目はですね‥
① カイ・ハンセンが初期HELLOWEENの曲を歌ってくれること。
カイ時代の曲が選ばれるのは、本家HELLOWEENでもGAMMA RAYでもUNISONICでもあまりない。
その頃の曲を、カイが歌う‥これはカイ大好きな私にとって垂涎なのであります。
② アンディが自分の曲に集中できるであろうとうこと。
今ではずいぶんフィットしてきたとはいえ、加入直後のライブでアンディがキスケ時代の曲を歌うのは痛々しさが漂った。
私は「一度はアンディ時代の曲だけでライブをやってほしい」と思っていた。
マイケル・キスク時代の曲から解放される。それは私にとってすごく大きなことなのです。
数カ月前から、SNSでは海外でのライブの様子やセットリストが流れたり。
そういった情報を集めている方がツイッターに流したり。
来日して、先行してライブを行った東京や大阪の情報が流れてきたり。
「セットリストや演出な知らないままに、当日のサプライズを楽しみたい」という私にとってはその情報を見ないようにくぐりぬけるのはなかなか困難なものでした。
実際、いくつかの情報は目に入ってしまいましたが‥
来日してから名古屋公演までの一週間ほどはツイッターを封鎖。
情報をシャットアウトして名古屋公演を迎えましたよ。
:
:
:
当日。
昼前には名古屋に到着。
事前に物販の情報はネットに上がっており、だいたい欲しいTシャツは決めていました。
‥実はレディースのTシャツのデザインが一番のお気に入りで「なぜこれをレギュラーサイズにしないんだよぉぉぉ」とクヤしい思いでした。
ということで、「一応先行物販に並んでみるけど、混んでたらやめとこう」というユルさで臨みましたよ。
先行物販開始は15:00。
ということで、その時間に合わせて現地へ向かったものの‥長蛇の列。
一応、最後尾に回ったものの‥10分経っても15分経っても動かない。
ということで、早々に諦めて撤収。ホテルで一休みということになりました。
一番人気だった湯呑みは先行物販の3時間前とかに並んでも買えないほどだった‥ということで、ファンの熱気を感じます。
そして、このバンドに思い入れが一番強いのはおそらく私たち世代。
ということは、ある程度の社会的地位ある世代=大人買いできる世代。
実際、先行物販を買い終えてホクホク顔で去っていく人たちの手の中には抱えきれないほどのグッズが。
‥これは招聘元はホクホクでしょうねぇ‥
そして開場前。再び列に並ぶ。
私は900番台後半の番号だったので、「どうせ最後尾だろ」と思っていたわけですが、私の後方にもまだまだ長蛇の列が。
ZEPPって収容人数多いんですね。
少しづつ列は流れ、いよいよ入場。
ドリンクチケットを受け取り(というか、500円で買わされ)、グッズ売り場は開演前ということで一通り揃ってますが、まずは会場内の確保‥ということで場内へ。
まだまだ後方は余裕がある状態だったので、後方の柵の手前を確保。
柵があると体力的に楽なんだよね。
いよいよ奇跡のユナイテッド、幕開けです!
ということで、本編へと続きますよ。
一カ月経つと広告が表示されちゃうんですね。
これからはそうならないようにせねば‥。
さて、この一カ月。
年度末や子供たちの進学や進級など、バタバタと過ごしてきたわけですが、3月某日、名古屋まで遠征に。
:
:
:
私がヘヴィメタルの沼にズブズブと沈んでいったのは約30年ほど前になるでしょうか。
そのキッカケとなったバンドが、紆余曲折を経て奇跡の集結となりました。
これは見にいかないわけがない(←正直、ちょっと迷ったんですがね)
HELLOWEEN ~ PUMPKINS UNITED TOUR 2018

初期ヴォーカルだった、私が敬愛するカイ・ハンセン。
HELLOWEENの一つの象徴であるKEEPER OF THE SEVEN KEYS時代のヴォーカル、マイケル・キスク。
そして現在のフロントマンであるアンディ・デリス。
歴代ヴォーカリストが一同に集う。
ただのノスタルジックなステージではない。
今までのこのバンドの歴史的背景を思えば、信じられない奇跡の集合体なのだ。
もちろんマイケル・キスクが「ハロウィンのメンバーとして」キーパー時代の曲を歌ってくれる、ということも大きな目玉ではあるのですが‥
個人的な注目はですね‥
① カイ・ハンセンが初期HELLOWEENの曲を歌ってくれること。
カイ時代の曲が選ばれるのは、本家HELLOWEENでもGAMMA RAYでもUNISONICでもあまりない。
その頃の曲を、カイが歌う‥これはカイ大好きな私にとって垂涎なのであります。
② アンディが自分の曲に集中できるであろうとうこと。
今ではずいぶんフィットしてきたとはいえ、加入直後のライブでアンディがキスケ時代の曲を歌うのは痛々しさが漂った。
私は「一度はアンディ時代の曲だけでライブをやってほしい」と思っていた。
マイケル・キスク時代の曲から解放される。それは私にとってすごく大きなことなのです。
数カ月前から、SNSでは海外でのライブの様子やセットリストが流れたり。
そういった情報を集めている方がツイッターに流したり。
来日して、先行してライブを行った東京や大阪の情報が流れてきたり。
「セットリストや演出な知らないままに、当日のサプライズを楽しみたい」という私にとってはその情報を見ないようにくぐりぬけるのはなかなか困難なものでした。
実際、いくつかの情報は目に入ってしまいましたが‥
来日してから名古屋公演までの一週間ほどはツイッターを封鎖。
情報をシャットアウトして名古屋公演を迎えましたよ。
:
:
:
当日。
昼前には名古屋に到着。
事前に物販の情報はネットに上がっており、だいたい欲しいTシャツは決めていました。
‥実はレディースのTシャツのデザインが一番のお気に入りで「なぜこれをレギュラーサイズにしないんだよぉぉぉ」とクヤしい思いでした。
ということで、「一応先行物販に並んでみるけど、混んでたらやめとこう」というユルさで臨みましたよ。
先行物販開始は15:00。
ということで、その時間に合わせて現地へ向かったものの‥長蛇の列。
一応、最後尾に回ったものの‥10分経っても15分経っても動かない。
ということで、早々に諦めて撤収。ホテルで一休みということになりました。
一番人気だった湯呑みは先行物販の3時間前とかに並んでも買えないほどだった‥ということで、ファンの熱気を感じます。
そして、このバンドに思い入れが一番強いのはおそらく私たち世代。
ということは、ある程度の社会的地位ある世代=大人買いできる世代。
実際、先行物販を買い終えてホクホク顔で去っていく人たちの手の中には抱えきれないほどのグッズが。
‥これは招聘元はホクホクでしょうねぇ‥
そして開場前。再び列に並ぶ。
私は900番台後半の番号だったので、「どうせ最後尾だろ」と思っていたわけですが、私の後方にもまだまだ長蛇の列が。
ZEPPって収容人数多いんですね。
少しづつ列は流れ、いよいよ入場。
ドリンクチケットを受け取り(というか、500円で買わされ)、グッズ売り場は開演前ということで一通り揃ってますが、まずは会場内の確保‥ということで場内へ。
まだまだ後方は余裕がある状態だったので、後方の柵の手前を確保。
柵があると体力的に楽なんだよね。
いよいよ奇跡のユナイテッド、幕開けです!
ということで、本編へと続きますよ。
2016年11月17日
奇跡か、必然か。
まさか!でもある。
ついにこの日が‥とも思える。
こういう時期に来ちゃってるのか‥とも思える。
これは書かずにいられない。
ジャーマンメタルの礎を築いたハロウィンに、マイケル・キスクとカイ・ハンセンが期間限定で復帰。
ワールドツアーを行うと発表されました。

ビクターからのリリース(メンバー訳あり)
「カイ・ハンセン&マイケル・キスクが電撃復帰!総勢7人のメンバーでワールド・ツアー!」
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Information/A016944.html?article=news30#news30
HELLOWEEN - PUMPKINS UNITED World Tour 2017 / 2018
この動画を見て、血湧き肉躍る人も多いと思う。(私です)
この動画を見て、涙腺が崩壊しちゃう人も多いと思う。(私です)
この動画を見て、今までの紆余曲折を噛みしめる人も多いと思う。(私です)
ボロボロになって離散したメンバーが再び集う。
まさに「再生」の結末を目に焼き付けることのできる場となりそうです。
感情的なわだかまりが消えたわけではないと思う。
それを「オトナの事情」と推測するのは簡単ですが、よく実現を決断してくれたなと思います。
このブログをご覧になっている方ならご存じの方も多いかと思いますが‥
ワタシがメタルに目覚めたキッカケはHELLOWEENとTNTでした。
Xに代表されるジャパニーズメタルを聞いていたときに、フと借りたCD。
それが[Live in the U.K.]でした。
‥鳥肌が立った。一聴しただけで「これがホンモノだったんだ‥」と奈落の底に落ちていくような錯覚を覚えました。
今まで聞いてきたジャパニーズメタルは何だったんだ、と。
(今では、ジャパニーズメタルはジャパニーズメタルとして大好きですが)
そしてHELLOWEENを聴き漁り出した直後にカイ・ハンセンは脱退。
その後、インゴ・シュヴィヒテンバーグの悲劇、マイケル・キスクの脱退‥と、バンドはボロボロになっていきました。
ホント、痛々しいほどだったんだよ‥大好きだったからこそ。
そして、マイケル・キスクの後任は、まさかのPINKCREAM69のアンディ・デリス。
そして、そのアンディを迎えたアルバムが、まさかの奇跡的化学反応。
HELLOWEENは見事に再生の道を歩み、今では「アンディ・デリスこそがハロウィン」というファンも多いでしょう。
‥そりゃ、アンディ加入時に生まれた子供が成人式を越えてますからね。
かたやカイ・ハンセンは、GAMMA RAYを率いて、アンディ・デリスの加入によりワイドに、横へ横へと視野を広げた音楽性となったHELLOWEENに相反するかのように、彼の信じるスタイルで「縦」へと掘り下げていきました。
カイはずっとカイだった。
そして、一時メタル界から離れたマイケル・キスク。
PLACE VENDOMEでの「ややメタルっぽい音」も含んだ穏やかなハードロックへの参加。
このバンドが、アンディ・デリスが在籍していたPINKCREAM69のメンバーが主体だったのも皮肉であり運命的。
さらにAVANTASIAでの「キスケといえば、この音」への帰還。
ハロウィン大好きで、彼らの音で育ったEDGUYのトビアス・サメットが「マイケル・キスクに歌ってもらうために書いた」曲。
そしてまず、UNISONICでカイ・ハンセンとマイケル・キスクが手を組んだ。
この二人は元々仲良しだったから、マイケル・キスクが「ジャーマンメタル」を受け入れさえすれば叶うはずだった「必然」だと思う。
この「必然」を実現したのも、PINKCREAM69のデニス・ワード。
そして、それぞれのメンバー、それぞれのバンドが正常化し、健全なバンド活動を行う中で、精神的な余裕ができたのではないでしょうか。
(オトナの事情は勘繰らないことにしましょう)
:
:
:
と、思い出や思い入れはこのあたりにしておいて。
そんなずっとHELLOWEENが大好きなワタシの率直な感想は
「‥うーん、あんまり意味ない気がするんだけどな」というものでした。
思い入れのある時代を築いてきてくれたカイ・ハンセンとマイケル・キスクの時代は、LOUDPARK11での劇的&感傷的なUNISONICのステージを見て吹っ切れた。
そして、今のアンディ・デリスのHELLOWEENも、過去とは異なる魅力で「今は今で充分に素晴らしい」と思える。
それが今、改めて集い、改めて交わる必要性があるのか。
そう思いました。
が。
冒頭の動画を見て、「‥ズルいな、この動画」とウルウルしたことも事実です。
ワタシがこのHELLOWEENのツアーに期待すること、そして焦点は二つだ。
一つ目は、アンディ・デリスが、アンディの時代の曲だけを歌ってくれること。
これはワタシがずっと望んできて、何度もこのブログに書いているかもしれない。
アンディ・デリス時代のHELLOWEENは素晴らしいのだ。
もちろん、過去のHELLOWEENの魅力が色褪せることがないのですが、もうその時代を引きずる必要はないのだ。
けど、HELLOWEENのライブといえば、[EAGLE FLY FREE]や[I WANT OUT]が外せないということも理解できる。
このツアーだからこそ、もう KEEPER OF THE SEVEN KEYS の幻影を切り離して、アンディの歌が生きるセットリストを見たいのだ。
そして二つ目は、名曲[HOW MANY TEARS]を、カイ・ハンセンのヴォーカルで披露してくれること。
カイの歌声は、元々評価が低い。
そして、昨年のLOUDPARKでは体調不良もあって声が出ず、その後、GAMMA RAYはツインヴォーカル体制となった。
そんな状況だから、「HOW MANY TEARSはもちろん演るよな。もちろん、マイケル・キスクで」という声が多いことも理解できる。
冒頭に触れた[Live In The U.K]での素晴らしさがあっての、今のワタシでもあるのだ。
けど、ワタシはこの曲はオリジナルのカイ・ハンセンのバージョンが好きだ。
あの曲の、荒々しさと美しさのバランスを取るには、やはりカイなのだ。
マイケル・キスクでは美しすぎて、本来の魅力である「ギリギリの危うさ」が半減する。
当時のようにカイが歌えないことは分かっている。
そこはファンがカバーできる。
マイケル・キスク加入前の時代も、今の姿で映し出してほしい。
そのためには、歌えようが歌えまいがカイがフロントマンであってほしい。
個人的には、アンディ・デリスとマイケル・キスクが共演&競演するような場面は必要性を感じない。
カイ時代、キスケ時代、アンディ時代。
ワタシが大好きな全ての時代を、ノスタルジックにステージで表現してくれればいい。
懐古主義と言われても、このツアーはそれが許される、そして、それを期待して集まるファンが多いと思うから。
ツアーは2017年から2018年。
これから一年間、様々な想いでその日を楽しみに待ちたいと思います。
ついにこの日が‥とも思える。
こういう時期に来ちゃってるのか‥とも思える。
これは書かずにいられない。
ジャーマンメタルの礎を築いたハロウィンに、マイケル・キスクとカイ・ハンセンが期間限定で復帰。
ワールドツアーを行うと発表されました。
ビクターからのリリース(メンバー訳あり)
「カイ・ハンセン&マイケル・キスクが電撃復帰!総勢7人のメンバーでワールド・ツアー!」
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Information/A016944.html?article=news30#news30
HELLOWEEN - PUMPKINS UNITED World Tour 2017 / 2018
この動画を見て、血湧き肉躍る人も多いと思う。(私です)
この動画を見て、涙腺が崩壊しちゃう人も多いと思う。(私です)
この動画を見て、今までの紆余曲折を噛みしめる人も多いと思う。(私です)
ボロボロになって離散したメンバーが再び集う。
まさに「再生」の結末を目に焼き付けることのできる場となりそうです。
感情的なわだかまりが消えたわけではないと思う。
それを「オトナの事情」と推測するのは簡単ですが、よく実現を決断してくれたなと思います。
このブログをご覧になっている方ならご存じの方も多いかと思いますが‥
ワタシがメタルに目覚めたキッカケはHELLOWEENとTNTでした。
Xに代表されるジャパニーズメタルを聞いていたときに、フと借りたCD。
それが[Live in the U.K.]でした。
‥鳥肌が立った。一聴しただけで「これがホンモノだったんだ‥」と奈落の底に落ちていくような錯覚を覚えました。
今まで聞いてきたジャパニーズメタルは何だったんだ、と。
(今では、ジャパニーズメタルはジャパニーズメタルとして大好きですが)
そしてHELLOWEENを聴き漁り出した直後にカイ・ハンセンは脱退。
その後、インゴ・シュヴィヒテンバーグの悲劇、マイケル・キスクの脱退‥と、バンドはボロボロになっていきました。
ホント、痛々しいほどだったんだよ‥大好きだったからこそ。
そして、マイケル・キスクの後任は、まさかのPINKCREAM69のアンディ・デリス。
そして、そのアンディを迎えたアルバムが、まさかの奇跡的化学反応。
HELLOWEENは見事に再生の道を歩み、今では「アンディ・デリスこそがハロウィン」というファンも多いでしょう。
‥そりゃ、アンディ加入時に生まれた子供が成人式を越えてますからね。
かたやカイ・ハンセンは、GAMMA RAYを率いて、アンディ・デリスの加入によりワイドに、横へ横へと視野を広げた音楽性となったHELLOWEENに相反するかのように、彼の信じるスタイルで「縦」へと掘り下げていきました。
カイはずっとカイだった。
そして、一時メタル界から離れたマイケル・キスク。
PLACE VENDOMEでの「ややメタルっぽい音」も含んだ穏やかなハードロックへの参加。
このバンドが、アンディ・デリスが在籍していたPINKCREAM69のメンバーが主体だったのも皮肉であり運命的。
さらにAVANTASIAでの「キスケといえば、この音」への帰還。
ハロウィン大好きで、彼らの音で育ったEDGUYのトビアス・サメットが「マイケル・キスクに歌ってもらうために書いた」曲。
そしてまず、UNISONICでカイ・ハンセンとマイケル・キスクが手を組んだ。
この二人は元々仲良しだったから、マイケル・キスクが「ジャーマンメタル」を受け入れさえすれば叶うはずだった「必然」だと思う。
この「必然」を実現したのも、PINKCREAM69のデニス・ワード。
そして、それぞれのメンバー、それぞれのバンドが正常化し、健全なバンド活動を行う中で、精神的な余裕ができたのではないでしょうか。
(オトナの事情は勘繰らないことにしましょう)
:
:
:
と、思い出や思い入れはこのあたりにしておいて。
そんなずっとHELLOWEENが大好きなワタシの率直な感想は
「‥うーん、あんまり意味ない気がするんだけどな」というものでした。
思い入れのある時代を築いてきてくれたカイ・ハンセンとマイケル・キスクの時代は、LOUDPARK11での劇的&感傷的なUNISONICのステージを見て吹っ切れた。
そして、今のアンディ・デリスのHELLOWEENも、過去とは異なる魅力で「今は今で充分に素晴らしい」と思える。
それが今、改めて集い、改めて交わる必要性があるのか。
そう思いました。
が。
冒頭の動画を見て、「‥ズルいな、この動画」とウルウルしたことも事実です。
ワタシがこのHELLOWEENのツアーに期待すること、そして焦点は二つだ。
一つ目は、アンディ・デリスが、アンディの時代の曲だけを歌ってくれること。
これはワタシがずっと望んできて、何度もこのブログに書いているかもしれない。
アンディ・デリス時代のHELLOWEENは素晴らしいのだ。
もちろん、過去のHELLOWEENの魅力が色褪せることがないのですが、もうその時代を引きずる必要はないのだ。
けど、HELLOWEENのライブといえば、[EAGLE FLY FREE]や[I WANT OUT]が外せないということも理解できる。
このツアーだからこそ、もう KEEPER OF THE SEVEN KEYS の幻影を切り離して、アンディの歌が生きるセットリストを見たいのだ。
そして二つ目は、名曲[HOW MANY TEARS]を、カイ・ハンセンのヴォーカルで披露してくれること。
カイの歌声は、元々評価が低い。
そして、昨年のLOUDPARKでは体調不良もあって声が出ず、その後、GAMMA RAYはツインヴォーカル体制となった。
そんな状況だから、「HOW MANY TEARSはもちろん演るよな。もちろん、マイケル・キスクで」という声が多いことも理解できる。
冒頭に触れた[Live In The U.K]での素晴らしさがあっての、今のワタシでもあるのだ。
けど、ワタシはこの曲はオリジナルのカイ・ハンセンのバージョンが好きだ。
あの曲の、荒々しさと美しさのバランスを取るには、やはりカイなのだ。
マイケル・キスクでは美しすぎて、本来の魅力である「ギリギリの危うさ」が半減する。
当時のようにカイが歌えないことは分かっている。
そこはファンがカバーできる。
マイケル・キスク加入前の時代も、今の姿で映し出してほしい。
そのためには、歌えようが歌えまいがカイがフロントマンであってほしい。
個人的には、アンディ・デリスとマイケル・キスクが共演&競演するような場面は必要性を感じない。
カイ時代、キスケ時代、アンディ時代。
ワタシが大好きな全ての時代を、ノスタルジックにステージで表現してくれればいい。
懐古主義と言われても、このツアーはそれが許される、そして、それを期待して集まるファンが多いと思うから。
ツアーは2017年から2018年。
これから一年間、様々な想いでその日を楽しみに待ちたいと思います。