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2020年06月08日

アーライ!! な人生

5月で25周年を迎えたらしい。
そうか‥この大好きな作品をまだ書いていませんでしたね。

GAMMA RAY [ LAND OF THE FREE ]




1995年リリース。今年で25年ですね。
4作目になります。

ジャーマンメタルの重鎮、カイ・ハンセンのバンド‥なんてことは、今更述べる必要もありませんかね。

もともと私はXなどのジャパメタからメタルに触れ、HELLOWEENで洋楽メタルの沼に足を踏み入れた。
そして私にとってHELLOWEEN=カイ・ハンセンだった。
そしてHELLOWEENに惚れた直後にカイ・ハンセンが脱退した。

そのカイがリスタートを切ったバンドがGAMMA RAY

1stアルバムは期待通りの素晴らしさだった。
「GAMMA RAY名義では売れない」という日本のレコード会社の意図か、デカデカと「KAI HANSEN」とプリントされたジャケットも懐かしい。

2nd、3rdと続けていく中で私の中では一つの違和感があった。
それは
「ラルフ・シーパースの声が、私に合わない」
ということでした。

上手い下手ではない。そりゃカイよりはラルフのほうが上手い。
けど、私はその違和感を拭えぬまま、「いやー、ガンマレイ素晴らしいよね」と賛美を続けてきた。

そしてこの4枚目。
ラルフが脱退し、カイがヴォーカルとなるという情報は私を狂喜乱舞させた。
‥一般的な評価としては、圧倒的に叩かれた記憶がありますが、それも分かる。仕方ないのだ。

カイのヴォーカルは個性的だ。好きな人にとってはたまらないけど、一般的には「上手い」というわけではない。
いいのだ。どれだけ小馬鹿にされても私はカイを愛しているから。その世間の評価も「そうだよね」と受け入れられるくらいに。


さて、カイがヴォーカルとなった「新生ガンマレイ」のこのアルバム。
「これだよ。私が愛したカイの声、曲‥これなんだよ」と溜飲を下げるアルバムになっています。


オープニングを飾る[Rebellion in Dreamland]
ジャーマンメタルでは荘厳なイントロ→疾走。もしくは開幕から疾走。というパターンが多い中、まさかの9分近い大曲で開幕。
これが違和感があるどころか、カイの懐の深さに唸らされる。
穏やかに爪弾かれるギターから、徐々にスケールの大きな世界へと飲み込まれる。
感じられるのは「余裕」だ。自分の居場所を見つけ、新しいスタートを切ることへの「自信」だ。

そしてメロディックかつ強烈な殺傷力をを伴い、今となってはカイの代名詞となった「アーライ!!」でノックアウトさせる[Man On A Mission]
もちろん曲も素晴らしく、GAMMA RAY史に残る名曲なのですが、始まって15秒程度に魅力の全てが詰まっているといっても過言ではない。
富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」みたいなものである。
中盤の囁きから、「♪Give us a chance to ●●」を繰り返し、再度大きなヤマ場を迎えるところも素晴らしい。
15秒で勝負は決まっていると書いておきながら、やっぱり全編の構成が最高なのだ。

1分程度で駆け抜けていく[Fairytale]
[Man On A Mission]のエンディングの音色&余韻を残したまま雪崩込み、鐘の音らしきものを撒き散らしながら瞬間風速的に疾走する1分。激しい爆発力と瞬発力が凝縮されています。

ラルフ時代の2ndや3rdの頃を思い出すメロディの[Gods of deliverance]
いまにもラルフの声が聞こえてきそうです。
サビのコーラスでは、その時代と今が混じり合い相乗効果を生み出しています。

穏やかな、けど凛々しく佇むかのような[Farewell]は1stの[The Silence]に通じるものがあります。

タイトル曲である[Land of the Free]では盟友マイケル・キスクが参加。
ポジティブにリズムを刻んでゆき、希望に満ちたサビへ。
この二人の組み合わせは、私がHELLOWEENからHR/HMに目覚めるキッカケをくれた二人だ。
この二人の組み合わせだけでもシアワセなのに、この曲は希望と勇気を与えてくれる。

そして最終盤には再度ミッヒのヴォーカルが。
コミカルなオープニングが印象的な[Time To Break Free]
もう全編でミッヒのヴォーカルが堪能できる、これまた名曲だ。
[Rise and Fall]を思い出すような曲であり、ポップかつキャッチー。
B!誌では、「HELLOWEENはアニソン・メタルだ」というレビューがありましたが、まさにそれを体現したかのような曲。
こういうタイプの曲を歌うミッヒもたまんないのだ。


:
:

ということで、個人的にはジャーマンメタル史に残る名作ではないかと思っています。
もちろん、カイのヴォーカルが大好きという特殊補正ありきなのは認めますが。

GAMMA RAYの1stも名作なのですが、1stアルバムは「HELLOWEENのカイ・ハンセン」という消せない呪縛と足枷の中で、その期待を100点満点で示してくれた作品だ。

そしてこの作品は、その呪縛から解き放たれたカイが「これがGAMMA RAY」という全てを高いレベルで詰め込んだ作品だ。
まさに「Free」であり、カイが見つけた安住の地という「Land」でもあり、アルバムタイトルがその想いを物語っているのではないかと思う。

曲もバラエティに富んでいながら、全てのベクトルがカイの色で鮮烈に光を放っている。

スラッシュメタルファンも、ドゥームメタルファンも、ブラックメタルファンも、メロデスファンも。
メタルが好きな人ならば「‥アーライ?」と聞けば、カイを想起して苦笑いを浮かべる。
みんなカイが好きなのだ。人生はアーライなのだ。


いつもに増して熱く書いてしまった気がしますが、私の人生に欠かせない名盤なのです。


Gamma Ray - Man On A Mission





Gamma Ray - Land of the Free




Gamma Ray - Time To Break Free

  

Posted by テン at 07:49Comments(0)G

2014年12月24日

進化の途中

大きな節目を経て、もう数年が経ちますね。
期待通りの方向性へ向かってくれている嬉しさ、そして前作で圧倒的名曲を産んでしまったことによる反動、その両面が気になる新作は・・・

GALNERYUS [VETELGYUS]




ジャパニーズメタル史に残るであろう珠玉の名曲[ANGEL OF SALVATION]を擁した前作から2年。
これが9枚目になりますかね。

6枚目から小野正利が加入したことを思うと、もうすぐバンドとしては前任YAMA-Bと同じ枚数に達するわけですね。
・・早いものだ。

過去にも素晴らしい名曲を生み出し、「もうこれが最高傑作だろ!」というハードルを自らどんどん乗り越えてきた彼ら。
が、[ANGEL OF SALVATION]はホントに素晴らしすぎた。
だから、「いやいや、これはさすがに越えられないだろ。もう充分だし」といった感覚すら漂いました。

そしてリリースされた新作。
そういう意味では、過度な期待をすることなく「ま、新たなスタートってことで」という思いで向かうことができましたよ。

が。

今作も素晴らしいです。

オープニングインストゥルメンタル[REDSTAR RISING]からの[ENDLESS STORY]は、小野正利が加入してからのGALNERYUSに期待するものが100%詰め込まれていますね。
心地よい疾走感と天駆けるような高揚感に満ちたサビ。
そしてさらに相乗効果を生むSyuのギター、小野さんの強烈なハイトーンヴォイス。

が、フと「何か引っかかる感」が脳裏をよぎるのです。
なんなんだろうなーと思って何度か聞いたのですが・・たぶんその違和感は歌詞。
いかにもJ-POP然とした歌詞に「ん?」という違和感。
この「J-POP然とした違和感」ですが、歌詞に限ったことではなくアルバムのところどこで見え隠れします。
というか、むしろ隠れてないですね。

そして何度かアルバムを聞いて思ったのです。

小野さんが加入して、キャッチーな方向性、日本語詩という方向性に重きを置いてシフトしていったわけですが、いよいよ本格的にその路線が明確になったな、と。
「ガルネリウス、開き直ったな。」と。

元々、YAMA-B時代のザラついたアンダーグラウンド臭を纏った路線のファンは、小野さんが加入した最初のアルバムが受け入れられるかが最初のポイントだったかなと思います。
そこで、その声だけで「メジャー感」が溢れている小野さんの声を受け入れられない人もいたんじゃないかなと思います。
・・そもそも日本語詩を取り入れたYAMA-B時代後半で離れてしまった人もいたかもしれませんが。

その最初のポイントを受け入れ、それでもGALNERYUSを聴き続けていた人にとって、今回のアルバムは次のポイントになるような気がします。
特に「洋楽至上主義」感の強いメタルファンにとっては「あー、なんか違うところにいっちゃったな」と思う人も多いかもしれません。

そういう意味では、HELLOWEENアンディ・デリスが加入し、音楽的にも変化を遂げ、ファン層がガラリと変わっていた様子を思い出します。
マイケル・キスク時代こそがHELLOWEENで、それ以降はポップすぎると思う人。
アンディ・デリス時代こそがHELLOWEENで、その前は古くさいと思う人。
そして両方が好きな人。(ワタシはコレ)

GALNERYUSについても、同じようなことが言えるところまで来たなと思います。

前にも書いたかもしれないけど、ワタシはバンドメンバーが変わろうが音楽性が変わろうが、それによって「このバンドはずっと応援するからオッケー」「もう昔の音じゃなくなったからキライ」という感覚は持たない。
「今のバンドが作り出してくれる音が自分にフィットするかどうか」に尽きる。

で、今回のGALNERYUSについてですが・・ワタシは大好きですよ。
以前から「小野さんが加入した以上は、ミュージックステーションに出られるくらいメジャーでJ-POP寄りのジャパメタをやってほしいし、むしろそれが小野さんに似合う」と書いていたくらいですから。

上述したJ-POP感漂う違和感も全く問題ありません。

ただ今回のアルバム、全体で見ると、ちょっと曲にバラつきがあるかな、とは思います。
そのバラつきも「バラエティに富んでいる」と言い換えることもできるわけですが・・。
個人的には「好きな曲と、それほどでもない曲」がハッキリしてるアルバムかなと感じます。

先程触れた[ENDLESS STORY]は文句ナシ。
新たな方向性と典型的なガルネリ節がフィットした、「今のGALNERYUS」を明確に体現してくれた名曲となりました。
先程「違和感」と書きましたが、あくまで過去と比較しての違和感だけだから、この歌詞も大好きです。
[THE JUDGEMENT DAY]も、小野さん加入後の典型的なスピードチューン路線の名曲。
[TEAR OFF YOUR CHAIN]あたりに近い印象でしょうかね。
中盤に配置してるのも絶妙です。
そして、ある意味ではこのアルバムの象徴となるかもしれない[SECRET LOVE]
メロディラインは昭和歌謡のような印象さえ残します。
実質ラストと言ってもいい[I WISH]も、スピード感とキャッチーさが同居した佳曲ですね。


ということで、バンド史&ジャパメタ史に残るであろう名曲を経ての新作は、今後のベクトルを如実に示したものになったのではないでしょうか。
個人的にお気に入りといえる曲が全て日本語詩、というところも、現在のガルネリウスの方向性を表しているように思います。

初期のファンは、ちょっと離れてしまうかもしれない。
けど、その不安と同じくらい、新たなファンを掴んでくれるであろう期待もある。
そんな両方の可能性を秘めたアルバムになったなと思います。

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Wikiによると、「ベテルギウス」赤色超巨星であり、「変光星」らしい。
さらには「進化段階」らしい。
なんともふさわしいタイトルであるなぁと感嘆 します。


GALNERYUS Endless Story


  

Posted by テン at 07:34Comments(0)G

2014年08月12日

若武者、見参のとき

この時期、どうしてもLOUDPARK14出演バンドの話が多くなりがちなんですがね。
まだまだアルバム枚数も少なく、若いバンドでありながら「来たか!」感の満ち満ちた参戦です。

GLAMOUR OF THE KILL / SAVAGES




ブリティッシュメタルの地、イングランド出身。
2013年発売、このアルバムが2ndアルバムという若武者ですよ。

このアルバムと同時期に、以前取り上げたBLACK VEIL BRIDESのアルバムもリリースされており、この2枚を順繰りで聞いていましたね。
系統としても近いものがあると思います。

ストレート、キャッチー、エモーショナル。

BULLET FOR MY VALENTINE、もっと拡げるならば AVENGED SEVENFOLDあたりにも通じるものがありますね。
が、よりキャッチーな色合いが強くなっています。
[SLAVE TO THE GRIND]の頃のSKID ROWが好きな方にもフィットするのではないでしょうかね。

ワタシのブログを時々訪れて頂いている方は既に御存じかと思いますが、この「キャッチー」というキーワード、重要です。
ヘヴィだろうが、スラッシーだろうが、パンキッシュだろうが、基本「キャッチー」であれば、ワタシのアンテナにビンビン響いてきます。

ヘヴィなサウンドにキャッチーなコーラスが乗り、さらに「オーオーオーオオー!」といったシンガロングパートがある。
このテのパターン、大好きです。
上述のBLACK VEIL BRIDESも同様ですね。


オープニングを飾る[BREAK]
ややタテノリでヘヴィなこの曲は、最初聞いたときは「ん?」と思いましたね。
「あー、こういうバンドですか」と。

が、その印象は2曲目で待ち受ける[SECOND CHANCE]で一掃されます。

一気に加速し、ときにスピードを落とし、また加速する。
目まぐるしく左右に揺さぶれるような、ジェットコースター的なスピード感とスリル。
メロディックかつキャッチーなギターリフ。
ワタシが大好物のシンガロング&ハーモニー。
この曲が「いや、GLAMOUR OF THE KILL ってこういうバンドなのか!」という印象を鮮烈に脳裏に焼き付けます。


ややモダンな印象、ヘヴィなスクリーム、そして得意のシンガロングでサビを迎える[A FREAK LIKE ME]はどこかSKID ROW的。
美しいメロディラインとハーモニーで幕を開ける[HEARTBREAKER]
[RESCUE ME]でのリズムの刻み方、やや影のあるメロウなメロディとスピード感はA7X的。ギターソロのスピード感がたまりません。
ラストを飾る[WELCOME TO HELL]はそのタイトル通りメタリックに走り抜けていきつつ、サビでは一気にスピードダウン。メロウかつセンチメンタルな憧憬を描きます。

[SECOND CHANCE]のインパクトが強すぎる感がありますが、他の曲も粒揃い。

BLACK VEIL BRIDESのアルバムで感じた「ふぅ・・」という満腹感&満足感と異なる、爽快な余韻に浸ることができます。

先日、新宿のメタルバーGODZでこの曲をかけてもらった。
そのときに若いスタッフさんが、このテのジャンルについて語ってくれた。

BULLET FOR MY VALENTINEとかGLAMOUR OF THE KILLがメロコア。
AVENGED SEVENFOLDがメタルコア。

・・って言ってたかな。忘れたけど、なんか違うモノらしい。

「最近のシーンは細分化してますからねぇ」と言っていたが、ワタシにとっては全て「キャッチーなヘヴィメタル」という一括り。
TRIVIUMのときやAVENGED SEVENFOLODのときに感じたような「これは若い人とワタシのようなオッサンの架け橋になってくれるような存在だな」と感じます。
そして、おそらく彼らの源流も辿れば他のベテランバンドと同じ水源に辿り着くのではないかと。

彼らがステージに立つラウドパーク二日目に登場する中には、KREATORDEATH ANGELといった「オッサンスラッシャー驚喜乱舞!」な面々が陣取る。
そういったオッサンメタラー(ワタシも含めて、ね)も、このバンドの若いエナジーに熱狂するだろう。
そして彼ら世代の若者たちもベテランスラッシャーのサークルピットで暴れることだろう。

だからラウドパークは楽しく、メタルは万国共通&世代なんか関係ない素晴らしい音楽だと思うのだ。

[SECOND CHANCE]で、大きなサークルピットからの「♪オオオオオーオオオー!」の大合唱が目に浮かびます。
楽しみですね!



  

Posted by テン at 07:16Comments(0)G

2013年01月09日

Welcome! 2013!

大変大変遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

2013年が始まりましたね。

今年一年続けられるかどうか自分自身で疑心暗鬼になっておりますが、まぁ気張らずにユルーーくアンダーグラウンドで蠢いていこうと思っておりますです。はい。

そんなわけで、タイトルに引っかけて・・というわけではないのですが、このアルバムからスタートしましょうかね。

GUNS'N'ROSES [APPETITE FOR DESTRUCTION]



説明不要ですね。名盤です。
メタル好きじゃなくても、名前だけは聞いたことがあったり、このアルバムは知ってる!って方、多いのではないでしょうかね。

1987年リリース・・・25年前ですか。

正直、ここまでのモンスターアルバムだと、ワタクシごときが書くのは躊躇われるんだよね。
それぞれの方がそれぞれの強い思い入れがあるだろうし。
でも、思いついたんだから仕方ないよね。
なんといっても訪問者数も少ないこのブログだし、ちょうど最近来日した節目だし、書いちゃってもいいよね。
このアルバムに思い入れが強い方、寛容なココロでお願ぇします。

そして、細かいことを書く前に、ホンネを先に書いちゃおう。

このアルバム、最初に聞いたときはそれほど感じるものはなかった。
見た目の派手さと比べて聞きやすいな。
耳に残るキャッチーな曲が多いな。
そんな印象。

そして、今でもこのアルバムよりも[Use Your Illusion]のほうが好きだ。
そして、[Use Your Illusion]を好きになって、改めてこのアルバムの素晴らしさを再認識した。
そんな経緯のアルバムだ。

とはいえ、完成度はガンズの中でナンバーワンだろうし、最高傑作!という評価に異を唱える必要はないでしょう。
個人的に[Use Your Illusion]が好きってだけで。

さて。

上述した通り、とにかくメロディの秀逸さが際立つアルバムだと思います。
アクセル、スラッシュを中心とした個性派の危険で暴発しそうなオーラと、それが爆発する寸前のエネルギーを封じ込めたような感覚です。
闇雲に突っ走っているのではなく、計算された危険さが見え隠れしている気がします。
それがさらにメロディの美しさ(「美しい」という表現はガンズファンはキライそうだけど)を際立たせているのではないかと。

捨て曲なし。
ダイナミックな、[WELCOME TO THE JUNGLE]
ザクザクとしたR&R、[IT'S SO EASY]
際立つメロディ、個人的にはこのアルバムはこの曲、[NIGHTRAIN]
[MR.BROWNSTONE]は、当時は地味に感じたけど、ガンズらしい曲だなーと思います。
さらに名曲[PARADAISE CITY]、イントロから胸キュンまっしぐらの[SWEET CHILD O' MINE]
こう並べていくと、やっぱりモンスターアルバムですね。

基軸はバッドボーイズR&Rに置きつつ、古き良きアメリカンハードの泥臭さ、そして次のアルバムでクローズアップされるブルージーな一面。
個人的には、ガンズのブルージーな面に惹かれるのだ。

アクセルのカリスマ性も手伝って、いまや神格化されていると言っても過言ではないガンズ。
昨年末の1day来日も高価なチケットにも関わらず即ソールドアウトだったそうな。

現状のラインナップが変わろうが、直近のアルバムが微妙だろうが、やはりこのアルバムを生み出した功績は大きいのだ。

そしてその後のシーンに巨大な影響を残し、数多のフォロワーを生み、しかし突出したオリジネイターであり続けるGUNS'N'ROSES。

なんだかんだ言っても、歴史に残るアルバムだと思うのだ。


・・ん、最初は否定っぽい入り方をしたのに、最後はスンゲェ持ち上げ方になったな。
・・ま、いいのだ。名作には違いないのだ。


Guns N' Roses - Welcome To The Jungle
(一般的にも有名かと思ってカラオケで歌ったら誰も知らなかった。という苦い思い出があります)





Guns n Roses - Night Train
(誤解を恐れずに言えば、GOTTHARDあたりに通じるような。そういう意味ではメロハーチューン)

  

Posted by テン at 07:56Comments(2)G

2011年02月08日

また訃報だ・・・

昨年から訃報が続くHR/HM界。
今年こそは安泰であってほしい・・・と願っていたのに。

:
:

GARY MOORE が亡くなった。
58歳か・・・若すぎるよね。

正直、数枚しかアルバムは聞いてないし、ブルージーな路線になってからは「頑張ってんなぁ」って程度だった。
そんな中でも「あぁ、あの曲、あの曲、あの曲・・・・」とポンポンと代表曲が脳裏をよぎるってのは、それだけ印象的だったんだろうと思う。

そして、Thin Lizzy時代も含めて後続のアーティストへの影響という意味では非常に大きな存在だったと思います。

そんなワタシがゲイリー・ムーアのアルバムを取り上げるのは図々しいにも程があるとは思うのですが、なんとなく書かずにいられなくてさ。
ワタシが一番印象的なのはこのアルバムですね。


Gary Moore [After the war]




後追いで聞いたから詳しい経緯はワカンナイんですが、「ハードロック路線でのラストアルバム」とのこと。

Thin Lizzyの流れを汲んだ哀愁。
一聴するとハードでストレートな曲の中にも、やはりブルージーな薫りが漂う。
初めて聞いた時には「うーん、オトナのハードロック。ダンディズムだぜ」的印象でしたっけ。

代表作といえば[Wild Frontier]を挙げる方も多いかと思うのですが、全体的なキレの良さが印象的なアルバムです。

ワタシは楽器やらないから詳しいことは分からないけど、その時代のギターキッズにとっては孤高の存在だったんだろうな、と思います。
分からないなりにも、情感溢れる泣きのギターはココロ揺さぶるもんね。

ハズカシながら、このアルバムを手にしたキッカケが、前田日明率いる格闘技団体「RINGS」での山本宜久のテーマソングだったんですよね。
そういうわけで、当然お気に入りの曲もコレなのです。





ご冥福をお祈りすると同時に、もう訃報が続かないことを願うばかりだ。

R.I.P  

Posted by テン at 07:30Comments(0)G

2010年10月07日

。・゚・(*ノД`*)・゚・。

「天は二物を与えず」って言うよね。

でも、彼はヴォーカルとして必要な要素を全て備えてて、しかもそれをひけらかすことなく、自然体で表現してくれてたと思うんだ。
間違いなく、二物どころか三物四物を持っていたと思うんだ。
日本でのステータスは、そこまでではなかったかもしれないけど。

今朝Twitterで知った、GOTTHARDのヴォーカル、スティーヴ・リーの死。
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=147231

まだ47歳だよ。
つい先日、GOTTHARDのことをブログに書いたばかりだよ。
ショックが大きすぎるよ。

今年は訃報が続くね。
メタル界の損失という意味では、ロニーの方が大きいし。
ニュースの衝撃ではAVENGED SEVENFOLDレヴの方が大きいだろうな。
だけど個人的な思い入れと喪失感は、スティーヴが一番デカい。

今朝は右往左往というか茫然自失というか、何から手をつけていいか分からず、とりあえずブログを書きなぐってます。
脈絡のないハナシになるかもしれないけど、許してくださいませ。

GOTTHARDのライブを見たのは[G.]ツアーだったと思う。
小さなライブハウスだった。

ライブでたまに、「アルバムよりもライブの方が上手い!」ということがある。
数多くのバンドのライブに通ったけど、「アルバム通り、期待通り」ってヴォーカルはいても、ライブでアルバムを凌駕するパフォーマンスを見せるヴォーカルってのは意外と少ない。
少ないからこそ、そんなシーンに出会うと鳥肌が立ち、背筋が震えるような感覚に陥る。
彼は、その数少ないシーンを演出してくれた一人だった。
10年とか経過すると、どんなパフォーマンスでどんなライブだったか忘れてしまうようなバンドも少なくない中、間違いなく記憶に刻まれつづけるライブだった。

正直言うと、その[G.]以降は一時期低迷してた感があると思うんだよね。地味になったっつーか。
ワタシの中では「メロディアスハード御三家」ってのが勝手にあってですね。
FAIR WARNING
FIREHOUSE
HAREM SCAREM

・・・で、GOTTHARDは「次点」だった。

が、その御三家のメロディが明らかに衰えていく中で、GOTTHARDはその落ち着きを逆手にとって新しいステップへ向かってくれた。
過去の幻影を引きずらず、今現在をストレートに投影して独自のメロディを生かして、素晴らしいアルバムを生み出してくれた。

御三家を一気に抜き去った感のある前作
そして、足元を確固たるものにしてくれた最新作
ともに燻銀の輝きと、積み重ねてきたキャリアに裏打ちされた自信が見て取れる名作です。

その作品の中で、そしてGOTTHARDサウンドの要がスティーヴのヴォーカルだよね。
過去の記事でも何度か書いたけど、エモーショナルでソウルフルでパワフルで・・・それでいて柔和で包容力があって。
いいヴォーカルだったよ。

いくつかのバンドで、「●●がいなくなった今、●●の再生、再スタートはありえない」という経験を何度かしてきた。
だけど、なんだかんだで新しい道を拓いてくれたバンドも多い。

けど、GOTTHARDはスティーヴなしってのは・・・・。

:
:
:

とにかく今は脳内がグルグルしてて、ライブのシーンが走馬灯状態だったり、数々の名曲がリピートされたりとプチ鬱&パニック状態だけど・・・。
ありがとう、スティーヴ。
・・・としか言えないな。

R.I.P.....


The Call



Ride On



Master Of Illusion

  

Posted by テン at 06:53Comments(2)G

2010年09月22日

鈍色の輝き

「会心の一撃」と言ってもいい前作を経て・・・真価を問われる、そして今後を占う一枚だと思う。
エモーショナルなこの風情は、この季節にピッタリだと思いますよ。

GOTTHARD [NEED TO BELIEVE]




前作 [DOMINO EFFECT]では燻銀的円熟を見せてくれた彼ら。

このアルバムでは前作のムードを踏襲しながらも、彼らの原点でもあろうスケール感のあるロックナンバーも配置。
培ってきた貫祿を漂わせながらも前向きでポジティブな印象です。

オープニングを飾る、[Shangri-La]のオリエンタルなムードに「ん?」と思ったのも束の間。
続く[Unspoken Words]のガッツ溢れるドライブ感。
で、重厚ながらもキャッチーな[Need To Believe]を経て、
どことなく牧歌的、ウエスタン的な[Unconditional Faith]Cinderellaみたいだったり。
[I Don't Mind]は私が「GOTTHARDってこんなイメージ」という王道のミディアムながらもライブ映えしそうなチューンだ。
当然、バラードの美しさは今更触れる必要もない。絶品だ。

・・・と、まぁバラエティに富んでいるのだ。

それでも切ないながらも温もりに満ちている・・・という「らしさ」が全編を貫いています。
この切ないメロディをさらに上質なものに昇華させているのは スティーヴ・リーのエモーショナルでソウルフルなヴォーカルでしょう。
ホント、いいヴォーカルだよね。

バンドが歴史を重ねて、ある種の「落ち着き・貫祿」を見せ始めると、「昔のほうが良かったなぁ」と思うことの方が多いのですが・・・
初期のキラキラとした輝きよりも、今現在の鈍色の輝きのほうがいいなと思わせてくれる希有なバンド。

BON JOVIが大きく取り上げられるニッポンで、最近のBON JOVIよりもニッポン人の琴線に触れるのではないか・・・とすら思うのですが。


Gotthard Unspoken Words




  

Posted by テン at 07:26Comments(2)G

2010年06月04日

20年!

正直に言っちゃおう。

聞く前には、もう言い訳を考えてた。
「同時期にリリースされたFREEDOM CALLを聴いて確信した。ワタシの中での順位は完全に逆転してしまった。」
・・・という記事を書くことになるんじゃないか・・・と。
ところがどっこい。

GAMMA RAY [TO THE METAL]



ジャーマンメタルの礎を築いたカイ・ハンセン率いるGAMMA RAY
20年目(!)
10作目(!)

じゃ、アレですか。
[HEADING FOR TOMORROW]リリースの年に生まれた赤子は今年成人式(!)と。

ワタシもそのくらいトシをとった、と。
なのに未だにカイ・ハンセンを愛するキモチは揺るがない、と。
未だにメタルを聞いている大人げないヒトだ、と。
それを再認識しろ、と。

そういうことですね。
わかりました。

何度も書くけど、初期ラルフ・シーパースのヴォーカル時代よりも、脱退後のカイ時代の方を愛するワタシだ。
そんなワタシではあるけど、最近のGAMMA RAYのアルバムでは感覚のズレを感じていた。
なんだか JUDAS PRIEST とか IRON MAIDEN とかの正統派路線へ向かおうとしてるような気がして。
らしいリフ、らしいメロディ、らしい盛り上がりが鳴りを潜めてるような気がして。

そんな中。
20年のアニバーサリーとはいえ、「ま・・・だいたい・・・ね」と半ば諦めムードだった。
逆に同時期に発売されるFREEDOM CALLに期待してて、「今回で順位が逆転するかも」と覚悟してました。

が。
確かに全盛期のカイ・ワールド全開!とはいかないまでも、過去のあのアルバムやあの曲のムード、そして直近のムードも散りばめられた、まさに集大成的アルバムだなと感じました。
タイトルの[TO THE METAL]も気合い&ガッツを感じます。
まだまだカイは健在さ!
逆にこれだけの曲が書ければ、もう少しGAMMA RAYらしさをフルに発揮したアルバムを作れるような気がするくらい。
・・・ま、カイがそれを求めているかどうかはアヤシイけどね。今回は節目だからサービスかもね。

曲名に見られる[RISE][SHINE][LIVE][METAL]といった分かりやすいキーワードもカイらしくていいよね。
聴いてて分かりやすいよ。

かつての盟友マイケル・キスクもアニバーサリーってことで(?)、15年ぶり(!)に参加。
しかし、カイのヴォーカルからキスケのヴォーカルにチェンジした途端、その曲が一気にメジャーで華やかな空気になるのはスゴいね。
存在感が尋常じゃないね。

それに比べてカイのヴォーカルは・・・線は細めだし、アンダーグラウンド臭を醸しだし・・・だがそれがイイ。それがタマンナイのだ。
カイのヴォーカルが好きな人なら分かるよね。この感覚。

ワタシをHeavyMetalの道へ導いてくれてから20年超。
HELLOWEENでメタルの扉が開き、もっと深く知りたい!と思ったところでカイが脱退。
そしてGAMMA RAYが始まり・・・・と考えると、ワタシのメタル人生はカイと共にあったと言っても過言じゃないのだ。
だから毎回期待もするし、そのハードルも高く設定しちゃうのだ。
だから落胆することも多いけど・・・まだまだついていくよ!

しかし最近のジャケットは・・・いやいや言うまい。それも「らしさ」さ!

Gamma Ray - Rise




Gamma Ray - All You Need To Know (マイケルキスク参加!)

  

Posted by テン at 07:15Comments(0)G

2009年08月06日

再開の狼煙

ブログがメンドクサイ。
ブログをアップする意味を自問自答。
ブログ書かなくても問題ないじゃんと自己防衛。
・・・たまにないですか。こういう状態。

そんなこんなで半月以上。
このままドロップアウトしても、誰に迷惑かけるわけでもないし・・・と思ったけど、それもなんだかクヤシいなぁ。
ってことで、再開しようかなと思います。

もう一回、書いてみよっかなと思えるようになったのは、たまたま引っ張りだしてきた彼らの「お好みベスト」がココロの琴線に触れたからだ。
いやー、泣けるなぁ。
いやー、いい曲だなぁ。
いやー、ヴォーカルがセクシーだなぁ。

GOTTHARD [Father Is That Enough] ... From [G.] Album



まぁ、今回は能書きはやめよう。

以前、最新アルバムが素晴らしい!ということは書いた。

彼らは元々、ハードにドライブする曲もヨシ、ミディアムでグルーヴィな曲もヨシ、そしてバラードも美しい。
正統派ヨーロピアンハードロック界有数のメロディメーカーだ。
いま一つ突出しきれてない印象があり、存在としては地味かなと思う。

が、たまたまお好みMDを突っ込んだら、今のブルーなワタシとスムーズにシンクロしていった。

ハードチューンで魂を揺さぶり。
バラードで泣きを誘い。
改めて「あぁ、ハードロックが好きで良かったよ。オイラ」と思えたのだ。

・・・能書きはやめようと言いつつ、なんだかんだと書いてしまった。
とりあえず、今回ワタシの目を覚ましてくれた2曲を載せておこう。


珠玉のバラード。泣ける。
Father Is That Enough




王道ヨーロピアンハードチューン。今まで思わなかったけど、JOHN NORUMを思い出したよ。
Ride On



さ、頑張るべさ。
  

Posted by テン at 07:43Comments(0)G

2008年11月25日

ガンズ、17年待ち

GUNS N' ROSES がニューアルバムをリリースした。

17年ぶりだって。
ワタシがHeavyMetalに目覚めて20年とちょっとだから、[Appetite For Destruction]をリリースした彼らと同じくらいの歴史だ。
・・・長い。
・・・長すぎる。

「ガンズサイコー!」というほどではないが、まぁ好きだったワタシくらいの人間は
「さすがに、もうどっちでもいいや」というムードだった。

そうはいっても、待ち焦がれたファンもいるだろうと思う。
実際、結構大きな反響があるようだし。

GUNS N' ROSES [Chinese Democracy]



リリース直後から賛否両論・・というか、明らかに悪評が多かった。
GUNS N' ROSES に対する期待の大きさ、期待する「音」によっても評価が大きく分かれると思う。
そりゃこれだけのモンスターバンドだからね。

でもさ。
スラッシュが抜け、イジーが抜け、ダフが抜け・・・
それで[Appetite For Destruction]を期待するのは酷だろうな。
・・と、「大ファン」ではないワタシは冷静に思ってた。
それに、ワタシは前にも書いたけど[Appetite For Destruction]も好きだが、[Use Your Illusion]の方が好きなのだ。

そんなワタシが聴いた感想はですね。

「悪くない。」

酷評されててハードルを低く構えてたのもあるけど、悪くない。
[Use Your Illusion]が好きな人なら、「ま、こんなとこだろ」と思えるんじゃないかな。
が。
「悪くない」=「イイ!」ではない。

なんだか音楽が「浅い」のだ。
[Use Your Illusion]でのディープな味わいがない。
当然、[Appetite For Destruction]の鋭さもない。
なんとも不完全燃焼のまま終わってしまうアルバムなのだ。

とはいえアクセルの歌メロは、やはり「ガンズなのだ」という個性を強烈に発散していてノスタルジックでもありますね。


・・と、さも購入したかのような言い方なんですけどね。
実はMySpace というサイトで全曲聴けちゃうんですね。

http://jp.myspace.com/gunsnroses

※注)
サイトに移動すると、勝手に音楽再生が始まります。
が、一曲目のイントロが長いので、「鳴らねーじゃん。」と音量を大きくすると急に始まってビックリしますよ。

「全部聴けよ、とりあえず。そしたら買いたくなるからよ、絶対。」というアクセルの自信でしょうか。
期間限定だそうです。急げ~!

追記: 現地時間で11/23までの期間限定だそうで、終了してました。
http://www.ro69.jp/news/detail.html?12100
記事アップ時にはセーフだった気が・・・

ご覧いただいた方、大変失礼しました。
  

Posted by テン at 07:34Comments(8)G

2008年08月08日

燻銀

いいバンドだ。
もっと売れてもいいと思う。
別にヘビメタなんてカテゴライズしなくても、充分に日本でも売れそうだ。
けど、「いいバンドすぎる」とでもいいましょうか。

HAREM SCAREM・・FAIR WARNING・・FIREHOUSE・・あたりがアタマをよぎり
で、GOTTHARD

母国スイスではそれなりに知名度があり、故アンディ・フグの入場曲だったかを歌ってた記憶があるなぁ。

GOTTHARDといえば、ライブの上手さが印象的なバンドだ。
「アルバムよりもライブの方が圧倒的に素晴らしく、しかも上手い」っていうバンドがたまにいるけど、その代表格だ。
初期は[Standing In The Light]に代表されるような躍動的な楽曲とアコースティックスタイルの融和が絶妙でした。

が、だんだん落ち着きのある方向にシフトしていき、まさに「いいバンド、いい曲なんだけどねぇ」といった位置づけになっていきました。

そんな矢先、素晴らしいアルバムをリリースしてくれました。

GOTTHARD [DOMINO EFFECT]



歴史を重ねてきた渋みと落ち着きに、以前の力強さが戻りました。
それは、決して原点回帰ではありません。
あくまでも自然な形で、無意識に、GOTTHARDらしさを取り戻したといった感じ。

とにかく楽曲の素晴らしさが全編にわたって際立ちます。
[Master Of Illusion]に代表されるような、燻銀の貫祿とガッツ溢れる作品です。
ヴォーカルも上手いよなぁ。

一言で「メロディアスだ」と片づけるのは簡単なんだけどさ。
なんだかもったいない。
深みと厚みがあるメロディ。

メタルファンだけが楽しむ「名作」にするのは惜しい作品です。  

Posted by テン at 06:44Comments(2)G

2008年01月04日

Welcome! 2008

Welcome! 2008!

今年もヒッソリと適度に更新していきたいと思っておりますです。
せっかく「音楽」カテゴリにエントリしているので、少しでも多く「音楽」の話題に触れたいなぁと思っておりますです。

そんなわけで、今年初のチョイスは…

GAMMA RAY [Welcome][Lust for Life]
From … [HEADING FOR TOMMOROW]



GAMMA RAY といえば、HELLOWEEN を脱退したカイ・ハンセンが結成したバンド。
HELLOWEEN = カイ・ハンセンと思い込んでいた私は、当然HELLOWEENの音像を求めていたわけです。
カイ自身も意識していたのでしょうか。
結果としては、非常に「彼らしい」アルバムだなぁと思います。

HELLOWEENを彷彿するメロディ。だけど、HELLOWEENよりはソリッドでストレートかな。
大仰なイントロ[Welcome]からカイの真骨頂であるスピードメタルが聴ける[Lust for Life]へ。
そして、コミカル?ポップ?な[Heaven Can Wait]
中盤にキラーチューン[Hold Your Ground]を挟み、
大曲[Heading for Tomorrow]でラストを迎える。
この構成も王道です。

ただ、それなりに評価の高いヴォーカリストであるラルフ・シーパーズの声がイマイチ好みじゃない。
高音も伸びるし、低音も安定してるけど、こればかりは生理的なものだから仕方ない。
その部分では、少し歯痒いアルバムとなりました。

この数作後にはラルフが脱退し、カイがヴォーカル兼任となりました。
逆に世間では評価が低い(実際、上手いとは思わない)カイのヴォーカルが大好きな自分としては、万々歳となりました。
HELLOWEENの名曲、[HOW MANY TEARS] もキスク・バージョンよりカイ・バージョンの方が荒々しくて好きだし。

最近、コンパクト化&正統派指向が強まった感のあるGAMMA RAY。
原点回帰を求める声はオールドファンである私のような中年だけでしょうか。
  

Posted by テン at 07:08Comments(2)G

2007年05月14日

延期すらも微笑ましい。

久々に来日する!アルバム出してないけど!

…と大騒ぎだったのに、結局来なかった Guns N' Roses
過去のツアーでも開演時間が云々とかイロイロと曰く付きだっただけに、「やっぱなぁ。ガンズらしいなぁ。ま、仕方ないなぁ。」と微笑ましくすらあります。
(ま、自分がチケット持ってたらそんなことは言ってられないけど。)

実質最後のアルバムって言っていいのか、[Use Your Illusion I & II] が 1991年だから 16年かぁ。
その年に生まれた子供は高校生かぁ。
ついこないだのような気がするなぁ。(と、遠くを見る目でつぶやく。)

ま、そんなハナシはさておき、そんなに時間が経とうが、メンバーがゴッソリ抜けようが、あれだけの規模のツアーをやれるんだから、ロック界だけでなく一般的にもモンスターバンドなんだなぁと思います。

名曲揃いで GN'R の 代表作といえば [Appetite For Destruction]ですが、個人的にスキなのはコッチ。

Guns N' Roses / [Use Your Illusion II]



なんといっても冒頭を飾る [Civil War] に尽きます。 GN'R の中で一番スキな曲です。
彼らの真骨頂は、ドライブするR&R的楽曲ではなく、こういったメロウな曲にこそある!と思うわけです。
様々な表情を見せるアクセルのヴォーカル。
情感タップリなスラッシュのギター。
ゆったりと深く、それでいてヘヴィに刻まれていくリフ。
一曲目でありながら、クライマックスとも思えるボリューム感です。

他にも[Knockin' on Heaven's Door][Estranged][Don't Cry]など、佳曲満載です。
ターミネーターだったか何だったかの映画に使われた [You Could Be Mine] は GN'R らしい曲だなとは思いつつ、このアルバムの中では浮いている感があります。

さ、次回はホントに来日してくれるでしょうか。
って、チケット代高すぎ!フツーの価格だったら行ったのに!
  

Posted by テン at 07:03Comments(3)G