2023年11月13日
忘れたわけではないけれど
忘れてた‥わけではない。
けど、「バンド名を聞いてワクワクする」という時期は少し色褪せた。
が‥。
DREAMTALE [Everlasting Flame]

フィンランド出身。
wikiによるとこれが8作目になるようですね。
2022年リリースの新譜になります。
このバンドとの出会いは1stアルバム。
同じくwikiで調べてみたところ 2002年。ってことは、ちょうど20周年ですね。
この頃はAxsensterやCelestyといったB級(褒めてる)メロスピが隆盛の時代。
その一角を担っていた感があります。
いわゆる北欧メロスピ/メロパワの潮流に乗り、曲のクオリティもあって、1stからかなりのファンを掴んでいた印象です。
その後、個人的には少しこのバンドから離れていたのですが‥。
今作は素晴らしい!のです!
私の脳裏に残っていた彼ららしさとは一線を画すものの、王道メロスピ/メロパワでありながら様々な光を放つアルバムになっています。
よく言えば、このジャンルの最大公約数のような。
悪く言えば、美味しいとこを寄せ集めたような。
いいのです。
1stのような「あー、これですよね(笑)」という微笑ましさを脱却し、開き直りすら感じるのです。
「♪Rise Up High!!」という朗らかなシンガロングに導かれ、ポジティブな疾走で幕を開ける [King of Kings]。
この歌詞、このパターン、この「躁」感。
そうですね。
フリコですね。
フリコですよ。
まるでFreedomCallのような世界観ですよ。
そしてココで気づく。
「これ、ヴォーカル二人いないか?」と。
調べてみたところ、今作から女性ヴォーカルが加入してツインヴォーカルになったらしいですね。
この曲での歌唱はBATTLE BEASTのパワフルさを彷彿するなぁ‥と思っていたのですが、まさかのホントに元BATTLE BEAST。
この女性ヴォーカルが今作の強烈なキモになっています。
勇壮な疾走感が印象的な[Blood of ther Morning Star]。
サビが拳振り上げシンガロングからの流麗なメロスピ的メロディ。
まさにBATTLE BEAST的な力強さとDREAMTALEらしいメロディの融合。
ソロパートの美しさも印象的。
今作におけるスケールアップを感じさせる良曲。
幻想的なイントロパート、たゆたうような浮遊感あるメロディ。
そして一気に声色を変えた彼女の声に驚くことになる[Last Goodbyes]。
まるでNIGHTWISHのような美しい世界となっています。
[Ghostride]ではSTRATOVARIUSが得意そうなリズムの刻み方。
ヘヴィでありながらリズミカル。
[Immortal Souls]でのちょっとポコポコした装飾、サビ前の疾走感からのスペイシーなサビ。
これは‥Heavenlyじゃないすか。
メロディ、言葉の韻の踏み方とかもすごくHeavenly的。
彼女の声もここではまるっきりHeavenly的。
この「Heavenly的」というニュアンスは、アルバム随所に感じられ、個人的にこのアルバムの高感度を爆上げさせてくれます。
あのメロディ、あのサウンド、あの声が蘇るかのようです。
[Summer Rose]でもそのニュアンスを感じることができますね。
[The Glory]は典型的「メロパワ」路線。
二人のヴォーカルが交互にパートを受け持ち、今の体制、そしてDreamtale的な音像。
過去からの進化と現在の強靱さを最も表現した曲になっています。
Queenの「あの曲」的展開から、GAMMA RAYの「あの曲」的な展開を挟んで、キャッチーなメロディックチューンへと流れ込む[Eye for an Eye]。
どうしても曲の入りの印象が強すぎるのですが、これもクオリティが高いチューン。
[Silent Scream]はこのアルバムのひとつのハイライト。
BATTLEBEASTの感情揺さぶる高揚感+音圧、そこにDREAMTALEの魅力である北欧らしい美しいメロディラインを纏わせたような。
意外なバンドが意外な良作を‥というと、過去からの根強いファンからはお叱りを受けるかもしれない。
が、しばらく離れていた私にとっては、「帰ってきた!」というよりは「生まれ変わった!」という強い衝撃でした。
メロパワ/メロスピ界隈では最近の中で指折りの傑作ではないでしょうか。
いろんな「●●的」という表現を用いてしまいましたが、その中の一つにでも「お」と感じるものがあれば聞いてみて頂きたい。
この体制で継続してくれることを願うばかりです。
Dreamtale - The Glory (Official Music Video)
けど、「バンド名を聞いてワクワクする」という時期は少し色褪せた。
が‥。
DREAMTALE [Everlasting Flame]

フィンランド出身。
wikiによるとこれが8作目になるようですね。
2022年リリースの新譜になります。
このバンドとの出会いは1stアルバム。
同じくwikiで調べてみたところ 2002年。ってことは、ちょうど20周年ですね。
この頃はAxsensterやCelestyといったB級(褒めてる)メロスピが隆盛の時代。
その一角を担っていた感があります。
いわゆる北欧メロスピ/メロパワの潮流に乗り、曲のクオリティもあって、1stからかなりのファンを掴んでいた印象です。
その後、個人的には少しこのバンドから離れていたのですが‥。
今作は素晴らしい!のです!
私の脳裏に残っていた彼ららしさとは一線を画すものの、王道メロスピ/メロパワでありながら様々な光を放つアルバムになっています。
よく言えば、このジャンルの最大公約数のような。
悪く言えば、美味しいとこを寄せ集めたような。
いいのです。
1stのような「あー、これですよね(笑)」という微笑ましさを脱却し、開き直りすら感じるのです。
「♪Rise Up High!!」という朗らかなシンガロングに導かれ、ポジティブな疾走で幕を開ける [King of Kings]。
この歌詞、このパターン、この「躁」感。
そうですね。
フリコですね。
フリコですよ。
まるでFreedomCallのような世界観ですよ。
そしてココで気づく。
「これ、ヴォーカル二人いないか?」と。
調べてみたところ、今作から女性ヴォーカルが加入してツインヴォーカルになったらしいですね。
この曲での歌唱はBATTLE BEASTのパワフルさを彷彿するなぁ‥と思っていたのですが、まさかのホントに元BATTLE BEAST。
この女性ヴォーカルが今作の強烈なキモになっています。
勇壮な疾走感が印象的な[Blood of ther Morning Star]。
サビが拳振り上げシンガロングからの流麗なメロスピ的メロディ。
まさにBATTLE BEAST的な力強さとDREAMTALEらしいメロディの融合。
ソロパートの美しさも印象的。
今作におけるスケールアップを感じさせる良曲。
幻想的なイントロパート、たゆたうような浮遊感あるメロディ。
そして一気に声色を変えた彼女の声に驚くことになる[Last Goodbyes]。
まるでNIGHTWISHのような美しい世界となっています。
[Ghostride]ではSTRATOVARIUSが得意そうなリズムの刻み方。
ヘヴィでありながらリズミカル。
[Immortal Souls]でのちょっとポコポコした装飾、サビ前の疾走感からのスペイシーなサビ。
これは‥Heavenlyじゃないすか。
メロディ、言葉の韻の踏み方とかもすごくHeavenly的。
彼女の声もここではまるっきりHeavenly的。
この「Heavenly的」というニュアンスは、アルバム随所に感じられ、個人的にこのアルバムの高感度を爆上げさせてくれます。
あのメロディ、あのサウンド、あの声が蘇るかのようです。
[Summer Rose]でもそのニュアンスを感じることができますね。
[The Glory]は典型的「メロパワ」路線。
二人のヴォーカルが交互にパートを受け持ち、今の体制、そしてDreamtale的な音像。
過去からの進化と現在の強靱さを最も表現した曲になっています。
Queenの「あの曲」的展開から、GAMMA RAYの「あの曲」的な展開を挟んで、キャッチーなメロディックチューンへと流れ込む[Eye for an Eye]。
どうしても曲の入りの印象が強すぎるのですが、これもクオリティが高いチューン。
[Silent Scream]はこのアルバムのひとつのハイライト。
BATTLEBEASTの感情揺さぶる高揚感+音圧、そこにDREAMTALEの魅力である北欧らしい美しいメロディラインを纏わせたような。
意外なバンドが意外な良作を‥というと、過去からの根強いファンからはお叱りを受けるかもしれない。
が、しばらく離れていた私にとっては、「帰ってきた!」というよりは「生まれ変わった!」という強い衝撃でした。
メロパワ/メロスピ界隈では最近の中で指折りの傑作ではないでしょうか。
いろんな「●●的」という表現を用いてしまいましたが、その中の一つにでも「お」と感じるものがあれば聞いてみて頂きたい。
この体制で継続してくれることを願うばかりです。
Dreamtale - The Glory (Official Music Video)
Posted by テン at 07:46│Comments(0)
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