ヘビメタパパの書斎 › 2012年09月

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2012年09月28日

色あせない煌き

LOUDPARK12で来日予定のSONATA ARCTICA
大好きだった(なぜか過去形)から、けっこう楽しみにしてるんですが、そういやあんまりブログに書いた記憶がないな。
・・と思って遡ってみたら、やっぱり初期のアルバムのことを書いてないじゃんか!

そんなわけで、温故知新。

SONATA ARCTICA [ECLIPTICA]



フィンランド出身。これが1stアルバムですね。
1999年リリースですから、もう13年前ですか。

当時の喧騒が記憶に残っている人は、そのスジの人でしょう。
さらに、「あー、STRATOVARIUSのHANS OF TIMEの時の盛り上がりに似てるなー」って感じた人は筋金入りのそのスジの人でしょう。仲良くしましょう。
・・ってなことはさておき。

北欧の透明感、北欧メロスピの象徴とも言えるキラキラとしたキーボード、パタパタと走り抜けるB級の疾走感、今にも崩れそうな青臭い緊張感。
メロディックスピードメタルファンが期待するもの全てを網羅した「いかにも北欧メロスピ!」なデビューアルバムは、驚きと称賛と喜びと皮肉と嘲笑とが混ざり合った喧騒の中で迎えられました。
結局のところ、こういった音楽が好きかどうかに尽きるわけですがね。

個人的には「スゲー新人が出てきた!」と衝撃を受けましたね。
今にして思えば(いや、発売当時でも)、B級臭は強かったし、歌詞はチープなトコがあるし、ヴォーカルラインは微妙だし・・
と気になった点もあるのですが、それを全て覆い隠すほどの勢いとフレッシュさと煌きがあった。
仄暗く幻想的なジャケットも印象的です。

そんなわけで、冷静に第三者的に書いてみたりしましたが、そんな理屈抜きでかなり好きです。
SONATA ARCTICAのアルバムで「やっぱコレだろ!」って人、多いのではないでしょうか。

アルバム全体が透明感とスピード感で包まれており、さらにその曲のメロディが単なる「B級」で括れないほどのクオリティを持ち合わせています。

オープニングを飾る[Blank File]のインパクト。

序盤で訪れる最初のハイライト[8th Commandment]は今でもSONATA ARCTICAの代名詞として語られることも多い曲ですね。
圧倒的疾走感、キーボードとギターのせめぎ合い、力強く美しいサビ・・・これですね、北欧メロスピは。

[Fullmoon]は、現在でもライブで披露される数少ない初期の曲の一つ。
「ラナウェーラナウェーラナウェー」のコーラスは、SONATA ARCTICAにあまり興味のない人でも「あー、あのラナウェーのバンドね」と想起させるほどのインパクトを残しています。

[Unopend]のイントロのキーボードの音色の美しさは、このアルバムの象徴的パートであるなぁと個人的には思います。

そしてハイライト[Destruction Preventer]を迎えます。
個人的にSONATA ARCTICAの歴史の中で一番好きな曲ですね。
8分近い曲ですが、もともと大作好きの傾向があるので。
これもまた歌詞がやや「・・・」ではあるのですが、緩急とフックで全く飽きさせることなくエンディングを迎えます。
途中の「オーオオーオーオオオー」というコーラスは一緒にシンガロングする衝動を押さえきれません。


こういった典型的なメロスピってのは、正統派メタルファンから「ピロピロ(笑)」とかって叩かれることも多い。
たしかにそういった一面もあったとは思うけど、わりと幅広く受け入れられたように記憶している。
上述した通り、曲のクオリティ、アレンジのセンスがB級で括れないものを持っていたと思う。
「典型的北欧メロディックスピードメタル」と聞けば、何人かがこのアルバムを挙げるのではないでしょうか。

この後の数枚を経て、今では「俺たちがまだメロスピバンドだと思ってる人がいるとしたら、それは大きな勘違いだぜ」的に、一気にスピード感を減退させてプログレ路線というかシンフォ路線というか、そういった穏やかでメロディックな方向を志しているようです。
これが冒頭の「好きだった」と過去形になってしまっている所以なんですがね。

それでも初期に魅せてくれた輝きは全く褪せることはありません。
逆に、こういった方向転換は初期に輝きすぎたバンドの宿命とも言えるのかもしれません。
ワタシ自身も、その後のアルバムを聞くたびに「やっぱ1stだよな」と思ってしまいましたし、その呪縛から逃れるためには仕方なかったのかなと思います。

8th Commandment
・・この曲をラウドパークで演奏してくれたら、悶え狂うことでしょう。最近やってないみたいなんだけどね。


  

Posted by テン at 08:11Comments(0)S

2012年09月24日

沖縄弾丸旅 ~ bye!! 沖縄! 編

さて、沖縄弾丸ツアー、ファイナルです。
・・っても、たかだか一泊二日の旅行なんですけどね。
長々と引っ張りましたが、今日こそ終わらせますですよ。

10:30
後ろ髪ひかれる思いで古宇利島を出発。
美ら海水族館へ。

なんか新しい橋が出来たらしくて、わりと早く着くものらしい。
その新しい橋に期待して「おい、寝るなよ。新しい橋があるらしいぞ。」と子供たちを煽る。
が・・まぁ・・古宇利大橋が素晴らしすぎたからね、仕方ないよね。

話は本線から逸れるけど、沖縄の建物は屋根が平たいものが多い。
トンガリ屋根じゃなくて、箱型みたいな。



11:00
美ら海水族館、到着。


ココはジンベイザメが有名なんですかね。
まぁ、内容的には熱帯魚や沖縄ならではの海の生物を中心とした水族館ですね。
えぇ、水族館でした。
子供たちは喜んでましたけどね。水族館です。





大きな水族館を泳ぐジンベエザメマンタの存在感に圧倒されつつ、水槽の前のカフェで昼メシ。
ワタシはタコライス(まぁまぁ)
奥様とボウズはホットドッグ(そこそこ)
ムスメはピラフ(冷食レベル)
・・・というランチを食いながら、水槽を眺める。エイのハラの方って、けっこうグロいね。とか思いつつ。


思った以上に早く水族館まわりが終了。

その後、最後にお土産コーナーで予定通りに予定以上の時間を割く。
ムスメは「おみやげコーナーが一番の楽しみ!」って言ってたから、仕方ないが。
ムスメはTシャツやらぬいぐるみやら、予算内でコマゴマと買い物をする。
ボウズは「コレ!」と決めたら、それ一つしか買えない値段でも他なんか見向きもせずに一発即決。
性格が出るよね。

ちなみにワタシは貧乏性なのでムスメ寄りの性格。
ボウズのように一点集中で買える決断力がウラヤマしい・・。

そして・・・。

14:00
美ら海水族館出発。
高速道路に乗っちゃうと、だんだん内陸に入って海が見えなくなるから
「最後の沖縄の海やぞ!見とけ!もう来んぞ!」と押しつけがましく言ってみるものの、子供たちも奥様も車中で爆睡。
そりゃそうだわな。
ワタシも高速道路に乗ったとたん、急激な眠気が襲ってくる。
メガシャキとか飲んでおきたいトコだが、それはセントレアからの帰路で飲みたいからなー。
そこで効かないと困るからなー。
・・と、コーヒーやらなんやらで誤魔化しつつ、途中のPAで5分ほどの仮眠をとりつつ、空港へ。
高速道路から眺める景色は、初日にみた「あの雨雲」が。


あのあたりでは雨だなー。
この景色が沖縄っぽいんだよなーと一人で思い出モード。

16:00
レンタカー返却。
このあたりの手続きはスムーズ。っつか、ほぼノーチェック。

16:30
空港着。思い出に砂とかサンゴとかを持って帰ってきたもんだから、重い。とにかく重い。
行きは機内持込みだけだったからラクチンだったけど、さすがに今回は手荷物を預ける。
さすが日曜日の夕方。預けるのにも20分ほどかかったかな。

17:00
その後、またお土産コーナーへ。
ちょっとしたデパ地下だな、ってほど店が多い。
で、最後くらい何か買ってもいいよね、ってことで、オリオンビールと海ぶどうを購入。
奥様とムスメとボウズは・・・なんかいろいろ買ってたよ。

18:15
沖縄空港発。サヨナラ、沖縄。




20:15
セントレア到着。
預けた荷物の受取りに、少し時間がかかる。満席だったらしいからね。

21:00
セントレア発。
当然、奥様も子供たちも再び爆睡だ。
途中、メガシャキを購入して、寝てるからいいよね、ってことで好きな音楽をBGMに帰路につく。
・・・っても、スラッシュだのパワーメタルだのは聞きませんよ。寝てるとはいえ、迷惑だからね。
この日はGOTTHARD聞いて、THE POODLESのお好みベストアルバムをリピート。
いやー、POODLES最高っす。



24:00
帰宅。片づけ、ビール。


:
:
:

ってことで、なんとか無事に戻ってくることができました。
人に話すと「沖縄に一泊二日!?ないわー。それ、ないわー」といった声が聞かれるのも、しばしば。

たしかに満喫できたかというと、圧倒的に物足りない!って感はありますが、それでも充分に楽しめましたよ。
天気にもソコソコ恵まれたし。

ワタシは海外旅行とかで興味があるのは、中世の街並み、城、教会、美術館といったところだ。
人が海へバカンスへ行っても「海外行って、海見て、ゆっくりして・・・そんなバカンスは興味ナシ。時間とカネが勿体ない。」って思ってた。

けど、その考えは少し変わった。

シュノーケリングで最初に水中を見た瞬間。
古宇利大橋の景色と海の透明感を感じたとき。
自分がこんなに興奮するとは思ってなかった。

奥様も「そんなに興奮するなんて、意外!」って驚いてた。
まぁ、奥様は海外で美しい海を体験済だし、ワタシが海外の海とか興味ナイの知ってたからね。

学校を休まなくても、これだけ素晴らしい体験ができる。
「長期連休は難しいし、塾とか学校とかあるし・・・沖縄なんて行けんわなー」って思ってる人がいらっしゃったら、そんなことない!行ける!充分楽しい!と伝えたいですね。

子供たちは「これからレストランでご飯たべたつもり貯金、本を買ったつもり貯金をして、また沖縄行きたい!」って言ってます。
・・・昨日、ジョイフル行きましたけどね。

そして「新婚旅行も沖縄がいいなー。おとうさんたちも一緒に」とも言ってます。
さらに「オトナになったら、おとうさんとおかあさんを連れていってあげる!」とも言ってます。
・・・けど、「オカネはおとうさんたちが出してな!」とも言ってますけどね。

そんなわけで、長々と戯れ言にお付き合いいただいた方々、ありがとうございました!
  

Posted by テン at 07:44Comments(0)旅日記棚

2012年09月18日

沖縄弾丸旅 ~ 透明な海 編

さて、沖縄一泊二日弾丸ツアー最終日!(っても二日目だけど)


6:00
起床。
天気はよさそうな感じだ。
朝、テラスから眺めるビーチは、昨日の人混みで濁ってた色とは異なり、本来の美しい青を取り戻しているようだ。
ビーチを散策する人もチラホラ。
なんだか静かでいいよね。
そして今日は(今日も)朝からイロイロとタイトなので(なんせ一泊二日。時間は限られているのだ)、物思いに耽る間もなく片づけ。
子供たちは「あー、帰りたくないなー」と名残惜しそうに海を眺める。
だよなー。トーチャンも帰りたくないなー。


で、ホテルの朝食が6:30だから、サッと食って、サッと次へ行くのだ!
オープン前に少し時間があったから、ビーチを散歩。
朝は日中と違って海が澄んでる。泳ぎたくなったけど、ビーチで泳ぐのは9:00~って決まってるらしい。

朝食はバイキングですね。
個人的には、カリカリベーコンが無かっただけで5点満点から1点引くレベル。
「ホテルのバイキングっつったら、カリカリベーコンとトロトロのスクランブルエッグだろ!」という古い体質のヒトなのだ。
ムスメは朝っぱらからパスタ大盛り。
昨日の昼も大盛りミートスパだったろうに・・。
あ、シークァーサージュースが美味でありました。甘くなくて。

その後、ワタシが片づけ&車に運び込んでる間に、奥様と子供たちは買い物。
ボウズはともかく、奥様&ムスメは買い物が長い。長い。長い。
女同士の旅ってのは、こんな感じなんだろね。
ってことで、ムスメも一応オンナなんだなーと感じる一幕ではある。


8:30
ホテルを出発。この日の目的は美ら海水族館ってことにあるのだが、その前にワタシが個人的にどうしても訪れたかった場所へ。
道中、興味深い看板を発見。


そういや、昨夜の沖縄料理の店でも「やぎのさしみ」ってメニューがあった。
オーダーしたけど、売り切れだったんだよなー。
ヒソカに沖縄の郷土料理なんだろか・・・食いたかったなー。


9:30
古宇利大橋
この橋の景色が個人的ハイライトというか目的地。


海の美しさはホテルのビーチの比じゃない。
橋の手前の砂浜に降りてみる。
ヤドカリがワサワサ。


ムスメはヤドカリを探す。そして手に乗せて喜んでいる。
ヤドカリは砂浜でジーっと眺めてるとあんまり動かないのだが、手にのせるとわりとすぐワサワサと動きだすのだ。


ボウズは黙々と貝殻を探す。
以前にも書いたかもしれないが、ボウズは石とか貝とかに興味があって、それらを目の前にすると寡黙に自分の好みのものを探しつづける。


古宇利大橋を渡って、古宇利島へ。渡ったすぐ先にビーチがある。
まだ朝早いから、人もまばら。
波打ち際でチャプチャプ・・・だけのつもりだったが、あまりの美しさに耐えられず
「おっし!泳ぐぞ!着替えれ!」と、水着にチェンジ。
そして海へ飛び込む。


透明だ。とにかく透明。
ココでオシッコしたら、オシッコの色が見えるんじゃないか、ってくらい。
(キタナイ話で申し訳ない・・・けど、そう思ったんだから仕方ないよね、ね)
そして目の前は透明だけど先の方を見ればまさに「水色」という淡く輝く青色。
太陽の光の乱反射も美しい。

あんまり大きなサンゴとかが無いからか、魚は少ない。
少ないけど、海の透明度が高いから、ちょっと先のほうで泳いでる魚もよく見える。

ホテルのビーチなんかより、ココに時間を使えば良かった!と激しく後悔しつつ、少しの時間でもこの美しさを体験できたことはシアワセだった。

そして、駐車場付近にあった沖縄の有名アイス店、「BLUE SEAL」を食す。
メニューをジッと眺めて迷う二人。


このアイスも「沖縄行ったら食いたい!」って思ってたけど、そのために店を探すのもメンドイなーと思ってたから、ちょうどよかったよ。
「アメリカ生まれ、沖縄育ち」というキーワードは、子供たちの脳裏に焼きついたようで
「あー、あの『アメリカ生まれ、沖縄育ち』のアイス、ウマかったなー」と思い出に浸ってますよ。

ということで、今回で終わりにする予定だったのに、長くなったのでまた続きます。

しかし古宇利島、素晴らしかったよ!




  

Posted by テン at 07:40Comments(0)旅日記棚

2012年09月13日

沖縄弾丸旅~青っ!編

ってことで、沖縄一泊二日弾丸ツアーの続編ですよ。

今回は初日の午後、ホテルのビーチで泳いでからの話です。

:
:

15:30
今回のメインイベントの一つ、「青の洞窟シュノーケリングツアー」へ。
「マリンサポートタイド残波」さんにお世話になりましたよ。

このイベントも当然マル秘だったので、子供たちに内容を伝える。
ボウズ「え!海の中行くの!イヤ!絶対無理!足つかんと無理!」
ムスメ「洞窟行くの?どうやって行くの?暗い?」
・・それぞれの反応はイマイチのようだ。

16:00
受付~着替え~説明。
ウェットスーツを着用し、足ヒレを準備し、ゴーグルとシュノーケルを装着。

通常は、青の洞窟へ行ってから洞窟の階段を降りていくらしいのだが、この店は船で洞窟近くまで行ってくれる、というのがウリらしい。
そして、熱帯魚の餌付けもセットになっていて、水中カメラの貸し出しもセット!・・・ってことが決め手になって選んだ。
店から車で10分ほどで港に到着。
そこから船に乗り込み、10分ほどでスポットへ到着!
・・が、洞窟の入り口らしきところまではまだ距離がある。
どうすんだ、コレ?
まさか、あそこまで泳げっつーことか?
・・と不安を抱えたまま、着水。
子供たちもビビりながら、着水。
スーツと安全ベスト(?)のおかげで、まったく沈まない。というか、浮きすぎてカラダがコントロールできない。
なんだかモタモタしてる間にインストラクターの方が「はーい!じゃぁ水中を見てみてください!」と。
言われるがままに覗いてみる。

「スゲーーー!!!」

感動した。
青い海の中にたくさんの熱帯魚たち。
そして全く底の見えない海の下の方の濃紺。
イヤがってたボウズもムスメも、全く怖がることなく(というより、怖がるという感情を忘れるほど)興奮しているようだ。

畳一畳くらいの大きさの発泡スチロールに把手みたいなのがついてるヤツにつかまって、インストラクターが洞窟の方へ連れて行ってくれる。
「あ、お父さんは泳げるならつかまらなくてもいいですよ」と言われ、興奮のままに泳ぐ。
興奮しすぎて、ワタシだけ離れてしまうこともしばしば。
カメラで夢中で撮影する。当然、立ち泳ぎでの撮影だからブレる。まぁ、ブレた写真も思い出だ。
そして、「あんなトコまで行けるのかよ!」と思ってた洞窟の入り口に。気づけば着いていたって感じだ。

インストラクターの方が「さて、少し目を閉じてください。最高のスポットに行ってから、目を開けましょう。」と言われ、素直に目を閉じる。
「・・着きましたよ。では・・5、4、3、2、1・・・どうぞ!」との声で目を開ける。

今度は無言だ。
漆黒に差し込む鮮やかな青。
胸が苦しくなるほどの劇的な光景だった。
そこから洞窟の奥へ向かう。「洞窟内は右側通行ですからねー」との声で、少し「あー、観光地なんだな」と現実に戻される。

洞窟から出て、熱帯魚に餌付け。エサは麸らしい。
小さくちぎってバラまけば、色とりどりの魚が集まってくる。
インストラクターの方が、海に潜ってウチの家族を撮影してくれた。インストラクター、スゲー!



その後、多少の自由時間(つか、好きにエサやったり写真撮ってね、って時間)があった。
改めてその光景を記憶に焼き付けようと海を眺める。



時間はアッというまに過ぎ去り、船へ戻る。
ムスメが「おとーさん、トイレ。ガマンできん。どうしよう。」と落ち着きがない。
ワタシ「んなもなぁ、海んなかで出してこいよなー」
ムスメ「だって、なんかココではダメなような気がして」

スタッフさんに聞いてみる。
「あー、到着後に少し離れたトコにトイレありますよ。ガマンできないようなら、着岸してすぐ海の中に入ってゴニョゴニョ・・」と。
ほらほらー。やっぱそうやろー。

結局、ムスメはダッシュでトイレへ駆け込みましたね。

そして18:30、解散。


さて、そろそろ夕食の時間。
チェックインなんか後でいい!
メシ!
ビール!
このために日中のメシはコンビニで済ませたんだかんね!

・・ってことで、ホテルの目の前にある「琉球亭」へ。

生ビールも当然オリオンビール!



ビールの味が分からない奥様も「・・これは美味い!」と言ってたけど、ホントに美味かった!
ドライだのオフだの濃い味だの・・・という個性を主張するわけでなく、シミジミと優しくて口当たりがよくて、それなのにコクと深みと旨味が溢れてるのだ。

そして、ゴーヤチャンプルー、ミミガー、グルクン、沖縄そば、ラフテー、海ぶどう、アグー・・・と沖縄名物を次々にオーダー。



子供たちはソコソコ食ったら疲れてグッタリしてたけど、オトナの時間はこれからだぜ!
ってことで、ビールおかわり!海ぶどうおかわり!ビールおかわり!海ぶどうおかわり!
・・なんか海ぶどうばっかりおかわりしましたね。

で、せっかく沖縄きたら泡盛だよね!
ウチら二人とも焼酎とかニガテだけど、話のタネだよね!

・・・飲めなかった・・・やっぱり。ニガテなものは勢いに任せてもニガテなのだ。


20:30

ホテルへチェックイン。
荷物を整理して、シャワーでも浴びるとするか!
さぁ、子供たち!風呂行くぞ!

・・・もうベッドで寝てる。起きそうもない。これだけヘヴィな一日だったからな。
いつもなら叩き起こしてでも海水をシャワーで流してハミガキさせて・・・ってとこだが、今日はそっとしておこう。

ホテルのコンビニで再びオリオンビールやらツマミやらを買い込み、波風をバックに二人で酒盛り。
眠い。眠いけど、心地いい。
旅先で子供が寝てから飲む酒ってのは、これまたシミジミと美味いのだ。

無理して沖縄来てよかったな。
海、感動した。
かーちゃん、ありがとう。

いつもの家での酒盛りとは異なる、穏やかな会話が続く夜更けとなったのでした。

ってことで、二日目はまた次回ね。

  

Posted by テン at 07:22Comments(3)旅日記棚

2012年09月10日

沖縄弾丸旅 ~プロローグ

我が家は、子供との旅行で行先を告げずに向かうことが多い。
以前の鳥取砂丘もそうだった。

今回も、そうでした。

この旅行は、亡き母が病床からキッカケをくれたことが発端。
「子供を連れて旅行にでも行ってこい」と。

この記事は、亡き母に感謝の気持ちを込めて。
ありがとう、かーちゃん。
無事行ってきたよ。
すごく楽しかったよ。
子供たちが青い海で戯れてる姿、見てくれただろうか。

:
:

今回の旅行は
・夏休み、終わってる。
・秋の連休、全部地域行事の予定で埋まってる。
・冬くらいからワタシの仕事が忙しくなる。
・だからといって、学校を休ませてまで旅行に行くつもりもない。

ってことで、必然的に土日の一泊二日。

そして個人的には「子供たちを飛行機に乗せてあげたい」という思いが強かった。
いくつか候補地があった。
が、奥様の「青い海が見たい」という一声で沖縄に決定。
まぁ、あたたかい地方へ向かったほうが荷物少ないしね。

で、前振りはこのへんにしといて・・・
飛騨の人で、「沖縄行きたいけど、休み取れないんだよなー」って人に「一泊二日でも沖縄楽しいよ」ってことが伝わって、その気になって、そのときの参考になれば、と思いますよ。


< 前日 >

19:30
子供たちの夕飯を済ませ、ハミガキも済ませ、パジャマに着替えさせて、出発。

22:30
セントレア近くの阿久比SA。ココで車中泊。
ディズニーランドに行った時や鳥取砂丘へ行った時の車中泊と比べると、圧倒的に静か。
これはよく眠れそうだ。
到着後、外のベンチで奥さんとメシ。明日からの旅に思いを馳せる。
月が美しい夜でした。


< 一日目(前半) >

4:00
興奮で目が覚める。で、ガソリンが少ないことに気づく。
まぁ、セントレア周辺にもスタンドくらいあるだろー、と一応スマホでチェック。
すると、あるにはあるが、早朝や夜間は営業してないことを知る。
朝も無理、帰ってくるのも遅いから無理。
ってことで、常滑周辺の24時間スタンドを探す。

5:00
常滑のガソリンスタンドで給油。空が明るくなりはじめる。

5:30
セントレア着。
奥様はまだ眠っているが、子供たちが起きてきたので、空港内をプラプラしつつ、構内のコンビニで朝食をとる。
まだ子供たちはドコへ行くのか知らない。
ボウズ「なー、海行くんやろー。はよ行こー」
ムスメ「ココ、ホテルやろ!ココで泊まるんやろ!はよ部屋行こー!」

あまりにも海海海ホテルホテルホテルとヤカマしいので、ココで種明かし。

ワタシ「ココ、空港な。空港ってナニするとこか知っとるよな」
ムスメ「・・飛行機・・飛行機乗るの!スゲー!」
ボウズ「えー、飛行機乗るのー。乗るんなら乗るって最初から言ってよー」
ワタシ「なんよ。オマエ、コワイんやろ。ビビッとるやろ」
ボウズ「ビビってねーしな。ちょっとココロの準備がゴニョゴニョ・・・・」
ムスメ「飛行機乗るんなら、持ってきたいものとかあったのに。早く言ってよ。」

・・・サプライズな旅の演出も、だんだん難しい年頃になってきてるなーと感じる朝でした。

6:00
奥様を起こし、車中で朝食。サンドイッチとかパンとか。

7:00
空港内へ向かいます。まだ人は少ないなー。
まだまだフライトまでは時間がありますが、なんとなく落ち着かないので早めに保安検査を抜けて、出発ロビーへ。
窓の外に見える飛行機たちを眺めていると、ボウズも「まだかなー!早く乗りたいなー!いま何時?」と数分おきに聞いてくる。どうやらテンションが上がってきたようだ。


8:30
出発予定。子供たちはアナウンスで「沖縄」に行くことを知り「沖縄行くの!?」と興奮気味。
ここでまたムスメが「沖縄行くんなら、持っていきたいものあったのに!やっぱ早く言ってほしかった!」と。
・・しつこい。

そして待望のフライト。
徐々に加速して離陸する瞬間の興奮は長くは続かず、安定飛行に入ったとたん「ひまー。ひまー。」と。
そりゃ仕方ないわな。

10:45
沖縄着。空から眺める青い海に「早く泳ぎたい!」と気持ちが先走る子供たち。

11:30
レンタカーの手続きを済ませ、ホテルへ向かう。
昼食はコンビニ購入&車中食で済ませる。
食べることより海に時間を割きたいからね。沖縄名物は夜にビールと一緒に食えばいいさ!ってことで。
ワタシはサンドイッチみたいになってるオニギリ。肉が挟んである。
奥様はタコスみたいになったオニギリ。そして「さんぴん茶」なる沖縄地方のお茶。
この「さんぴん茶」はジャスミンティーみたいな印象でしたかね。
最初はイマイチに感じましたが、結局滞在中に何度か飲んだなー。

ボウズはクリームパン。
ムスメは・・大盛りミートスパゲッティ。これをレンタカーで喰うってんだから、勇気のあるヤツだ。

12:30
ホテル着。「リザンシーパークホテル谷茶ベイ」というホテル。空港と美ら海水族館の中間くらいでしょうか。
荷物は車に置いたまま、さっそくビーチへ向かう。

目の前に広がる青いビーチ!さっそく飛び込む!

・・が、中に入ると思ったほど青くない。まぁ、人がたくさんいるからなー。多少濁っても仕方ないわな。
とはいえ、水中をのぞいてみれば大きなサンゴの周りには熱帯魚!
普通に泳いでても、目の前を熱帯魚!
そして足元にはサンゴとナマコ!
そう、沖縄の砂浜は、サンゴがゴロゴロしていて足が痛い。サンダルで歩かないと痛い。

泳いでいると、北の方から雨雲が迫ってくるのが分かる。この雨雲が印象的でした。
沖縄は山が低い。
ってことは、空が広い。
だから、遠方の空の様子も分かる。

この雨雲の下は、カーテンで覆われているようになっていて「あそこは雨が降っている」というのが分かるのだ。
この雨雲、沖縄にいるときに何度も遭遇した。「あー、あのあたりは降ってるなー」と。


この雨雲が迫ってきて、雨がパラパラしてきたので、いったんホテル内のプールに入る。
子供たちは海だろうがプールだろうが楽しいから無問題。
奥様は「あー、雨やまないかなー。あの雨雲、ココまで来ん気がするんやけどなー」と言っているが、んなこたぁない。
ワタシは「あれだけの勢いで迫ってきてるんだから、間違いなくココに来るさ!」
・・来るはず。
・・たぶん・・・あれ?晴れてきた。
奥様は「ほれー!みてみー!晴れてきたにー」と誇らしげ。
ってことで再び海へ!

15:00
次に予定を入れてるので、海を出ていったんホテルを離れる。
奥様は「あー、まだ泳げたなー」と名残惜しそうだが、いいのだ。明日もあるから。

:
:
:

ってことで、中途半端なトコですが長くなってきたから次回に続きますねー。

  

Posted by テン at 07:18Comments(0)旅日記棚