2023年03月16日
ボウズ、18歳になる
2月某日。
ボウズが18歳の誕生日を迎えました。
18歳といえば、制度が変わったことで「成人」。
あのボウズがなぁ‥という感慨深さを感じますね。
中学卒業時から急激に伸びた身長も一段落。(とはいえ私より圧倒的に大きいけど)
すっかり佇まいに落ち着きが出てきて安堵するやら嬉しいやら。
思えばコロナコロナコロナコロナの高校生活でした。
弁当食べるときも一人だったんだろな、とか。
校歌を歌うこともなかったんだろな、とか。
マスクの下の顔を知らないままの友達もいたのかもな、とか。
部活もコロナ禍ということで制限され、その制限に耐えられず一年生で退部。
道標を失ったボウズは自然と机に向かう時間が増えていったのでした。
:
:
そしてこの3月。
第一志望だった大学に無事合格。
春から一人暮らしが始まります。
合格発表の日。
私はその時間だけ自宅に戻りました。
その時間を刻一刻と待っていました。
時間になっても部屋から出てこない。
ちょうど帰省してたムスメに「どうしよう‥結果聞いてきてもいいやろか」と尋ね、部屋へ向いました。
部屋の前に着いたときにドアが開き、「お父さん!合格した!!」と絶叫のボウズ。
二人で抱き合いました。
強く強く抱き合い、私は号泣しました。
「おめでとう!ホントがんばったな!」と私。
「ありがとう!ホントありがとう!」とボウズ。
こんなにドラマティックな瞬間、二度とないだろうな、と。
二年生後半の頃は、まるでアスリートのようなストイックさでした。
声をかけるのを躊躇するほど。
常に時計を見て、分刻みで夕御飯やお風呂の時間を自己管理。
近寄りがたい空気を醸しだしていました。
が。
三年生夏頃から、急にその空気感が穏やかになりました。
以前のようにテレビ見ながら夕飯食べたり、部屋でスマホ見てたり。
冬の三者懇談でも「三年生になって柔らかくなったな」と言われてて、あー、学校でも同じでしたか、と。
いままで自分でコツコツ続けてきたボウズのことだから、自分なりにペース配分を考えてるんだろなと心配はしませんでした。
が、奥様は違った。
ストイックだと「やりすぎや。このままいったらもたんで心配や」
ちょっと穏やかになると「本番近いのに気が抜けとるで心配や」
ほどほどってのは難しいものですねぇ。
奥様はボウズと「ぜんぜん会話にならん。話しかけても返事すら聞こえん」と言ってますが、私はわりと問題なし。
なので、コミュニケーションはもっぱら私が担当。
同じ部屋にいるのに、奥様→私→ボウズ みたいな会話もしばしば。
まぁ、私も母親って鬱陶しかったなぁ、と。照れの裏返しなんですけどね。
受験への帯同ももちろん私。
奥様が「ひとつくらいは私が行こうか?」と言っても「なんで?お父さんのほうがいい」と。
男同士だと会話も少ないけど、そのくらいのほうが楽なのでしょうね。
塾に通うこともなく、自分のやり方で道を切り拓いたボウズ。
私は毎日普段通りの生活を続けること、必要と言われた参考書をかってやること。そんなことしかできませんでした。
合格後は憑き物が落ちたように柔和な表情が戻り、「あぁ、こうやって笑う子だったなぁ」と思い出しました。
春からの一人暮らし。
「お父さん、あっちのほうって虫おるかなぁ」
「お父さん、とりあえずお父さんのチャーハンの作り方教えて」
と、不安は募るようですが、なんとかなるさ!
今までコツコツコツコツ積み上げてきた努力は、自分を支える「体幹」になっているはず。
その体幹は簡単には崩れないはず。
身長、足の大きさ、体力、頭脳。
全てで父親を大きく凌駕していったボウズに幸あれ。
ボウズが18歳の誕生日を迎えました。
18歳といえば、制度が変わったことで「成人」。
あのボウズがなぁ‥という感慨深さを感じますね。
中学卒業時から急激に伸びた身長も一段落。(とはいえ私より圧倒的に大きいけど)
すっかり佇まいに落ち着きが出てきて安堵するやら嬉しいやら。
思えばコロナコロナコロナコロナの高校生活でした。
弁当食べるときも一人だったんだろな、とか。
校歌を歌うこともなかったんだろな、とか。
マスクの下の顔を知らないままの友達もいたのかもな、とか。
部活もコロナ禍ということで制限され、その制限に耐えられず一年生で退部。
道標を失ったボウズは自然と机に向かう時間が増えていったのでした。
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そしてこの3月。
第一志望だった大学に無事合格。
春から一人暮らしが始まります。
合格発表の日。
私はその時間だけ自宅に戻りました。
その時間を刻一刻と待っていました。
時間になっても部屋から出てこない。
ちょうど帰省してたムスメに「どうしよう‥結果聞いてきてもいいやろか」と尋ね、部屋へ向いました。
部屋の前に着いたときにドアが開き、「お父さん!合格した!!」と絶叫のボウズ。
二人で抱き合いました。
強く強く抱き合い、私は号泣しました。
「おめでとう!ホントがんばったな!」と私。
「ありがとう!ホントありがとう!」とボウズ。
こんなにドラマティックな瞬間、二度とないだろうな、と。
二年生後半の頃は、まるでアスリートのようなストイックさでした。
声をかけるのを躊躇するほど。
常に時計を見て、分刻みで夕御飯やお風呂の時間を自己管理。
近寄りがたい空気を醸しだしていました。
が。
三年生夏頃から、急にその空気感が穏やかになりました。
以前のようにテレビ見ながら夕飯食べたり、部屋でスマホ見てたり。
冬の三者懇談でも「三年生になって柔らかくなったな」と言われてて、あー、学校でも同じでしたか、と。
いままで自分でコツコツ続けてきたボウズのことだから、自分なりにペース配分を考えてるんだろなと心配はしませんでした。
が、奥様は違った。
ストイックだと「やりすぎや。このままいったらもたんで心配や」
ちょっと穏やかになると「本番近いのに気が抜けとるで心配や」
ほどほどってのは難しいものですねぇ。
奥様はボウズと「ぜんぜん会話にならん。話しかけても返事すら聞こえん」と言ってますが、私はわりと問題なし。
なので、コミュニケーションはもっぱら私が担当。
同じ部屋にいるのに、奥様→私→ボウズ みたいな会話もしばしば。
まぁ、私も母親って鬱陶しかったなぁ、と。照れの裏返しなんですけどね。
受験への帯同ももちろん私。
奥様が「ひとつくらいは私が行こうか?」と言っても「なんで?お父さんのほうがいい」と。
男同士だと会話も少ないけど、そのくらいのほうが楽なのでしょうね。
塾に通うこともなく、自分のやり方で道を切り拓いたボウズ。
私は毎日普段通りの生活を続けること、必要と言われた参考書をかってやること。そんなことしかできませんでした。
合格後は憑き物が落ちたように柔和な表情が戻り、「あぁ、こうやって笑う子だったなぁ」と思い出しました。
春からの一人暮らし。
「お父さん、あっちのほうって虫おるかなぁ」
「お父さん、とりあえずお父さんのチャーハンの作り方教えて」
と、不安は募るようですが、なんとかなるさ!
今までコツコツコツコツ積み上げてきた努力は、自分を支える「体幹」になっているはず。
その体幹は簡単には崩れないはず。
身長、足の大きさ、体力、頭脳。
全てで父親を大きく凌駕していったボウズに幸あれ。
Posted by テン at 07:30│Comments(2)
│子供たち棚
この記事へのコメント
おめでとうございます!
全力で頑張られたんですね!
部屋の前のシーン、胸が熱くなりました!
ええ話をありがとうございます☆
全力で頑張られたんですね!
部屋の前のシーン、胸が熱くなりました!
ええ話をありがとうございます☆
Posted by ♨ゆ♨
at 2023年03月16日 12:51

♨ゆ♨さま
しばらくブログから離れていてコメント遅れてごめんなさい!
いま思い出しても胸が熱くなります。子供たちのおかげでいい夢をたくさん実現してくれています。感謝ですね。
しばらくブログから離れていてコメント遅れてごめんなさい!
いま思い出しても胸が熱くなります。子供たちのおかげでいい夢をたくさん実現してくれています。感謝ですね。
Posted by テン
at 2023年10月19日 07:59
