ヘビメタパパの書斎 › 2014年06月

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2014年06月19日

策略的センス

秋のメタルの祭典、LOUDPARK14
このラウドパークには、毎年ファンが勝手に「○○枠」「××枠」と名付ける「枠」といったものが、あくまで勝手に存在する(と思っている)。
「勝手に」とはいえ、毎年恒例の「アモット枠」などはマイケル・アモットArch Enemy / Carcass / Spiritual Beggars は分かるとして、彼が動けいない年にはクリストファー・アモットを突っ込んでくるあたり、運営側も意識してるんだろうとは思う。

さて、今年の場合は、スラッシュ枠/パワーメタル枠/プログレ枠/メロスピ枠/おっp・・じゃなかった、女性ヴォーカル枠といったあたりは、充実のラインナップだ。
あとはメロハー枠、それと同時に、過去のThe Darkness / BuckCherry といった、アリーナに映えるアリーナロック枠も欲しい。

そこで、このメロハー/アリーナロック枠を同時に満たしてくれそうで、過去にも楽しいステージを魅せてくれたこのバンドを期待したいのですよ。

RECKLESS LOVE / SPIRIT




フィンランド発。このアルバムは3枚目になりますね。
ジャケット、スゴいですね。

もともとこのバンドは全く知りませんでした。
LOUDPARK10の最後の1枠に入ってきたように記憶していますが・・そのときは「・・誰だよ」と思いましたね。
が、せっかくのフェスだし、一通り聞いてから向かおうか・・とYOUTUBEをチェック。

これがまた、ワタシの好みのド真ん中だったんですね。
そこから一気に引きこまれていき、その年のラウドパークでは、一気に目玉扱いとなりました。

見た目はケバいヘアメタルのようでありながら、実にメロディアス。
グラムロック的な華やかさに、北欧ならではの繊細なメロディ。
WIG WAMあたりに通じる、「これ、見た目は狙いでコレにしてるんだろ」という策略的なものを感じます。
そう思えば、ジャケットのセンスも頷けるところでしょうか。

そのLOUDPARK10でのパフォーマンスは、そのときの記事を追って頂ければと思いますが・・・

さて、このアルバム。
彼らの個性、そしてタイトル通り、スピリットは全くブレることなく、順当な成長を遂げている感があります。
曲のチョイス、センスには遊びゴコロと余裕が伺える内容になっていますね。

オープニングを飾る[NIGHT ON FIRE]。彼らにしてはややヘヴィかつダイナミックな印象のこの曲で幕を開けるあたり、自信を感じます。

続く[BAD LOVI'N]の軽快さは初期FIREHOUSEあたりに通じますね。キャッチーなサビは彼らの真骨頂であります。

[I LOVE HEAVY METAL][METAL ASS]といった「メタル」にフォーカスした曲が並ぶのも興味深いところ。
特に[METAL ASS]は、違和感があるほどのメタリックチューン。ACCEPTMETAL CHURCH・・というと大げさですが、鋭利かつ典型的ヘヴィメタル然として曲調は、彼らなりのメタルへのリスペクトでしょう。
これがさきほど触れた、彼らなりの「遊びゴコロ」だと思うのだ。

[SEX,DRUGS & RECKLESS LOVE]は、タイトルの語感といい、今後彼らのライブでのアンセムになっていきそうですね。盛り上がりそうなサビです。

さらには曲名もメロディも初期BON JOVIを思い出すような[RUNAWAY LOVE]
そしてDEF LEPPARDへの愛に満ちている感のある[ANGEL FALLING]

実にバラエティに富んでいて、「○○っぽい」という遊びゴコロを散りばめつつ、彼らの個性からは逸脱していないという絶妙なところを突いてきています。
ヴィジュアル、曲のセンス、曲のタイトル・・いろいろと計算されているなーと思うのです。
そして、それぞれの曲が耳に引っかかるフックを持っていて、華やかで飽きないアルバムですね。

LAメタルが好きだった貴方。
北欧メタルが好きな貴方。
メロディックハードロックが好きな貴方。
そしてスポットライトが煌くアリーナロックが好きな貴方。

そういった方々すべてにオススメしたいアルバムです。
そして、気に入ってもらえたら是非1stアルバムも手にとってみてほしいなと思います。


Reckless Love - Bad Lovin




  

Posted by テン at 08:00Comments(2)R

2014年06月06日

鋼鉄の宴14、始動

メタルに興味がある人も興味がない人も。
このブログを訪れてくださる方にはもうお馴染み。(という前提で進めます&勧めますね)

秋のヘヴィメタルの祭典、LOUDPARK14
例年、各種情報が出始めるのが遅いんですがね。

SUMMERSONICにはAVENGED SEVENFOLD、MEGADETH、GHOST、BABYMETAL、ChthoniC、RICHIE SAMBORAといったメンツ。

初開催のKNOTFESTではSLIPKNOT、KORN、LAMB OF GOD、さらにはTRIVIUMIN FLAMESという過去のラウドパークで素晴らしいステージを魅せてくれたバンド。

こういった強力なメンツを揃えてきた他フェスとの競争もあってか、今年のラウドパークは本気です!
早々に驚きのヘッドライナーもアナウンスされ、そして昨日、はやくも日別アーティストの発表となりました!

http://www.loudpark.com/14/lineup/





10/18(土)

MANOWAR
ARCH ENEMY
DRAGON FORCE
RAGE
AMARANTHE
SOILWORK
VANDENBERG'S MOONKINGS
BATTLE BEAST

10/19(日)
DREAM THEATER
WITHIN TEMPTATION
KREATOR
SYMPHONY X
THUNDER
DEATH ANGEL
BELPHEGOR
PERIPHERY


それぞれ、「・・・AND MORE!!」ですが、方向性は見えてきたような気がしますね。
プログレッシヴ&スラッシュメタルな二日目。
その他・・というと語弊があるけど、わりとメタルらしいメタルを固めてきた初日。

初日はなんといってもMANOWAR。これは外せませんね。
さいたまスーパーアリーナがマノウォーサインで埋めつくされる光景を思うだけで目頭が熱くなりますよね。ね。
ヴォーカルが変わって新譜も好評らしいARCH ENEMYも楽しみです。
前回のラウパでのパフォーマンスは「マンネリ化」的なことも書いた気がしますが、今回はどうなるでしょうか。

SOILWORK→AMARANTHE→RAGE→DRAGON FORCE→ARCH ENEMYという流れも、スキなし(=ビールの余地ナシ)の感じです。
個人的には垂涎の流れです。


そんなわけで、例年なら「初日の参戦だな。決まりだな」ということになるわけですが・・・

二日目にはSYMPHONY Xですよ!!
これがワタシのココロを初の二日間参戦へと誘います。

二日目にはDEATH ANGEL / KREATORといった、我々世代なら誰もがトキメくであろうスラッシャーの名前もありますね。
スラッシュメタルのライブは楽しいのだ。
メタルのライブの醍醐味を味わうことができるのだ。

そして日本人メタラーなら誰もが判官贔屓的に愛している感があるTHUNDER
この流れの中では違和感があるものの、きっとこの日の清涼剤として重要なカギを握るハズ!
DREAM THEATERのライブも素晴らしいらしいので見ておきたいところ。(個人的には3rdくらいまでしか記憶にないけど)

ということで、ひとまず二日間参戦に向けてホテルは押さえましたよ。さいたまスーパーアリーナ周辺のホテルは既に埋まりつつあるようです。
・・この田舎からだと、前泊&後泊で、合計3泊4日という日程になってしまいますがね。
先行物販のことも、昨年までのブログを読み返して復習しましたよ。

さらには続報の期待が高まるラウドパーク。

日本人枠には誰がくるのか。賛否両論のBABYMETALはあるのか。
北欧メロハー枠として念願のTHE POODLESは叶うのか。RECKLESS LOVEも見たい。
アメリカンハード枠があるなら、TESLAあたりは新譜出したしどうでしょうかね。
タイミング的にはUNISONICもありそうですかね。あの夢の空間が再び!!

こうやってワクワクと想像を膨らましている時間も楽しみの一つなのですよ。


DragonForce - Through the Fire and Flames (Live at Loud Park)
いやー、あの熱狂が蘇ります。実はこのコーフンの坩堝の動画の中にワタシも映り込んでいますよ。





Symphony X - Out Of The Ashes
名作。ジャケットの美しさも秀逸。初期~中期の曲をどのくらい演奏してくれるのかがカギですね。





  

Posted by テン at 07:24Comments(0)LOUDPARK14