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2016年10月18日

鋼鉄の宴16~1日目 後半戦

さて、先行物販のための早起きがカラダに効いてくる後半戦。
・・まだ初日だからね。
無理はできないんですがね。

[ SHINEDOWN ]

LORDS OF BLACKと並んで、最近になってその音楽の素晴らしさを知ったバンド。
海外では日本とは比べ物にならないレベルの人気を誇り、先日の日本公演のようなライブハウスのキャパでは見れないバンドだ。

音楽性としてはメタルかというと、ややモダンヘヴィネスな印象がありますが、それでもそのスケールが大きくメロウなサウンドは魅力的。

オープニングから最も楽しみしていた曲&最も熱い曲、[Adrenaline]!!!!

ツイッターでも「この曲が一曲目だったらいいなー。ないかなー」とつぶやいてたことが現実に!
まさにアドレナリンがフツフツと湧き上がります!

メンバーはスーツで身を固め、実にクール!
そして、そのパッツンパッツンのシャツからニョキ!っと露出している腕は、そのシャツがはちきれんばかりの豪腕。
これだけで萌える女子、続出じゃないでしょうか。

スタイリッシュかつエネルギッシュに繰り広げられるパフォーマンスは、LOUDPARKではあまり感じることのない新鮮なものでした。
まさにアリーナロック!

独特のグルーヴと憂いのあるメロディ。
そして、こうした大きな会場で、大きな音で聞くと、やはり彼らの曲のダイナミズムが伝わってきます。
なんというか、豪快でありながら洗練されている、という感じでしょうか。

あとから、ファンの方から「・・すごいアウェイ感で、ノリも良くなくて、メンバーに申し訳なかった」といった声を聞いた。

ワタシはそのアリーナの中心にいたわけではないけど、全くそんな感じはしなかった。
充分にオーディエンスを引きつけていたと思いました。

さらには徐々にチカラが湧き上がってくるパワーチューン[Unity]も前半で登場!
聞きたかった曲たちが次々と披露され、「このバンドを知ってよかったー!」と思いました!

[Enemies][Second Chance]
といった好きな曲も登場。

まだまだ聞き始めて浅いバンドですが、今まで聞いたことのないサウンドに触れ、その素晴らしさを知り、早々にライブで出会えたのはシアワセでした。


Shinedown - Adrenaline




[ CHILDREN OF BODOM ]

今までのラウドパークの中で、何度か登場していたにも関わらず、3ステージの兼ね合いで一度も見たことのなかったチルボド。
今年はついに見れそうです。

今年は出演決定!→キャンセル!→再度出演決定!
という、「キャンセルをキャンセル」という新しい展開を見せて驚かせてくれました。

オフィシャルページに記載された彼らのTシャツも[Hate Crew Deathroll]のジャケット!
いまさらといえばいまさらですが、好きなジャケットなので欲しい!
・・と思ったのですが、バックプリントが無くて断念。惜しい!

その惜しい思いを抱えつつ、スタート!

なんと、いきなり[Silent Night, Bodom Night]から!
わりとセットリストがよくない、といったウワサを聞いていたので驚きです。

ワタシ自身、チルボドは[Hate Crew Deathroll]あたりが好きなので、それ以降の曲ばかりだとちょっと・・・と思っていたので、「おぉぉぉぉぉー!」と昂ります。

続いて、[Are You Dead Yet? ]アルバムからだった気がする数曲を挟んで・・

アレキシの「Follow the ・・・」の言葉だけで大歓声が!
そう、[Follow the Reaper]
これまた初期の名曲だ。

その興奮冷めやらぬ中、アレキシの「Needled 24・・・?」の問いかけに、オーディエンスは拳を振り上げながら「セヴーーーン!」と応えます。
待望の、そして念願の、[Needled 24]!!!
ワタシが最も聞きたかった曲!

オープニングのリフが爪弾かれる中、目の前で空洞が発生します。
もちろんWall of Deathの準備です。
・・といいながら、待ち切れずに暴れてる人たちがいるので中途半端ではありましたが、刻まれるリフと同時に突入!ウォールオブデス!
そこからサークルピットが発生し、興奮を吐き出すかのように一心不乱にピット&モッシュ。

結果として、これがこの日唯一のピットとなりました。

そして次は個人的トリであるBlind Guardianが待っており、チルボドの後半とカブるため、泣く泣くアリーナを後に。
・・いや、泣く泣くといいつつも、思っていた以上に聞きたい曲が聞けたのでそれなりに満足。

初期の楽曲を、今のストロングな音像で聞くと、また印象が違うわけですが、それはそれで素晴らしかった。
淡々とステージを牽引していくアレキシ・ライホの存在感も抜群。

初期を中心に聞いていたワタシにとっては、「チルボド、いいバンドになったなー」と再認識しました。

・・とはいえ、やっぱりサウンド的には初期3~4枚が好きだなー。

Children Of Bodom - Needled 24/7





[ BlindGuardian ]

このブログを時々覗いてくださる方ならご存知かもしれない。
ワタシはジャーマンメタルでメタルに目覚め、ジャーマンメタル、メロディックスピードメタル、メロディックパワーメタルを貪欲に吸収して今に至っている。

そのワタシの音楽遍歴の中で、最も重要だったバンド。
そして、音楽の好みは変わるものですが、「このバンドが一番好き」と言ってた期間が最も長かったバンド。
それがブラインドガーディアンだ。

1993年に[TOKYO TALES]としてリリースされたジャパンツアーの名古屋公演は、今までの参戦した中でのベストライブ。
20年以上が経過した今でも、その評価は全く揺るがないほどのクオリティだった。

それ以来のブラガになりますね。

最近の音楽性は重厚かつシンフォニック、ちょっとハードルが高くなっている感があって、バンドとの距離を感じている中。
どんなセットリストでしょうか。
期待は膨らみます。

場内、暗転。スタート!

バンドの後方に張られたバックドロップは・・・[Imaginations From the Other Side]!!
なぜ今、コレなんだ・・という思い。
そして、「そういや、このアルバムを再現するツアーが云々・・って言ってた気がする・・」という記憶。

オープニングは[Imaginations From the Other Side]
「♪イマージネーション、フロームジアザーサイッ!」という大コーラスが場内を包みます。

ハンズィは髪を短く刈り上げ、体型もスリムになり、なんかすんげぇ小顔になってる!という印象です。
声もよく出ています。
(といっても、さすがに最高音域は厳しく、フェイクを入れてましたが・・・)

この曲が披露された時点で「このオープニングは・・・」とドキドキします。

続いての強靭なリフは・・・もちろん[I'm Alive]!!
「♪アーイムアーーライッ!マイフレンッ!」という大コーラスが場内を包みます。
(包んでばっかりですが、ホントにそうだし、それがブラガのライブの真骨頂)

改めて聞くと、実にソリッド。そうそう、このあたりまでのブラガが私の一番大好きなブラガだったんだよ。

この前半2曲を聞くと
「アルバムまるごとだと、それだけで持ち時間終わっちゃうのか?アルバムの収録時間、どのくらいだったけ?」という不安。
「ってことは、あの曲とあの曲・・昔は「この曲はライブでは難しい」って言ってた気がする、大好きな曲も入るのか?」というワクワク。
いろいろな感情が渦巻いてきます。

当然の流れとして[A Past And Future Secret]の穏やかな時間が流れ・・

私の大好きな曲、[The Script For My Requiem]!!!
この曲が、たしか以前のインタビューで「ライブでは難しい」と言ってた気がする曲。

アルバム通りのヘヴィなリフ、やや静かなAメロ~Bメロ。
そして崇高なサビ。
「♪Returning of the miracles...It's my own requiem」という大合唱。
最初は静かに、続いて刻まれるリフと共に。
まさに会場全体が作り上げるレクイエム。
劇的な空間が膨れ上がります。

その後、アルバム通りの数曲を挟み・・・

このアルバムで最も好きな、歴代ブラガの中でも屈指に大好きな[Another Holy War]へ!
この曲にどれだけ勇気をもらったことか。
仕事でもうダメだと思った頃に、この曲を繰り返し聞いて気分を高揚させていた時代が脳裏をよぎります。

「♪Why am I born , Will I fail to rise again , Another crucifixion for Another holy war..」
からの
「♪アナザホーリーウォーーォーーー」のコーラスで、全身が熱くなり、目に涙が浮かびます。
・・いい曲だ。大切な曲だ。大好きな曲だ。
今、聞いてもココロの昂りが抑えられない。
このまま終わってほしくない。ずっと続いてほしい。そう思いました。

そしてアルバムを完全再現した後に「最後の一曲」として選ばれたのは・・
[Mirror Mirror]!!
ケルティックで哀愁に満ちたメロディを纏い疾走していく、彼らの中期の代表曲。
この曲もいい曲だ!

「♪Mirror Mirror on the wall , True hope lies beyond the coast , You're a damned kind can't you see , That the winds will change...」
もちろん、これも場内大合唱だ。

結果として、聞きたかった1st~4thまでの曲は皆無。
それでも充実の時間でした。
[The Script For My Requiem]
[Another Holy War]

の2曲が聞けただけで、「あー、ブラガが大好きだったんだよ」という記憶を呼び覚まし、感動的な空間を体感できました。

今となっては、ヨーロッパでは数万人規模のヘッドライナーを務める彼ら。
キングダムステージという小さなステージ(一応、キングダムのトリですが・・)で来日してくれたことに感謝。


Blind Guardian - Another Holy War








そして、4時前起床という疲労が限界を迎え、スコーピオンズは見ることなく会場を後に。
一応、少しは見ておきたかったんですがね。
ブラガで燃え尽き、一気に体力が底をつきました。

また明日もあるし・・・ということで、翌日へ続きますよ。


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Posted by テン at 06:58│Comments(0)LOUDPARK16
 
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