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2016年10月14日

鋼鉄の宴16~1日目 中盤戦


さて、LOUDPARK16、一日目。まだまた楽しみなバンドが続く中盤戦!!


[ RAGE ]

ずっと大好きなバンドだ。
そして、音楽性が変わりつつ、メンバーが変わりつつも、その時代その時代でのどのサウンドも好きな珍しいバンドだ。

前回のLOUDPARKでは、RAGEの次に登場するDRAGONFORCEのサークルピットの楽しさ、そしてBABYMETALがサプライズゲストになるのでは!?という噂に惹かれて、逆側のアリーナから眺めていた。
結果・・「やっぱりRAGEのほうに行けばよかったぁぁぁ!」という後悔に苛まれた。

その後、共にRAGE後期を支えてきたヴィクター・スモールスキが脱退。
双方の脱退後のインタビューでは、決して円満な印象ではなかった。

そして、時を同じくしてピーヴィーが始動させたREFUGE
バンド名通り、その時代(初期)の楽曲を中心にライブを披露するバンド?プロジェクト?だ。
来日公演も記憶に新しいところ。

となると、ヴィクター期の楽曲、REFUGEで演奏してる時代の楽曲は控えめ、つまり中期の楽曲とニューアルバムが中心でしょうか。

・・という想像を膨らませてワクワクしていたところ、フラッと隣に立ったのが新宿のメタルバーGODZのスタッフさん。
「いやー、これだけの人数がいる中で、隣になるなんてこともあるんですねぇ」と。
ホントそうですねぇ。

オープニングはニューアルバムから[The Devil Strikes Again]
まぁ、想定通りですね。ストロングかつゴリゴリとスピードで押し切る、ピーヴィーらしいファストチューン。
今後のRAGEの道標となりそうな曲です。

続いては[Days of December]
やや地味な時代と言われるアルバム[Thirteen]からのチョイスです。
このアルバムや、[Ghosts]も含め、この頃のミステリアスで深みのある音も悪くないのだ。

さらに[Black in Mind]
さらに[End of All Days]!!

イメージしていた通り、REFUGEで演奏している時代と、ヴィクター時代のちょうど谷間アルバムたちからの披露。
どのアルバムも大好きだから、「これは・・レアな曲を聴けた!そしてやっぱりいい曲だ!」という感慨が包みます。

この時代のピーヴィーのヴォーカルスタイルは、既に過去のハイトーン時代から決別している時期なので、今でも問題なく歌えています。
いや、若干苦しそうですが・・まぁ、この表情もピーヴィーの個性だと思えば通常運転でしょうか。

若干ギターの音が引っ込みがちな気がしますが、ベースのピーヴィを中心としたバンドですし、こんなもんでしょうかね。

終盤には[Solitary Man]
さらには定番の[Don't Fear the Winter]を立て続けにチョイス。
REFUGEでもチョイスしているであろう時代の曲ですが、やはりこの頃の曲は思い入れがあることもあって格別です。

ラストは定番の[Higher Than the Sky]
Higher Than the Skyは、定番化しすぎて、観客との掛け合いが若干クドいこともあって、さらには「そんなに代表曲として奉る曲かなー」という思いもあって、「もういいかなー」って気がしなくもないですが、やっぱり鉄板で盛り上がります。
やらなきゃやらないで「あー、やらなかったかー」って思っちゃうだろうし。

そういう意味では、ラスト2曲はHELLOWEENにおける[FUTURE WORLD][I WANT OUT]のような存在になりつつあるのかもしれません。

期待通り、中期の楽曲を中心にチョイス、後半には代表曲をチョイス・・と、満足できるセットリストでした。
やっぱりRAGEのライブは楽しい!
私のような思い入れタップリの人だけでなく、「そういやそんなバンドもいたなー」ってオーディエンスも楽しめたのではないでしょうか。

Rage - The Devil Strikes Again





[ ARMORED SAINT ]

RAGEDANGER DANGERの間にチラ見。
聞きたかった曲はタイミング合わずに聞けませんでしたが、ジョン・ブッシュのストロングな歌唱、正統派のサウンドは想像以上の迫力でした。
泣く泣くステージを後にしましたが、フルセットで見たかったなー。


Armored Saint - Left Hook from Right Field ft.






[ DANGER DANGER ]

いまさらDANGER DANGER・・・という声が聞こえてきそうですね。
バブリーな時代に、その時代の寵児として持て囃され、その後迷走する・・・という教科書通りの転落ぶりを見せたバンド。

ですが、実は最近のアルバムでは良質なサウンドで生まれ変わっているのです。

その生まれ変わった名作[REVOLVE]からの曲をセットリストに入れてくるのか。
やはり華やかだった時代の楽曲で固めてくるのか。

どちらを選んだとしても盛り上がること間違いなし。
実はこの日の目玉の一つだったDANGER DANGER

さぁ、アメリカンなステージが始まります!(そういえば、このバンドがキングダムステージってのは違和感ありますね)

オープニングは[Crazy Nites]
2ndアルバムからの、「♪ウォォォウォーウォォォー!」というオーディエンスとの掛け合いが盛り上がる曲です。
なんとなく後半に出てきそうなイメージの曲だったので意外でしたが、それでも掴みはok!

さらにはあのイントロ・・・[Under the Gun]
テッド・ポーリーの見た目は、ややふくよかになっていますが、その魅力は変わっていない。
スター性溢れる笑顔でオーディエンスを巻き込んでいきます。
そのテッドのイントロダクションに導かれ・・・会場はまさに銃が暴発したかのような熱狂!

当時は「BonJoviのRunnawayじゃねーか(笑)」と揶揄されたものですが、やっぱりいい曲です。
・・まぁ、曲の展開とかが似てることは否定しませんが。
私にとって「DangerDangerといえばこの曲!」の一つなので、早々に登場したことに狂喜乱舞。

そして[Monkey Business][I Still Think About You]といった、やはり初期の曲と立て続けにチョイス。
やっぱりこの時代の曲で埋め尽くすのか・・・という気配が漂います。
とはいえ、「それはそれでいい!」という恍惚が同時に漂います。

後半には、これまた待望の[Rock America]
[Under the Gun]と並んで大好きな曲!盛り上がらないはずがない!場内をシンガロングが包みます。

ここまでで「これだけ連発して大丈夫なのか?」と思っちゃうわけですが・・・

ラスト2曲には[Bang Bang][Naughty Naughty]
まだこの曲が残ってたかぁぁ!という底力を見ました。

結果、潔く初期の曲に終始。
せっかくいいアルバムを出しても、やっぱりこういう方向性で生きていくんだなーという切なさと、やっぱりこの頃は黄金期だったなーという記憶を呼び覚ましてくれました。
実にいいライブでした。


アメリカンハードロックの心地よさを味わい、いよいよ初日も後半戦です。
まだまだ続きますが、続きは後半で。


Danger Danger - Under The Gun



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Posted by テン at 06:29│Comments(0)LOUDPARK16
 
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