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2008年06月05日

ラテンの血

梅雨入りしました。

この季節になると、いつも思い出すアルバムがあります。
いつも思い出してもなかなか引っ張りださないんだけど、たまたま事故ってクルマと一緒にCDケースも「入院中」なので、ラックを覗いていて引っ張りだした。

Nuclear Valdez [ I AM I ]

ラテンの血

なんというか、不思議なアルバムなのです。

改めてライナーノーツを見てたら、メンバーはドミニカとかキューバの移民の血統なんだって。
どうりで…。
基本的には哀愁溢れるハードロックなのですが、メンバーの血統もあってかラテンの空気を孕んでいます。
だからでしょうか。
ブルージーでありながら情熱的。
カラッとしていつつウェットで憂いを持ったメロディ。
土着的でありながらアメリカンハードロックのそれとは一線を画した、ネイティブアメリカンな空気。

梅雨の雨上がりの日差しとか。

夏の夕立の後の熱気を帯びたアスファルトの匂いとか。

そんなときに脳裏をよぎるのが、一曲目に収録の [Summer] です。

音楽性が個性的なのもありますが、なによりも曲のフックがスゴい。
この情熱的なサウンドが耳をとらえて離さないのです。
しかも、後を引くんです。
数年、いや、十数年経っても全く色褪せることなく訴え掛けてくるチカラがあるんです。

自分の中で「名盤○選」って選んでもなかなか浮かんで来ないアルバムなんだけど、鮮烈な印象を残した「裏名盤」なのです。

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Posted by テン at 06:51│Comments(0)N
 
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