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2010年02月03日

白銀を背に

2月になった。
2月って、1月の「お正月から一気に駆け抜ける感」も落ち着いて、一番冷たい印象のある月だ。
「白銀」ってコトバが似合う月だと思うのだ。

そんな季節には、やっぱり北欧だ。
ジャケットのムードもピッタリなこのバンドで2月のスタートを切ってみたらどうでしょうかね。

NORTHER [MIRROR OF MADNESS]

白銀を背に

フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド。
メロディック「デスメタル」といっても、これはデスメタルではないな。ワタシの位置づけでは。
キラキラとした疾走感にデスヴォイスが乗るスタイルは、否応にも初期CHILDREN OF BODOMを想起します。
しかし、ヘタすりゃ SONATA ARCTICA にも通じるメロディックなサウンドは CHILDREN OF BODOM が備え持つ慟哭残虐性とは一線を画します。
このあたりを「メロデスにしては軽い」と見るか、「メロディックメタルファンにもアピールするサウンド」と見るかで評価が分かれるところでしょうか。

ワタシはですね。
最近のストロングスタイルなチルボドもいいけど、初期のメロディックで適度に明朗軽快なチルボドも好きなヒトなので、結構好意的に受け止めてますよ。
っつーか、ココまでメロディックだとデス声じゃなくていいじゃん! という葛藤はあるわけですが・・・。

全編を覆うクリアでありながら凛々しく張りつめた空気は、まさに白銀の世界。
ストレートながらも物悲しく紡がれるリフは、北欧メロデス直系。
ヴォーカルは・・・いまひとつコレ!という個性に乏しい気がしますが、クセのないデス声とでもいいましょうか。悪くありません。

もう一つ、何か突き抜けるモノが欲しい気がしなくもないですが、メロデスとメロパワの最大公約数的サウンドと考えれば充分でしょうかね。



Norther- Mirror of Madness


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Posted by テン at 07:26│Comments(0)N
 
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