ヘビメタパパの書斎 › LOUDPARK15 › 鋼鉄の宴2015~初日・終盤戦
2015年10月21日
鋼鉄の宴2015~初日・終盤戦
さて、ダラダラと書き続けているわけですが、ようやく初日も終盤。
楽しみにしていた二つのバンドが残ってますよ。
:
:
:
HAMMERFALLとROYALHUNTの間には、約40分の間隔があります。
メインアリーナは二つのステージを交互に使うから、その間にセットの準備ができるけど、サブステージはバンド終了後にセットチェンジだから仕方ないのだ。
この40分の間に、メインステージではTESTAMENTとANTHRAXが登場するのだ。
ANTHRAX、どうしても見たいのだ。
見たいのだが、GALNERYUSのときに「どっちも欲張ると、どっちも中途半端な位置になる」ということを学んだので、泣く泣くANTHRAXを諦めたのです。
あとで聞いた話によると・・ANTHRAX、すごく良かったんだってさ(泣)
見ておけばよかった(泣)
だから3ステージってヤなんだよ(泣)
が、このときはROYALHUNTが最優先だった。
なんといっても、個人的生涯ナンバーワンのアルバム[PARADOX]を生んでくれたバンドだ。
とはいえ、たぶんそれほどROYALHUNT目当ての人はいないだろう…と踏んで、HAMMARFALLが終わって、人が流れていくのを横目に最前列方向へ。
案の定、わりとスムーズに最前列キープ。
ここから約40分の待ち時間ですよ。
そして開演が近づくにつれ、徐々に人が増えて…こない。人が少ない。
どうなるんだ、コレ。という不安の中、ROYALHUNTスタート!
【ROYAL HUNT】
今までの経緯やバンド内の軋轢。そして現在の状況。
ファンだけでなく複雑な思いでこの時間を迎えた人も多いのではないでしょうか。
オープニング。やや静かな始まりとなりましたが、2曲目に[Half Past Loneliness]。
最近のアルバムで、突然変異的に生まれた感のある、メロディックハードロックタイプの名曲だ。
ここで会場の雰囲気も高まり始めます。
D.C.クーパーの声は衰えていない。
伸びやかなハイトーンヴォイス、さらには個人的に一番の魅力だと思っている中音域のセクシーさも健在だ。
そしてあの歌舞伎役者を思わせるような立ち振る舞いも健在だ。
そして何度も何度も着替えてきてたのも印象的だったね。
アンドレ・アンダーセンとの関係も、ファンの間では暗黙の了解みたいなものだが、ライブ中は当然そんなことは微塵も感じさせない。
そしてあのイントロから[River of Pain] [Tearing Down the World]!
名作[PARADOX]の流れをそのまま再現!
この流れ、タマンナイんだよ!
[Tearing Down the World]の緊張感と疾走感で、会場は完全にロイヤルハントワールドに染まります。
さらには[Message to God]まで続き、「まさかの完全再現か!?」と想像が膨らんでしまいます。
そしてさらに[Time Will Tell]。
この流れ…ここまでこれば、ワタシの一番大好きな曲、一番聞きたかった曲。
そう、[Silent Scream]!!
…は、やりませんでした。[Time Will Tell]までで、PARADOXタイムは終了。
なんなんだよ、この不完全燃焼感。
その後も[Time]「Epilogue][Flight][Kingdom Dark][Last Goodbye]といった聞きたかった曲は披露されることなく終了。
なんとも事後感の悪いライブとなりました。好きなバンドだけに、よけいにね…。
それでも冷静に考えれば、PARADOXの流れを汲んで、そのアルバムの曲を半分近く選択してくれたのは嬉しい誤算でした。
が、思い入れの強いバンドに対峙するのは難しいな、と感じました。
フェスだと持ち時間が短いから、とくにそう思っちゃうよね。
そういう思い入れを抜きにして考えれば、充実のパフォーマンスだったのではないでしょうか。
[PARADOX]の素晴らしさを再認識し。
D.C.クーパーの、このバンドでの重要性を再認識し。
そして、アンドレ・アンダーセンが「もう終わりかもしれない」と語っていたときのことを思えば、バンドが現在進行形であることを再認識できた。
「そういや、いたなー」って程度の認識しかなかった人たちに「なんだよ、ロイハンいいじゃん」と思わせるには充分のパフォーマンスでした。
Royal Hunt - Tearing Down the World
【GAMMA RAY】
さ、そのまま最前列をキープして、GAMMARAY&カイ・ハンセン待ちですよ。
また40分待ちですよ。
ROYALHUNTで最前列をキープしたのは、GAMMA RAYもそのまま最前列で見れるから…という意図も強かった。
この大好きな二つのバンドを最前列で見れるなんて…。
会場にあのイントロ[Welcome]が流れる。否が応にもテンションが高まるイントロだ。
そしてカイ・ハンセン登場!
・・ややポッチャリしたでしょうか。
・・髪の毛はそれほど気になりませんね。
・・つか、豹柄のスカーフ的なのを巻いてますね。
なんか佇まいがイングヴェイ的になってきた気がします。
[Avalon]でスタート後、[Heaven Can Wait]へ!
コミカルかつキャッチー、ライブでは盛り上がる鉄板曲だ。
が…カイ、声が出ていない。
MCを断片的に聞いているところによると、どうやら調子が悪いようだ。
さらにはまさかの[Last Before the Storm]!!
この曲をチョイスしてくるとは意外すぎる!!
この曲でもカイの声は厳しいものがありますが、観客は「だからこそ!!」と大合唱で応えます。
そして、あのイントロが…そう、イントロ[Induction]から続くのは、もちろん[Dethrone Tyranny]!!
最近のアルバム(といっても、ずいぶん経つか…)の中では、圧倒的にガンマレイらしさを体現してくれた名曲だ。
「♪ジャージャージャージャージャージャージャジャジャー」のリフの後にはもちろん「アーライ!!」だ。
この曲ではそれほど高音域を無理するところがないのか、違和感なく盛り上がりましたね。
さらにはお馴染みのリフに導かれて…[I Want Out]!!。
鉄板中の鉄板曲だが、やはりカイの声は出ないので、観客が「第二のヴォーカル、いや、むしろメインヴォーカル」という気持ちでサビを歌いあげます。
そして個人的に大好きな[The Silence]!!
湖面をさざ波がたゆたうかのようなリリカルなスタート、パワーバラード調のサビ、オペラティックなコーラス。
中盤一気に加速し、再び穏やかに、そして劇的なエンディングへ‥という名曲だ。
ここでもカイの(以下同文なので省略)
それにしても、1stアルバムの曲だから20年以上経ってるんだよ。
普段、それほど聞いてるわけじゃないんだよ。
でも、全部歌えちゃうんだよ。
どれだけ自分が、ガンマレイが、この頃のアルバムが好きか、ってのを改めて感じることになりました。
アグレッシヴな[Somewhere Out in Space]も続き、さらには[Land of the Free]!
キャッチーかつポジティブなエネルギーに満ちたこの曲、カイのメロディセンスが冴える名曲です。
当然ココでも大合唱。
サブアリーナ全体が笑顔で満たされていたことでしょう。
最後は定番の[Send Me a Sign]で終了。
さいたまスーパーアリーナで「アーライ!!」したい!という思いは、サブステージだったこともあって、ちょっと残念だった。
さらには[Man on a Mission]で「アーライ!!」のつもりが、[Dethrone Tyranny]で「アーライ!!」になったのも少し肩すかしだった。
それでも、過去の名曲を連発してくれたセットリストは充分に熱くなれるものだった。
そしてカイ・ハンセンの不調も、逆にカイを愛するファンの「なんとか俺たち・私たちが!」という思いを引き出し、想定外の一体感を生み出してくれました。
最近のGAMMA RAYは、ややモダン&正統派ヘヴィメタル路線へ傾倒しつつある。
けど、まだカイ・ハンセンの魅力は衰えていないと思っている。
初期~中期の、あの「カイらしさ」に満ちた曲を、まだまだ生み出してほしいと思う。
この日のライブでの素晴らしい曲たちを改めて体感し、改めてそう思いました。
ありがとう、カイ。がんばれ、カイ!
GAMMA RAY - Dethrone Tyranny / 9. 2011 [HD] *Berlin Live*
:
:
:
そしてメインステージではARCH ENEMY ~ SLAYER という垂涎のバンドたち。
ARCH ENEMYは当初のアナウンス通り、ヨハン・リーヴァが飛び入り参加して、アリーナを熱狂の渦に。
GAMMA RAYが終わって戻ってきたときには最後の曲でしたね。
そして立錐の余地もないアリーナ。間違いなく入場規制がかかっていることでしょう。
SLAYERは、スタンド席の入り口付近からチラ見。(ココのあたりまでギッチリ)
圧巻のパフォーマンス、圧倒的音像、さすがの貫祿ですが、翌日もあるから撤収しますよ。
ホテルに戻り、一人祝杯をあげて余韻に浸ります。
さ、二日目に続きます!!
楽しみにしていた二つのバンドが残ってますよ。
:
:
:
HAMMERFALLとROYALHUNTの間には、約40分の間隔があります。
メインアリーナは二つのステージを交互に使うから、その間にセットの準備ができるけど、サブステージはバンド終了後にセットチェンジだから仕方ないのだ。
この40分の間に、メインステージではTESTAMENTとANTHRAXが登場するのだ。
ANTHRAX、どうしても見たいのだ。
見たいのだが、GALNERYUSのときに「どっちも欲張ると、どっちも中途半端な位置になる」ということを学んだので、泣く泣くANTHRAXを諦めたのです。
あとで聞いた話によると・・ANTHRAX、すごく良かったんだってさ(泣)
見ておけばよかった(泣)
だから3ステージってヤなんだよ(泣)
が、このときはROYALHUNTが最優先だった。
なんといっても、個人的生涯ナンバーワンのアルバム[PARADOX]を生んでくれたバンドだ。
とはいえ、たぶんそれほどROYALHUNT目当ての人はいないだろう…と踏んで、HAMMARFALLが終わって、人が流れていくのを横目に最前列方向へ。
案の定、わりとスムーズに最前列キープ。
ここから約40分の待ち時間ですよ。
そして開演が近づくにつれ、徐々に人が増えて…こない。人が少ない。
どうなるんだ、コレ。という不安の中、ROYALHUNTスタート!
【ROYAL HUNT】
今までの経緯やバンド内の軋轢。そして現在の状況。
ファンだけでなく複雑な思いでこの時間を迎えた人も多いのではないでしょうか。
オープニング。やや静かな始まりとなりましたが、2曲目に[Half Past Loneliness]。
最近のアルバムで、突然変異的に生まれた感のある、メロディックハードロックタイプの名曲だ。
ここで会場の雰囲気も高まり始めます。
D.C.クーパーの声は衰えていない。
伸びやかなハイトーンヴォイス、さらには個人的に一番の魅力だと思っている中音域のセクシーさも健在だ。
そしてあの歌舞伎役者を思わせるような立ち振る舞いも健在だ。
そして何度も何度も着替えてきてたのも印象的だったね。
アンドレ・アンダーセンとの関係も、ファンの間では暗黙の了解みたいなものだが、ライブ中は当然そんなことは微塵も感じさせない。
そしてあのイントロから[River of Pain] [Tearing Down the World]!
名作[PARADOX]の流れをそのまま再現!
この流れ、タマンナイんだよ!
[Tearing Down the World]の緊張感と疾走感で、会場は完全にロイヤルハントワールドに染まります。
さらには[Message to God]まで続き、「まさかの完全再現か!?」と想像が膨らんでしまいます。
そしてさらに[Time Will Tell]。
この流れ…ここまでこれば、ワタシの一番大好きな曲、一番聞きたかった曲。
そう、[Silent Scream]!!
…は、やりませんでした。[Time Will Tell]までで、PARADOXタイムは終了。
なんなんだよ、この不完全燃焼感。
その後も[Time]「Epilogue][Flight][Kingdom Dark][Last Goodbye]といった聞きたかった曲は披露されることなく終了。
なんとも事後感の悪いライブとなりました。好きなバンドだけに、よけいにね…。
それでも冷静に考えれば、PARADOXの流れを汲んで、そのアルバムの曲を半分近く選択してくれたのは嬉しい誤算でした。
が、思い入れの強いバンドに対峙するのは難しいな、と感じました。
フェスだと持ち時間が短いから、とくにそう思っちゃうよね。
そういう思い入れを抜きにして考えれば、充実のパフォーマンスだったのではないでしょうか。
[PARADOX]の素晴らしさを再認識し。
D.C.クーパーの、このバンドでの重要性を再認識し。
そして、アンドレ・アンダーセンが「もう終わりかもしれない」と語っていたときのことを思えば、バンドが現在進行形であることを再認識できた。
「そういや、いたなー」って程度の認識しかなかった人たちに「なんだよ、ロイハンいいじゃん」と思わせるには充分のパフォーマンスでした。
Royal Hunt - Tearing Down the World
【GAMMA RAY】
さ、そのまま最前列をキープして、GAMMARAY&カイ・ハンセン待ちですよ。
また40分待ちですよ。
ROYALHUNTで最前列をキープしたのは、GAMMA RAYもそのまま最前列で見れるから…という意図も強かった。
この大好きな二つのバンドを最前列で見れるなんて…。
会場にあのイントロ[Welcome]が流れる。否が応にもテンションが高まるイントロだ。
そしてカイ・ハンセン登場!
・・ややポッチャリしたでしょうか。
・・髪の毛はそれほど気になりませんね。
・・つか、豹柄のスカーフ的なのを巻いてますね。
なんか佇まいがイングヴェイ的になってきた気がします。
[Avalon]でスタート後、[Heaven Can Wait]へ!
コミカルかつキャッチー、ライブでは盛り上がる鉄板曲だ。
が…カイ、声が出ていない。
MCを断片的に聞いているところによると、どうやら調子が悪いようだ。
さらにはまさかの[Last Before the Storm]!!
この曲をチョイスしてくるとは意外すぎる!!
この曲でもカイの声は厳しいものがありますが、観客は「だからこそ!!」と大合唱で応えます。
そして、あのイントロが…そう、イントロ[Induction]から続くのは、もちろん[Dethrone Tyranny]!!
最近のアルバム(といっても、ずいぶん経つか…)の中では、圧倒的にガンマレイらしさを体現してくれた名曲だ。
「♪ジャージャージャージャージャージャージャジャジャー」のリフの後にはもちろん「アーライ!!」だ。
この曲ではそれほど高音域を無理するところがないのか、違和感なく盛り上がりましたね。
さらにはお馴染みのリフに導かれて…[I Want Out]!!。
鉄板中の鉄板曲だが、やはりカイの声は出ないので、観客が「第二のヴォーカル、いや、むしろメインヴォーカル」という気持ちでサビを歌いあげます。
そして個人的に大好きな[The Silence]!!
湖面をさざ波がたゆたうかのようなリリカルなスタート、パワーバラード調のサビ、オペラティックなコーラス。
中盤一気に加速し、再び穏やかに、そして劇的なエンディングへ‥という名曲だ。
ここでもカイの(以下同文なので省略)
それにしても、1stアルバムの曲だから20年以上経ってるんだよ。
普段、それほど聞いてるわけじゃないんだよ。
でも、全部歌えちゃうんだよ。
どれだけ自分が、ガンマレイが、この頃のアルバムが好きか、ってのを改めて感じることになりました。
アグレッシヴな[Somewhere Out in Space]も続き、さらには[Land of the Free]!
キャッチーかつポジティブなエネルギーに満ちたこの曲、カイのメロディセンスが冴える名曲です。
当然ココでも大合唱。
サブアリーナ全体が笑顔で満たされていたことでしょう。
最後は定番の[Send Me a Sign]で終了。
さいたまスーパーアリーナで「アーライ!!」したい!という思いは、サブステージだったこともあって、ちょっと残念だった。
さらには[Man on a Mission]で「アーライ!!」のつもりが、[Dethrone Tyranny]で「アーライ!!」になったのも少し肩すかしだった。
それでも、過去の名曲を連発してくれたセットリストは充分に熱くなれるものだった。
そしてカイ・ハンセンの不調も、逆にカイを愛するファンの「なんとか俺たち・私たちが!」という思いを引き出し、想定外の一体感を生み出してくれました。
最近のGAMMA RAYは、ややモダン&正統派ヘヴィメタル路線へ傾倒しつつある。
けど、まだカイ・ハンセンの魅力は衰えていないと思っている。
初期~中期の、あの「カイらしさ」に満ちた曲を、まだまだ生み出してほしいと思う。
この日のライブでの素晴らしい曲たちを改めて体感し、改めてそう思いました。
ありがとう、カイ。がんばれ、カイ!
GAMMA RAY - Dethrone Tyranny / 9. 2011 [HD] *Berlin Live*
:
:
:
そしてメインステージではARCH ENEMY ~ SLAYER という垂涎のバンドたち。
ARCH ENEMYは当初のアナウンス通り、ヨハン・リーヴァが飛び入り参加して、アリーナを熱狂の渦に。
GAMMA RAYが終わって戻ってきたときには最後の曲でしたね。
そして立錐の余地もないアリーナ。間違いなく入場規制がかかっていることでしょう。
SLAYERは、スタンド席の入り口付近からチラ見。(ココのあたりまでギッチリ)
圧巻のパフォーマンス、圧倒的音像、さすがの貫祿ですが、翌日もあるから撤収しますよ。
ホテルに戻り、一人祝杯をあげて余韻に浸ります。
さ、二日目に続きます!!
スポンサーリンク
Posted by テン at 07:36│Comments(0)
│LOUDPARK15