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2014年10月23日
鋼鉄の宴14~1日目前半戦
さて、毎年恒例、秋のヘヴィメタルの祭典ラウドパーク14。
熱い二日間のオープニングを飾るのは!
・・なぜかアイドルからなんですけどね。
【仮面女子】
オープニングアクト扱いのアイドルですね。
今までANIMETAL USAにももクロがちょっぴり飛び入りしたり、BABYMETALが賛否両論だったりしましたが、「純粋なアイドル」という意味では初といえるでしょう。
なぜこのブッキングだったかは分かりませんが・・やはり圧倒的に批判的な声が多かったですね。
とはいえ、せっかくだから一通り見ておきたいということで、途中から見に行きましたよ。
オープニングアクト扱いだから、10時スタートで最初からは無理だったけどね。
運営が「ただのアイドルでは風当たりが強い」と判断したのかどうかわかりませんが、一応生バンドを構成。
DrumsにLUNA SEAの真矢。
GuitarにDAITA(BREAKING ARROWS、元SIAM SHADE)
BassにLOUDNESSの山下昌良。
という強者がサポート。
・・結果的には彼らの存在意義は「?」でしたね。
結局、アイドルヴォイス(生声かどうかは不明だけど、あのコーラスは口パクっぽかったかな)でかき消しちゃうわけだし。
まぁ、もともとワタシはももクロのライブでも「ダウンタウンももクロバンド、いらない」と思ってる人なので。
アイドルにはバンドではなく、録音でもいいから華やかな音でいいんじゃないかなと。
とはいえ、BABYMETALは生バンド(神バンド)の迫力で見たいと思うので、このあたりは微妙なラインなんでしょうかね。
曲も全く知りませんが「♪大冒険~」とかって歌ってた曲はわりと好きなタイプでした。
ただ、やはりLOUDPARKでこの存在はかつてないほど異色。
来年、さいたまスーパーアリーナで単独公演(!)らしいので、ビッグになってもらって「見たことあるぜ、生で!」って自慢できるようなビッグな存在になってほしいものです。
『仮面女子×山下昌良×真矢×DAITA』 LOUD PARK 14 速報!!!!
【BATTLE BEAST】
実質、最初のバンドになりますかね。
フィンランド出身、女性ヴォーカルを中心としたピュアメタルバンドですね。
まだ粗削りなところもあり、まぁオープニングだし軽く見ておくか・・ってトコだったんですがね。
いやー!素晴らしかった!
ヘヴィメタルとはなんぞや、を具現化したかのうような楽曲たち。
そしてそれぞれの曲が実にキャッチー。
そしてなによりも、フロントマン(いや、フロントウーマン)である彼女の存在感!
(ノーラちゃんっていうんだってさ)
曲調や雰囲気、見た目も含めてドロ・ペッシュを思い出しますね。
クリーンヴォーカル、ストロングスタイルなヴォーカル、そして女性ならではのハイトーンヴォーカル。
様々な声色を駆使してヘヴィメタリックな楽曲を彩っていく様は圧倒的でした。
特に美人ってわけでもない(失礼)。
スタイルがいいわけでもない(失礼)。
化粧はケバい(事実)。
だけど、彼女に惹かれた人は多いことでしょう。
振り上げた拳の下の、脇の下のタプタプした感じに萌えた人は多いことでしょう。
そのキャッチーな曲と彼女の存在によって、ステージは一気にドラマティックなものとなりました。
ライブ中は強面な表情で叫び続けた彼女が、ステージが終わったあとに見せたキュートな笑顔と佇まいは見た人の記憶に焼きついたことでしょう。
そして「これは既にこの日のベストアクトが決まっちゃったんじゃないか」との思いが脳裏をよぎったのです。
今後決してビッグになりそうじゃない感じも判官贔屓を助長しますね。
BATTLE BEAST、覚えておいて損はありませんよ。
BATTLE BEAST - Out Of Control - Falun Sweden 2014
(そうそう、こんな感じの衣装でしたね)
【MARTY FRIEDMAN】
ニッポン大好き、J-POP大好き、でも元はMEGADETHだよ。でも、元MEGADETHって言われるのは好きじゃないよ。
・・の、マーティさん。過去にはMETALCLONE Xとかで出演済ですが、単独での出演は初ですね。
最近、ソロアルバムを出したらしいからね。
マーティさんといえば、日本音楽業界での顔の広さは有名なところ。
ということは、何かサプライズ出演があるのではないかと期待するところ。
さて、どうなることでしょうか。
開演時、サイドを固めるギターとベースの人の顔になんだか見覚えが。
ギターは大村さんですかね。そしてベースはBOHさんでしょうか。
この二人、チームBABYMETALとしてもお馴染みですね。
そうなると、再び期待が膨らみますね。
マーティさんといえば、ニホンジン並に日本語を操るのはご存じの通り。
当然、MCでも日本語でのコミカルなものを期待しますね。
が・・・
MCはすべて英語。LOUDPARKというメタルフェスに経緯を表してのことでしょうかね。
次々と披露されていく曲は、どれも緊張感に満ちているものの、すべてインストパートということで、アリーナも「ノリようがないな、コレ」といった空気に包まれます。
そして英語で淡々とMCで繋ぎ・・という微妙な空気。
その空気を切り裂くように、耳にフレーズが刻まれます。
MEGADETHの名曲「TORNADE OF SOULS」のリフ!
イントロから途中のギターソロを繋いで、インストナンバーとして成立させてくれました。
ここでは歓声が(大歓声というほどではない)が響きましたね。
続いて「日本で一番好きな曲」(もちろん英語で)との紹介で始まった曲は・・「天城越え」!
これは誰かヴォーカルが飛び入り・・と思いましたが、それもなし。
リフで天城越えを爪弾き、サビでオーディエンスに歌わせようとしますが・・反応イマイチ。
そんな微妙な空気で終了。
・・マーティさん、マジメすぎたね。もっと遊び心を持ってステージングしてくれれば盛り上がったと思うし、それができる人だと思うんだよね。
MARTY FRIEDMAN - "INFERNO" (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
【VANDENBERG'S MOONKINGS】
元白蛇、エイドリアン・ヴァンデンバーグ率いるMOONKINGS。
・・あまり思い入れがないので、ココで最初の休憩。
ビールでマッタリして終盤だけチョロッと。
ちょうどWHITESNAKEの「HERE I GO AGAIN」を披露してましたね。
ヴォーカルも渋くて、違和感ありません。
・・すいません、その程度の感想で。
ヴァンデンバーグに思い入れがある人にとってはスペシャリティなステージだったことでしょう。
Vandenberg's MoonKings - Breathing (Official Video)
(スイマセン、適当に貼ったので当日披露されたかは不明です)
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ということで、ここまででソコソコ長くなっちゃし、休憩が入ったところでとりあえず前半戦ってことで・・あとはまた後日に続きますよ。
Posted by テン at 06:53│Comments(0)
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