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2012年08月01日

ガン闘病の記録 ①

先日、母を亡くしました。

60台前半という若さでした。

今まで大きな病気などなく、初めての入院。
そして病気が判明して2カ月弱という短い時間で逝ってしまった母。

この記事は、いつもの自分の趣味を全面に押し出したものとは趣が異なります。
面白い話は何もありませんし、ヒネりも何もありませんから、興味がない方にとっては退屈極まりないものとなっています。

私自身、母が病魔に侵されてから、その病気を調べるためにいろいろとネットで検索しました。
どんな症例、どんな経過、どんな心境、そういったことを調べようとしたのですが、意外と情報が少なくて不安が募りました。

そんな方の不安を取り除く助力になれればと思い、検索ワードなんかもつけておきますね。検索で引っかかってくれることを願いつつ。

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転移性肝臓癌 転移性肝臓ガン 転移性肝癌 転移性肝ガン
肝臓ガン 肝臓癌 末期 症状
神経内分泌腫瘍 神経内分泌ガン 神経内分泌癌 胚細胞腫瘍
ビリルビン 数値
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そしてもちろん、自分自身の記憶を留めておくためであります。


まずは体に小さな異変があった、今年の冬から、ガンを発見した6月まで・・・


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2012年 冬
左手が少し震えるという。原因は不明。
また、胃の痛みと膨満感が少し。
診察を受けたが、この時点ではそれほど気に留めず。

2012年 春
引き続き、胃の痛みと膨満感。
かかりつけ医に聞いたところ、胃炎との診断。
胃薬を処方してもらう。
血液検査に異常はなかった。

2012年 4月
実家の祭り。
いつも通りご馳走を作り、いつも通りビールを飲む母。
左手の震えは残っているが、普段と変わらぬ様子。
この先の激変を予期させるものは無い。

ただし、胃の調子は相変わらず。

2012年 5月
ゴールデンウィークに親戚が集まる。
これまたいつも通りにビールを飲んで楽しく話す母。

下旬、奥様方で不幸が入る。
ワタシの実家方での対応について、ワタシと口論。
まったく怯むことない姿は、いたって元気そのもの。

・・・・・が、ここから劇的に変化が。

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2012年 6月上旬

かかりつけ医から「血液検査で異常あり」とのこと。
総合病院で再検査した結果、「転移性肝臓ガン」との診断。

胃の不調は、どうやら肝臓が肥大化したことにより胃を圧迫していたことが起因しているようだ。

どうして「転移してきた癌」「そこから発生した癌」が分かるのかが不思議だが、分かるものらしい。

この時点で、肝臓全体が癌に浸食されていることが判明。
本人にも知らされる。
ただし、まだ抗ガン剤治療という望みがあることが前提での告知だ。

そのまま原発元を調べるために、入院。
原発によって抗ガン剤の種類が異なるため、判明するまでは特になにもできないとのこと。



「転移性肝癌の場合、大腸からの可能性が高い」ということで、大腸を検査。
が、発見できず。

その他、胃カメラ等で胃ガンなども疑う。
しかし発見できず。



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2012年 6月中旬

肝臓の細胞の一部を採取して原発を調べる、とのこと。
ただし、結果が判明するまでに1~2週間かかるということで、その間に専門病院でPET検査を受けることに。
日帰りで可能とのこと。



数日後、PET検査の結果も原発不明。




入院しているとはいえ、あくまで検査がメインなので、「早く判明するといいねぇ。」という程度。
体調も良好。

ただ、入院して半月近く経過しても原発が不明であることに対して不安と不信感が募る。
この頃、家族ではセカンドオピニオンや転院について相談をしていた。

が、病院内だけでなく県内の大型病院に常時相談を持ちかけているということ。
そして本人が「大腸や胃の再検査は苦しいから、転院はしたくない」とのことで、現状のまま過ごすこととなった。

転移性ガンの原発が不明のまま、ということも多々あるらしいが・・・やはりハッキリしないと落ち着かないものだ。

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2012年 6月下旬

この頃は、入院してはいるものの、自分で何もかもできる状態。
メールのやりとりも頻繁

やや食欲は薄れてきているか。



細胞検査の結果、「胚細胞腫瘍」が原発である可能性が高い、とのこと。
ただし、まだ確定ではない、と。

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ということで、6月に転移性肝臓癌であることが判明して約一カ月。
原発を調べることを最優先していた一カ月でありました。

食欲はモリモリというほどではありませんが、食べられるものを食べる。
病院内を散歩する。
会話やメールも通常通り、という状態でした。


ということで、次回は怒濤の一カ月となった7月のことを記しておこうと思います。


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Posted by テン at 07:30│Comments(0)雑記棚
 
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