2011年03月31日
今こそ、ポジティブに。
先日東京で行われたDragonGuardian & LIGHT BRINGER & MinstreliX のライブでのこと。
二番手で登場した MinstreliX のオープニングは新曲でした。
複雑な場面展開とサビの高揚感が印象的だった。
そして日本語詩だったのに驚いた。
その新曲のシングルは会場で先行発売していたけど、「荷物になるしなー」という軽い理由でスルーしていたのだが・・・。
どうやら限定1500枚(!)らしい。
1500枚っつーと、47都道府県で割り算すると1都道府県あたりで31枚。
人口比率で大都市にある程度集中することを考えれば、岐阜県で買う人なんて20人前後ってことじゃないか。
で、大急ぎでAMAZONへ。が、売り切れ。
そしてHMVへ。なんとか間に合い、コンビニで支払した日に悲劇の震災が起きてしまった。
あの状況下、「早く聞きたい!早く届け!まだかまだか!」などという気分には全くなれず、「届かなかったら届かなかったで別にいいや・・・」と投げやりになりかけてた。
MinstreliX [Rose Funeral Of Tragedy]

大阪出身、名曲[Thirst for...]を生み出したニッポンが誇る新世代メロディックパワーメタラーのシングル。
ヴォーカルLeo Figaroが復帰し、満を持してのシングルリリース。
冷静に考えてみると・・・
ずっとニコ動やYouTubeで[Thirst for...]を聴いてるし、ライブも観てきたから、あんまりそういう感じはしないんだけど、Leo Figaro 在籍の音源を手にするのは自分自身これが初めてになるんだな。
だからこそ、いろいろ見えてくるところがあったのも事実だ。
まず、レオの声って思っていたよりも柔和なのだ。
フワフワしてるというか、丁寧に歌いすぎてるというか・・・時折聴けるオペラちっくな歌いまわしも含めて、ビジュアル系にありそうな耽美的ヴォーカルな一面があるんだな、と。
丁寧ってところは、ライブパフォーマンスでも見られたけどね。
このあたりは好き嫌いが分かれるところじゃないかなと思います。
個人的には・・・・もう少し力強さがあってもいいかな・・・と思いつつも、まぁ許容範囲です。
それに輪をかけるように今回は日本語の歌詞。
ウィーンを2度訪れたワタシにとって、[Erzsebet](エリザベート)という曲名だけで気分が高揚してくるわけですが、その歌詞は曲タイトルとうまくリンクできないでいます。
そして、レオのヴォーカルと日本語詩によって、オープニングからブリッジに至る間は何だか歯痒いというか、痒いところに手が届かないというか、そういったもどかしさを覚えます。
が。
その懸念はサビで全て消え去ってしまいます。
サビ前の静寂と鐘の音。
Heavenlyの時に書いた気がするけど、鐘の音+疾走のコンボに、ワタシは弱い。
美しく華麗なキーボードに彩られて、きらびやかに天へと伸びゆく一陣の光のようなメロディ。
レオのしなやかなハイトーンヴォーカル。
やっぱりレオはハイトーンを駆使する場面でこそ輝くよね。
中低音域とは逆に、かなり好きなタイプの高音の伸び方です。
ちょっと線が細いかな・・・と思う人もいるかもしれませんが、TNTのトニー・ハーネルあたりが好きならイケるんじゃないかな、と。
[Thirst for...]の時にも書いたけど、「ニッポン人が一番好きなメロディを書けるのは、やっぱりニッポン人だな」ということを痛感しました。
7分という大曲、そして新曲、そして新たにチャレンジした「日本語詩」という全ての背景を踏まえて、ライブのオープニングチューンに持ってくるだけの自信があったんだろうけど、納得です。
言い方は悪いけど・・・ズルいと思うんだ。このメロディは。
ヴォーカルが云々、音質が云々という思いがあっても、サビで全て根こそぎ持っていってしまって、結局は「素晴らしい!」とハッピーエンドにするだけのチカラがある。
レオ自身がTwitterで「なんという作曲力・・・何曲できんねん、名曲ばっかり・・・ミンスト。」と呟いていたときがあって、「・・・ほう」と思いましたが、今ならまんざら誇張表現でもない気がしてくるのだ。
今、こういう悲劇に沈んでいるときこそ、こういったポジティブな曲がウレシイし、カラダが求めてるんだろね。
けっこうリピートしています。
日本語詩を取り入れたことで、洋楽至上主義のメタラーは離れていく人もいるだろうと思う。
個人的にも、レオの声には英語詩の方が似合うと思う。
とはいえ、このメロディーを紡げるということだけで充分に支持は得られるんじゃないかとも思う。
ジャパメタも大丈夫なワタシとしては、応援したいなと思いますよ。
トニー・ハーネル
二番手で登場した MinstreliX のオープニングは新曲でした。
複雑な場面展開とサビの高揚感が印象的だった。
そして日本語詩だったのに驚いた。
その新曲のシングルは会場で先行発売していたけど、「荷物になるしなー」という軽い理由でスルーしていたのだが・・・。
どうやら限定1500枚(!)らしい。
1500枚っつーと、47都道府県で割り算すると1都道府県あたりで31枚。
人口比率で大都市にある程度集中することを考えれば、岐阜県で買う人なんて20人前後ってことじゃないか。
で、大急ぎでAMAZONへ。が、売り切れ。
そしてHMVへ。なんとか間に合い、コンビニで支払した日に悲劇の震災が起きてしまった。
あの状況下、「早く聞きたい!早く届け!まだかまだか!」などという気分には全くなれず、「届かなかったら届かなかったで別にいいや・・・」と投げやりになりかけてた。
MinstreliX [Rose Funeral Of Tragedy]

大阪出身、名曲[Thirst for...]を生み出したニッポンが誇る新世代メロディックパワーメタラーのシングル。
ヴォーカルLeo Figaroが復帰し、満を持してのシングルリリース。
冷静に考えてみると・・・
ずっとニコ動やYouTubeで[Thirst for...]を聴いてるし、ライブも観てきたから、あんまりそういう感じはしないんだけど、Leo Figaro 在籍の音源を手にするのは自分自身これが初めてになるんだな。
だからこそ、いろいろ見えてくるところがあったのも事実だ。
まず、レオの声って思っていたよりも柔和なのだ。
フワフワしてるというか、丁寧に歌いすぎてるというか・・・時折聴けるオペラちっくな歌いまわしも含めて、ビジュアル系にありそうな耽美的ヴォーカルな一面があるんだな、と。
丁寧ってところは、ライブパフォーマンスでも見られたけどね。
このあたりは好き嫌いが分かれるところじゃないかなと思います。
個人的には・・・・もう少し力強さがあってもいいかな・・・と思いつつも、まぁ許容範囲です。
それに輪をかけるように今回は日本語の歌詞。
ウィーンを2度訪れたワタシにとって、[Erzsebet](エリザベート)という曲名だけで気分が高揚してくるわけですが、その歌詞は曲タイトルとうまくリンクできないでいます。
そして、レオのヴォーカルと日本語詩によって、オープニングからブリッジに至る間は何だか歯痒いというか、痒いところに手が届かないというか、そういったもどかしさを覚えます。
が。
その懸念はサビで全て消え去ってしまいます。
サビ前の静寂と鐘の音。
Heavenlyの時に書いた気がするけど、鐘の音+疾走のコンボに、ワタシは弱い。
美しく華麗なキーボードに彩られて、きらびやかに天へと伸びゆく一陣の光のようなメロディ。
レオのしなやかなハイトーンヴォーカル。
やっぱりレオはハイトーンを駆使する場面でこそ輝くよね。
中低音域とは逆に、かなり好きなタイプの高音の伸び方です。
ちょっと線が細いかな・・・と思う人もいるかもしれませんが、TNTのトニー・ハーネルあたりが好きならイケるんじゃないかな、と。
[Thirst for...]の時にも書いたけど、「ニッポン人が一番好きなメロディを書けるのは、やっぱりニッポン人だな」ということを痛感しました。
7分という大曲、そして新曲、そして新たにチャレンジした「日本語詩」という全ての背景を踏まえて、ライブのオープニングチューンに持ってくるだけの自信があったんだろうけど、納得です。
言い方は悪いけど・・・ズルいと思うんだ。このメロディは。
ヴォーカルが云々、音質が云々という思いがあっても、サビで全て根こそぎ持っていってしまって、結局は「素晴らしい!」とハッピーエンドにするだけのチカラがある。
レオ自身がTwitterで「なんという作曲力・・・何曲できんねん、名曲ばっかり・・・ミンスト。」と呟いていたときがあって、「・・・ほう」と思いましたが、今ならまんざら誇張表現でもない気がしてくるのだ。
今、こういう悲劇に沈んでいるときこそ、こういったポジティブな曲がウレシイし、カラダが求めてるんだろね。
けっこうリピートしています。
日本語詩を取り入れたことで、洋楽至上主義のメタラーは離れていく人もいるだろうと思う。
個人的にも、レオの声には英語詩の方が似合うと思う。
とはいえ、このメロディーを紡げるということだけで充分に支持は得られるんじゃないかとも思う。
ジャパメタも大丈夫なワタシとしては、応援したいなと思いますよ。
トニー・ハーネル
Posted by テン at 07:50│Comments(0)
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