ヘビメタパパの書斎

先日、珍しく奥様と二人だけで早めの晩酌&夕食タイム。コドモは、じいちゃんち。

コドモがいたら「コレ、くれ!」「アレ、オレの!」「ソレ、ワタシまだ食ってない!」などとヤカマしい。
二人でダラダラと飲み食いするのは至福の時間だ。

ふと、テレビのニュースから聞き慣れないコトバ。

「リカツ」

奥様がテレビのボリュームを上げる。

ワタシ「リカツ? ナニソレ?」
奥様「婚活の反対。離婚活動のリカツ(離活)」
ワタシ「へー。知らんかった。知っとったの」
奥様「もちろん」
ワタシ「で、何するの?」
奥様「離婚する時に損しんようにな、イロイロ準備するんやさ」
ワタシ「で、リカツするの?」
奥様「ン? 私か? ンムフフフフフ・・・・まぁまぁ・・・」

と、まぁそういう活動のようだ。
理解できないわけではないが、恐ろしいハナシである。

テレビのレポートによると、リカツでの男女それぞれ相談の内容としては
オトコ : 「なんとか離婚を回避したい」
オンナ : 「いかに有利に離婚できるか。金銭、親権、養育費・・・」
といった主旨が多いそうだ。

さらには「離婚式」なるものも世の中には存在するそうな。
最後の共同作業として、指輪をハンマーで粉砕するのだ。
・・・ココまで割り切れるのはスゴイと素直に思ってしまうよ。

女性は離婚後の生活設計が必要だから、綿密な理論武装で有利な離婚を・・・というのは、分からないでもない。
けど、オトコだって親権欲しいし、仮に父子家庭になったら母子家庭よりも補助とかキビシイって聞くし・・・楽じゃないよね。きっと。

だからといって、普段から「リカツ」なんて考える余裕もないし、つもりもないし。
結婚生活って、結婚前の幻想が現実に置換されていくことを受け入れて、異なる価値観の溝を埋めて、パートナーとしての関係を確立していく生活だよね。
そんな中で、修羅場も何度もあるわけだ。
先日も少し長めの冷戦期間があって、日々是下痢也的体調不良が続いたわけですが・・・。
で、「離・・・」といった文字が脳裏をよぎることも無きにしも非ずだが、それでも越えていかないといけないんだよね。
おっと、なんだか道がそれたぞ。
閑話休題。

我が家は「リカツ」に縁のない家庭でありたいとは思うのだが・・・奥様が本当に「リカツ」してるかどうかは定かではない。
いやいやいやいや。
そうやって笑ってゴマカしているうちは大丈夫だよね。きっと。
そうであってほしいなぁ。

なんだか「婚活」だの「リカツ」だの、略語にしてるせいかコトバが軽～いなぁと思うのだ。
で、そういうコトバのアソビで正当化&美化&標準化してほしくないなぁとは思うのだ。