2019年04月15日
群馬のクリエイティブ・ロック
洋/邦問わず、女性ヴォーカルバンドの活躍が華々しい。
国内ではALDIOUS/LOVEBITES/CYNTIA/FATE GEAR/陰陽座‥と、思いつくだけでもドンドン名前が挙がるほどに隆盛だ。
私はといえば、以前書いた Tears of Tragedy が大好きで、その音楽性のバンドがいないかなーと探していたわけですが‥
その中で出会ったバンドがこのバンドだ。
MAHATMA - Orchestra of the Life

群馬県出身。
このアルバムは2016年リリースの2ndになるようですね。
先に言っちゃいますが、1stアルバムも素晴らしいキラーチューンがあるのですよ。
YoutubeでTears of Tragedyからのオススメで流れてきたのですが、一目惚れでした。
美しいピアノに導かれるイントロダクション。
セピア色の協会。
バックを彩るオーケストラ & 合唱隊。
このフルコンボ。
もうね、私の大好物が詰まっているわけですよ。
最初に聞いたときは「ちょっとヴォーカルが弱いかな‥」と思いました。
声質はステキなのですが、外れそうで外れない、外れなさそうでちょっと外れそうで‥というギリギリのラインを綱渡りしているような感覚です。
が、この浮遊感もこのバンドの魅力だな、と思えるようになれば悪くないものです。
このバンドの魅力は、「なんでもあり」なところだと思う。
美しいハードロックタイプの曲。
ジャズっぽい彩りの曲。
ジャムってるような曲。
ちょっとファンキーな曲。
北欧ケルト色が見え隠れする曲。
自らを「クリエイティヴ・ロック・バンド」と標榜しているようですが、なるほど‥と頷けるものがあります。
純粋なメタルアルバムとして見ると物足りなさを感じるかもしれませんが、聞きはじめると知らぬ間にその世界へ入り込んでしまうのです。
音楽性の多彩さを物語るかのように、ゲストも多彩。
GALNERYUSのYUHKI。
Mardelas & LIGHT BRINGERのHIBIKI。
そしてALHAMBRAのメンバー。
このバンド名を見るだけで「そりゃ私が好きになるわけだな」という妙な説得力がありますね。
イントロとなる[Overture for Romance]。
1stアルバムでもこの[Overture for ****] がありましたが、キモになる曲の前にはこの[Overture]シリーズが配置される。
シンフォニックで重厚、かつリリカルなイントロは、このアルバムへの期待を昂らせるには充分な導入になっています。
そして美しさと鋭利さを備えたリフ、クラシカルなハーモニーを携えて幕を開ける[Romance]へ。
サビまでのメロディは、静かに揺れる水面を思わせる瑞々しさ。
そして力強く説得力のあるサビへ。
間奏で乱舞するクラシカルなキーボードとコーラス。
このバンドの魅力がパッケージングされている曲だと思います。
ポジティブなメロディ、そしてそのメロディを支えるベースラインが魅力的な[Brand New Wolrd]。
特徴的な歌詞が強く印象に残ります。
一般的なJ-POPとしてでもアピールできそうな[Last Tears]。
なんだかZARDあたりを思い出しますね。
ヴォーカルのNaNaさんの声が一番フィットしているのはこの曲かもしれません。
ケルティックで壮大な[精霊歌]は、私が大好きなZABADAKの世界を想起させます。
というか、ZABADAKのアルバムに入ってても全く違和感がない。
ため息が出る美しさです。
「ラッキー☆セブン」は、初期BABYMETALが歌ってそうなダンサブルチューン。
キャッチーな疾走感にパーカッションの彩りが楽しい[Starry Night]、
さらには変拍子からの飛翔感溢れるサビが魅力的な[Dragon's Fly]というコンボはアルバム終盤の魅力を一気に高めてくれています。
冒頭に触れた通り、実にバラエティに富んでいて、楽しい。
一曲一曲、万華鏡のように表情を変える。
ヘヴィメタルアルバムかと聞かれれば、そうじゃないんだろうな、と思います。
が、メロディ重視のメタルファンで、日本語に抵抗のない方にはアピールできるのではないかと思いますよ。
Romance / MAHATMA【MV】
国内ではALDIOUS/LOVEBITES/CYNTIA/FATE GEAR/陰陽座‥と、思いつくだけでもドンドン名前が挙がるほどに隆盛だ。
私はといえば、以前書いた Tears of Tragedy が大好きで、その音楽性のバンドがいないかなーと探していたわけですが‥
その中で出会ったバンドがこのバンドだ。
MAHATMA - Orchestra of the Life

群馬県出身。
このアルバムは2016年リリースの2ndになるようですね。
先に言っちゃいますが、1stアルバムも素晴らしいキラーチューンがあるのですよ。
YoutubeでTears of Tragedyからのオススメで流れてきたのですが、一目惚れでした。
美しいピアノに導かれるイントロダクション。
セピア色の協会。
バックを彩るオーケストラ & 合唱隊。
このフルコンボ。
もうね、私の大好物が詰まっているわけですよ。
最初に聞いたときは「ちょっとヴォーカルが弱いかな‥」と思いました。
声質はステキなのですが、外れそうで外れない、外れなさそうでちょっと外れそうで‥というギリギリのラインを綱渡りしているような感覚です。
が、この浮遊感もこのバンドの魅力だな、と思えるようになれば悪くないものです。
このバンドの魅力は、「なんでもあり」なところだと思う。
美しいハードロックタイプの曲。
ジャズっぽい彩りの曲。
ジャムってるような曲。
ちょっとファンキーな曲。
北欧ケルト色が見え隠れする曲。
自らを「クリエイティヴ・ロック・バンド」と標榜しているようですが、なるほど‥と頷けるものがあります。
純粋なメタルアルバムとして見ると物足りなさを感じるかもしれませんが、聞きはじめると知らぬ間にその世界へ入り込んでしまうのです。
音楽性の多彩さを物語るかのように、ゲストも多彩。
GALNERYUSのYUHKI。
Mardelas & LIGHT BRINGERのHIBIKI。
そしてALHAMBRAのメンバー。
このバンド名を見るだけで「そりゃ私が好きになるわけだな」という妙な説得力がありますね。
イントロとなる[Overture for Romance]。
1stアルバムでもこの[Overture for ****] がありましたが、キモになる曲の前にはこの[Overture]シリーズが配置される。
シンフォニックで重厚、かつリリカルなイントロは、このアルバムへの期待を昂らせるには充分な導入になっています。
そして美しさと鋭利さを備えたリフ、クラシカルなハーモニーを携えて幕を開ける[Romance]へ。
サビまでのメロディは、静かに揺れる水面を思わせる瑞々しさ。
そして力強く説得力のあるサビへ。
間奏で乱舞するクラシカルなキーボードとコーラス。
このバンドの魅力がパッケージングされている曲だと思います。
ポジティブなメロディ、そしてそのメロディを支えるベースラインが魅力的な[Brand New Wolrd]。
特徴的な歌詞が強く印象に残ります。
一般的なJ-POPとしてでもアピールできそうな[Last Tears]。
なんだかZARDあたりを思い出しますね。
ヴォーカルのNaNaさんの声が一番フィットしているのはこの曲かもしれません。
ケルティックで壮大な[精霊歌]は、私が大好きなZABADAKの世界を想起させます。
というか、ZABADAKのアルバムに入ってても全く違和感がない。
ため息が出る美しさです。
「ラッキー☆セブン」は、初期BABYMETALが歌ってそうなダンサブルチューン。
キャッチーな疾走感にパーカッションの彩りが楽しい[Starry Night]、
さらには変拍子からの飛翔感溢れるサビが魅力的な[Dragon's Fly]というコンボはアルバム終盤の魅力を一気に高めてくれています。
冒頭に触れた通り、実にバラエティに富んでいて、楽しい。
一曲一曲、万華鏡のように表情を変える。
ヘヴィメタルアルバムかと聞かれれば、そうじゃないんだろうな、と思います。
が、メロディ重視のメタルファンで、日本語に抵抗のない方にはアピールできるのではないかと思いますよ。
Romance / MAHATMA【MV】
Posted by テン at 07:37│Comments(0)
│国産