2017年11月22日
凄腕プロジェクト、再始動
華々しいメンバーによる、華々しいデビュー。
期待を裏切らないクオリティの1stアルバムから数年。
もしかしたら1stアルバムで終わりなのでは‥という不安をよそに、待望の2ndアルバムがリリースとなりました。
REVOLUTION SAINTS [ Light In The Dark ]

アメリカの凄腕メンバーによるドリームバンドと言いますか、ドリームプロジェクト‥という見方もできるでしょうか。
1stアルバムのリリースが2015年2月ですから、2年半ぶりのアルバムになりますかね。
‥もっと経っている印象です。
ディーン・カストロノヴォ (JOURNEY)
ジャック・ブレイズ (NightRanger)
という、アメリカンハードロックを代表するバンドからの二人。
そしてなんといっても個人的に思い入れが強いダグ・アルドリッチ(LION、BAD MOON RISNG、WhiteSnake等々)が参加。
このメンバーで「こんな音になるだろうなぁ」というイメージを具現化してくれています。
1stアルバムをリリースした2015年には、B!のインタビューでも「ラウドパーク参戦」を匂わせる発言があったりして、まさにその華々しいデビューにふさわしい勢いを感じました。
が。
中心メンバーであるディーンがガールフレンドへの暴行で逮捕。
ラウドパークでの来日の噂もいつのまにか自然消滅。
これはこのまま消えていってしまうんだろうか‥と思い、記憶が薄れていく中でのリリースとなりました。
最新のB!によると、ディーンはこの件でJOURNEYを解雇。
現在は「元JOURNEY のディーン・カストロノヴォ」という肩書きになってしまいますね。
しかし、その事件からガールフレンドと共に立ち直り、このアルバムに参加。
どういった経緯があろうが、やはりこの3人が揃うということがこのバンドでは大切だと思うので嬉しいですね。
さて、そういった紆余曲折を経ての2ndアルバム。
クオリティの高さは相変わらず。
ですが、様々な光を放ち瑞々しさすら漂っていた1stと比べると、わりと骨太かつオーソドックスなスタイルにシフトした感があります。
聴きようにによっては地味になったとも言えますが、カッチリとバンドとしての結束が強まり、方向性が確立したとも言えるのではないでしょうか。
ディーンのソウルフルでハスキーなヴォーカルの魅力はこのアルバムでも強い個性としてバンドの魅力を高めています。
そして1stでの個人的なハイライトでもあったダグの自由奔放なプレイは、前作ほどではないですがところどころで鮮烈な音色を聞かせてくれます。
どちらかというと「縁の下の力持ち」の典型でもあったダグが、ようやく見つけた自由の地。
溌剌としたプレイを聞くと「よかったよ‥ダグ‥よかった‥」という感慨に包まれます。
オープニングを飾る[Light In The Dark]
力強いドラムの音色を携え、ダグの強靱かつ鮮烈なギターが一気にREVOLUTION SAINTSの世界へと誘います。
非の打ち所が無い。
キャッチーでドライヴィンでメロウでポップで‥REVOLUTION SAINTSの魅力が全て詰まった曲です。
TERRA NOVAあたりを思い出したりするような瑞々しい明るさです。
[Ride On]での欧州ハードロック然とした空気も魅力的。
ヴォーカルの声色もあって、PrettyMaidsや初期Gotthardを思わせるハードロックチューン。
この曲でのダグの自由奔放っぷりは秀逸です。
美しいバラード[I Wouldn't Change A Thing]も前半のハイライト。
このバンドはバラードに強い点も大きなポイント。
やっぱりディーンの声があってこそ‥ですね。
中盤に配置された[Can't Run Away From Love]も同様に素晴らしい。
やや憂いを帯びたハードロックチューン[Another Chance]から、夕暮れを思わせるようなセンチメンタルなムードの[Falling Apart]でフィニッシュするところも素晴らしい。
駄曲はない。
どの曲も安定したクオリティを備えてはいます。
が、アルバム全体を見渡すと「いい曲だね」という平均的な曲が多いかなとも言える。
そういった平均的な曲の多さを評価するかどうかがこのアルバムをどう感じるかによるのではないでしょうか。
ひとまずセカンドアルバムリリースまでこぎ着けたメンバーたち。
凄腕だからこそ引く手あまた。
もちろん自分のバンドのこともある。(ディーンは今のところこのバンドだけでしょうか‥)
そういった中で次のアルバムへどう繋げてくれるのか期待したいところです。
まずは来日してほしいですね。
Revolution Saints - "Light In The Dark" (Official Music Video)
期待を裏切らないクオリティの1stアルバムから数年。
もしかしたら1stアルバムで終わりなのでは‥という不安をよそに、待望の2ndアルバムがリリースとなりました。
REVOLUTION SAINTS [ Light In The Dark ]

アメリカの凄腕メンバーによるドリームバンドと言いますか、ドリームプロジェクト‥という見方もできるでしょうか。
1stアルバムのリリースが2015年2月ですから、2年半ぶりのアルバムになりますかね。
‥もっと経っている印象です。
ディーン・カストロノヴォ (JOURNEY)
ジャック・ブレイズ (NightRanger)
という、アメリカンハードロックを代表するバンドからの二人。
そしてなんといっても個人的に思い入れが強いダグ・アルドリッチ(LION、BAD MOON RISNG、WhiteSnake等々)が参加。
このメンバーで「こんな音になるだろうなぁ」というイメージを具現化してくれています。
1stアルバムをリリースした2015年には、B!のインタビューでも「ラウドパーク参戦」を匂わせる発言があったりして、まさにその華々しいデビューにふさわしい勢いを感じました。
が。
中心メンバーであるディーンがガールフレンドへの暴行で逮捕。
ラウドパークでの来日の噂もいつのまにか自然消滅。
これはこのまま消えていってしまうんだろうか‥と思い、記憶が薄れていく中でのリリースとなりました。
最新のB!によると、ディーンはこの件でJOURNEYを解雇。
現在は「元JOURNEY のディーン・カストロノヴォ」という肩書きになってしまいますね。
しかし、その事件からガールフレンドと共に立ち直り、このアルバムに参加。
どういった経緯があろうが、やはりこの3人が揃うということがこのバンドでは大切だと思うので嬉しいですね。
さて、そういった紆余曲折を経ての2ndアルバム。
クオリティの高さは相変わらず。
ですが、様々な光を放ち瑞々しさすら漂っていた1stと比べると、わりと骨太かつオーソドックスなスタイルにシフトした感があります。
聴きようにによっては地味になったとも言えますが、カッチリとバンドとしての結束が強まり、方向性が確立したとも言えるのではないでしょうか。
ディーンのソウルフルでハスキーなヴォーカルの魅力はこのアルバムでも強い個性としてバンドの魅力を高めています。
そして1stでの個人的なハイライトでもあったダグの自由奔放なプレイは、前作ほどではないですがところどころで鮮烈な音色を聞かせてくれます。
どちらかというと「縁の下の力持ち」の典型でもあったダグが、ようやく見つけた自由の地。
溌剌としたプレイを聞くと「よかったよ‥ダグ‥よかった‥」という感慨に包まれます。
オープニングを飾る[Light In The Dark]
力強いドラムの音色を携え、ダグの強靱かつ鮮烈なギターが一気にREVOLUTION SAINTSの世界へと誘います。
非の打ち所が無い。
キャッチーでドライヴィンでメロウでポップで‥REVOLUTION SAINTSの魅力が全て詰まった曲です。
TERRA NOVAあたりを思い出したりするような瑞々しい明るさです。
[Ride On]での欧州ハードロック然とした空気も魅力的。
ヴォーカルの声色もあって、PrettyMaidsや初期Gotthardを思わせるハードロックチューン。
この曲でのダグの自由奔放っぷりは秀逸です。
美しいバラード[I Wouldn't Change A Thing]も前半のハイライト。
このバンドはバラードに強い点も大きなポイント。
やっぱりディーンの声があってこそ‥ですね。
中盤に配置された[Can't Run Away From Love]も同様に素晴らしい。
やや憂いを帯びたハードロックチューン[Another Chance]から、夕暮れを思わせるようなセンチメンタルなムードの[Falling Apart]でフィニッシュするところも素晴らしい。
駄曲はない。
どの曲も安定したクオリティを備えてはいます。
が、アルバム全体を見渡すと「いい曲だね」という平均的な曲が多いかなとも言える。
そういった平均的な曲の多さを評価するかどうかがこのアルバムをどう感じるかによるのではないでしょうか。
ひとまずセカンドアルバムリリースまでこぎ着けたメンバーたち。
凄腕だからこそ引く手あまた。
もちろん自分のバンドのこともある。(ディーンは今のところこのバンドだけでしょうか‥)
そういった中で次のアルバムへどう繋げてくれるのか期待したいところです。
まずは来日してほしいですね。
Revolution Saints - "Light In The Dark" (Official Music Video)
Posted by テン at 07:23│Comments(0)
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