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2008年11月14日

ピカソノフシギ

フェルメール~猪木~GODZと自己満足の初日に続き・・・。

二日目には六本木へ向かった。
ヒルズ?
ミッドタウン?
全く興味ナシ。

六本木でピカソ展が開催されているらしい。
しかも二カ所同時開催。
時間の都合などなど諸事情で一カ所しか無理っぽいので、とりあえず国立新美術館へ。

巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡展

ピカソノフシギ

ピカソといえば、「キュビズム」と言われる「よく分かんない絵」「ヘタウマな絵」「簡単に描けそうな絵」といった印象でしょうか。
かくいうワタシも、それほど好きなタイプではありません。

ただ、おそらく初期の作品だと思いますが「これもピカソ?」とドキッとする絵を見たことがある。
これだけビッグネームだから、単にスキキライで敬遠するのは勿体ない。
そんなわけでこの機会に・・・とイソイソと現地へ。

チケットの列は、前回この場所へフェルメール「牛乳を注ぐ女」を見に行った時と同じくらいかな。
ただ中はなんだかゆったりと見られる感じで前日のフェルメール展とは大違いだ。

まず驚いたのはピカソの作品の多さだ。
これまた前日のフェルメールの作品の少なさとは大違い。

そして、各時代の作風の違いだ。

特に初期~中期の作風は、一般的に認知されているであろう「ピカソ的作風」とは大きく一線を画する。
順を追って絵を見ていくわけですが、万華鏡さながらにカラフルかつ斬新に変化していく作風に胸踊ります。
その流れで代表作に対峙すると、不思議と「ヘタウマ」だと思っていた絵も必然だと思えてくるのです。

いわゆる「綺麗、美しい」絵とは一味違った、単純な作風の中での色の迫力、立体的力強さ、情熱。

実際に目の当たりにしても、「それほど好きじゃない」という価値観に大きく変化は無かった。
ただ、やっぱり偉大だぞ。ということは充分に肌で感じることができた。
ピカソに対する見方が変わったのは事実だ。


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Posted by テン at 07:31│Comments(2)アート棚
この記事へのコメント
テレビの画面を通して、や、本などの印刷された物、ではなく、実際に目の前で見ると、感じ方も違うでしょうね(^^)
う〜ん、やっぱり「都会」をちょっとうらやましく思います・・・(←また、それかい!って感じですね。汗)
Posted by かんちゃん at 2008年11月14日 09:12
かんちゃんさま

そのとおりですね。侮れないものです。
これがまた海外の美術館で見ると違うんだなぁ・・・。
「都会」もウラヤマシイけど、海外への想いも募るのです。
Posted by テン at 2008年11月15日 06:41
 
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