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2011年05月17日

フェルメールの、わびさび

東京へ出張へ行った時には美術館が楽しみの一つだ。

だいたい(たまたま?)、好みの展示会が開催される会場はパターン化している。

が、今回初めて渋谷へ行ってきましたよ。
渋谷っつーと、若者の街。シブヤ系(あったよね、たしか。そんなようなジャンル)、HEY!YO!YO!的イメージですかね。
あとはハチ公ですかね。

自分は東京へ行っても寄ることはないだろうな・・・と思っていた街の一つだ。

そんなわけで人生初シブヤ。目指すは・・・・

フェルメール「地理学者」とオランダ・フランドル絵画展 in Bunkamura。

フェルメールの、わびさび

フェルメールは日本人に合う画家だな、と思う。

微妙なグラデーション、陰陽、空間、光。

どことなく「わび・さび」を感じるのです。

「地理学者」はフェルメールの作品の中でも好きな絵だ。
今まで見てきたフェルメールの作品が「・・・思ったより小さい」ってことが多かったので、今回はそのイメージを念頭に置いて向かいました。
「小さいだろな」と思っていた、だいたいイメージ通りのサイズでしたね。

窓から差し込む穏やかな光。
部屋の奥行き。
そして所々にみられる「フェルメールの象徴」とも言えるブルー。
さらには、地理学者の物憂げな視線。
我々がフェルメールに期待しているであろう要素が全て詰め込まれています。

さらにはコンパスや地球儀といった知的好奇心を呼び起こすものたちによって、さらに意味深なものになっていますね。


こういったものに日常的に触れられる東京って素晴らしい!

・・・と満足感に浸ってたのに、なんとこの絵、東海地方にもやってきます!・・・とCMでやってた。

調べてみたら、6/11~8/28に豊田市美術館で展示されるようです。

http://www.vermeer2011.com/

なかなか東海地方でフェルメールを見られる機会って少ないと思います。

フェルメール、見てみたいなぁ・・・って方。
フェルメールは知らないけど、絵画は少し興味ある・・・って方、是非足を運んでフェルメールの光を体感してきてください!



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Posted by テン at 06:33│Comments(0)アート棚
 
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