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2008年07月14日

ニホンゴ、ニガテ

知人に「洋楽が苦手」というヒトがいる。
その理由を訊ねたことがある。
「英語(および外国語)の歌詞がナニいってんだかわかんない」
一理あるし、そうだろなと理解もできます。

ワタシは全く逆。邦楽が苦手。その理由も全く逆。
「日本語がストレートに伝わってくるのが苦手」

その理由は、J-POPの歌詞にある。

「あなたがいてくれるから、○×○×」とか
「ずっと二人で、○×○×」とか
「キミをずっと離さない、○×○×」とか
愛だの、恋だの、オトコとオンナがスッタモンダといった歌詞が多すぎるんじゃないかと思う。
それがストレートに伝わってくるのが赤面モノ、コソバユイ、コッパズカシイのです。

だから、彼らが「日本語詩を導入」ということを聞いたとき、「オイオイ、やめといたほうが・・・」と思いました。

GALNERYUS [ONE FOR ALL-ALL FOR ONE]

ニホンゴ、ニガテ

日本が誇る(のか?)、様式美ネオクラシカルメロディックスピードメタル(?)。
初期の頃は、泣き・・というか慟哭のギターを軸にしたメロディックパワーメタルに日本的(J-POP的)なエッセンスを塗したスタイルが印象的でした。
X-JAPANを聞いて育った」という言葉に、「だろうねぇ」と納得。
美しく爪弾かれるイントロ~ドカーンと爆裂疾走というスタイルは、そのスジからの古典的スタイル。
けど、全編英語詩であることもあってか、X-JAPANよりは洋楽至上主義のメタルファンからは好意的に受け止められるんじゃないかな。

で、この4作目では音楽の幅を広げてきたなという感があります。
その一つの目玉が「日本語詩への挑戦」でしょう。

正直、はじめに聞いたときにはムズかゆさみたいなものがあった。
でも、知らぬ間に[EVERLASTING]を口ずさむ自分がいます。
確かにJ-POP的な方向への拡散も見られ、賛否両論かもしれません。
が、個人的にはコレもアリだと思うんですよね。
ジャパメタもキライじゃないので。

で、最近のミニアルバム[ALSATIA/CAUSE DISARRAY]では、[THE AWAKENING]でGALNERYUSスタイル+日本語詩での、ある意味完成形ともいえる姿を提示してくれました。
このタイミングで生まれた、GALNERYUSの歴史に残る、いや、ジャパメタという括りの中でも屈指であろうキラーチューン。
当然、次のアルバムへの期待が膨らみます。
近々リリースの新作が今後の方向性を占う試金石となりそうです。

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Posted by テン at 06:51│Comments(2)国産
この記事へのコメント
日本語がストレートに伝わってくるのが苦手>
よ~くわかります。いい曲は音で語ってますからね!
また、「ジャパメタ」って完全にひとつのジャンルだと思いますね~
Posted by 黒幕 at 2008年07月14日 21:51
黒幕さま

「ジャパメタ」、ビジュアル系とは似て非なる独立したジャンルですね。
なんだかんだで結構スキなんですよね。
洋楽派のワタシとしては英語詩推奨ですが、ジャパメタとして見れば全然オッケーなのです。
Posted by テンテン at 2008年07月16日 07:21
 
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