2012年04月16日
ニッポン人のメロディ
ニッポン人が好むメロディ、ってのがある。
海外のバンドでも「これは日本人好みだな!」って直感的に感じる曲も多い。
けど、やっぱりニッポン人の琴線に触れるメロディは、ニッポン人が一番よく分かってるのだ。
MINSTRELIX [TALES OF HISTORIA]

大阪を拠点に活動する、ドラマティック&メロディアス&スピード&パワーメタルバンド。
まぁ、とにかく「その手」の音楽を追求しているのだ。
まぁ、ジャケットも「その手」なのだ。
だから、「その手」のファンはタマランのだ。
もともと、インディーズ時代のデモ音源 [Thirst for...]で、いかにもB級臭、しかし圧倒的殺傷力のあるメロディで「何者だよ!」とザワついていたわけですが・・・
ザワついてないですか。
まぁ、ザワついていたものとして話を進めます。
だいたいこういったキラーチューンを初期に生み出すと、それと比較されてしまって鳴かず飛ばずになってしまうことも多々あるわけで。
が、ここからがMINSTRELIXは違った。
ヴォーカルのレオ・フィガロ(日本人ね)が脱退。
↓
女性ヴォーカルを加入し、[Thirst for...]をセルフカバー。
↓
ファン「・・・・」
↓
レオ・フィガロ、復帰。
↓
復帰後のミニアルバムで、[Thirst for...]と肩を並べる名曲[Erzsebet]を生み出す。
・・・と、波瀾万丈ながらも、ファンの想像を越えるレベルで邁進してくれている。
そんな彼らの、レオ・フィガロ復帰後最初のアルバムだ。
全体的印象は、もう一点の曇りもない、MINSTRELIXらしさが満ちたアルバムだな、と。
劇的。
疾走。
泣き。
クラシカル。
そして適度にB級。
こういったキーワードに弱い人なら一撃でしょう。
美しく繊細なインスト[Legend Eve Origin]→続く[The Goddess]でドカーンと疾走。これも黄金パターンですね。
さらに続く[Gratia]は、「あぁ、STRATOVAIUSが好きなんだなー。ストラトだと、ここからこうなって・・・おぉ、期待通りの展開!」という、初期~中期ストラトファンならDNAに埋め込まれた記憶が蘇ることでしょう。
他にもYNGWIEっぽいとか、SYMPHONY Xっぽいとか、いろいろ想起する場面はあるのですが、いいんです。
あくまでも、そういったものがベースにはなっていますが、それを日本人流解釈で、さらに劇的に仕上げていく。それがミンストクオリティ。
レオ・フィガロのヴォーカルは、良くも悪くもB級臭を感じさせてくれます。
ハイトーンの伸びの美しさは今更述べる必要もありません。
低音域・中音域での声が個人的にはもう一つ・・・と思うところはありますが、これは好みであり個人の感性だから許してちょうだい。
上手い、下手、そういう議論は関係なく X の声がTOSHIであったように、MINSTRELIXの声はレオなんだな、と実感します。
正直なところ、上述の神曲たちに迫るような曲はない。
が、それは贅沢な話だ。
充分に国産メロディックパワーメタルの魅力を伝えてくれる。
お茶の間で爆発的に売れるようなバンドではないかもしれないけど、「こういう音楽が好きなファンに、こういう音楽が好きな俺たちが、こういう音楽を提供していきたい」って心意気が感じられるからこそ、応援したいのだ。
そして以前、東京で行われた MINSTRELIX / LIGHT BRINGER / DRAGON GUARDIAN のライブが「伝説に残る夜だった」と言われるくらいに頑張ってほしいものだ。
サンプル(クロスフェード)しかなかったよ・・・雰囲気だけでも伝われば幸いであります。
海外のバンドでも「これは日本人好みだな!」って直感的に感じる曲も多い。
けど、やっぱりニッポン人の琴線に触れるメロディは、ニッポン人が一番よく分かってるのだ。
MINSTRELIX [TALES OF HISTORIA]

大阪を拠点に活動する、ドラマティック&メロディアス&スピード&パワーメタルバンド。
まぁ、とにかく「その手」の音楽を追求しているのだ。
まぁ、ジャケットも「その手」なのだ。
だから、「その手」のファンはタマランのだ。
もともと、インディーズ時代のデモ音源 [Thirst for...]で、いかにもB級臭、しかし圧倒的殺傷力のあるメロディで「何者だよ!」とザワついていたわけですが・・・
ザワついてないですか。
まぁ、ザワついていたものとして話を進めます。
だいたいこういったキラーチューンを初期に生み出すと、それと比較されてしまって鳴かず飛ばずになってしまうことも多々あるわけで。
が、ここからがMINSTRELIXは違った。
ヴォーカルのレオ・フィガロ(日本人ね)が脱退。
↓
女性ヴォーカルを加入し、[Thirst for...]をセルフカバー。
↓
ファン「・・・・」
↓
レオ・フィガロ、復帰。
↓
復帰後のミニアルバムで、[Thirst for...]と肩を並べる名曲[Erzsebet]を生み出す。
・・・と、波瀾万丈ながらも、ファンの想像を越えるレベルで邁進してくれている。
そんな彼らの、レオ・フィガロ復帰後最初のアルバムだ。
全体的印象は、もう一点の曇りもない、MINSTRELIXらしさが満ちたアルバムだな、と。
劇的。
疾走。
泣き。
クラシカル。
そして適度にB級。
こういったキーワードに弱い人なら一撃でしょう。
美しく繊細なインスト[Legend Eve Origin]→続く[The Goddess]でドカーンと疾走。これも黄金パターンですね。
さらに続く[Gratia]は、「あぁ、STRATOVAIUSが好きなんだなー。ストラトだと、ここからこうなって・・・おぉ、期待通りの展開!」という、初期~中期ストラトファンならDNAに埋め込まれた記憶が蘇ることでしょう。
他にもYNGWIEっぽいとか、SYMPHONY Xっぽいとか、いろいろ想起する場面はあるのですが、いいんです。
あくまでも、そういったものがベースにはなっていますが、それを日本人流解釈で、さらに劇的に仕上げていく。それがミンストクオリティ。
レオ・フィガロのヴォーカルは、良くも悪くもB級臭を感じさせてくれます。
ハイトーンの伸びの美しさは今更述べる必要もありません。
低音域・中音域での声が個人的にはもう一つ・・・と思うところはありますが、これは好みであり個人の感性だから許してちょうだい。
上手い、下手、そういう議論は関係なく X の声がTOSHIであったように、MINSTRELIXの声はレオなんだな、と実感します。
正直なところ、上述の神曲たちに迫るような曲はない。
が、それは贅沢な話だ。
充分に国産メロディックパワーメタルの魅力を伝えてくれる。
お茶の間で爆発的に売れるようなバンドではないかもしれないけど、「こういう音楽が好きなファンに、こういう音楽が好きな俺たちが、こういう音楽を提供していきたい」って心意気が感じられるからこそ、応援したいのだ。
そして以前、東京で行われた MINSTRELIX / LIGHT BRINGER / DRAGON GUARDIAN のライブが「伝説に残る夜だった」と言われるくらいに頑張ってほしいものだ。
サンプル(クロスフェード)しかなかったよ・・・雰囲気だけでも伝われば幸いであります。
Posted by テン at 07:30│Comments(0)
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