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2011年02月14日

神々しきバレンタイン

あぁ・・・バレンタイン。

まぁ、バレンタインといえばお菓子屋さんウホウホの時期ですよね。
ホワイトデーとかクリスマスとかハロウィンと同じで、「ほれほれ、買えや踊れや」とギョーカイの戦略に乗る日ですよね。

素直に「バレンタイン、ドキドキ!」と思える環境とは無縁だったので、むしろ「ケッ!」感満載の一日ですね。

・・・と毎年恒例のネガティブな思想は抜きにして。

・・・VALENTINEです。

バレンタインにVALENTINEっつーのは2度目かな。安直ですが、楽なので許してください。
一応昨年はヒネリを加えたつもりだから、原点回帰ってことで。

VALENTINE [VALENTINE]

神々しきバレンタイン

オランダのゴージャス貴公子、ROBBY VALENTINE が名義を VALENTINE にして臨んだ3rd。
前作までの美しいハードポップ路線を継承し、その劇的世界と彼のナルシズムとが分かりやすい形で融合した「ロビー様ワールド、ここに極まれり」の作品。
もともと持ち合わせていた「QUEENっぽい」作風も、この作品が頂点でしょうね。いい意味で。
細かく小曲を挟んでいるあたりのムードも含めて。

とにかく全体を通しての印象は「前向き・ポジティブ・希望・未来」
このあたりのキーワードはFREEDOM CALLに通じるものがあるわけですが、FREEDOM CALLの勇壮かつガッツ溢れるシンガロングとは異なり、彼の場合は自己陶酔ギリギリの美的世界。
受け付けない人は生理的に受け付けないかもしれませんね。

個々のメロディの質という意味では、1st、2nd、そしてこの後の4thも捨てがたいのですが、真骨頂! という意味ではコレでしょうね。
ジャケットを見ての通りの世界観。
ライブで、このポーズで登場した時には、失礼ながら「やっぱりやっちゃったよ!」という笑いが込み上げてきました。
いやいや、微笑ましいって意味でね。

ポジティブエナジーに満ちたハーモニー、ドラマティックでキャッチーで美しいメロディが印象的な[DREAMS NEVER DIE]はロビーの十八番ともいえるナンバー。

そして、オープニングにして最大の山場。
ROBBY VALENTINE 史上、至高の名曲と言っても過言ではない [GOD]
聖書をイメージするような美しく崇高なバラード調のプロローグに導かれ、一気に爆裂疾走パートへ。そして再び美しいバラード調のエピローグを迎える・・・。
この1曲でアルバム1枚分の価値があるほどの大仰なストーリー。
QUEENの歴史を共有してきた人にとっては、辟易してしまうようなパロディっぷりかもしれませんが、ワタシは気にしませんよ。
人生における「泣ける曲ランキング」を挙げるとしたら必ず入ってくるであろう、まさにタイトル通りの神々しさ。
ワタシは人生の節目節目でこの曲を思い出すのです。


Valentine - God




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Posted by テン at 06:39│Comments(0)V
 
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