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2010年10月27日

鋼鉄の祭典~後編

さて、LOUDPARK10後半です。
興味のある方以外には粘着的しつこさ満載ですが・・・しょせん自己満足の戯れ言ブログなのでゴメンナサイ。
このあたりから興奮&疲労&脱け殻的で記憶が曖昧ですが・・・

⑦ KUNI

海外で活躍するニッポン人の覆面ギタリストのバンド・・・らしい。
このULTIMATE STAGEでは次にANGRAが待ってるので、場所取りも兼ねて途中からアリーナへ。
で、後方で座ってボンヤリ眺める。
・・・なんとも盛り上がりに欠けるステージだったなぁ。
で、大量のビール摂取もあって、座ったまま寝落ち
半分寝た状態で耳に入った曲が聴いたことある曲だなーと思ってたら、Slaughterの曲ではないですか。
あぁ、懐かしいトコをカバーしてんなーと思ってウトウトしてたら、「ヴォーカル、マーク・スローター!!」って紹介で、そのヴォーカルがスローター本人だったことを知る。
「!!!!」・・・と思ったものの、実は冷静に思い出してみるとSlaughterにそれほど思い入れはなかったことに気付く。
でも、すんげぇ久しぶりに聴いたのに、すぐ分かったってことは、それなりに曲が脳内に刷り込まれていたようだ。
けど、あんな風貌じゃなかった気がするんだが。






⑧ SPIRITUAL BEGGARS

実は過去に1枚しか聴いてない。
CARCASSARCH ENEMYでのアグレッションとは異なる、グルーヴ感に溢れたマイケル・アモットの別バンド。
そのグルーヴ感がイマイチ肌に合わないんだよね。
マイケル・アモットはラウドパーク皆勤賞なんだそうな。
どうせならCARCASSARCH ENEMYで会いたかったよ、マイケル。
とはいえ、さすがに安定感のあるステージでした。
・・・再び途中で寝落ちしたけど。
そして警備のお兄さんに起こされた時には終盤。
っつーことは、いよいよANGRAが始まる! ってことでアリーナ前方に移動。







⑨ ANGRA

以前にも何度かライブ行ったから、どうせなら初日に出たEDGUYが見たかったなぁ・・・と思ってたけど、やっぱり気分は高揚してくる。
なんつっても、最新アルバムでパフォーマンスの衰えが見え隠れしたエドゥのヴォーカルに注目だ。
結論から言うと・・・やっぱり劣化してましたね。残念ながら。
そもそもスタートから音のミックスが悪すぎてヴォーカルが聞こえにくい。
さらにエドゥの声も出てないもんだから、とにかく酷いものでした。
以前にANGRAのライブへ行ったのは7~8年前が最後かなぁ・・・そのときは[CARRY ON]をノーフェイクで、しなやかに伸びやかに歌いあげるエドゥを見て「アンドレ・マトスからの交代は正解だった! ANGRAの未来は明るいぜ!!」と思ったけど・・・
[CARRY ON]の最初のサビでいきなり客席にマイクを向けた時には切なさを感じてしまいましたね・・・。
とはいえ、Arising Thunder→Angels Cry→Carry On→Nova Eraと立て続けに名曲が続けば、エドゥがどうであろうが大合唱だから大コーフンだ。
Nothing to Sayも経て、ラストはSpread Your Fireで大団円。

( こんな感じでフィナーレ http://twitpic.com/30udwa

・・・From ANGRA OFFICIAL TWITTER http://twitter.com/angraofficial )

エドゥのパフォーマンスも残念だったし、[We Will Rock You]で盛り上げようしたのも「ANGRAがそれやらなくてもいいんじゃね? っつーか、フルセットじゃないんだから「つなぎ」はイラネーだろ。」とガッカリだったし・・・。
それでも「やっぱり俺ってANGRAが大好きなんだな、なんだかんだいっても。」と再認識させてくれたステージでした。
バイオリンメンバーがいたのも効果的だったよね。
けど、ANGRAでサークルピットができたのには驚いた。
・・・・音楽を楽しみに来たんじゃなくて、ただ走りに来ただけじゃねーのか、あなたたち。







⑩ MOTORHEAD

ANGRAで体力を消耗しきったこともあり、そのアリーナでそのまま座り込んで眺めてましたが・・・
レミー、カッコよすぎる。
64歳だってさ。
待ちわびていた人も多かったようで、アリーナはビッシリ、スタンドまで熱狂の渦。
媚びたMCをするわけでもなく、淡々と進んでいくステージングに貫祿を感じます。
この年齢、さらに3ピースでこの安定感・・・さすがですね。
[Ace Of Spades]とか[Overkill]では、もともとMOTORHEADにあまり興味ないとはいえテンション上がりましたよ。
で、終盤に行くにつれ、64歳の大御所MOTORHEADと、62歳の帝王オジーの間に、若きAVENGED SEVENFOLDが挟まれてるってのは、実はメタル界にとっては大きな転換期となる日なんじゃないか・・・と思ったり。







⑪ AVENGED SEVENFOLD

その大御所MOTORHEADを差し置いて、トリ前を務めるA7X。
期待と不安が入り交じる、フシギな気持ちのまま開演を迎えましたよ。
オープニングは当然[NIGHTMARE]。あのイントロが高揚を誘い、「Nightmareーーーーー!!!」の叫びでいきなりクライマックスに!!
・・・が、このオープニング前にまたしても「高速盆踊り隊」が「俺たち走るからよ。走らねーヤツはどけ。」と巨大なサークルピットのための空間を作る。
サークルピットに入らない人たちは横方向や後方に押し出される。ワタシもその波に押し出され、いっきに最後方へ押し出される。
でもまぁA7Xあたりだとバンドもファンも若いから、こうなることは予想できたし、これがフツーなんだろね・・・バンドメンバーも後半で「デカいサークルピット作れや!」的なコト叫んでた気がするし。
で、このサークルピットの空間の付近だと意外に涼しいことが判明し、その周辺で場所を確保。
さらに加速度的に[Critical Acclaim][Beast and the Harlot]で大攻勢。
その後、バックドロップ(って言うんだっけ?バンド後方の幕ね)が、REVの肩をバンドメンバーが抱きかかえてる後ろ姿のイラストにチェンジ。
ちょっぴりシンミリ感が流れる。
そういえば、そのREVの代役のマイク・ポートノイですけどね。曲の途中で片手でドラミングしながらステージ脇のスタッフとドラムスティックのキャッチボール(?)的なことをしてたりしてましたね。
ドラミングの凄まじさはDREAM THEATER時代ほどのインパクトは無かったものの、「すごいことをサラっとやってのける」という余裕を持ちつつ楽しんでるようでしたね。
ラスト2曲は[Unholy Confessions][Almost Easy]という、これまた期待通りのセットで幕を閉じたのでした。
しかも[Unholy Confessions]はオフィシャルのセットリストに入ってないし、メンバーが「残り2曲」って言ってから3曲やったし、当初は予定に無かったんでしょうね。
いやー、ナイス予定外。
・・・っつーか、この曲外すってあり得ないと思うんだが。
ヴォーカルの説得力、リズム隊の安定感、バンドのパフォーマンス・・・「トリ前」というこの位置での演奏でも文句を言わせないスケールでしたよ。
いいバンドだなぁ、ホント。







⑫ OZZY OSBOURNE

個人的には[OZZMOSIS]ツアー以来のオジーさん。もうすぐ62歳だそうだ。
今回はギターをザック・ワイルドからガス・Gにチェンジして初のツアーってことで、ガス・Gのスタイルがどれだけオジーにフィットするかも注目だ。
・・・が、正直言うとANGRAA7Xで体力を消耗しすぎて、さらにはずっとアリーナだったこともあって足が棒のようになってて、限界が近づいてました。
A7Xが終わって、かなりの人数が帰ったようで反対側のアリーナ&スタンドはガラガラ。
そのガラガラのアリーナからでも充分に逆サイドのアリーナは見えたので、A7Xを見た位置でそのままオジーを待ちます。
で、当然「カルミナブラーナ」からハジマッターーーー!!!
で、いきなり[Bark At The Moon]キターーーーーー!!
で、新曲の[Let Me Hear You Scream]を挟んで
[Mr.Crowley]キターーーー!!!
さらに[I Don't Know]キターーーー!!!
・・・と、「キターーーー!!!」の嵐。
実は普段あんまりOZZYは聴かないんだけどね。やっぱり過去に名曲を生んでるバンドっつーのはライブでは強いよね。

OZZYファンの人には申し訳ないんだけど・・・
オジーって、ヴォーカルとしては「上手い」ってタイプじゃない。
ライブパフォーマンスっつーか煽り方も単調だ。
で、悲しいかなお腹もポッコリしてきてる。
だけど、そのカリスマ性は唯一無二。引きつけるチカラ、いや、「惹きつけるチカラ」だな。62歳にして「帝王」と呼ばれてる所以だよね。
A7Xが終わって、ワタシと同じ逆側のアリーナには「オジーか・・・ま、マッタリ見るかな」という人たちが座ってたわけですが、どんどんと立ち上がって興奮の坩堝。
モーターヘッドにオジーと「完全にオッサン向けじゃねーか」と思ってた人たちは、あのジイサンたちを見てどう思ったんでしょうかね。
あ、ちなみにガス・Gは、やっぱりザックよりはピロピロしてた気がしますが、もともとその「ピロピロ」に慣れてる身としては「ま、コレはコレでありなんじゃね?」という感想。

その後で数曲聴いた後、アリーナやステージに残ってる人の多さに帰りの電車のラッシュが心配になり・・・(田舎者のカナシイ性)
体力的にも限界が近づき・・・
まだ聴きたい曲はあったけど、前半の名曲ラッシュにソコソコ満足し・・・
ゴメンナサイ、オジー。ワタシは帰ります。

その後のツイッターによると、「オジーさん休憩タイム入りました」→「ソロ、長いです。20分経過」→「オジーさん、休憩完了」ってな流れもあったみたいだから、まぁいいタイミングだったのかもしれない。







とりあえず長くなったので、一通りのバンドのレポでいったん終了です。
おつきあいいただいた方、ありがとうございます。

あとは気が向いたら「編集後記」的に雑感をアップしますね。


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Posted by テン at 07:42│Comments(2)LOUDPARK10
この記事へのコメント
おはようございます。今日も二日酔いのオヤジです(笑)
クニさんて昔、ロニー達がやったチャリティーソング「STARS」にもちらっと映ってたりしてましたよね。元気でなにより。

富山あたりでやってくれたなら見に行けるのに...
てか、富山はロカビリーか(笑)
Posted by 太鼓オヤジ at 2010年10月28日 07:54
太鼓オヤジさま

ワタシも同じく毎日飲み過ぎ胃もたれの日々です!
これだけのバンドが揃う中で、あえてKUNIに触れてくださる太鼓オヤジさんにHAIL。
名古屋飛ばしが多いなか、富山っつーのはなかな寄ってくれないですねぇ。
昔のバブリーな頃は、富山だの長野だのと寄ってくれた記憶があるのですが。
っつーか、富山ってロカビリーなんですか・・・ぬぅ。
Posted by テン at 2010年10月29日 08:05
 
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