ヘビメタパパの書斎 › 国産 › 小野正利、帰還

2010年07月02日

小野正利、帰還

がるねりうす は おのまさとし をみつけた!
そうびしますか?

→はい
 いいえ

こうげきりょく が あがった!
れべる が あがった!
はいとーんぼいす を てにいれた!
あたらしいみち を みつけた!


:
:
:

と、いうわけで、待望のGALNERYUSの新作。小野正利を迎えての新生GALNERYUSのお披露目ですね。

GALNERYUS [RESURRECTION]

小野正利、帰還

最近では日本語歌詞を取り入れたり、曲調も初期の和製ネオクラシカルから拡散志向にあった彼ら。
今回のアルバムでも、その方向性が気になるところではあるが、なんといっても注目は新ヴォーカルの小野正利だ。

最新メンバーショットはコチラね。
http://galneryusyumacher.com/?p=profile
小野正利のプロフィールの「影響を受けたアーティスト」ってトコがメタル嗜好を象徴してるよね。

小野正利といえば「You're the Only…」などの有名曲でニホンの歌謡界でも大御所だ(よね?)。
そしてメタルファンにとっては、元々メタル畑のヒトなのに有名になって、そしてその伸びやかなハイトーンもあって、ある意味では伝説のボーカリストだった(よね?)。
その界隈ではメタル界への復帰を望む声は大きかったわけですが・・・満を持して帰還ですよ。

その小野正利をフューチャーしての期待の新作は、彼のしなやかでクリアなハイトーンが堪能できる、劇的なアルバムとなりました。

天空まで突き抜けるような、そして大きく翼をはためかすような開放感と飛翔感、それを加速させるスピード感。
小野正利という最強の武器を携えたGALNERYUSが、その武器を最大限に生かすことに注力したであろうスケール。
クラシカルでパワーメタリックな曲調は初期のそれでありながら、メジャーな空気を感じるのです。

この「メジャー感」、当初は意図的にそういった曲調にしたのかと思ってましたけどね。
よくよく聞いてると別に前Vo.のYAMA-Bのときにあってもフシギじゃない曲も多いんだよね。
そういう意味では、小野正利のヴォーカルがこのスケールを構築しているわけですね。
"Woo...Ahhhhhh!!!!"というシャウトの殺傷力は尋常じゃない。萌えるよ。

Syuのギターも、ここ数作では珠玉の出来。
縦横無尽に紡がれる劇的慟哭哀愁のリフは、ヨーロピアンハードを想起させながらもジャパニーズメタル特有の泣きメロ。
ワビサビだね!
演歌だね!
ニッポンジンで良かったよ!
ジャパメタサイコーだよ!

STRATOVARIUSのようなキラキラとしたキーボードも印象的。
キーボードとギターのせめぎ合いは、やっぱり欧州メロディックパワーメタル風だね。そのスジだね。
だからかなぁ、イタリアンメタルのようなニオイも感じたりするね。

で、ここからは完全に閉鎖的個人的意見ですけどね。
一聴したときは「声が美しすぎる・・・カンペキすぎる・・・YAMA-Bの声が懐かしい」と思ったのも事実。
X-JAPANデーモン閣下が加入したら「やっぱTOSHIなんだよなぁ」と思うだろな、と妄想してしまいましたよ。
あのザラついた緊張感というか、ジャパメタを目指しても明るくなりきれない「影」とか、そういったものを失ってしまったなぁ、と。

が、繰返し聞けば聞くほど、その失ったものよりも得たもののほうが大きいかなと咀嚼できるようになりましたよ。
大げさかもしれませんが、ジャパニーズメタルシーンの歴史に名を刻むアルバムになるかもしれませんよ。

唯一無二の存在感を誇り、知名度も抜群のヴォーカルを手にしたGALNERYUS。
これは新しい舞台への扉を開いた・・・かも。

Mステとかに出演したり・・・しないかなぁ。
メタルファンからすると(ワタシもだけどね)「Mステ? ケッ!」ってなとこだと思うが、「ジャパメタ」としてそういう存在がいてくれてもいいと思うんだよね。
そしてその可能性が生まれたと思うんだよね。


Galneryus - Burn My Heart





Galneryus - Destiny (album version)







スポンサーリンク
同じカテゴリー(国産)の記事画像
名刺がわりの挑戦状
♪長い間待たせたね
令和の最先端
類は友を呼ぶ
新たなストーリー、開幕。
福岡から降り注ぐ光
同じカテゴリー(国産)の記事
 名刺がわりの挑戦状 (2021-07-19 07:26)
 ♪長い間待たせたね (2021-03-26 07:35)
 令和の最先端 (2020-08-11 07:24)
 類は友を呼ぶ (2020-07-06 07:34)
 新たなストーリー、開幕。 (2020-05-11 07:49)
 福岡から降り注ぐ光 (2020-03-27 08:10)

Posted by テン at 07:16│Comments(20)国産
この記事へのコメント
うっわ~~~!!知らなかった!!(汗
以前に、すっげージャパメタきた!と人に勧められたんだけど、曲はドツボなのに、どうもvoが好みでなくてスルーしておりました。

そうきましたか!!小野!!
いいじゃないですか!!
すばらしいじゃないですか!!(しっかし、高いw
Mステあるんじゃないですか?wwwww
日本におけるメタルブームを呼ぶんじゃないですか?www

小野氏に関しても、You're the Only…だけしか知らなくて、HRな人だったとは!!
歌うめ~~!!
嬉しい楽しい大好き!!そんな気分です!!
Posted by MJ at 2010年07月04日 22:27
MJ さま

知名度と実力を備えた小野正利の加入は大きいですね!
っつーか、GALNERYUSを選んでくれたのが奇跡的。
今回のアルバムの曲もヒトカラでチャレンジしたい!と思いますが、あの高音は絶対ムリですね。

日本での「HeavyMetal」の認知は、いまだに「ヘビメタ」ですから、GALNERYUSの音楽性と正面から向き合ってもらえるか心配ですが、なんとか頑張ってほしいところです。

ちなみに前任のYAMA-Bのヴォーカル、ワタシも最初は「・・・微妙。」と思いましたが、アルバムを重ねるごとに説得力を増してましたよ。
いいヴォーカルだったなぁと思います。(既に過去形)
Posted by テン at 2010年07月07日 07:31
クサイ・・・!

もちろん賛辞ですよ、賛辞(>▽<)
GALNERYUSはライブでチラッと見た程度だったせいか、
新Voは違和感なく聞けました。

しかし、素晴らしい・・・!
伸びやかなハイト-ン、無駄に長いイントロ。
これは世界(ヨーロッパ)を狙える作品だと感じました!!

素敵な作品のレビュー、ありがとうございました( ^ー゜)b
Posted by 七瀬ゆうり at 2010年07月10日 22:31
七瀬ゆうりさま

無駄に長いイントロ・・・だがそれがイイ。
クサイ・・・それは最大級の賛辞。
ほんと絶品のクサさですが、国産バンドで一般の方にも興味を持っていただきたくて、敢えて今回は「クサい」というキーワードを使わない!・・・ってことを自分のテーマで書いてみました。
現在、絶賛ヘビロテ中!
七瀬さん夫妻にもきっとツボ!ビンゴ!のクサメロパワだと思いますよ!
Posted by テン at 2010年07月13日 07:53
自分もガルネリウス大好きです。

やっと小野さんの本領発揮ですね。それにしてもボーカルのなかでは頭一つ飛び抜けて上手いです。
Posted by YUYA at 2010年09月04日 00:21
YUYA さま

コメントありがとうございます!
ほんと、小野正利の本領発揮。メタルだからこそ彼のハイトーンが生きるんでしょうね。
頭一つ・・・いや、二つ三つくらい抜けてますね。バツグンです。
ひさびさにヘビーローテーションで、改めてYAMA-B時代のGALNERYUSも聴いてます。
Posted by テン at 2010年09月08日 07:44
すごすぎる、うめぇ~!
たまたま見つけた所で、音源聞く前に「小野正利」…?
あの小野正利?と思ったが、サウンドもヴォーカルもめちゃくちゃいいじゃないか!
これ、買おう!46歳のオッサンもハイテンションになれるサウンドバイ!
ネットサーフィンしてよかった~
Posted by たんろんぱ at 2010年12月26日 21:23
たんろんぱ さま

コメントありがとうございます!!
ワタシも結構なトシですが、年甲斐もなく興奮してしまいました。
是非購入してテンションあげてくださいませ!
Posted by テン at 2010年12月27日 17:57
小野さんが歌っている。
42歳のおばちゃんは、嬉しかった。
キャラも声も大好きなのです。

GALNERYUSのギターさんってスゴイ!神業ですね。
ヘビメタをあまり知りもしない者が勝手に書き込んですみません。久しぶりに感動したもので、つい書いてしまいました♪  
Posted by しろん at 2011年02月11日 02:55
しろん さま

コメントありがとうございます!
同年代の方からのコメントはモチベーション上がります!
この年代は、小野さんがテレビに出てた全盛期(?)を知ってますから、余計に思い入れが強いですよね。
GALNERYUSのギターは、特に「泣き」の印象が強いので、ニッポン人にフィットするんだと思います。
これを機に是非ヘビメタワールドへ!
Posted by テン at 2011年02月14日 06:53
違うのですテン様!。私は全盛期の小野さんを知らないのです(アイドルに興味のない子だったので歌番組とか見てなかったんです)。小野さんの存在を知ったのは最近で、こんなスゴイ歌手が居るんだと感動し、動画や雑誌を読みあさり・・・ここに至ったわけです。
長年のファン様と同じシーンで語れる身分ではないのです。なのにお返事まで頂いて・・・ありがとうございます(>_<)ゴメンナサイ
Posted by しろん at 2011年02月14日 19:50
しろん さま

先走って勘違いしてしまい申し訳ありません!
いや、あの当時の小野さんを知ってて「おぉ!」よりも、後追いでその存在に気付く・・・のほうが小野さんの本質を冷静に感じ取ることができると思いますよ。
羨ましく思います。
ちなみにワタシも全盛期に売れた一曲しか知らないニワカです。
似たようなものですよ。
メタル好きでも、そうでなくても、是非GALNERYUSも追いかけてあげてくださいませ!
Posted by テン at 2011年02月15日 07:41
小野さんは名前しか知らなくて、GALNERYUSは名前すら知らなかったという、バチ当たり者な私です(泣)

小野さんってポップスの人?
とか思ってたし認識不足もはなはだしい。

こんな素晴らしいバンドを知ることができて良かった~☆
そしてこんな素晴らしいバンドを教えてくれた、このサイトの管理人様に感謝♪
Posted by tammy35 at 2011年06月26日 19:43
tammy35 さま

コメントありがとうございます!
バチ当たりもなにも、ほとんどの人が「小野正利ってあの曲の人だよね。GALNERYUS?は?誰?」って感じだと思いますよ。

洋楽メタルを愛する人の中には、国産バンドを聴かない人も多いわけですが、ワタシはジャパメタも大好きなので、GALNERYUSも好きです。
そして、小野さんが加入したことによって、tammy35さんのように「全然知らなかった」って方が興味を持ってくれただけで、メンバーチェンジの意義は大きかったなと思います。
Posted by テン at 2011年06月29日 07:31
 はじめまして
 
  小野正利で検索してここにたどりつきました。
  実は、小野さんの中学の後輩です。
  文化祭のクラスの合唱でタクトを振っていたお  姿、忘れられません。
  デビューされてから、地元春日部にコンサート  でいらした時、聴きに行き感動しました。
  トークも楽しく、中学の先生もいらしていたの  で、ものすごく、盛り上がったのを覚えていま  す。とても懐かしかったです。
  ありがとうございました。 
Posted by ミラクル at 2011年07月16日 11:18
ミラクルさま

コメントありがとうございます!
小野さんの後輩!すげー!ウラヤマシイ!
学生時代から、その輝きの片鱗はあったわけですね。
春日部が地元だったのも知りませんでした。
あの伸びやかな声ですから、コンサートもさぞかし感動的だったことでしょうね。
Posted by テン at 2011年07月20日 08:04
こんばんはー(^^)

新譜予約して狂喜乱舞のtammy35です♪
残念ながら通常盤しか入手できませんが(泣)

どんな感じでしょう、さらに新生GALNERYUSらしさがup!でしょうか!
ああ早く聴きたいです!
『We Rock』のSyuさんのインタビュー読んで、じたばたする今日この頃です(^^;
Posted by tammy35 at 2011年09月21日 19:38
tammy35 さま

お、既に予約済ですか!! 期待が膨らみますね!!
昔からのファンからは反発を喰らうかもしれませんが、せっかく小野さんという強力な声を手にいれたわけですし、「新生GALNERYUS」の魅力である、ダイナミックなメタルでありながらもコマーシャルな曲・・・を追求してくれてもいいかな、と思います。
楽しみですね!!
Posted by テン at 2011年09月30日 07:31
新譜買いました。
前作以上に聴き込む程凄さが増してくるスルメイカみたいなアルバムです。
小野さん歌うますぎます。
超絶ハイトーンまさに小野さんにピッタリです。
Posted by アサヤス at 2011年10月12日 07:53
アサヤスさま

コメントありがとうございます!
ここしばらくメタルの祭典モードで、すっかりGALNERYUSの新譜を買うタイミングを逸していましたが・・・たぶん今日あたり届くはず!
前作以上のスルメ盤!・・・楽しみです!
Posted by テン at 2011年10月19日 07:40
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。