2013年12月17日
ド真ん中
様式美が好きな方なら垂涎でありながらも、既に忘れてた人も多いのではないでしょうか。
その筋では「スーパーバンド」と言っても過言ではない、あのバンドが復活するそうですよ。
RING OF FIRE [THE ORACLE]

元ARTENSIONのヴィタリ・クープリ。
そしてあのマーク・ボールズ。
この二人が中心となって結成された RING OF FIRE。
この作品は2001年ですから、もう10年以上経過しているわけですね。
個人的には、この頃は「新世代のキーボードプレイヤー」によるネオクラシカルの名作が続々と生まれたことで印象深い。
名手イェンス・ヨハンソンのように「凄腕だけど、あくまでバンドの一員」という存在から、「キーボーディストでありながら、バンドの中心」という形態が増えてきた時期だった。
ROYALHUNTのブレインである、アンドレ・アンダーセン。
MAJESTICやTIME REQUIEMでお馴染みのリチャード・アンダーソン。
そしてこのバンドの柱であるヴィタリ・クープリ。
欧州キラキラネオクラシカル様式美が好きな人にとっては、このあたりは即座に指折りで名前が挙がることでしょう。
ヴィタリ・クープリといえば、ARTENSIONの印象が強い人も多いのではないでしょうか。
ARTENSIONのヴォーカルはジョン・ウェスト。
彼が後にROYAL HUNTに加入するあたりも、不思議な因果を感じます。
さて、このヴィタリ・クープリ。
個人的には前述の二人と比べると「悪くないんだが、なんつーかもう一押し」という印象が拭えない。
ARTENSIONが特にそんな印象が強かったせいだろうか。
とはいえ、ネオクラシカルを歌わせたら右に出る人はいない、と言われるマーク・ボールズと組んだとなると話は別だ。
ジャケットとい、バンドロゴといい、「ド真ん中」「「王道」感が満載だ。
そして生み出されたそのアルバムは・・・
悪くない。
悪くないんだ。
だけど、やっぱり「何か足りない」のだ。
ヴィタリ・クープリのプレイは、期待通りに縦横無尽に個性を発揮している。
マーク・ボールズのヴォーカルは、言うまでもない。こういう音楽性にフィットしないはずがない。
アレンジの美しさも秀逸。
適度な疾走感と荘厳さを伴い、構築された様式美。
大げさではなく、「ネオクラシカルに期待した全て」が詰まっている典型的なアルバムなのだ。
典型的なアルバムなのだが、「RING OF FIRE という個性」が乏しい気がするんだな。
アンドレ・アンダーセンが魅せる、窒息しそうなまでの張りつめた空気。
リチャード・アンダーソンが魅せる、絢爛豪華かつ超絶な空間。
それらと比べると、王道すぎる、愚直すぎるんだろうか。
収録されている曲は、どの曲も悪くない。
が、以前にも書いたかと思うが、個人的には「すべてが80点~85点のアルバム」よりも「一曲だけ95点の曲があれば、あとは80点以下でもいい」のアルバムのほうが印象に残る。
その「万遍なく80点台」のアルバムに該当する気がするんだよね。
だから、決して駄作ではない。
むしろ語り継がれるレベルの良作だと思う。
「ネオクラシカルの名作」といえば、この作品を挙げる人も多いのではないかと。
ROYAL HUNTが少し落ち着きを見せ、リチャード・アンダーソンも音沙汰がない(よね?)状態の今。
このバンドの復活を聞いて「おぉ!」と期待を膨らませてる人も多いと思う。
そして、おそらく期待通りのアルバムをリリースしてくれることだと思う。
そして、その期待を大きく上回って、ワタシのようなベタなのが好きなネオクラファンに叩きつけてほしいものだ。
RING OF FIRE - Circle of Time
その筋では「スーパーバンド」と言っても過言ではない、あのバンドが復活するそうですよ。
RING OF FIRE [THE ORACLE]

元ARTENSIONのヴィタリ・クープリ。
そしてあのマーク・ボールズ。
この二人が中心となって結成された RING OF FIRE。
この作品は2001年ですから、もう10年以上経過しているわけですね。
個人的には、この頃は「新世代のキーボードプレイヤー」によるネオクラシカルの名作が続々と生まれたことで印象深い。
名手イェンス・ヨハンソンのように「凄腕だけど、あくまでバンドの一員」という存在から、「キーボーディストでありながら、バンドの中心」という形態が増えてきた時期だった。
ROYALHUNTのブレインである、アンドレ・アンダーセン。
MAJESTICやTIME REQUIEMでお馴染みのリチャード・アンダーソン。
そしてこのバンドの柱であるヴィタリ・クープリ。
欧州キラキラネオクラシカル様式美が好きな人にとっては、このあたりは即座に指折りで名前が挙がることでしょう。
ヴィタリ・クープリといえば、ARTENSIONの印象が強い人も多いのではないでしょうか。
ARTENSIONのヴォーカルはジョン・ウェスト。
彼が後にROYAL HUNTに加入するあたりも、不思議な因果を感じます。
さて、このヴィタリ・クープリ。
個人的には前述の二人と比べると「悪くないんだが、なんつーかもう一押し」という印象が拭えない。
ARTENSIONが特にそんな印象が強かったせいだろうか。
とはいえ、ネオクラシカルを歌わせたら右に出る人はいない、と言われるマーク・ボールズと組んだとなると話は別だ。
ジャケットとい、バンドロゴといい、「ド真ん中」「「王道」感が満載だ。
そして生み出されたそのアルバムは・・・
悪くない。
悪くないんだ。
だけど、やっぱり「何か足りない」のだ。
ヴィタリ・クープリのプレイは、期待通りに縦横無尽に個性を発揮している。
マーク・ボールズのヴォーカルは、言うまでもない。こういう音楽性にフィットしないはずがない。
アレンジの美しさも秀逸。
適度な疾走感と荘厳さを伴い、構築された様式美。
大げさではなく、「ネオクラシカルに期待した全て」が詰まっている典型的なアルバムなのだ。
典型的なアルバムなのだが、「RING OF FIRE という個性」が乏しい気がするんだな。
アンドレ・アンダーセンが魅せる、窒息しそうなまでの張りつめた空気。
リチャード・アンダーソンが魅せる、絢爛豪華かつ超絶な空間。
それらと比べると、王道すぎる、愚直すぎるんだろうか。
収録されている曲は、どの曲も悪くない。
が、以前にも書いたかと思うが、個人的には「すべてが80点~85点のアルバム」よりも「一曲だけ95点の曲があれば、あとは80点以下でもいい」のアルバムのほうが印象に残る。
その「万遍なく80点台」のアルバムに該当する気がするんだよね。
だから、決して駄作ではない。
むしろ語り継がれるレベルの良作だと思う。
「ネオクラシカルの名作」といえば、この作品を挙げる人も多いのではないかと。
ROYAL HUNTが少し落ち着きを見せ、リチャード・アンダーソンも音沙汰がない(よね?)状態の今。
このバンドの復活を聞いて「おぉ!」と期待を膨らませてる人も多いと思う。
そして、おそらく期待通りのアルバムをリリースしてくれることだと思う。
そして、その期待を大きく上回って、ワタシのようなベタなのが好きなネオクラファンに叩きつけてほしいものだ。
RING OF FIRE - Circle of Time
Posted by テン at 07:32│Comments(2)
│音楽棚
この記事へのコメント
テンさん、お邪魔します! さすが情報早いっすね!復活するんですね、やっぱり期待しちゃいますよね♪
Posted by M-kichin at 2013年12月17日 22:39
M-kichin さま
はい!復活するようです!
ヴィタリ・クープリ+マーク・ボールズという組み合わせは、その名前を聞いただけでトキメクという方も多いと思います。
期待通りの音を届けてくれるとは思いますが、「期待以上!」を期待したいものです。
はい!復活するようです!
ヴィタリ・クープリ+マーク・ボールズという組み合わせは、その名前を聞いただけでトキメクという方も多いと思います。
期待通りの音を届けてくれるとは思いますが、「期待以上!」を期待したいものです。
Posted by テン at 2013年12月28日 08:28