2011年04月22日
ドリームチーム
さて。脳内で描いてみてください。
サウンドは、キーボードがキラキラと彩る、全盛期のSTRATOVARIUS。
そして、ヴォーカルはティモ・コティペルト・・・ではなく、元ANGRAのアンドレ・マトス。
脳内再生されましたか。
そうそう。
まさにそんなアルバムです。他に言うことはありません。
ってことで、以下余白はトルキ&マトやんに捧げるよ。
:
:
:
と、伊藤政則氏の名(迷)レビューをパクってしまいましたが・・・。
そのスジの方々にとってはドリームチーム!・・・だけど、そのスジの方々は当然現在のトルキ&マトやんの凋落ぶりを知っている方々とイコール。
いろいろと複雑な思いを巡らせつつも期待してしまうのは、双方の黄金期を知っているからですね。
SYMFONIA [In Paradisum]

SYMPHONIA・・・ではなく、SYMFONIAです。
メロディックパワーメタル界隈をウロウロしている人たちなら、一度は目にしたことがあるであろうメンバーで構成されていますね。
Vo. アンドレ・マトス!(元 ANGRA)
G. ティモ・トルキ!(元 STRATOVARIUS)
B. ヤリ・カイヌライネン!(元 STRATOVARIUS)
Key.ミッコ・ハルキン!(元 SONATA ARCTICA)
Dr. ウリ・カッシュ!(元 GAMMA RAY/HELLOWEEN)
・・・と、まぁ「!」をイッパイつけてみたものの、このメンツを見て「・・・続かねーな。コレ。」と思ったヒト。
ワタシと感性が近いですね。
とはいえ、一聴して思ったのは「ティモ・トルキ、どん底は抜けたかな。」という感じ。
STRATOVARIUSが彼のバンドだった頃のサウンドが蘇っていますね。
ドコドコドコドコ ダン! ピロピロピロピロ~ というドラム→ブレイク→キーボードへのスイッチもあの当時のSTRATOVARIUSそのまま。
そりゃ全盛期STRATOVARIUSのクオリティを期待しちゃいけない。
だけど、STRATOVARUIS末期(いや、バンドは続いてるから語弊あるかな。ティモ時代の末期ってことね)の頽廃的な状況、Revolution Renaissanceでの中途半端な活動を思えば、ひとまず「表舞台に帰還」という感はありますね。
オープニングを飾る[Fields Of Avalon]は、「ティモ・トルキのSTRATOVARIUS」でイメージされる全てが凝縮しています。
続く[Come By The Hills]は、これまたいかにもSTRATOVARIUSの2曲目といった感じで[Distant Skies]を想起させます・・・こういう単純なスピードチューンではないリズムを持つ曲を作れるのも強みだよね。
アンドレ・マトスも体型はティモに迎合するかのうように巨大化していますが、ヴォーカルは健在。
VIPER~ANGRA初期にはクラシカルなパワーメタルの第一人者として認知されて絶賛されていたにも関わらず、ANGRA脱退後は後任のエドゥ・ファラスキおよびアルバムが素晴らしすぎたこともあって「なんだ、マトやんいらないじゃん」という扱いを受けてしまったツイてない人。
その後のSHAMANやソロでも「らしい」曲を披露しながらも、ANGRA全盛期と比べられてしまい・・・
だけどね。ワタシ個人的にはANGRAのマトス時代、好きです。
細いけど、ピンと筋が通ってて繊細なハイトーン。エドゥとの比較抜きで、いいヴォーカルだなと思います。
いくらマイケル・キスクが上手でも、「やっぱカイのヴォーカルも好きなんだよね。いや、むしろ曲によってはカイじゃないとね」ってヒト、いるよね。(→わたしです)
ま、それと似てると思うよ。
で、トータルでは「今のトルキなら、まぁ・・・盛り上げたところで・・・どうせ・・・ねぇ・・・」という予想は嬉しい方向に裏切られた。
ひとまずファンがメンツを見て期待するであろうサウンドを、期待通り、忠実に表現してくれています。
けど、やはり全盛期を知る人にとっては、あくまで「期待通り」であって「期待以上」ではない。
ストラトサウンドをマトスが歌う。その一言。
だけど、それで充分だと思うんだ。
あの病的だったトルキが(今、その状態を脱しているのか定かではないけど)、期待通りのアルバムを出してくれたってことに意味があると思う。
この二人が新しいことにチャレンジするのではなく、「オレたちのファンが期待してるのは、コレだよね。」と、お互いの輝いていた時代を踏襲してくれたことに意味があると思う。
懐古主義といわれようが、媚びているといわれようが、これで良かったと思う。
聞いた話によると、バンドは4枚の契約をしているという。
今回はティモの意志が強かったのか、STRATOVARIUS色が強くなっているけど、マトスが自分の得意なクラシカル・カラーを織り込んでいけば、また違った魅力が生まれるかもしれない。
そう、アンディ・デリスとマイケル・ヴァイカートという意外な組み合わせがマジカルな相乗効果を生み出したように。
ただ、その期待の反面、やっぱり「4枚ってムチャすぎる!」「オリジナルアルバム2枚、ライブアルバム1枚、あとは・・・まさかベストアルバム!?」という心配も尽きないのだが・・・。
Symfonia - Fields Of Avalon
Symfonia - Come By The Hills
サウンドは、キーボードがキラキラと彩る、全盛期のSTRATOVARIUS。
そして、ヴォーカルはティモ・コティペルト・・・ではなく、元ANGRAのアンドレ・マトス。
脳内再生されましたか。
そうそう。
まさにそんなアルバムです。他に言うことはありません。
ってことで、以下余白はトルキ&マトやんに捧げるよ。
:
:
:
と、伊藤政則氏の名(迷)レビューをパクってしまいましたが・・・。
そのスジの方々にとってはドリームチーム!・・・だけど、そのスジの方々は当然現在のトルキ&マトやんの凋落ぶりを知っている方々とイコール。
いろいろと複雑な思いを巡らせつつも期待してしまうのは、双方の黄金期を知っているからですね。
SYMFONIA [In Paradisum]

SYMPHONIA・・・ではなく、SYMFONIAです。
メロディックパワーメタル界隈をウロウロしている人たちなら、一度は目にしたことがあるであろうメンバーで構成されていますね。
Vo. アンドレ・マトス!(元 ANGRA)
G. ティモ・トルキ!(元 STRATOVARIUS)
B. ヤリ・カイヌライネン!(元 STRATOVARIUS)
Key.ミッコ・ハルキン!(元 SONATA ARCTICA)
Dr. ウリ・カッシュ!(元 GAMMA RAY/HELLOWEEN)
・・・と、まぁ「!」をイッパイつけてみたものの、このメンツを見て「・・・続かねーな。コレ。」と思ったヒト。
ワタシと感性が近いですね。
とはいえ、一聴して思ったのは「ティモ・トルキ、どん底は抜けたかな。」という感じ。
STRATOVARIUSが彼のバンドだった頃のサウンドが蘇っていますね。
ドコドコドコドコ ダン! ピロピロピロピロ~ というドラム→ブレイク→キーボードへのスイッチもあの当時のSTRATOVARIUSそのまま。
そりゃ全盛期STRATOVARIUSのクオリティを期待しちゃいけない。
だけど、STRATOVARUIS末期(いや、バンドは続いてるから語弊あるかな。ティモ時代の末期ってことね)の頽廃的な状況、Revolution Renaissanceでの中途半端な活動を思えば、ひとまず「表舞台に帰還」という感はありますね。
オープニングを飾る[Fields Of Avalon]は、「ティモ・トルキのSTRATOVARIUS」でイメージされる全てが凝縮しています。
続く[Come By The Hills]は、これまたいかにもSTRATOVARIUSの2曲目といった感じで[Distant Skies]を想起させます・・・こういう単純なスピードチューンではないリズムを持つ曲を作れるのも強みだよね。
アンドレ・マトスも体型はティモに迎合するかのうように巨大化していますが、ヴォーカルは健在。
VIPER~ANGRA初期にはクラシカルなパワーメタルの第一人者として認知されて絶賛されていたにも関わらず、ANGRA脱退後は後任のエドゥ・ファラスキおよびアルバムが素晴らしすぎたこともあって「なんだ、マトやんいらないじゃん」という扱いを受けてしまったツイてない人。
その後のSHAMANやソロでも「らしい」曲を披露しながらも、ANGRA全盛期と比べられてしまい・・・
だけどね。ワタシ個人的にはANGRAのマトス時代、好きです。
細いけど、ピンと筋が通ってて繊細なハイトーン。エドゥとの比較抜きで、いいヴォーカルだなと思います。
いくらマイケル・キスクが上手でも、「やっぱカイのヴォーカルも好きなんだよね。いや、むしろ曲によってはカイじゃないとね」ってヒト、いるよね。(→わたしです)
ま、それと似てると思うよ。
で、トータルでは「今のトルキなら、まぁ・・・盛り上げたところで・・・どうせ・・・ねぇ・・・」という予想は嬉しい方向に裏切られた。
ひとまずファンがメンツを見て期待するであろうサウンドを、期待通り、忠実に表現してくれています。
けど、やはり全盛期を知る人にとっては、あくまで「期待通り」であって「期待以上」ではない。
ストラトサウンドをマトスが歌う。その一言。
だけど、それで充分だと思うんだ。
あの病的だったトルキが(今、その状態を脱しているのか定かではないけど)、期待通りのアルバムを出してくれたってことに意味があると思う。
この二人が新しいことにチャレンジするのではなく、「オレたちのファンが期待してるのは、コレだよね。」と、お互いの輝いていた時代を踏襲してくれたことに意味があると思う。
懐古主義といわれようが、媚びているといわれようが、これで良かったと思う。
聞いた話によると、バンドは4枚の契約をしているという。
今回はティモの意志が強かったのか、STRATOVARIUS色が強くなっているけど、マトスが自分の得意なクラシカル・カラーを織り込んでいけば、また違った魅力が生まれるかもしれない。
そう、アンディ・デリスとマイケル・ヴァイカートという意外な組み合わせがマジカルな相乗効果を生み出したように。
ただ、その期待の反面、やっぱり「4枚ってムチャすぎる!」「オリジナルアルバム2枚、ライブアルバム1枚、あとは・・・まさかベストアルバム!?」という心配も尽きないのだが・・・。
Symfonia - Fields Of Avalon
Symfonia - Come By The Hills
Posted by テン at 07:33│Comments(0)
│S