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2016年04月11日

超人たちの宴

以前このブログでGALNERYUSの最新アルバムについて書かせて頂きました。
この素晴らしいアルバムのタイミングを逃すわけにはいかない!ということで、ガルネリウスのライブに初参戦してきましたよ。

LOUDPARK15でのパフォーマンスの素晴らしさも記憶に新しいところですが、単独は単独でまた楽しみ。

そんなわけで、セットリスト等も含めてネタバレを含みますので、見たくない方はそっと閉じてやってくださいませ。

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今回の会場は名古屋 Electric Lady Land
通称E.L.L.ですね。

独身の頃にはたくさんのライブハウスに通いつめていたわけですが、なんだかE.L.L.は初のような気がします。
これはこれで意外。

そして、御器所から移転してきた(ずいぶん前ですが)DISK HEAVENの近くということで、「あー、ここ通ったことある!」と思い出しました。

18:20
会場は18:30ということで、列に並びます。
整理番号は180番台。まぁ、中途半端です。が、チケット発売直後に買ったわけではないので、こんなものでしょう。
基本的には最前列に行くよりは後方で楽しみたいヒトなので、特に問題はありません。

そして入り口横にはCDやらを売ってる机。
そしてその横には「特典CD交換所」が。

‥思い出した。今回のCDにはライブ会場で特典CDと交換できる券がついていたんだった。
‥その情報をtwitterで繋がってる友人から聞いて「これはいいこと聞いた!」と気に留めてたんだよ。
‥で、出発前に家にいるときには覚えてたんだよ。
‥で、ANTHEMのTシャツを着たとたんにアタマがライブ会場に切り替わってスッポリ抜けたんだよ。

出だしでいきなりつまずいた感がありますが、ショック&後ろ髪を引かれつつ入場。
ワンドリンク制、500円です。

19:00
ほぼ定刻通りにスタート。

基本的にライブ前にセットリストを見ないわけですが、今回のライブは「二部制になってて、一部では最新アルバムを完全再現」ということを小耳に挟んでいました。

ということで、イントロからの[RAISE MY SWARD]でスタート!
LOUDPARKで初披露されたこの曲ですが、アルバムを聞き込んでからライブで聞くと、その煽動力を改めて感じます。

小野正利のヴォーカルは絶好調!(というか、この人に不調のときなんてあるんだろうか)

アルバムの流れに沿って、MCも入れず、バンドメンバーの衣装もドレッシー、そして誰かのソロパートのときには視線を落とし、微動だにせず、そのシリアスな世界観を守っています。

ラストの[THE FORCE OF COURAGE]まで、とにかくパーフェクト!

あっという間に第一部終了。
その後、「今回のライブは二部制になっております。10分の休憩後に再開します」とのアナウンス。

前のほうの人が動いたら、ちょっと前に行ってみようかな、と思いましたが、ほとんどの人が動かず第二部の開始を待ちます。

そして場内が暗転し、第二部スタート!

メンバーは全員Tシャツ姿。第一部の神妙な姿から、カジュアルかつ笑顔に溢れた、いつもの彼らの表情に戻っています。

オープニングは[Struggle For The Freedom Flag]!!
ワタシがGALNERYUSの中で指折りに大好きな曲であり、1stアルバムのオープニングチューンということで思い入れがタップリの曲だ。
当時は小野さんではなくYAMA-Bが歌っていたわけですが、そのザラついた感じは(良くも悪くも)希釈され、小野さんのスケールの大きなハイトーンで一気にメジャーか空気を纏って生まれ変わった感があります。
小野さんの超絶ハイトーンにも驚きますが、このハイトーンをYAMA-Bが歌っていたことを思うと、彼のスキルの高さを今さらながらに痛感します。

続いて[Point Of No Return]!。
個人的には「おぉ、あったあった、この曲!」という感じでしたが、想像以上にライブ映えする曲だなと感じました。
アルバムで聞くよりも断然魅力が増しています。
この心地よい緩急がライブで生きているのでしょう。

ここでようやくMC。
ラウドパークでも小野さんの「ガルネリウスでございます!」というホッコリMCは印象深いのですが、今回も一気に空気が穏やかに。
小野さん曰く「今回はMCがココしかない」とのこと。
言い方は悪いが、MCでは普通のオッチャンなのだ(イケメンですが)

続いては[Attitude to Life]
小野さんの魅力を別の面で感じることができる美しいバラードだ。

先程のMCから一転、小野さんは曲に入ると一気にオーラを纏う。
そのオーラは、まさに「超人」と呼ぶにふさわしいレベルでありました。

さらには[Accross the Rainbow]!
この曲も[Point Of No Return]と同様、こんなにライブだとカッコイイのか!と思える曲でした。

このあたりは自分の大好きな曲を上から挙げていってもすぐには出てこない曲たちなのですが、改めてガルネリウスの曲の全体のクオリティの高さを感じます。

そしてラストに選ばれた曲は[Future Never Dies]
実にキャッチーな曲なので、会場内が暖かいムードに包まれ、ラストスパートとなりました。


当然、その後、アンコールとなり‥

場内に響いたイントロに歓声が上がります。
ホントのラストとなったのは[Destiny]!!

小野さん加入後の最初のアルバムの象徴的な一曲。もちろん大好きな曲だ。

この時点で二時間半近く経過していますが、小野さんの声は全く衰えない。
会場内のボルテージも最高潮となり、ラストを締めくくってくれました。

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素晴らしいライブでした。
YAMA-B時代の曲の素晴らしさとYAMA-Bの偉大さを感じると同時に、「小野さんが加入してよかった」と思いました。

そして中心メンバーであるSyu、他のメンバーのスキルの高さをまざまざと見せつけられました。
さきほど小野さんのことを「超人」と称しましたが、メンバー全員が超人っぷりを見せつけるのだ。
今のメンバーが最高のチームであり、誰一人として欠けてほしくないとココロから思いました。

メタルファンのみならず、一般の方々にもアピールできるライブだったと思います。
実際、年配の方から子供(ホントに小学生くらいの子がいた)まで、男女比も同じくらい。

メタルTシャツを着てる人のほうが少ないくらい、いつものライブよりもメタル色は薄かったように感じました。

小野さんが加入し、日本語詩を積極的に取り入れ、J-POP的な要素も取り込み、メジャーな路線へシフトしたわけですが、それが確実に実を結びつつあることを感じました。

何度でも見たい。
またこの空気の中に戻ってきたい。

そう思えるライブでした。

・・・しかし、[ANGEL OF SALVATION]を聞きたかったなー。今回の組み立てだと厳しいことは分かるけど。
その楽しみは次回にとっておくこととしましょう。



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