2014年09月09日
夢の夜
ここんところ東京出張が続いてましてね。
定番の美術館はイマイチ見たい展示会がないんですがね。
今回はちょうどライブと重なりましてね。
行ってきました。EDGUY&UNISONC ダブルヘッドライナーツアー at 品川ステラボール。
ジャーマンメタルが大好きなワタシにとっては、まさに夢の競演といえますね。
EDGUY/HELLOWEEN/GAMMA RAY/PINKCREAM69/AVANTASIA・・といったバンドたちに縁のある人たちが一斉に集うわけですから。
チケットは当日券9500円!
・・高ぇ。高ぇよ。最近のチケットは高すぎるよ。
そう考えると、LOUDPARKの14000円は良心的に感じるよ。
LOUDPARK二日間参戦を控えて、貧乏リーマンには痛い出費なのですが、これだけ魅力的な組み合わせだから・・ということでフンパツして参戦しましたよ。
さて。品川ステラボール。分かりづらいです。
が、ちょうど品川駅を下りたところでUNISONICTシャツのオッチャン(私もオッチャンですが)を発見して、ヒッソリ尾行。
で、ストレートに到着。
中は思ったよりも広いですね。名古屋のライブハウスに慣れてる身としては、「おー!」と思いましたよ。
当日券とういうこともあり、最後尾からの入場でしたが、その広さもあってか「・・ガラガラだな」と。
そういや外でダフ屋のニーチャン(広島~阪神の金本にソックリ)がフランクに話しかけてきて
金本「ニーチャン、昨日も来たの?」
ワタシ「いや、今日だけっす」
金本「昨日はガラガラでさー。今日も少ないねぇ」
ワタシ「あー、そうなんすか」
金本「たぶんね、キャパの半分くらいだったと思うよ」
ワタシ「(そんなに!)」
金本「今日も少ないよねー。あの列、見てよ。そう思うでしょ」
ワタシ「ですねぇ」
などといった会話が繰り広げられたのでした。
そして入場時にも激励(?)されまして。あそこまで友好的なダフ屋は初めてでしたよ。
で、結果的にはソコソコ埋まってきましたけどね。
そして開幕!オープニングはEDGUY!
< EDGUY >
実はEDGUYのライブは初めて(のような気がします)。
初期~中期は大好きだったのですが、トビアスがAVANTASIAにチカラを注ぐようになった頃から、音楽性がイマイチ盛り上がりに欠けてまして。
さらにはジャケットも安定の酷さになってきまして。
(ジャケットについては、初期~中期も・・と反論できないのですが・・まぁ好みの問題ですね)
そんなわけで、最新作および前作を未聴のまま参戦ですよ。
twitterで前日公演で「BABYLON」を演奏した!とのことで、「コレが聞ければ、この一曲で9500円のモトを取れる!」と期待で胸をパンパンにして臨んだ本日。
前半は最近のアルバムから固めてきたようですね。
ほとんど知らないけど、トビアスの華やかさ、バンドメンバーの結束感、コーラス、盛り上げ方・・ライブバンドだなーと感じました。
アルバムではイマイチな曲も、ライブで魅せられると素晴らしい空間を作り出してくれます。
トビアスの頭髪の進行具合が「おー、着々とドイツ伝統の頭髪になりつつあるなぁ」と嬉しいような寂しいような思いに駆られましたね。
本人も「もうすぐマイケルキスクみたいになるから」とブラックジョークをかましてました。
中盤には「SUPERHEROES」で場内は大合唱で盛り上がります。(これもそれほど好きな曲じゃないけど、まぁやっぱり盛り上がるよね)
で、この曲が演奏されたあたりで「・・もしかして、BABYLONの代わりにコレか・・」との疑念が脳裏をよぎり・・
そのまま本編が終了。
アンコールで登場したトビアスは「次は古い曲ね」「で、速い曲だよ」
会場が期待で「おーーーー!」と盛り上がる中、コールされた曲は「MYSTERIA!!!!!」
これは大好きな曲だ!もちろん、オープニングの「Ohhhhhhhhhhhh・・・・Yaaaaaa!!!!!!!」も魂をこめて絶叫させてもらいましたよ。
終始盛り上がりましたよ。
そしてラストは最近定番になってるらしい「KING OF FOOLS」。
とにかく「EDGUYはライブが楽しい」「トビアスのショーマンシップ」が鮮烈に印象に残るライブとなりました。
オーディエンスへの煽りや、掛け合いなどもしつこくない程度に適度に取り入れて盛り上げてましたね。
アルバムでは冴えない曲もライブでは実に映えておりましたよ。
もしかして、トビアスはそこまで計算して・・というのは考えすぎでしょうか。
結果として、前日演奏された「BABYLON」「VAIN GLORY OPERA」は聞くことができず。
しかも翌日の名古屋では「BABYLON」「VAIN GLORY OPERA」、さらには「FAIRYTALE」も披露されたと聞き、「・・一番残念な日に行ったのか、もしかして」という後悔の念は残りますが、それでも充分に楽しめました。
さすがトビー!AVANTASIAも見てみたいものです。
Edguy -- Mysteria
盛り上がったよ!
< UNISONIC >
LOUDPARK11以来のUNISONIC。
そのときはアルバムすら発売されていない状況、さらには震災直後、そしてさらにはカイ・ハンセン&マイケル・キスクが同じバンドの一員としてステージに立ってくれる、というスペシャリティ(AVANTASIAは例外ね)。
とにかく思い入れ補正がハンパなくて冷静でいられなかったこともあり(細かい内容は過去記事を参照してくださいね)、実質今回が初UNISONIC、とも言えるかもしれません。
ショウはニューアルバムに収録された「UNISONICらしさ」が漲る「FOR THE KINGDOM」からスタート!
ドッシリとした貫祿がついてきたマイケル・キスク。(別にデブったわけではないけど、立ち振る舞いが、ね)
相変わらずキュートな笑顔のカイ・ハンセン。(髪の毛、増えてたね。ちょっと太った?)
そしてあくまでも控えめに二人を支える、チームPINKCREAM69の面々。
このバンド、カイ&キスケのバンドのような印象になってしまっているかもしれませんが、デニス・ワードを中心としたPC69のメンバーのプロデュース力がキモだと思うのだ。
曲づくりといい、バンドパフォーマンスといい、ホントに立ち位置を理解して、ファンの望みを理解して、上手にバンドをまとめてくれている。
トビアスがマイケル・キスクを表舞台に引き戻した、と言う人もいるかもしれませんが、PLACE VANDOME時代も含めたPINKCREAM69のメンバーの貢献は大きい!
前半に「YOUR TIME HAS COME」「NEVER TOO LATE」といった煽動力のある曲を固めて、一気に盛り上がりは加速していきましたね。
・・途中、「弾切れ」といった感じで中だるみした感があったのは、まだ2枚しかリリースしていないし仕方ないでしょう。
そもそも、PLACE VANDOMEからの流れでミディアム(というか、ソフト)なチューンも多いバンドだから、HELLOWEEN的なアグレッションを終始期待するのは筋違いなのかもしれませんね。
HELLOWEENの曲では「MARCH OF TIME」「I WANT OUT」を披露。やはり盛り上がりますね。
特に「MARCH OF TIME」は守護神伝の中で指折りに好きな曲だから、分かっていたとしても嬉しかったですね。
ラストは「I WANT OUT」からの「UNISONIC」で大団円。
この曲はLOUDPARKで初披露だったにもかかわらず、2コーラス目には大合唱になっていたという非常に「分かりやすい」曲。
この曲も、チームPINKCREAM69の策略が光る、そしてキスケの歌唱が光ります。
今ではタイトルの通り、バンドの「象徴」とも言えるでしょうか。
場内の一体感が心地よいです。
EDGUYの華やかさと比べると、やや地味に映ったかもしれないUNISONIC。
しかし、マイケル・キスクを中心としたバンドの安定感と貫祿を感じるショーとなりました。
ま、個人的意見を言わせてもらえば、カイとキスケの絡み(というか、ミニコントとすら呼べる)を見ているだけで充分にシアワセ。
ありがとう、デニス・ワード。
Unisonic - March of Time - Live in Tokyo 03.09.2014
まさに見に行ってた日のライブ映像がアップされてますね。音も映像もイマイチだけど、まぁ雰囲気ね。
< 余談 >
・Tシャツ、どれもイマイチ。
UNISONICはバンドロゴがイマイチ、EDGUYはジャケットがイマイチ。
コラボTシャツもデザインが淡白すぎてイマイチ。
結局、EDGUYのジャケットがプリントされていない方を入手。(これも「カッコイイ!!」とは言い難い)
・撮影禁止なのに、写真とか動画撮ってる人、多い。後方から見てると目立ちます。
・新宿のメタルバーGODZの店員さんと遭遇。お店では黒のメタTなのに、まさかの白シャツ!
ご挨拶したら「いやー、この白シャツはドレスコード引っ掛かりますかね~」と。
ドレスコードなんてないけど、そのやりとりにホッコリ。
・現地で合流したメタラー夫妻Tさんと、品川駅付近の塚田農場って居酒屋へ。
ココは新宿でもよく使うんですがね。
店員さんに「ステラボールでライブのあとの打ち上げです!」って話してたら、こんなのを出してくれましたよ。
店員さん、メタラーでもないのにわざわざバンド&バンドロゴを調べてくれたんだぜ!
スゲー!惚れたぜ!

定番の美術館はイマイチ見たい展示会がないんですがね。
今回はちょうどライブと重なりましてね。
行ってきました。EDGUY&UNISONC ダブルヘッドライナーツアー at 品川ステラボール。
ジャーマンメタルが大好きなワタシにとっては、まさに夢の競演といえますね。
EDGUY/HELLOWEEN/GAMMA RAY/PINKCREAM69/AVANTASIA・・といったバンドたちに縁のある人たちが一斉に集うわけですから。
チケットは当日券9500円!
・・高ぇ。高ぇよ。最近のチケットは高すぎるよ。
そう考えると、LOUDPARKの14000円は良心的に感じるよ。
LOUDPARK二日間参戦を控えて、貧乏リーマンには痛い出費なのですが、これだけ魅力的な組み合わせだから・・ということでフンパツして参戦しましたよ。
さて。品川ステラボール。分かりづらいです。
が、ちょうど品川駅を下りたところでUNISONICTシャツのオッチャン(私もオッチャンですが)を発見して、ヒッソリ尾行。
で、ストレートに到着。
中は思ったよりも広いですね。名古屋のライブハウスに慣れてる身としては、「おー!」と思いましたよ。
当日券とういうこともあり、最後尾からの入場でしたが、その広さもあってか「・・ガラガラだな」と。
そういや外でダフ屋のニーチャン(広島~阪神の金本にソックリ)がフランクに話しかけてきて
金本「ニーチャン、昨日も来たの?」
ワタシ「いや、今日だけっす」
金本「昨日はガラガラでさー。今日も少ないねぇ」
ワタシ「あー、そうなんすか」
金本「たぶんね、キャパの半分くらいだったと思うよ」
ワタシ「(そんなに!)」
金本「今日も少ないよねー。あの列、見てよ。そう思うでしょ」
ワタシ「ですねぇ」
などといった会話が繰り広げられたのでした。
そして入場時にも激励(?)されまして。あそこまで友好的なダフ屋は初めてでしたよ。
で、結果的にはソコソコ埋まってきましたけどね。
そして開幕!オープニングはEDGUY!
< EDGUY >
実はEDGUYのライブは初めて(のような気がします)。
初期~中期は大好きだったのですが、トビアスがAVANTASIAにチカラを注ぐようになった頃から、音楽性がイマイチ盛り上がりに欠けてまして。
さらにはジャケットも安定の酷さになってきまして。
(ジャケットについては、初期~中期も・・と反論できないのですが・・まぁ好みの問題ですね)
そんなわけで、最新作および前作を未聴のまま参戦ですよ。
twitterで前日公演で「BABYLON」を演奏した!とのことで、「コレが聞ければ、この一曲で9500円のモトを取れる!」と期待で胸をパンパンにして臨んだ本日。
前半は最近のアルバムから固めてきたようですね。
ほとんど知らないけど、トビアスの華やかさ、バンドメンバーの結束感、コーラス、盛り上げ方・・ライブバンドだなーと感じました。
アルバムではイマイチな曲も、ライブで魅せられると素晴らしい空間を作り出してくれます。
トビアスの頭髪の進行具合が「おー、着々とドイツ伝統の頭髪になりつつあるなぁ」と嬉しいような寂しいような思いに駆られましたね。
本人も「もうすぐマイケルキスクみたいになるから」とブラックジョークをかましてました。
中盤には「SUPERHEROES」で場内は大合唱で盛り上がります。(これもそれほど好きな曲じゃないけど、まぁやっぱり盛り上がるよね)
で、この曲が演奏されたあたりで「・・もしかして、BABYLONの代わりにコレか・・」との疑念が脳裏をよぎり・・
そのまま本編が終了。
アンコールで登場したトビアスは「次は古い曲ね」「で、速い曲だよ」
会場が期待で「おーーーー!」と盛り上がる中、コールされた曲は「MYSTERIA!!!!!」
これは大好きな曲だ!もちろん、オープニングの「Ohhhhhhhhhhhh・・・・Yaaaaaa!!!!!!!」も魂をこめて絶叫させてもらいましたよ。
終始盛り上がりましたよ。
そしてラストは最近定番になってるらしい「KING OF FOOLS」。
とにかく「EDGUYはライブが楽しい」「トビアスのショーマンシップ」が鮮烈に印象に残るライブとなりました。
オーディエンスへの煽りや、掛け合いなどもしつこくない程度に適度に取り入れて盛り上げてましたね。
アルバムでは冴えない曲もライブでは実に映えておりましたよ。
もしかして、トビアスはそこまで計算して・・というのは考えすぎでしょうか。
結果として、前日演奏された「BABYLON」「VAIN GLORY OPERA」は聞くことができず。
しかも翌日の名古屋では「BABYLON」「VAIN GLORY OPERA」、さらには「FAIRYTALE」も披露されたと聞き、「・・一番残念な日に行ったのか、もしかして」という後悔の念は残りますが、それでも充分に楽しめました。
さすがトビー!AVANTASIAも見てみたいものです。
Edguy -- Mysteria
盛り上がったよ!
< UNISONIC >
LOUDPARK11以来のUNISONIC。
そのときはアルバムすら発売されていない状況、さらには震災直後、そしてさらにはカイ・ハンセン&マイケル・キスクが同じバンドの一員としてステージに立ってくれる、というスペシャリティ(AVANTASIAは例外ね)。
とにかく思い入れ補正がハンパなくて冷静でいられなかったこともあり(細かい内容は過去記事を参照してくださいね)、実質今回が初UNISONIC、とも言えるかもしれません。
ショウはニューアルバムに収録された「UNISONICらしさ」が漲る「FOR THE KINGDOM」からスタート!
ドッシリとした貫祿がついてきたマイケル・キスク。(別にデブったわけではないけど、立ち振る舞いが、ね)
相変わらずキュートな笑顔のカイ・ハンセン。(髪の毛、増えてたね。ちょっと太った?)
そしてあくまでも控えめに二人を支える、チームPINKCREAM69の面々。
このバンド、カイ&キスケのバンドのような印象になってしまっているかもしれませんが、デニス・ワードを中心としたPC69のメンバーのプロデュース力がキモだと思うのだ。
曲づくりといい、バンドパフォーマンスといい、ホントに立ち位置を理解して、ファンの望みを理解して、上手にバンドをまとめてくれている。
トビアスがマイケル・キスクを表舞台に引き戻した、と言う人もいるかもしれませんが、PLACE VANDOME時代も含めたPINKCREAM69のメンバーの貢献は大きい!
前半に「YOUR TIME HAS COME」「NEVER TOO LATE」といった煽動力のある曲を固めて、一気に盛り上がりは加速していきましたね。
・・途中、「弾切れ」といった感じで中だるみした感があったのは、まだ2枚しかリリースしていないし仕方ないでしょう。
そもそも、PLACE VANDOMEからの流れでミディアム(というか、ソフト)なチューンも多いバンドだから、HELLOWEEN的なアグレッションを終始期待するのは筋違いなのかもしれませんね。
HELLOWEENの曲では「MARCH OF TIME」「I WANT OUT」を披露。やはり盛り上がりますね。
特に「MARCH OF TIME」は守護神伝の中で指折りに好きな曲だから、分かっていたとしても嬉しかったですね。
ラストは「I WANT OUT」からの「UNISONIC」で大団円。
この曲はLOUDPARKで初披露だったにもかかわらず、2コーラス目には大合唱になっていたという非常に「分かりやすい」曲。
この曲も、チームPINKCREAM69の策略が光る、そしてキスケの歌唱が光ります。
今ではタイトルの通り、バンドの「象徴」とも言えるでしょうか。
場内の一体感が心地よいです。
EDGUYの華やかさと比べると、やや地味に映ったかもしれないUNISONIC。
しかし、マイケル・キスクを中心としたバンドの安定感と貫祿を感じるショーとなりました。
ま、個人的意見を言わせてもらえば、カイとキスケの絡み(というか、ミニコントとすら呼べる)を見ているだけで充分にシアワセ。
ありがとう、デニス・ワード。
Unisonic - March of Time - Live in Tokyo 03.09.2014
まさに見に行ってた日のライブ映像がアップされてますね。音も映像もイマイチだけど、まぁ雰囲気ね。
< 余談 >
・Tシャツ、どれもイマイチ。
UNISONICはバンドロゴがイマイチ、EDGUYはジャケットがイマイチ。
コラボTシャツもデザインが淡白すぎてイマイチ。
結局、EDGUYのジャケットがプリントされていない方を入手。(これも「カッコイイ!!」とは言い難い)
・撮影禁止なのに、写真とか動画撮ってる人、多い。後方から見てると目立ちます。
・新宿のメタルバーGODZの店員さんと遭遇。お店では黒のメタTなのに、まさかの白シャツ!
ご挨拶したら「いやー、この白シャツはドレスコード引っ掛かりますかね~」と。
ドレスコードなんてないけど、そのやりとりにホッコリ。
・現地で合流したメタラー夫妻Tさんと、品川駅付近の塚田農場って居酒屋へ。
ココは新宿でもよく使うんですがね。
店員さんに「ステラボールでライブのあとの打ち上げです!」って話してたら、こんなのを出してくれましたよ。
店員さん、メタラーでもないのにわざわざバンド&バンドロゴを調べてくれたんだぜ!
スゲー!惚れたぜ!

Posted by テン at 08:04│Comments(0)
│ライブいろいろ