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2010年07月01日

麦わら帽子

少し前の話ですけどね。

高山を南下すること一時間弱。
萩原町に新しいパン屋さんがオープンしましたよ。

パン工房 麦わら帽子



益田周辺っつーのは、ワタシの個人的嗜好では「ココに来たらココのパンを買って帰らねば」っていう吸引力のある店が少なくてですね。
以前に下呂町にあって大好きだったドイツパンの店も短命だったし・・・・。
まぁ、その地域ごとの嗜好っつーのもあるかもしれないしね。

実は、このパン屋さんのオーナーさんとはオープンに向けてまだまだ具体的に決まっていなかった頃、たまたま酒の席でご一緒することがあり、パン談議をさせて頂いたことがあってですね。
ほんの数分だったしオーナーさんは覚えてないだろうけど、パン大好きのワタシにとってパン屋のオーナーさんと、しかもオープンに向けての心意気を聴かせて頂けるってことで非常に興味深いものだった。
もうね。コーフンしてしまいましたよ。
パンも「生きてる」んだなぁ、と実感しましたよ。

パンに対する愛情。
オーナーが得意とするパン、作りたいパン。
ワタシの好きなパンの系統や県内の有名店のこと。
益田っていう風土に合ったマーケティング、品揃え。

そういった交錯する思いをどんな形にして、どんな品揃え、商品コンセプトでスタートしていくのか、凄く興味があった。

で、ドキドキしながら入店しましたよ。
奥でパンを焼いてるオーナーのイキイキとした表情が印象的でした。

品揃えは・・・まずは無難な印象ってとこでしょうか。

オープンして間もないってこともあり早い回転でパンが無くなるみたいで、ワタシが行った時には全種類制覇できるくらいの種類でした。
で、一通りのパンを買いましたよ。

焼きたてパンの香ばしいカオリ、フワッとした弾力、ほのかに残る温かさ・・・・なぜこんなに魅力的なんでしょうね。パン。

我が家での評判も上々。
目新しいわけではないけど、家族の食卓に自然に馴染むようなパン・・・って感じ。
柔和でホッとするような味、良心的な値段。

で、その「パン談議」での会話を紐解いていくとですね。
落ち着いたらきっと「次の一手」があると思うんだな。あってほしいなぁ。

その「一手」は、ワタシが大好きな系統。
その系統のパンが店頭に並んだとき、関のペイザン岐阜のグルマンを凌ぐような有名店になってくれる・・・と期待してるのだ。


  

Posted by テン at 07:02Comments(7)食記棚

2010年05月09日

母の日メタルクック



先週に続き、今週も奥様は仕事。
子供たちは公園。

っつーことで、母の日ディナーを準備中さ。

当然、BGMはメタルが鳴り放題さ。
ご近所さん、ゴメンよ。こんなご近所で。

BGMは、IN FLAMES → MASTER PLAN → DARK MOOR なう。
メタルと料理って、なんでこんなに相性がいいんだ! (思い込み)

ところで以前に秋葉原で買ったフラッシュメモリ再生機能つきスピーカーだが・・・。

・途中で一時停止
・途中で数曲前に戻る
・突然再生不能→再起動必要

ってな状態なんだが・・・仕様 ?
ま、中国製で千円以下のシロモノだから、ダマシダマシでも聞けりゃいいのさ。
メタルクッキングに一役かってるよ。
  

Posted by テン at 13:42Comments(4)食記棚

2010年05月02日

クッキングサンデー

本日は奥様が仕事。

奥様が仕事で、ワタシが休みのときはキッチンを独占できる。
午前は二日酔いでしたが、午後からはクッキングオンリーな時間を過ごしてますよ。

コドモは外で遊んでるから、メタルも聴き放題さ!
本日のBGMは FREEDOM CALL から WIG WAM へと流してますよ。

まず、ゴツゴツレーズンクッキー & サクサクブラックココアクッキー



で、バニラシフォン



そしてこれから、今夜のギョーザのタネを仕込みですよ。
ニラが特売でしたよ。
ウチのギョーザはニラとミンチのみのシンプルなのが主流ですよ。

で、コレでビールを・・・・二日酔いでも飲めちゃうんだな。コレが。
  

Posted by テン at 15:41Comments(0)食記棚

2010年03月11日

カツ丼、どっか

先週末からメチャンコ忙しい。

ブログなんて余裕は全く無いのだが、あんまり登板間隔が空くのもよくないので、調整登板的やっつけ記事の予定です。コレ。

精神的に余裕がなくて、妙なテンションで展開されるかもしれませんが、気になさらないでくださいませ。

:
:

その先週の忙しいある日。
てんやわんや東奔西走右往左往しているワタシに、お客様がカツ丼を差し入れてくれましたよ。
いわゆる「てんやもの」、とある店のカツ丼だ。

ちなみに、タイトルの「カツ丼、どっか」はですね。
「かつどんどっか」
「かつどんどつか」
・・・ちょっと回文かなと思ってタイトルにしてみました。
誰か使ってたネタだったらゴメンナサイね。
カツ丼食いながら「コレはいい!」と閃いたつもりだったのですが。
歌丸師匠に座布団取られるレベルですね。

そのカツ丼。
お客様のココロが嬉しかったし、空腹にシミジミと、でもカツ丼だから凄まじい攻撃力を伴って胃に蓄積していきましたよ。


カツ丼・・・なんだかオトナになっても「ご馳走」だ。
カツ丼を食べる前のワクワク感、どんなに空腹でも「コイツなら、なんとかしてくれる」という、少年誌野球漫画の4番バッター的というか、桜木花道的というか、そういう期待感。

皆様はどうかわからないけど、「自分なりの理想のカツ丼」みたいなのが脳裏に無いですか?

ワタシにはあるんですね。「こういうスタイルだと理想的カツ丼」ってのが。
でも、天丼とか牛丼には、そういう思い入れはないから、やっぱカツ丼ってのは特別なのだ。ワタシにとって。

まず
半熟エリアが欲しい。けど、白身だけでトロトロしてるところはイヤだ。
できれば、シッカリと混ざった状態での半熟エリアが欲しい。
が、全体的に半熟ではなく、火が通った状態のどこかに半熟エリアが控えめに存在していてほしい。

で、タマネギ
タマネギは、あんまりトロトロじゃないほうがいい。
箸で持つと、ちょっぴりクタッとするけど、噛んでみるとシャキシャキ感が残ってる。それが理想だ。

最後にカツ。
コロモは、あんまりパン粉がトンガってザクザクしてないほうがいい。時間が経つと、そのザクザクがクタクタになってクドいから。
で、肉の大きさはともかくとして、フタを開けたときに卵&タマネギに肉が隠れてしまっていると許せない。
できれば、カツの両サイドがチラリと顔を出していてほしい。
だからといって丼からハミ出るほどの無秩序も許せない。
その「チラリズム」(イマドキ言わないか)にトキメキを感じ、コロモの具合、揚げ具合を感じる。
全体像の85%をタマゴ&タマネギが覆い、残りの15%くらいがカツが「チラリ」と顔を出すってのが黄金率だ。

そして最後にカツだけが残らないように、卵だけが残らないように、ゴハンだけが残らないように・・・・慎重にバランスを考えながら攻略していくのだ。
最後の一口にゴハン&卵&カツが少しづつバランス良く残って、それをパクッと一斉に口に放り込んだときの達成感は、脳内で天使が祝福の歌を奏でているかのようだ。





で、お客様が出してくださったカツ丼ですけどね。

敢えて店の名前は出しませんけどね。

「煮込みタマネギ丼タマゴ風味、その下にカツが!」といったモノでした。

とにかくタマネギが多い!
ま、好きだからいいんですが、クタクタになるまで煮込んであるから味が濃い。タマゴの味なんてワカンナイくらい。
で、カツのコロモはいいとして、フタを開けたときにカツの存在が全く確認できない。
タマネギ軍に完全制圧されているのだ。
カツが小さくなっているというか遠慮しているというか、「いちおうカツ丼ですから、いちおういますよ、ココに。」という窓際族的ポジション。

ま、あくまで個人的嗜好に対して・・・なので気にしないでくださいね。





ってことで、ナチュラルハイな状態でダラダラと書いてみましたよ。
グルメ系ブログに慣れてないからグダグダ感満点でしたが。

またしばらくはブログをマメにアップする余裕はないかもしれないので、「つなぎの食い物ネタ」ってことで許してくださいな。
・・・なんだかんだで、どうでもいい話が長い話になったなぁ。

  

Posted by テン at 07:44Comments(5)食記棚

2010年02月26日

ルイーダの酒場

ドラクエファンなら御存じ、「ルイーダの酒場」
ドラクエシリーズでは「旅人たちが仲間をもとめて集まる出会いと別れの酒場」としてお馴染み。

この「ルイーダの酒場」が現実世界に降臨したと聞いて行ってきましたよ。六本木
実際に「出会いと別れ」があるわけではなく、ドラクエの雰囲気を再現した居酒屋ってとこでしょうかね。

今回はドラクエ知ってる人なら共感必至、知らない人には「ナニコノオタク」と敬遠必至。
お好きな方だけどうぞ。

まず場所。地図片手に行くのだが、看板を探していくと見つけにくい。
六本木のカラオケ「パセラ」の一階なので、パセラを目印にしたほうがいいと思います。
で、コレが看板。



うーん。オラ、ワクワクすっぞ!

ちなみに入店には整理券が必要で、この整理券は昼頃に配布されるらしいので、一般的社会人には到底無理なハナシ。
だから、1人なら空いてないかな~とダメモトで行ったのだが、やっぱりダメだった。
が、「次の時間帯のキャンセル待ちなら承ります」とのことだったので、ひとまず予約して時間に合わせて再チャレンジ。
すると「お客様~、ちょうど一名様キャンセルになりまして・・・運がいい!」などと水商売風トークで無事入場。

まず窓ガラスのデコレーションがイカス。



で、スタンディングでカウンター席のようなところに案内される。
その識別はこのプレート。



コレ、持って帰りたいなぁという衝動に駆られるが、最期にシッカリ回収されます。

で、店内のアナウンスで「今日はルイーダさんは休みで、ルイーダさんの弟子の私が代理です!」という女性現る。
ちなみにこの「ルイーダさんの弟子さん」、自ら本名を名乗られてて「検索してみてくださ~い」とか言ってたから、公開しちゃっていいんだろな。多分。
なんと声優さんでしたよ。
http://ameblo.jp/keiko-utsumi116/entry-10443705656.html
・・・お客一人一人に丁寧に、だけどキャラを崩さないように丁寧に話しかけてて、すげーなーと思ってましたよ。

さて。
メニューはドラゴンクエストにちなんだ名前ばかり。
中には「名前だけで、実態はフツーの食い物&飲み物」ってのも多いけど、それは言うまい。
http://www.paselabo.tv/luidas_bar/menu.html
http://www.paselabo.tv/luidas_bar/drink.html
そんな中、気になってるものをオーダー。

【街角のビール】600G
樽型ビールがドラクエの街酒場風・・・なんだろうな。多分




【ギガンテスのこんぼう】850G
コレ、ほとんどの人が頼んでましたね。ロトの紋章が無ければ、ただの肉です。
スモーキーな薫りが食欲を煽りますが・・・とにかくデカい!
若い女性も含め、ほぼ全員が肉をむしり食う様は一種異様な世界でした。




【ばくだんいわの火の玉コロッケ】700G
コロッケの周りにナッツをまぶして揚げてあります。これまたデカい!
女性スタッフが「メラ!」と呪文を唱えてコロッケ上のバターに火をつけてくれます。
そして「メガンテされないうちに召し上がってください(はぁと)」と恥ずかしげに加えて去っていくときの「オイラ悪くないのに、なんだか悪いことしちゃった」感は、メイドカフェでの「萌え萌えキュン」と通じるものがあります。




【スライム肉まん】350G
・・・肉まんです。他に表現しようのない肉まんです。コレもデカいです。





ってなわけで、食事メニューは三種だけだったんだけど、どれもデカい上にボリュームあるから、結局残しちゃったよ。
いろいろ頼むなら大人数で行ったほうが楽しいよ。きっと。
だけど大人数だと整理券取るの大変だと思うけど。

あと店内にはドラクエ関連のディスプレイもたくさんあって・・・
多分、ロトの剣? と 天空の剣? (ちがってたらゴメン)




時間入替制で、滞在は1時間15分
流れるBGMは当然ドラクエ関連。Ⅸが多かったのが残念だけど、半数以上は若い女性だったことを思えば、ドラクエⅨの一般的浸透という意味での貢献度は高かったんだろうなと実感しましたよ。

ちなみに・・・
男性一人 : ワタシ + となりに立ってた人 の2名
カップル : 3組
あと残りは全て女性グループ

一人で「メラ!」されるのはハズカシイし、ルイーダさんの弟子さんが気軽に話しかけてきてくれるのもハズカシイのだが、ドラクエファンなら行って損なし。
よくよく店内を見ると、いろいろと突っ込みたく点も多々あるけど、割り切って楽しめばそれなりにドラクエの世界に浸れますよ。

あ、ワタシは持っていかなかったけど、DSを持っていくとレアな地図を配信してくれるそうだ。
これまたほとんど全員が色とりどりのDSを開いて一喜一憂する姿は異様なものがありました。

期間限定、急げ!  

Posted by テン at 07:37Comments(7)食記棚

2010年01月18日

湖畔のパン屋

中津川市といえば、Levain d'orがお気に入りのワタシだが、もう一つ、同じ中津川市に気になるパン屋さんがある。
ずっと行きたい行きたいと思いつつ、ほとんど恵那市じゃんか!ってトコにあるから、なかなか足をのばすことが無かった。

しかも名前が難しいんだな。

Cultivateur (岐阜県中津川市阿木2664-270)




・・・読めないですよね。普通。
ちなみに「キュルティヴァトゥール」と読みます。
覚えられません。いまだに。

ちなみに「耕す人」という意味があるそうな。
「耕す人」と聞いて、ZABADAKの名曲、[HARVEST RAIN]を思い出した人はワタシだけではない・・・と思いたい。




さて、このパン屋さん。
以前、「パン屋はその佇まい、シチュエーションもワクワクの一つ」と何度か書いたことがある。

ココもいいですよ~。

阿木川湖畔(っつーか、ダム湖でしょうかね)をクネクネと登っていく。
主要道路とは言い難い、細い道をクネクネ。
地図片手に進むのだが、それらしきものがないなぁ・・・・と思うと、左手に小さな看板が。
看板あれど、店は見当たらず。
その看板が指す矢印の方向は、フツーの民家の私道のような細い道。そこをさらに登る。
クネクネ。ポツン。
ホントにポツンと佇むその店に到着した安堵、ログハウスっぽい風情。なんだかホッとします。

上記の写真は、店頭にあった名刺(っていうのかな?)のイラスト。
まさにこんな雰囲気だ。

さ、入店。



パッと見た感じではデニッシュ、おやつパンっぽいものが多い。
どちらかというと、ワタシの嗜好ではないものだ。

事前にネットで見てた「旬の野菜」のパンも見当たらない。
全体的に品数も少ない。
・・・どうやら、入店時間帯をミスったようだ。

ちょっとガッカリしてウロウロしていたら、カウンターの脇にワタシの好きなハード系パンが。
迷わず全種類購入。
あとはおやつパンっぽいのも購入。

購入数が少なかったから、あまり細かい感想は避けておこうと思いますけどね。
なんつーか、香ばしいんだな。
焼いた時のパンの香ばしさとは違う、穀物の香ばしさがストレートに伝わるような・・・。
その香ばしさがホッコリしてて、なんだか丸い味といいましょうか・・・。

次回は時間帯をズラして、再チャレンジしたいなぁ。
新緑の季節とかに行ったら、湖畔のドライブはキモチイーだろなぁ。

  

Posted by テン at 07:30Comments(0)食記棚

2009年12月08日

タビタのパン

パン好きなヒトなら、オレも行った!ワタシも行った!という方、多いと思います。

かくいうワタシも、以前開田に行った時は「和和ぱん」だけでタイムアウトだったから、行きてー!と思いながらも、方面的に「ついでに」ってワケにはいかないので、なかなかチャンスが無かったのだ。
で今回、意を決して「ヨシ!雪が降る前に行っとこ!」と思い立った。

タビタのパン(開田高原)



以前、「くうねる」というお店の話の時にも書きましたけどね。

パン屋の佇まいというかシチュエーションって、ウキウキ感ドキドキ感の一部だと思うんだよね。
細い道を登っていくと小高いところにポツン。
この、「道から逸れてクネクネ、ポツン」ってシチュエーションがイイのだ。
そこに辿り着いただけでウキウキ感が沸いてくるのだ。

タビタのパンもそのシチュエーションだ。
地図を片手に、砂利でガタゴト揺れる道を登っていく。(ウチの車にはナビがないので地図です。いまだに。)
「ホントにいいのか?コレで?」と思ったそのときに「もうすぐです。あきらめないでね」という看板が。

で、到着。
ヤギの出迎えにコドモたちは狂喜乱舞。

ついでに、カエルの看板もお出迎え。



タビタのパンは、パン屋というよりは山小屋といった趣だ。
こんな立地でも、既に7~8人の小グループが先客でパンを物色中。小さいスペース、少ない品揃えだから、「俺の分、残しとけよ。オイ、オマエ、特にソレ、残り少ないから手をつけんな。」と祈るようなキモチで先客を見つめる。

順番、来る。

ドッシリとしたパンが4~5種類くらい、クッキーっつーかスコーンっつーか、そういうのが2種類。
パン、全品購入。
スコーン、チョコとプレーン。
ムスメの「チョコチョコチョコ!」という声を無視して、プレーンを購入。
だって、プレーンの方が素朴で好きだからさ。

パンは、無骨で無愛想ながらも慈悲に満ちた・・・といった感じでしょうか。
朴訥、実直、素朴。
飾りのない温もりが伝わってくるのだ。
最近は結構パンもデコレーションされたりしてて、見た目が「うわぁ!」的パンも見かけるわけですが、ワタシはそういうパンでウキウキドキドキ感は生まれない。
純朴なパンにこそドキドキしてしまう。

子ども向けのパンが無かったので子供たちは残念そうだったけど、こういうパン屋さんには心底頑張ってほしいと思うのだ。


そういえば。
ワタシの後からきた年配の夫婦の旦那様がですね。

旦那「このパンって日持ちするの?」
店の人「そうですね、多少は大丈夫です。」
旦那「なんだ。日持ちしないって言ってくれないと、添加物が入ってるみたいで真実味がない」
店の人「いや、一部のパンは乳酸菌が入ってて、そのおかげで・・」

とか

旦那「このミルクのスコーンって、外のヤギのミルク?」
店の人「いや、ヤギはまだお乳が出ないので」
旦那「なんだ。外にヤギがいてミルクって書いてあれば期待するじゃないか」

とか。

あー!もー!ウルセー!
ゴタク並べずに買え!食え!それから述べろ!

さらにこのオッサン、帰り際には自分のポッケから古びたリンゴを取り出し、勝手にヤギの足元へポイポイ。
(手でリンゴをパキパキと割ってたから、ソレはソレですごいが)
そして「はよ食え」的な恩きせがましいセリフを吐いて、去って言ったのだ。

せっかくのウキウキ感が一気に台無しになって、気分を悪くして帰路についたのでした。

  

Posted by テン at 07:32Comments(4)食記棚

2009年11月20日

ボジョレー奇々怪々

ボジョレー・ヌーヴォー、話題ですね。

「日本は時差の関係から世界の先進国の中で最も早く解禁の時を迎える」「0時に解禁!販売!」というメディアの煽りに「ソレ、どういう優越感?」という違和感を覚えながらも・・・。

ワタシもワインが好きだから、気にはなるのだ。チーザをポリポリしながら飲もっかな~」とか。
しかも今年は「50年に1度の出来栄え」らしいぞ。

ワタシは、ワインなら赤が好きだなぁ。

重要なキーワードは「重・濃」な赤。ドッシリコッテリ、渋みでホッペがキューっとなるような赤が好きなのだ。
が、最も重要なキーワードは「安」だけどね。

それ以外のキーワードは、ハッキリ言ってワカンナイ。

ベリーだのハーブだのナッツだの。
商品説明表記の表現にいろいろあれど、飲んで「なるほど~」と思えるほど詳しくないのだ。。

「この重厚かつ芳醇でフルーティーな口当たり、程よいタンニン、初めはベリーとブラックチェリーの果樹園に迷い込んだような鮮烈な味わい、そして後から訪れるナッツとカカオの香ばしさ。香りはバラやスミレの華やかさが鼻腔をくすぐり・・・」

・・・言ってみてぇ!(by今泉)

(テキトーにキーワードを羅列して捏造してみただけなんですけどね)




最近の我が家は、スペイン南アフリカチリの赤がお気に入りだ。
基本的には1000円前後のモノだ。
1000円前後の小市民がワインを語るな! と言われるでしょう。
いいんです。分かりませんから、語りません。

この安いけどウマい赤ワインで、休日にピザだのホワイトソースだの、濃厚で高カロリーな食事を作り(渋い赤に合うからね)、食らう。
コドモたちとピザを
ボウズ「このサラミが3コ乗ってるのオレ!」
ムスメ「あ!それワタシが食べるつもりやったのに!」
ワタシ「オメーラ、皿の上が無くなってから食え!だからオレが食う!」

・・・などと取り合いながら、食らう。
月イチくらいだけど、全部手作り+安ワインで原価格安チープな晩餐だけど、ゼイタクな時間なのだ。

:
:

おっと、閑話休題。
ワタシの話はどうでもいいのだ。ボジョレーのことだ。

ワタシは基本的にフルボディのような濃いヤツが好きなので、ボジョレーを飲んでも「うーん、物足りない」と思うヒトです。
ここ数年飲んでない。
けど、「50年に1度の出来栄え」と言われると、「もしかしたら今年はいつもと違うんじゃないのか?」と過度な期待をしてしまいます。

が。ちょい待ち。

なんかこのキャッチコピーっつーかセールストークっつーか煽り文句っつーか、毎年言ってないか?

で、ちょっと調べてたら興味深い記事がありましたよ。

ボジョレー・ヌーヴォー 毎年「今年は最高!」の怪
http://news.ameba.jp/domestic/2009/11/50326.html



95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」


そして
09年「50年に1度の出来栄え」

ワインいろいろ買ってるとハズレもある。
そんな中、ボジョレーは毎年この評価だ。
ワタシが味覚音痴なだけで、実はボジョレーってスンゴイ偉大なワインなんだろか。

ところで、どの年が一番オイシイの?


  

Posted by テン at 07:31Comments(4)食記棚

2009年11月06日

ショーユだよ人生は

たこ焼きの話の時にも書いたが、ワタシはショーユ派である。

たこ焼き、ショーユ。
お好み焼き、ショーユ。
焼きそば、ショーユ。
玉子焼き&目玉焼き、ショーユ。
コロッケ、ショーユ。
カツ、ショーユ。(ポン酢も可)
ハンバーグ、ショーユ。(おろしがあると、なおヨシ)

とにかく、しょうゆを愛する。

ソースとかマヨネーズとか、なんだかイロイロと混じってる味で、「何の味なのかハッキリしなさい!」と言いたくなる。
その点、ショーユはストレートに「塩分です!成人病まっしぐらです!」って伝わってくる。
(このへんは、ワタシの主観なのでスルーしてください)

だから、しょうゆの消費量はハンパではない。
だから、結構なサイクルで購入している。

そして、塩だの砂糖だのソースだの唐がらしだのドレッシングだの、そういったモノには全くコダワリはないのであるが、ショーユだけはマズいショーユだと納得いかない。
刺身なんか、マズいショーユで食べると納得いかないどころか怒りを覚えるほどだ。
コノヤロー!
せっかくの刺身を!
こんな味にしやがって!
刺身のウマさは、半分以上はショーユのウマさだろ!と思うくらいなのだ。
大げさ?
いやいや、ショーユなしで刺身って味気ないと思うよー。
寂しいと思うよー。
あり得ないでしょー。
だから、ショーユは重要なのである。(イマイチ説得力が無いけど、いいのだ)

だから、しょうゆの購入はワタシ担当である。

まず、ラベルをチェック。
しょうゆの制作過程に詳しいわけじゃないが、とりあえず「脱脂加工大豆」の文字が見えたらアウト。除外。
あとは価格。(単純に、高いほうが美味しいかなーと思うワタシは小市民)
そして、イメージ(印象)だな。

ちょっと前までは「金笛」というブランドを使ってた。コレは結構ウマかった。
で、「金笛」が無くなって購入にいったら、取り扱いが終わってて・・・やむなく大手メーカーのを買ったのだ。

が。

コレがウマくなかった。
コレで刺身食ったら、案の定怒りが込み上げてきた。
この醤油は、煮物用に使ってます。

で、市内をイロイロと物色して、辿り着いたのがコレである。



はつかり醤油。

コレ、いいです。

今が旬のサンマの刺身を、はつかり醤油で食う。

奥様も「うーん、やっぱ違うな」と太鼓判である。

店頭のショーユの中では、高価な部類かもしれないが、全く問題ない。
むしろ素晴らしいコストパフォーマンスだと思える。

美味しいショーユがある暮らしはシアワセなのだ。

  

Posted by テン at 07:10Comments(0)食記棚

2009年11月03日

またパン屋です。ゴメンナサイ

なんだか最近パンの話ばっかだけど、許してください。ゴメンナサイ。

が、重なる時は重なるもんなのだ。
が、別に毎日パンでも飽きないからいいのだ。
朝昼晩とパンでも気にならないからいいのだ。

ってことで、今回は仕事で中津川へ行きましたよ。

中津川といえば、数年前までは「パン屋不毛の地」という印象だったけど、この店ができたおかげで中津川へ向かうタノシミができた。
・・けど、前にも書いたっけな、この店。
・・ま、忘れたからいいや。


Levain d'or ~ 小麦酵房ルヴァン・ドォル




ココも読みにくい店名だけど、覚えましたよ。

中津川と言っても、中津川インターからさらに市の外れの方へ向かったトコにある。
国道沿いの王将から、パンブティック・ピエニュの看板を横目に車で5分くらいだろうか。

なんつっても天然酵母だ。
並ぶパンには「○○酵母使用」「××酵母使用」「△△酵母使用」という文字が踊る。
なんだかこれだけでココロも踊る。

天然酵母って自宅では難しいんだよね。きっと。
なんだかジックリと熟成された酵母がパンの中でガンバってんぞ!生きてるぞ!ふっくらさせるぞ!っていうイメージがある。
だから「そーかそーか、ガンバってくれたか酵母たち。ヨシヨシ。」って愛しく思えるのだ。

が、酵母による違いが分かんない。
が、やっぱウマいのだよ。



なんつーかな、シンプルで素朴、だけど力強い。
食べた直後に衝撃的ウマさが!ってパンじゃないけど、噛みしめるとシンミリとウマいのだ。
ちなみにコドモたちは、ワタシがいろんなところで買ってきたクリームパンの中でココのが一番好きらしい。

高山から近いわけじゃないけど、ワタシは時々仕事で行くから身近な中津川市。
不毛の地から一転、いくつかパン屋が点在するようにはなってきたが、ダントツのお気に入りである。


  

Posted by テン at 08:37Comments(6)食記棚

2009年10月30日

続・美味パンin岐阜

岐阜のパン屋さん、続編である。

岐阜市のグルマンがお気に入りであることは先日書いた。
が、毎回毎回同じでもツマンナイし、新規開拓せねば! フロンティア・スピリッツなのだ!
・・・ということも常々考えているのだ。(って、そんな大げさなもんではないが)

前回岐阜へ行った時に新規開拓したパン屋はイマイチだった。(名前も忘れたけど、岐阜環状線から少し入ったトコだった気がする)

今回も、一つ狙いを定めてみた。

326~TRE DUE SEI



新しくできた「ナガラガワフレーバー」なる建物の中にある。
この「ナガラガワフレーバー」だが、和風に統一された重厚なムードで家具とか雑貨とかもあるようだ。
そのオサレな佇まいは「シックです。オトナの女性向けです。オトコ、入りづらいです」というオーラを感じる。
でも、パンが目の前にあったら気にしないもんね。
いつも、女性の行列の中にアヤしく紛れ込んでるもんね。

で、そのオサレな一角にある「326」

フツーに「みつる」って呼んじゃいそうだけど、TRE DUE SEIが正式名らしい。
とれ・どぅ・せ?
・・・なんと読むかは知らない。
知ったとしても、多分すぐ忘れるだろし。
で、我が家では「さんにーろく」と呼ぶことにした。めんどくさいから。

さ、その「さんにーろく」だ。
グルマンで大量に買い込んでからのハシゴだから、サイフのヒモはやや堅い。

店内の品揃えは、惣菜系のパン、デニッシュ系のパンが中心だろうか。
割と混み合っている。

アンチョビーのパンベーコンのフォカッチャのようなのがウマそう。購入。
他の商品も、割と凝った作りが印象的。「○○と××のホニャララ」といった枕詞がつく商品が多い。
そしてデニッシュ系は、どこかで見たことのあるような商品だ。
そう、高山の超有名店「T」に近いのだ。

シンプルなパンを愛するワタシにとっては、やや敷居が高い印象だ。
そして値段もそれなりに。

こういう系統のパン屋さん、結構多いね。
好きな人にとってはタマンナイんだと思います。
上記の「T」がお好きな方、中津川のパンブティック ピエニュあたりが好きな方ならハマるんじゃないかと。

ワタシは・・・あんまりデニッシュ系は食べないんだな。

ま、その日の夜はアンチョビーのデニッシュをツマミにして、「おぉ、コレは・・・」と思ったけど、その後のコトバが続かない、表現の難しい味でした。
  

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2009年10月29日

美味パンin岐阜

昔から、ワタシのブログを時々見てくださっている方なら、ワタシのパン好きを御存じの方もいらっしゃると思う。

そう、ワタシはパンが好きだ。大好きだ。
パンが焼ける香ばしいカホリはタマンナイ。吸引力バツグンだ。
マンガではラーメンとかウナギの店頭のニオイに釣られてフラフラと・・・ってな場面を見たりするが(イマドキは見ないか)、ワタシにとってのフラフラ入店度はパンがダントツだ。

出かける先で必ずといっていいほどパン屋さんに寄るってことも何度か記事にしている。

岐阜方面だと、関のペイザンあたりがメジャーどころですが、ワタシの一番のお気に入りはこの店だ。

GURUMAN VITAL 岐阜店



通称「グルマン」でいいのかな。
岐阜市、県庁近くのこの店。どうやら本店は垂井のようだが、ココでも品揃えは充分だ。

なんつっても、子供が喜ぶパンから、本格石釜焼きパンまで揃った幅広さがイイ。
さらに食パンに代表されるノーマルなパンもウマい。
さらにサンドウィッチもバツグンだ。
その幅広さが「浅く広く」ではなく、それぞれが本格的にウマいからウレシイ。

子供には見た目がキュートなクリームチョコのパンを。
大人は石釜焼きのハード系のパンを。
ランチの時間ならサンドウィッチを。

思わず大量に購入してしまうのだ。

この日は開店と同時に入店したせいか、残念ながら品揃えが弱かったなぁ。
それでも、前日のパンが格安でたくさん並んでたから、いろいろな種類を買い込んで得した気分だ。

石釜パンは、ハードでありながらフワフワモッチリ。
特に「モッチリ感」が噛んだ時にモチモチっつーか、ムチムチっつーか、ギニギニっつーか、とにかくシッカリしてるのだ。

さすがに何度も通ったから新鮮味は薄れたものの、出会った時の衝撃度で言えば愛知県のDASENKA(ダーシェンカ)と双璧。
岐阜市内に用事があれば必ず行くし、多少目的地が遠くても無理して足を伸ばさねば!と思ってしまうのだ。

ただ、残念なのは日曜休みなんだよな~。
日曜日にちょっとお出かけしたついでに買い物ってわけにいかないんだな。
  

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2009年10月05日

目から鱗のサンマ三昧

である。
ワタシの一番好きな季節である。

空気は冬の凛とした空気を徐々に孕み、
木々は色づき、ヒラヒラと舞い落ちた枯れ葉がカサカサと音をたて、
夕方には「秋の日は釣瓶落とし」と言われる通りに容赦なく日没の風景を迎える。

なんだか寂しくて切なくて冬に向けて憂鬱になる。
コレがなんだかセンチメンタルでイイんだな。
なんだかメタルだな!
なんだか北欧だな!
なんだかよくわからんけど、とにかく哀愁漂ってスキなんだな。

そして秋は食いもんがウマい。
・・・ま、春夏秋冬それなりにウマいものはあるんだけどね。
秋を愛するワタシとしては、とりあえず「秋がウマいのだ。とにかく」と言い切っちゃおう。

秋になり、店頭に「生さんま」という文字が踊りだすと、ココロも踊りだす。
脂ののったサンマを焼いたのも捨てがたいが、この季節はやはり「さんまの刺身」だろな!

料理は好きながらも、魚を捌くって機会は結構少ない。
けど、イカの刺身とサンマの刺身だけは、「絶対自分でやったる!」という強い信念があるのだ。なぜか。

毎年、生さんまの季節になると「さんまの三枚おろし」にチャレンジし、グダグダながらも味はウマいから納得しちゃってたんですけどね。
今年もこの季節になって、改めて調べてたら、目からウロコの捌き方を見つけたので、自分への備忘のために貼っておこう。

プロの方々から見ると邪道だとは思いますが、シロートにとってはコレはありがたいのだ!
ワタシも試したけど、簡単かつ汚れない!

これを知って、週末は毎日サンマ三昧。
ひたすら刺身にして食ってます。

YouTubeより
秋刀魚の三枚おろし(刺身用)
  

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2009年08月13日

納得いかねー!

ちょっと前の話ですけどね。

図書館で定期開催されている「おはなし会スペシャル」があってですね。
ウチは絵本が好きなので、いつも参加するんですけどね。
で、今回もワタシがムスメとボウズを連れて参加しましてですね。

読んでもらった本も楽しめたし。
紙の皿で作ったUFOも楽しかったし。
けっこう満足したんですけどね。

その中でですね。

おはなし会スペシャル恒例の「パネルシアター」がありましてね。
テーマが「たこ焼き」だったんですね。

語り手の方の進行が素晴らしかったのもあって、「今夜はたこ焼きだな。どうしても。」と思ってですね。
久々に「たこ焼き器」を引っ張りだしてきました。

といっても、単なる「たこ焼き用の鉄板」でしてね。
しかも我が家はオール電化
たこ焼きを焼くためにはカセットコンロが必要なんですね、コレが。

たこ焼き器どこだ!

カセットコンロどこだ!

ガスボンベどこだ!

タマゴ、足りねぇ!

タコ、どっかで特売してねーか!

ダシ!カツオブシ!ニボシ!


・・・・と、夕方から大騒ぎしてですね。

なんとか食えそうなシロモノにはなりました。



それなりに焦げ目もついてウマそうなんですけどね。

でも。

カタチが丸くならないんですよ。

シル入れる

タコ入れる

待つ

ひっくり返す


・・・て手順だったんですが、カタチがオワンをひっくり返したようなというか、クラゲのアタマというか、とにかくドーム型なのです。
で、その丸くない方の面(なんだかヤヤコシイな)から、タコがポロポロ落ちるのです。
味に問題はないのですが・・・

納得いかねー!!!

ちなみにワタシは基本的には「何でもショーユ派」なので、たこ焼きもショーユで食います。
ワタシ以外は全員、お好みソースで食います。

ワタシはコロッケも魚のフライもカツもお好み焼きも、場合によっては焼きそばもショーユです。

ヘンですか。
ヘンですね。


・・・おはなし会スペシャルの話が、ショーユの話になってしまった。
  

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2009年04月24日

MAISON KAYSER

前回の頑固パンに続き・・・。

東京出張の翌週は名古屋へ出張。
帰りの電車を待つ間、JRタカシマヤ地下をプラプラ。

いやー、デパ地下めぐりって楽しいですね。

で、当然のごとく足はパン屋へ向かうわけです。
で、「ん、こんな店あったけ?」と思ったのがこの店。

MAISON KAYSER ~ メゾンカイザー in タカシマヤ

パッと見た印象は「外カリ内フワ」のフランスパン系。
印象としては名駅のPAULに近いんだろうか。

実はこのPAULのパンが我が家(というか、奥様)にイマイチ評価を得られず・・・。

そうはいっても、新しい店ならば買わねばなるまい。

数人の列ができているので、並ぶ。
並んでいるのは、みんな女性。
その背後に並び、様子を伺う。

ハナシは逸れるが、パン屋さんだと女性客の方が多い。
そんな中に一人中年のオッサンがポツリ・・という切なすぎるシチュエーションもしばしば。
で、並んでいるときのアクションに困るのはワタシだけでしょうか。
一点を見つめてジッとしててもアヤシイ。
落ち着きなくしててもアヤシイ。
フツーに紛れててもアヤシイ。
とにかく存在がアヤシイ。

さてこの店、自分でトングで掴んでトレイに乗せるタイプじゃない。
口頭で注文するタイプだ。

個人的には、このタイプは好きじゃない。
やっぱり自分で選んで、掴んで、トレイが満たされていくというのもパン選びの楽しみの一環だと思うのだ。

ま、現実的には先日の「頑固パン」といい、関市の名店「ペイザン」といい、結構そういうタイプの店はある。
カウンターで全てが見渡せるくらいの規模の店ならまだいい。

しかしですね。

このメゾンカイザーはカウンターがL字型になってて、注文時に全体が見渡せない。
これはイカンと思う。

で、注文する時には後ろに人が並んでるから、ゆっくり決められない。
急かされるように「コレとコレとコレと」と目に見える範囲のパンからチョイスしていく。
で、そういった系統のパン屋さんだから、子ども向けのパンも乏しい。
子供たちよ、スマン。と思いながら、自分の好みのパンを選んだわけです。

落ち着かねー!

結果としてはですね。
PAULのときよりは好評でした。

チーズがのったヤツ、ハート型の甘めのやつ、オニオンのやつ、ベリー系のドッシリ系のやつ。
このへんがウマかった。

しかしですね。
次回はメゾンカイザーのお隣さんの店、いつも定番の「ポンパドール」に落ち着くかもしれません。
だって、自分で掴めて、子ども向けのパンも多いんだもん。

ちょっぴりオシャレな、おフランス的ムードは我が家にはフィットしないのかもしれません・・・。
そういえばタカシマヤの中の「FAUCHON」だっけ?あそこのパンも我が家では印象薄だったなぁ。
  

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2009年04月17日

頑固ぱん

とある日。
たまたま奥様が見てたテレビをワタシも横目で見てた。

ウチの奥様は柳原可奈子さんがスキだ。
その柳原可奈子さんがオススメのパン屋さんを紹介していた。

ま、いろんな番組でこういったコーナーはある。
が、大体にして東京とか大阪とか名古屋とか大都市だ。
見たからって、「ケッ!どーせイナカモンにはカンケーないハナシさ。」って思う。
どーってことはない。

けど、パン好きな我々はクギづけだった。

フムフム、ナルホド、ヘー、ウマそうだな。

でお店の紹介。ダラダラと聞いていたら、聞いたことのある駅の名前だ。
東京方面へ出張したときによく通る沿線上じゃないか!
これは次回出張時に行くしかないだろ!と鼻息を荒くしていました。

で、入院前のハナシですが、東京弾丸出張の際にようやく実現しました。

頑固ぱん(東京都中野区上高田 3-20-10)
http://www.gankopan.com/

当日は朝から、みぞれまじりの雨。駅に下りた頃にはでした。(たしか2月末くらい)
駅を降り、地図を辿る。
駅を降りて同じ方向に歩いていく女性たちを見て、「きっとみんな同じ店に行くんだ。ヤバい、急がないと」と勝手に思い込む。
歩いていく女性、全員がライバルに見えてくる。
「負けてなるものか!」と足どりは早まる。

パンの香り、鼻腔をくすぐる。近いぞ、コレは。
女性たちの後をつけていく中年サラリーマンの姿は、交番があったら「ちょっといいかな」と声を掛けられること間違いなしだ。
そんなことを考えていたら、パンの香りが薄まる。
行きすぎた。

パンの香りの源を求めて戻る。で、発見。思ったより小さい店だ。



さ、入店。
先程の個人的妄想をヨソに、お客は自分一人。店員のおねえさんが「イラッシャイマセ~」と愛想よくお出迎え。

ジックリ選ぶ。タップリ買い込む。
柳原可奈子さんオススメのチョコガナッシュも、当然お買い上げ。

全体的に値段は高めかな。
フツーにアレ、コレ、ソレと買ってたら2000円オーバー。
で、会計中に奥から「クリームパーン、焼き上がりました~」との声が。
店員のおねえさん、すかさず「クリームパン、焼き上がりました~」と相槌。
繰り返すが、お客は自分一人。
その相槌は、ステキなスマイルと共にワタシにロックオンされて向けられていることは疑う余地もない。

「・・・クリームパンもください」

断れないでしょ、このシチュエーションでは。





このクリームパン、結果的には子供たちに大好評。
他のパンもシンプル、素朴といった感じで我が家の好みにピッタリ。
普段買うには高価だけど、たまに買うんなら充分にモトをとれる味でした。
  

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2009年04月06日

朝食の憂鬱

ワタシがパンを愛するということは、以前からこのブログを覗いてくださっている方ならご存じかもしれません。
(「んなことたぁ知らねぇ」という方。このブログの右の「食記棚カテゴリ」内で時々パンのコトを書いてます。)

当然、我が家の朝食はパンが中心。
朝一番、ホームベーカリーからパンの香りが漂っているリビングに入るのはシアワセだ。
パンの香りは、みたらしだんごのショーユが焦げた香りと双璧をなす吸引力がある。

が、入院中の朝食はゴハンだ。
で、ゴハンなのに牛乳がついてくる。
この組み合わせが「ムキー!」と朝から気分がさえない一因だった。

途中から奥様に頼んで、パンを買ってきてもらった。
フツーにゴハンの朝食を「ゴチソーサマ」した後で、「さてさて、いよいよ、ボチボチ、コレですな」とパンを引っ張りだす。
一応、カロリー計算された病院食にアカラサマに反旗を翻すワケにはいかないので、小さなパンを一つ。

この小さなパン+牛乳が朝の楽しみとなった。

フワフワ、モクモクとしたパンの食感。ホットコーヒーが欲しくなるけど、一応療養中なのでカフェインはヤメトコと思って我慢。
ゴハンの横に置いてあると、あんなに小憎らしいと思えた牛乳も、パンと一緒なら一気に存在感を増す。

たかだかパンと牛乳じゃん!と思うなかれ。
パン好きなら、このキモチ分かってもらえると思うなぁ。

ちなみに退院間近になって「パン食にチェンジ可」ってことを知った。

で、切り換えたんですけどね。
「ゴハンの後にパンを追加で食べる」ほうが、なんだか楽しめました。  

Posted by テン at 07:20Comments(5)食記棚

2009年01月15日

猪木酒場?




























ナウイン池袋。…急に出張で。
三度目の猪木酒場!
…の予定が、その下の階の居酒屋に変更。
なんでやねーん!

あとはホテルで「悔しいです!」飲みかなぁ。
  

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2009年01月08日

迷わず食えよ!

先日の猪木焼酎に続き・・・

今度はこんなものを頂いた。



カレーである。
猪木カレーである。
「闘魂注入」と書いてある。
「激辛」とも書いてある。

ワタシはカレーが好きだ。しかも猪木が好きだ。

激辛だろうが、食うのがミッションだ。
「食う前に負けることを考えるヤツがいるか!バカヤロー!」と猪木が言っている。
「迷わず食えよ!食えば分かるさ!」と言っている。(ホントに裏に書いてある)

しかも猪木の「特製ポエムカード」が入っている。気になる。

開封。

ポエムカード、ポエムカード・・・・・あった!
・・ノーコメントにしとこ。

さて、熱湯で5分。完成。

鼻腔を突き刺す香辛料の香り、いかにも!なレンガ色のカレー。
ハバネロの辛さ、フルーツの甘味・・らしい。

食す。

たしかに辛い。チリチリヒリヒリした辛さはハバネロならでは。
けど、口に投入した直後は甘味もあり、その後辛さが訪れ、最後はマイルドな印象すらある。
イケる。イケるよ、猪木カレー。

ハフハフ、ハヒハヒと身悶えしながら完食。

けっこうクセになるかもしれません。
が、どこで買えるんだ、コレ?
  

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2008年12月24日

サンタ用クッキー

今夜はクリスマスイブ。
子供たちは「今日の夜、寝てるときにサンタさんが・・・」とソワソワ。

で、本当ならクリスマスイブにクリスマス会的なゴチソウを用意するといいのだが・・

なにしろ共働きの夫婦としては、そんな時間に間に合うかどうかすらアヤシイ。
ま、ケーキだけは今夜食べる予定だけど。

そこで、祝日だった昨晩に「プチクリスマス会」的なものを催した。

祝日だから、メシの準備は当然ワタシの仕事だ。

まずは「サンタさんにあげる」というクッキーを焼く。
ま、クッキーは混ぜる捏ねる型抜きする焼くという単純なものだけど、「型抜き」のところで子供が喜ぶ。
思ったより生地が柔らかくて、途中で挫折することもあったが、ひとまず完成。
お菓子作りの過程でよく出てくる「サックリ混ぜる」ってとこの混ぜ具合にいつも戸惑うんだな。
そのせいで柔らかかったんだな。きっと。

結果、焼き色バラバラ。




我が家では毎年、サンタさん用にクッキーを焼くのだが、これは多分この本の影響だ。

ふゆのよるのおくりもの / 芭蕉みどり 作



ムスメが大好きだった本だ。
今も図書館へ行くと、たまに引っ張りだしてくる。

ムスメ「クッキーと一緒に牛乳かな。」
ボウズ「オトナなんやで、コーヒーやろ。」
ムスメ「じゃ、コーヒー牛乳にしよう!」

・・と、サンタさんにあげる飲み物の打ち合わせも子供たちで進んでいく。

クッキーも焼き上がり、あとは夕食の準備。
子供たちは「骨がついた肉が食いたい」というギャートルズのような希望を言っていた。
で。

・骨つき肉をから揚げ風に焼いたヤツ
・イカとアサリが入った、野菜タップリトマトスープとトマト煮込みの中間くらいのヤツ
・焼いたジャガイモを顔にして、ハムを帽子にして、とろけるチーズをヒゲにしたサンタの顔っぽいもの
・クッキーで使った型抜きでジャガイモやニンジンを抜いてバターで焼いたヤツ
・セロリのマリネ風浅漬け(オトナのツマミ)


・・という、名前もないようなものがいくつか出来上がった。
写真は・・割愛。見た目はいいものではない。

ボウズはサンタの顔など関係なく崩して食うし。
ムスメは肉を最後の最後まで残しておいて、デザートの後に肉食ってるし。
いつも通りテンヤワンヤの晩餐はすぎていく。

オトナはセロリをポリポリしながらビールをグビグビ。
最近のワタシはセロリ好きだ。関係ないが。
  

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