ヘビメタパパの書斎 › 2012年04月

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2012年04月27日

それぞれの春、その2

さて、それぞれの春。
こないだのムスメに続き、次はボウズだ。

ボウズは今年2年生になった。
と言っても、ウチは2月生まれだから、4月生まれの同級生とかから見れば、ようやく1年生になったようなレベルだ。

カラダも精神も幼い。
が、「自分は他の子と比べると小さい」ってことを自覚しているようだし、それを受け止めようとしているところはリッパだと思う。

クラス変えでは、ムスメと逆に一年生の時にクラスで仲良くしてた友達や「〇〇と一緒になりたい!」って子とあまり一緒にならなかった。
まぁ、意外な「へー、あの子と一緒かぁ」ってのはあったりしたが。

それでも「まぁ、しゃーないな」と受け止めている。
ムスメのネチネチと尾を引くのとは大違いで、わりとサバサバしている。

こういうところを奥様が見ると「分かりやすくていいわー」ということで、好感度が上がる。
そしてさらにボウズと奥様が仲良くなる、というカラクリのようだ。

このサバサバ感。いい面とイクナイ面がある。

いい面としては上述した通りだ。
何かヤなことがあったり、友達とケンカしたり、泣いたりしても、しばらくすると何事もなかったかのようにフツーに過ごしてる。

イクナイ面としては、「人は人、自分は自分」って思いになっちゃうことだ。
友達が野球やってて、自分があまり上手じゃなくて仲間に入れなくても「じゃ、オレはいいや」
自転車も友達がどんどん乗れるようになっても「別にオレは走るでいいや」って感じだったな。
友達と遊んでて、ちょっとはぐれたりすると探しに行くのではなく「おらんくなったで、あとはウチで遊ぶ」と切り替える。
なんつーか、執着心が薄いんだな。

まぁ、どんな性格でも良し悪しはあるだろうし、これがボウズの個性なんだろう、と思う。

最近はワンピースにハマっているようだ。
数分でも時間があれば単行本を引っ張りだして読んでいる。
もう何度も何度も1巻からループして読んでて、よく飽きないもんだ、と思う。
まぁ、そのワンピースの話題がトーチャンとのコミュケーションツールにもなってるから(奥様は興味ナシ)、それはそれでヨシとしよう。
悪魔の実とか人物の相関関係とかストーリーとか、何を聞いてもカンペキだ。
・・・そのエネルギーを九九とかに注げよ・・・と思うわけだが、それは言うまい。

そして最近の困りごとといえば、急に怖がりになったことだ。

以前は逆に、ムスメよりも一人で平気だった。
一人でトイレ、一人で勉強、一人で翌日の準備、一人で留守番・・・持ち前のサバサバ感で「ん?別に?大丈夫やよ?なんで?」だった。

が、テレビで恐怖のツボに入ったのが、立て続けに2つ続いたらしい。

一つは、とあるバラエティで小さな子供に「ドラキュラ」でドッキリさせる、ってやつ。
その「ドラキュラ」が激しく怖かったらしい。
そしてもう一つは、過去の仮面ライダーを振り返る、的な番組で、初期ショッカーが一般人を襲って、襲われた人の顔が真っ白になってしまう、ってヤツだったそうな。
その真っ白な顔、そのショッカーがツボったらしい。

その2つがあってから、ちょっとしたことがコワくなっている。

いろいろ付き添いがいるから、ワタシも奥様もムスメもウンザリなのだが、ワタシも小さい頃にフとしたことから怖くなったことがあった。
それがあるから、できるだけ「んなもん一人でやれよ!」ではなく、適当に勇気を与えつつ「今日はこれだけガンバレ!」と少しづづ乗り越えるように仕向けている。

こういったことがあるからか、ムスメとは逆に最近はトーチャンっ子になりつつある。

世の中、こうしてバランスがとれていくもんなんだなーと実感するわけである。


  

Posted by テン at 07:29Comments(0)子供たち棚

2012年04月23日

それぞれの春

4月を迎え、ウチのコドモたちもそれぞれ一つオトナへの階段を登った。
自分は毎年コンスタントかつ地味に歳を重ねてるのに、コドモたちの「一年」の重みを感じる時期でもある。

ってことで、その記憶を留めておくために最近の様子なんぞを記してみようと・・・
「オメーんちのチビの話なんざぁ興味ねーんだから、公共の場に載せんなや!」と、憤りの方などいらっしゃれば、スルー推奨で・・・。





今年4年生になったムスメ。

このブログを始めたときは年小だったっけ?
まぁ、なんだかんだでブログも長いもんだなと節目節目で感じさせてくれるのはムスメの成長があるからだ。

クラス替えでは、あの子やあの子やあの子や・・・と、サプライズ的にいい振り分けになったようだ。
3年生のときに仲良しだった2人のうち1人とは別れたようだが、それでも他が補って余りあるほどだった。

精神的にはディズニーシーのときにも書いたけど、なかなか難しい時期に来ているのは間違いないようだ。

まず、外ではトーチャンとの絡みをイヤがるようになってきた。
今まではボウズと奥様を家に留守番させて一緒に買い物、とかだとウキウキでついてきたのに、それを微妙にイヤがるようになってきた。
先日の高山祭でも「おかーさんと行きたい」と言ってたな。

でも、家の中では「だっこ、おんぶ」、寝るときも「一緒に寝よ」、お風呂も「おとーさんと二人で入りたい」・・・と言ってくれてはいるので、本心からキラいになったわけではなさそうなので、そこは一安心・・・なんだろう、きっと。

根本の思いとしては、「みんなおかーさんと一緒なのに、ウチだけおとーさんと一緒なのが恥ずかしい」ってことらしい。
オトナとしては「んなもなぁ、ヨソはヨソ、ウチはウチやさ」と思うわけだが、ワタシが「んなもなぁ・・・」まで言ったところで

「ヨソはヨソ、ウチはウチやろ!分かっとるさ!」と遮るようにピシャリ。

奥様曰く「ワタシもある年齢からお父さんと一緒なのイヤになったで、分かるわ」と。

そうか、そういう時期なんだな。
着実にオトナになろうとしているけど、まだどこかコドモ、そんな微妙なコトナ(前田日明氏の名言)なんだな。

これからいよいよ「女の子」になる日が来たり、いろいろなオトナの情報が耳に入ることもあるだろう。
そんなとき、やっぱりトーチャンではオンナノコの事情はワカンネーのだ。
だから、このくらいでいいと思うんだ、最近。

・・・けど、外で手をつないで歩いたりしなくなったのは、チト寂しかったりする。ぐぬぬ。

最近の悩みとしては、とにかく集中力および落ち着きがないってことだ。
朝、起きてきて着替えに30分。
ゴハンに30分。
トイレに10分。
そんなこともザラだ。
休みの日なんか、パジャマのままで昼までとか。
「はよ着替えんかい!」といっても「あとで」「今、〇〇やっとるとこ」とサラリ。

夜の宿題も、たいしたことないものでもダラダラユルユルと1~2時間かけたり。
「まだやっとるんかよ!」と言っても
「まぁまぁ。これがワタシのペースなんやさ。しゃーないろ。おとーさんに似たんやで」(このあたり、まるちゃんの声で再生してください)
と、まったく気にしていない。
自分の性格を勝手に理解し、勝手に自己評価し、勝手に正当化してるのだ。


まぁ、上級生になって環境が変わって来れば、そのあたりの考え方も変わってくる・・・んだろか。


・・・おっと、ボウズの話も書きたかったが、長くなったので次回にしとこう。
  

Posted by テン at 07:37Comments(0)子供たち棚

2012年04月16日

ニッポン人のメロディ

ニッポン人が好むメロディ、ってのがある。
海外のバンドでも「これは日本人好みだな!」って直感的に感じる曲も多い。

けど、やっぱりニッポン人の琴線に触れるメロディは、ニッポン人が一番よく分かってるのだ。

MINSTRELIX [TALES OF HISTORIA]



大阪を拠点に活動する、ドラマティック&メロディアス&スピード&パワーメタルバンド。
まぁ、とにかく「その手」の音楽を追求しているのだ。
まぁ、ジャケットも「その手」なのだ。
だから、「その手」のファンはタマランのだ。

もともと、インディーズ時代のデモ音源 [Thirst for...]で、いかにもB級臭、しかし圧倒的殺傷力のあるメロディで「何者だよ!」とザワついていたわけですが・・・
ザワついてないですか。
まぁ、ザワついていたものとして話を進めます。



だいたいこういったキラーチューンを初期に生み出すと、それと比較されてしまって鳴かず飛ばずになってしまうことも多々あるわけで。

が、ここからがMINSTRELIXは違った。

ヴォーカルのレオ・フィガロ(日本人ね)が脱退。

女性ヴォーカルを加入し、[Thirst for...]をセルフカバー。

ファン「・・・・」

レオ・フィガロ、復帰。

復帰後のミニアルバムで、[Thirst for...]と肩を並べる名曲[Erzsebet]を生み出す。

・・・と、波瀾万丈ながらも、ファンの想像を越えるレベルで邁進してくれている。
そんな彼らの、レオ・フィガロ復帰後最初のアルバムだ。

全体的印象は、もう一点の曇りもない、MINSTRELIXらしさが満ちたアルバムだな、と。
劇的。
疾走。
泣き。
クラシカル。
そして適度にB級。
こういったキーワードに弱い人なら一撃でしょう。

美しく繊細なインスト[Legend Eve Origin]→続く[The Goddess]でドカーンと疾走。これも黄金パターンですね。
さらに続く[Gratia]は、「あぁ、STRATOVAIUSが好きなんだなー。ストラトだと、ここからこうなって・・・おぉ、期待通りの展開!」という、初期~中期ストラトファンならDNAに埋め込まれた記憶が蘇ることでしょう。

他にもYNGWIEっぽいとか、SYMPHONY Xっぽいとか、いろいろ想起する場面はあるのですが、いいんです。
あくまでも、そういったものがベースにはなっていますが、それを日本人流解釈で、さらに劇的に仕上げていく。それがミンストクオリティ。

レオ・フィガロのヴォーカルは、良くも悪くもB級臭を感じさせてくれます。
ハイトーンの伸びの美しさは今更述べる必要もありません。
低音域・中音域での声が個人的にはもう一つ・・・と思うところはありますが、これは好みであり個人の感性だから許してちょうだい。

上手い、下手、そういう議論は関係なく X の声がTOSHIであったように、MINSTRELIXの声はレオなんだな、と実感します。

正直なところ、上述の神曲たちに迫るような曲はない。
が、それは贅沢な話だ。
充分に国産メロディックパワーメタルの魅力を伝えてくれる。

お茶の間で爆発的に売れるようなバンドではないかもしれないけど、「こういう音楽が好きなファンに、こういう音楽が好きな俺たちが、こういう音楽を提供していきたい」って心意気が感じられるからこそ、応援したいのだ。

そして以前、東京で行われた MINSTRELIX / LIGHT BRINGER / DRAGON GUARDIAN のライブ「伝説に残る夜だった」と言われるくらいに頑張ってほしいものだ。


サンプル(クロスフェード)しかなかったよ・・・雰囲気だけでも伝われば幸いであります。


  

Posted by テン at 07:30Comments(0)M