ヘビメタパパの書斎 › 2013年07月

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2013年07月25日

伯爵降臨(予定)

秋のメタルの祭典、LOUDPARK13
第二弾がアナウンスされ、その中には彼の名前が!

Yngwie Malmsteen [ECLIPSE]



「俺は貴族だ。正確には伯爵だ」
「俺の音楽が分からない奴等はクズ」
「俺はルックスは悪くない。金持ちだし、有名だ。」


などといった饒舌ぶりには枚挙に暇が無いインギー。
なんだか最近はこういった言動ばかりクローズアップされて、やや「ネタ要員」感が漂ったりしてるわけですが、このジャンルでは孤高のオリジネーターであり、圧倒的テクニックを誇るギターも含めて、ビッグアーティストであることは誰もが認めるところでしょう。

・・なんだか最近は体つきもビッグになってきて
「ラウドパークというよりラウドポーク」
「いや、ラードパークだろ」
「いやいや、むしろラードポークで」

などと揶揄されてしまう始末。

ですが・・私にとって非常に大きな存在であることに間違いはありません。
とはいえ、こういったフェスに参戦というのは、なんだか意外な気がします。
「オレが!オレが!」ってタイプだからさ。フェスの順番とかスンゴク気にしそうなんですよね。イメージ的に。

・・おっと、肝心の音楽の話から外れていってしまいましたね。

このアルバムは1990年リリース、バンド名義はともかくとしてソロ(バンド)として5枚目ですかね。
一般的知名度ではオリコン一位を手にした[Fire And Ice]でしょうか。
そして個人的には[The Seventh Sign]が名盤だと思います。

そしてこのアルバムは私とインギーの出会いのアルバム。
そういった意味ではとてもとても大事なアルバムだ。
ジャケットの美しさも秀逸。

ピロピロと奏でられる、存在感バツグンのギター。
当時、「様式美」という言葉も知らなかった私の中で「これはタマラン!」と衝撃を受けた、美しい世界感。
伸びやかなハイトーンヴォーカル。
もともと(いや、現在も)こういったスタイルを愛するワタシが一気に引き込まれていくのに時間はかかりませんでした。

現在でも名曲として列挙されるであろう[Motherless Child][Demon Driver]
特に[Motherless Child]の疾走感とキラキラ感は突出したものがあり、インギーの歴史の中でもナンバーワンに挙げる人もいるのではないでしょうか。
ヘヴィながらも崇高メロディの[Devil in Disguise][Judas]あたりも印象深い。
終盤に配置された[See You in Hell (Don't Be Late)]は、やや軽快なドライヴ感を伴った佳曲。

今にして思えば、ヴォーカルのヨラン・エドマンは「・・無理してんなぁ。」という痛々しさを感じる場面も多々ありますが、奮闘してくれていると思います。
ま、インギーにとってはヴォーカルも「楽器のひとつ」「消耗品」でしょうから、いくらか無理していたんじゃないかなとは思いますね。

[Trilogy](これも名作)でソロとしてのスタイルを構築するヒントをつかみ、
[Odyssey](これも名作)でジョー・リン・ターナーとの共演することで新しい世界を拓きつつ自分の足元を見つめなおし、
そしてこのアルバムでは、その両方を経て、彼の一つの到達点であり理想形といえるアルバムかもしれません。

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ハッキリ言ってしまうと、イングヴェイのライブは今までのライブの中でも指折りで残念なライブだった。
今までのワーストライブは?と言われると、わりと早いほうで出てくる名前だと思う。

それはセットリスト、そしてギターキッズにはタマランと思いますがワタシのような楽器シロートには長すぎるソロパート。
そういったところに起因していると思う。

今回は良くも悪くもフェスということで時間は限られてくる。
その中で、どういったセットリスト&時間配分にしてくるのか、非常に興味深いところだ。

いくらライヴでガッカリしようが、やっぱりその音楽性と存在感は大好きだ。
だから、今回のステージも期待してしまう。

・・残念ながら、現在のヴォーカルが誰なのかすら知らない状況ですがね。

数多く抱える名曲たちを矢継ぎ早に繰り出し、圧倒的パフォーマンスで「ラードポーク(笑)」「豚貴族(笑)」などと揶揄している人たちを黙らせてほしいものだ。
・・きっと、そうやって言ってる人たちもインギー大好きな人たちだと思うんですけどね。きっと。


Motherless Child - Yngwie Malmsteen




  

Posted by テン at 07:29Comments(2)Y

2013年07月17日

ムスメ、11歳になる

先日、ムスメが誕生日を迎えまして・・

なんと、11歳だそうですよ。
まぁ、五年生ですから当然なんですけどね。

人それぞれ、「節目」と感じる年齢ってのがあると思う。
ワタシが自分自身で「節目」と思ったのは24歳のときと32歳のとき。
なぜかは分かりませぬ。なんだか「あー、ここまで来たか(来ちゃったか)」という思いが凄く強かった年齢だ。

そして子供については12歳というのが大きな節目であると思っている。
たぶん、小学生から中学生になる、思春期が始まる。そういった印象が強いからだろうと思う。

11歳ということは、来年は12歳だ。(あたりまえ)
その(個人的に)大きな節目が近づいてきているということに、なんだか重みを感じる誕生日になりました。

このブログを始めたときは、ムスメは4歳
4歳のムスメが11歳になった。
・・なんだかんだで長いね。
こうして記録と足跡を刻んでいけるってことは、細々とした更新でも続けてる意味があるような気がします。

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今年の誕生日周辺は、いろいろ忙しく、そして感慨深いものとなりました。

誕生日の前々日には、大切な仲間の結婚式で号泣。
誕生日の前日には、母の一周忌。もう一年になるのだ。

そして誕生日当日。

ムスメのリクエストで水族館へ行ってきましたよ。
早朝5時前からサンドウィッチを作り、朝ゴハンとして車の中で食べる。
(どうやらコレが「お出かけ気分!」を増幅するらしく、子供たちは車中朝食が大好きなのだ)
そして水族館を満喫。

夕方には戻ってきて、アイスクリームケーキを購入。

夕食はパスタパ。(パスタパーティー)
子供たちは「○○パーティー」ってのが大好きだ。
要するに、いくつかの皿を並べて、好きなものを好きなだけ取れや!ってスタイルですね。
パスタパーティーの場合は、複数の大皿パスタがテーブルに並ぶわけです。

ムスメも「すげー楽しい誕生日やった!」と喜んでましたよ。
そりゃそうだろ。どんだけカネ使ったと思ってんだよ。


が、いまだに誕生日のプレゼントが決まってないんですがね。

じいちゃん&ばあちゃんからもらったお金は、ももクロのDVDになるようだ。
とーちゃん&かーちゃんからは、防水カメラか、ウォークマンか、ポータブルDVDプレイヤーか・・・といったところが候補らしい。
「どうしよう、どうしよう、おとーさん、どうしたらいいと思う?」と言って全く決められない・・・というのも、非常にムスメらしいと思う。




幼い頃はトーチャンに似て人見知りが激しく心配したものだが、最近は随分明るくなった。
これまたトーチャンに似て、調子に乗りすぎるところが玉にキズ。
あとは朝の準備とかがダラダラしすぎてるところも玉にキズ。
あとは・・ま、いろいろあるけど、ワタシ自身が人に言えるほどリッパじゃないから、しゃーないわな。

友達関係では、最近難しいこともたくさんあると聞いている。
これからもっとフクザツな人間関係に巻き込まれていくことだろうと思う。

いまのままでいい。
調子に乗りすぎてバカっぽいところも含めて、いまのまま育ってほしい。
家族を燦々と明るい表情&明るい声で照らしてくれるムスメに感謝。

食い過ぎに注意して、明るく元気に育ってほしいものだ。

  

Posted by テン at 07:50Comments(2)子供たち棚

2013年07月08日

鋼鉄の宴、始動

さて、毎年秋に開催されるメタルの祭典、LOUDPARK。
今年も第一弾ラインナップが発表されましたね。

LOUDPARK13 第一弾!

STONE TEMPLE PILOTS with Chester Bennington
KING DIAMOND
EUROPE
STRATOVARIUS
LAST IN LINE
TRIVIUM
SPIRITUAL BEGGARS
BEHEMOTH
THERION
AMORPHIS
LORDI
DEVIN TOWNSEND PROJECT
BRING ME THE HORIZON
Crossfaith
ENFORCER
BREAKING ARROWS


まずは16組がアナウンスされました。
わりとコアなところを突いてきたな、という印象ですね。
「万人受け」という感じではありません。
・・ま、メタル自体が「万人受け」というジャンルじゃないんですけどね。

STONE TEMPLE PILOTSがヘッドライナーになりそうですね。
過去のMARILYN MANSON、SLIPKNOT、KORN、LIMP BIZKIT、といった流れを思えば妥当なところでしょう。
好き嫌いは別にして、仕方ないかなー、という思いです。

個人的目玉としては
・過去の名曲で大合唱、EUROPE
・メロスピ枠で選曲も良さげな、STRATOVARIUS
・若手(中堅?)の旗手、盛り上がり必至の、TRIVIUM
このあたりでしょうか。

DEVIN TOWNSENDSTRAPPING YOUNG LADの頃に少し好きだったので気になるところ。
LORDIも楽しいでしょう。
ENFORCERはオープニングアクトに最適な熱さを見せてくれるでしょう。

THERION、AMORPHISあたりは数枚聞いたものの、ライブがどうなるか想像が難しい。
KING DIAMOND、BEHEMOTHあたりは好きな人には待望の、というか、奇跡的なラインナップなのではないでしょうか。

今回は12バンド×2日間、計24バンドの予定。
ってことは、残りは8組ですかね。

フィンフェスで一番人気になったらラウパ出演!で、確定っぽい、MOKOMA
STONE TEMPLE PILOTS & EUROPE とツアーしてるらしい、SOILWORK
あとはジャパメタ枠であと1組

そうするとあとは5組になってしまいますね。

正直、今までの中では一番ココロがトキメかないラインナップです。今のところ。
・・とはいえ、行くんですけどね。えぇ。
行けば楽しいからね、きっと。

現ラインナップだと、TRIVIUMとSTRATOVARIUSが一緒の日だといいなぁと思います。
プラス、ENFORCER、LORDIあたり。

たぶん、STONE TEMPLE PILOTS + EUROPE (+ SOILWORK)は固まると思うので、ストラトとは別の日になりそうな。

残り3カ月ほど。
追加バンドに期待してますよ。えぇ。


ENFORCER - Mesmerized By Fire

  

Posted by テン at 07:16Comments(0)LOUDPARK13

2013年07月04日

シンデレラ、その後。

ワタシと年代が近い人で多少洋楽を齧った人なら、「シンデレラ」という名前を聞いて「おっ!」と思って頂けるかもしれない。
世間的にはパッと咲いて、パッと散った、という印象かもしれない。

さて、そのシンデレラの中心人物だった彼がソロアルバムをリリースしましたよ。

TOM KEIFER [ THE WAY LIFE GOES ]




「BON JOVIの弟分」的な位置づけで、華やかにデビューを果たしたCINDERELLA
1stアルバムのリリースは1986年ですね。
それから合計4枚のアルバムをリリースしましたが音沙汰がすっかり途絶えてました。
そして今年、満を持してバンドのフロントマンであるトム・キーファー「あの声」を引っさげて戻ってきました。

デビューアルバムであった[NIGHT SONGS]は、80年代当時の典型的サウンドを具現化してヒット。
冒頭の「おっ!」と思った人は、おそらくこの頃のイメージでしょう。

実は個人的にはこのアルバムはそれほどピンと来なかったし、今でもそれほど好きなアルバムではありません。
彼らの魅力は、2ndアルバム以降で如実に現れるブルーズへの傾倒、そしてトムのハスキーでザラついていながらも情感を振り絞るヴォーカルにあると思うのです。

基本的に、ワタシはキラキラドコドコと疾走するスピードメタル、キラキラとした北欧メタルをこよなく愛します。
が、こういったブルージーなサウンドでツボに入ると、これまた堪らないのだ。
Guns 'N Rosesのときにも「[Appetite For Destruction]よりも[Use Your Illusion]が好き!」と書いた気がするが、こういったサウンドに弱いのだ。

CINDERELLAは、その代表格だ。
このトム・キーファーのアルバムは、その路線を継承して失った数年間を埋めてくれる。

乾いたサウンド、ブルージーなギター、そしてトムのヴォーカル。
まさに思い描いていた通りの姿です。
全体的には、名作である2nd/3rdと比べるて、さらに肩の力が抜けている印象ですね。
そして、何かキーワードに縛られることなく、自由奔放に表現したいことを表現した姿であるなぁと感じます。
4thアルバムでは力強さが漲っていましたが、それと同一のベクトルながらも、ソロならではの趣を味わえるアルバムなのではないでしょうか。
トムのヴォーカルも、無理せず自然に歌っているように感じます。

ヘヴィメタルの期待する「刺激」は少ないかもしれません。
過去のCINDERELLAのアルバムと比べると地味かもしれません。

が、ココロの中を乾いた風が吹き抜けて、何か鬱積したものをサラサラと払っていくような心地よさは、まさに彼らが持ち合わせていた魅力。
2nd以降のCINDERELLAが好きな人なら、是非手にとってほしいアルバムです。

Tom Keifer - A Different Light



  

Posted by テン at 07:25Comments(0)T