ヘビメタパパの書斎 › 2016年07月
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2016年07月06日
栄華の幻影
鮮烈に焼きついたイメージを払拭するのは大変なことだ。
彼らもデビュー当時の印象が拭われるまま、不当な評価をされていた感がある。
NELSON [THE SILENCE IS BROKEN]
アメリカ出身。
マシュー&ガナー、二人のイケメンブラザーズ。
この作品は4th。リリースは1997年‥もう20年かぁ。
当時のメタルファン、いや、洋楽ファンでも「ネルソン」といえば美形の二人の表情が思い浮かぶのではないでしょうか。
キャッチー。
メロディアス。
美形。
爽やか。
その印象をそのままに、日本でも焼酎「純」のCMに出演するなど、デビュー当時にして栄華の頂点、という華やかさがありました。
が。
この印象が良くも悪くも彼らの足枷となった気がします。
1stアルバムに続いて準備していた[IMAGINATOR]が「イメージと違う」ということでお蔵入り。
改めて、2ndとしてイメージを尊重した[BECAUSE THEY CAN]をリリースするも、漂う「二番煎じ」感。
その後、お蔵入りとなっていた[IMAGINATOR]を3rdアルバムとしてリリースするも、やはり1stとのギャップで印象は良くなかったようで‥
この頃から「なんだかかわいそうな、不運な人たち」という印象が浮き彫りに。
そして、続いてリリースされたのが、このアルバム。
なんだか2nd以降は残念な印象のように書いてしまいましたが、それぞれ良質なのだ。
2ndの甘さ。
3rdのヘヴィながらも充実のメロディ。
あくまでも「AFTER THA RAINのNELSON」という印象と比較しての「‥うーん」感なのだが、これが思った以上に重かった。
が、この4thでは吹っ切れたかのような素晴らしさが戻ってきています。
いや、戻ってきているというのは適切ではないかもしれません。
自然体で、1stの華やかさ、2ndの甘さ、3rdのソリッド感をうまく継承し、NELSONらしさを保ちつつ、新しい一歩を踏み出したかのような信念を感じます。
アメリカンハードテイストに満ちたリフに導かれて、アダルティなムードのドライヴ感が心地よい[GHOSTDANCE]。
オープニングから「これは今までと違う!」という期待感。
かと思えば一転、キャッチーで華やかな[SAY IT ISN'T SO]へ。まさにNELSONに期待するメロディです。
[YOU TALK TOO MUCH]もその路線。実に爽やか。
穏やかに始まり、ダイナミックなサビを迎えるタイトル曲[THE SILENCE IS BROKEN]。
このスケールと組み立ては今までに無かったタイプ。
この曲を評価できるかどうかで、このアルバムの評価は分かれるでしょうか。
私にとっては「この曲こそが、このアルバムのハイライト」というくらいインパクトが強い。
[L.O.V.E ME NOT]もザクザクとしたリフ、コーラスの入り方など、若干硬派路線。
[RUNNING OUT OF TIME][TEARS OF PAIN]は欧州風味が漂うと言えるような哀愁路線。
このアルバム、前半と後半でずいぶん印象が異なります。
そしてラストを飾る美しい[LOVE ME TODAY PART 2]。
終わり良ければ全てよし‥という言葉が脳裏をよぎる、完璧すぎるラストです。
そしてこの劇的なラストの最後に隠されたシークレットチューン‥楽しげな子供たちの歌声。
なんと、マシュー&ガナーが10歳のときに録音したという曲。
これがまたいいムード!そして上手い!
冒頭に書いた通り、NELSONといえば1stの印象が強く、最後の最後までその幻影につきまとわれた感がある。
いろいろな思惑、戦略などでゴタゴタした2nd、3rd(この二枚も悪くないのだ)。
そしてこの4th。
もし1stアルバムだけは聞いたことがあって、「あー、ネルソン、懐かしいねー」と思った方がいらっしゃったら、まずこの4thを手にとってみてはどうでしょうか。
期待通りの姿。
意外な姿。
そしてやはり(見た目も音も)美しいなー‥と思って頂けると思います。
Nelson / Ghostdance 他にもっと聞いてほしい曲があるのに、コレしか無かった‥。
彼らもデビュー当時の印象が拭われるまま、不当な評価をされていた感がある。
NELSON [THE SILENCE IS BROKEN]
アメリカ出身。
マシュー&ガナー、二人のイケメンブラザーズ。
この作品は4th。リリースは1997年‥もう20年かぁ。
当時のメタルファン、いや、洋楽ファンでも「ネルソン」といえば美形の二人の表情が思い浮かぶのではないでしょうか。
キャッチー。
メロディアス。
美形。
爽やか。
その印象をそのままに、日本でも焼酎「純」のCMに出演するなど、デビュー当時にして栄華の頂点、という華やかさがありました。
が。
この印象が良くも悪くも彼らの足枷となった気がします。
1stアルバムに続いて準備していた[IMAGINATOR]が「イメージと違う」ということでお蔵入り。
改めて、2ndとしてイメージを尊重した[BECAUSE THEY CAN]をリリースするも、漂う「二番煎じ」感。
その後、お蔵入りとなっていた[IMAGINATOR]を3rdアルバムとしてリリースするも、やはり1stとのギャップで印象は良くなかったようで‥
この頃から「なんだかかわいそうな、不運な人たち」という印象が浮き彫りに。
そして、続いてリリースされたのが、このアルバム。
なんだか2nd以降は残念な印象のように書いてしまいましたが、それぞれ良質なのだ。
2ndの甘さ。
3rdのヘヴィながらも充実のメロディ。
あくまでも「AFTER THA RAINのNELSON」という印象と比較しての「‥うーん」感なのだが、これが思った以上に重かった。
が、この4thでは吹っ切れたかのような素晴らしさが戻ってきています。
いや、戻ってきているというのは適切ではないかもしれません。
自然体で、1stの華やかさ、2ndの甘さ、3rdのソリッド感をうまく継承し、NELSONらしさを保ちつつ、新しい一歩を踏み出したかのような信念を感じます。
アメリカンハードテイストに満ちたリフに導かれて、アダルティなムードのドライヴ感が心地よい[GHOSTDANCE]。
オープニングから「これは今までと違う!」という期待感。
かと思えば一転、キャッチーで華やかな[SAY IT ISN'T SO]へ。まさにNELSONに期待するメロディです。
[YOU TALK TOO MUCH]もその路線。実に爽やか。
穏やかに始まり、ダイナミックなサビを迎えるタイトル曲[THE SILENCE IS BROKEN]。
このスケールと組み立ては今までに無かったタイプ。
この曲を評価できるかどうかで、このアルバムの評価は分かれるでしょうか。
私にとっては「この曲こそが、このアルバムのハイライト」というくらいインパクトが強い。
[L.O.V.E ME NOT]もザクザクとしたリフ、コーラスの入り方など、若干硬派路線。
[RUNNING OUT OF TIME][TEARS OF PAIN]は欧州風味が漂うと言えるような哀愁路線。
このアルバム、前半と後半でずいぶん印象が異なります。
そしてラストを飾る美しい[LOVE ME TODAY PART 2]。
終わり良ければ全てよし‥という言葉が脳裏をよぎる、完璧すぎるラストです。
そしてこの劇的なラストの最後に隠されたシークレットチューン‥楽しげな子供たちの歌声。
なんと、マシュー&ガナーが10歳のときに録音したという曲。
これがまたいいムード!そして上手い!
冒頭に書いた通り、NELSONといえば1stの印象が強く、最後の最後までその幻影につきまとわれた感がある。
いろいろな思惑、戦略などでゴタゴタした2nd、3rd(この二枚も悪くないのだ)。
そしてこの4th。
もし1stアルバムだけは聞いたことがあって、「あー、ネルソン、懐かしいねー」と思った方がいらっしゃったら、まずこの4thを手にとってみてはどうでしょうか。
期待通りの姿。
意外な姿。
そしてやはり(見た目も音も)美しいなー‥と思って頂けると思います。
Nelson / Ghostdance 他にもっと聞いてほしい曲があるのに、コレしか無かった‥。