ヘビメタパパの書斎 › 2022年07月

スポンサーリンク

この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
  

Posted by at

2022年07月29日

ボウズ、17歳になる

先日ムスメが20歳になったということで記事を書きましたが‥。

そういやボウズもその間に歳を重ねているわけで。
ボウズの誕生日の頃って、なんだかたまたまブログ休んでる時期と重なるんですよ・・

ということで、いまさらですが、2022年2月に巻き戻したつもりで書きますね。
以下読んで下さる方はヒエヒエ豪雪の2022年2月に記憶を戻して読んでくださいませ。

なにをいまさら、と言われてもいいのです。
私の記録・記憶なのですから・・。


:
:

2月某日。
ボウズが17歳の誕生日を迎えました。

高校二年生
もうとっくに私の身長を追い越し、足のサイズは28センチ。

キッチンで料理とか洗い物しているときに隣に立たれると、「‥お‥おぅ‥」という圧迫感を感じます。

ボウズが高校に入学したのは、まさにコロナ禍の始まりの時期。
高校の二年間をコロナ禍とともに過ごしてきたことになりますね。

昼食時間は黙食。昼休みにワイワイとご飯を食べたりふざけあったり‥という当たり前の光景が失われていることに胸が痛みます。

高校一年生のときは、部活と勉強の両立。
私も送迎をしたりして、まだ辛うじて「高校生活」らしい生活が送れていたように思います。

が。
コロナの拡大により部活動が停止。
再開したとしても、通常の練習はできず筋トレのみの日々が続いたり。
「部活が楽しくない。つか、今の練習で部活続けても意味がない」
と言い、二年生になってから部活を辞めました。
小学校一年生から続けてきたことを、ここで辞めるという寂しさはありましたが、ボウズの言うこともわかる。
すごくわかる。

ボウズは何かを決めるとき、何かを答えるときに
「自分にとって意味があるのか」を考えて結論を出す。
奥様が何か聞いても「それ聞いてなんか意味あるの?」などと答えるものだから、奥様とボウズはかみ合わない。

二年生になり、部活を辞め。
そのエネルギーの矛先は勉強へ向かいました。

塾には行かないと言ってるので、自分で学習。図書館や学校や他のところも含めて。

まずはテレビを見る時間を制限しはじめた。楽しみにしていたいくつかの番組も見なくなった。
ゴハンのときにちょっと見るだけ。

そしてゴハンも身近に時計を置き、「○分以内で食べる」ということを意識しているようだ。

スマホも、学校にも持っていかないし外にも持っていかない。
家での勉強中もタイマーでロックがかかるボックスにセットして、寝る前と朝しか見ていないようだ。

とにかく「ストイック」という言葉がピッタリの生活。まるでアスリートのようだ。
そんなボウズを見てると、私の脳内ではときどき「ロッキーのテーマ」が流れる。
そのくらいストイックだ。

そんなボウズを中心に生活が回りだすと、我が家も必然的に生活リズムができる。
朝、ボウズの弁当を作る。
夜は遅い時間に帰ってくるけど、毎日同じ時間だから、帰ったらすぐに食べられるように温かい夕飯を並べる。
そして夕飯後にはお風呂に入れるように私たちは先に済ませておく。

土日も弁当もって勉強にいくから、平日と全く同じルーティーン。
単調な日々と思いきや、これはこれで「こういう地味かつ地道な日々こそ、毎日なにかが蓄積されているんだろうな」という充足感を感じます。

塾にいってないから、参考書も自分で「おとーさん、次はコレ頼むわ」と選んでくる。
親はボウズが望む環境、望むものを揃えてあげるだけだ。

ムスメのときは、塾に通い、オープンキャンパス何度も通い(けっきょく見に行ってない大学だったし)、多額の投資をしたことを思えば、手もかからないしお金もかからない。

そんなボウズを見て奥様は「心配しかない」「ぜんぜんしゃべってくれん」と心配しています。
が。
私は心配していない。ボウズの表情を見ていれば着々と進んでいることが分かる。
ボウズなりの覚悟で、ボウズなりの歩幅で、ボウズなりの目線で、受験に向かっている。


まだ明確な目標はなく、やりたいことがあるわけでもなく、行きたいところがあるわけでもない。
「決まってないからこそ、やれることをやっておけば選択肢が広がる」と言っていた。

♪なんにもないってこと、そりゃぁなんでもありってこと。
♪キミの行きたい場所へどこでも行ける。


受験まで残り一年。回りのことは心配せず駆け抜けろボウズ。

♪新しい星が瞬く世界へ、Sail Away!!


hide with Spread Beaver - ROCKET DIVE


  

Posted by テン at 07:27Comments(0)子供たち棚

2022年07月22日

ムスメ、20歳になる

このブログを始めたときにはまだ保育園児だったムスメ。
ついに節目の20歳となりました。

:
:
:

昨年念願の大学生となり、独り暮らしを始めたムスメ。
離ればなれになり、寂しくて毎日のようにライン通話をしていたムスメ。
料理が苦手で「おとさーん、はやくこっちきて作りおきのおかずをたくさん作って」「クッキーたくさん焼いてもってきて」と言っていたムスメ。

そんなムスメも大学2年生となりました。

たまにアパートへ行くと、部屋の汚さは相変わらず。
掃除が苦手で(なんだか苦手ばっかりですね)私が掃除しても「おとーさんの掃除は適当すぎる!ちゃんとやって!」と文句を言いつつ、自分ではできないから渋々見守る感じ。

が、この一年で様々な成長が見られました。

帰省は私の送迎が基本でしたが、「いざというときのために自分で」と公共交通機関での帰省も経験。

バイトは朝早いため、私の目覚ましコールで起きてましたが、二年生になり「自分で起きてみる」とチャレンジ。
今のところノーミス。エラい。

料理もバリエーションは少ないものの、自分でいろいろ作れるようになった。
作った料理を報告してくれる写真を見てもサマになってきた。

一年生のときは私が東京へ出張にいくたびに「私も合流する!メシおごって!一緒に泊まる!」と言っていましたが‥
最近は「東京なー。別に目的もないしなー。別にいいかなー」と。
高校生のときに「東京!東京!」と大騒ぎしてたのがウソのようだ。

断れずにいくつか加入したサークルも、「いややなー。断りづらいなー」と言いつつ、自分がやりたいこと以外はカット。

住民票を移したことで各種書類もアパートに届き、イヤでも自分で市役所へ行って手続きが必要になる。
そのあたりの経験も自信になっているようです。

最近では「年金の書類が届いた‥ついに来てしまった」「手続きメンドい」とブツブツ言いながら、私と一緒に「学生免除」の手続き中。
このあたりは私も初めての経験だ。

友達と温泉にいったり、旅行に行ったり‥とプライベートも充実しているようでなにより。

ラインを送ればすぐに既読になり、逆にしょっちゅうライン通話を求めてきた昨年から一転。
こちらがラインを送っても深夜まで既読にならないこともしょっちゅう。
充実の生活の証ということにしておきましょう。

帰省してきても、会話から自信が見えて、「あー、子供からオトナになっていく階段を登っているなぁ。着実に登っているなぁ」と感じます。
いよいよ私も子離れが必要なようですね。

子供の成長は嬉しいものだ。
そしてちょっぴり寂しいものだ。

ひとつひとつの思い出が宝石のように輝き、ひとつひとつの思い出が涙腺を緩ませる。
そんな思い出を当たり前のように毎日の生活でバラまき散らしてくれたムスメには感謝しかありません。

今年の冬には成人式。
晴れ着も決まり、いよいよ「成人」というステージへ登ります(とはいえ、制度上は18歳で成人ですが)。

幼少期から綴ってきたムスメの成長記もこれで一区切りにしたほうがよさそうですね。

過去の記事を振り返ることはあまりありませんが(なんだか恥ずかしい)、いつかこの記録が私にとってステキなアルバムのような存在なってくれるでしょうか。
そのアルバムを残させてくれたひだっちブログさんにも感謝ですね。

たくさんの思い出をありがとう、ムスメ。
たくさんの感動をありがとう、ムスメ。
たくさんの愛情をありがとう、ムスメ。
一緒に成長させてくれてありがとう、ムスメ。

そしてなにより、産まれてくる前に私が「女の子だったら、こんな子に育ってほしいな」と思い描いた理想の女性になってくれてありがとう、ムスメ。

そして大きく自由に羽ばたいていってほしい。

愛するムスメ、20歳おめでとう!



  

Posted by テン at 07:30Comments(0)子供たち棚

2022年07月15日

失った時間

コロナ禍。
日常生活が「新しい生活様式」に染まる中、その日常生活の一部とも言えるライブに行けなくなって2年以上。
当たり前だった空間、当たり前だった時間が失われてしまった期間でした。

フェスのアナウンスが活気づき。
海外アーティストの来日の報が続き。
徐々に「音楽」が戻りつつある感があります。

そんな中。
コロナ禍になって初めてのライブに行ってきました。

THE 冠 - 超頭振狂想曲TOUR2022 FINAL。





会場は新宿の「Zirco Tokyo」
HPを見るとキャパは250人

コロナ禍になってからのライブについては、たくさんの制限があると聞いていました。
・キャパ縮小
・マスク必須
・声出し禁止
・フロアに仕切を引いて、そのスペース内での参戦

‥などなど。

そんな制限がある中で、どの程度楽しめるんだろうか。
そもそも声を出さないライブなんて楽しいんだろうか。

さまざまな不安を胸にしての参戦となりました。

ギリギリでのチケット購入だったので、当然入場は後半。
まぁ、開演に間に合えばいいか‥という程度で、入場開始からずいぶん経ってから現地へ。

‥まだ番号順の呼出しをしていますね。
そしてちょうど私の番号が呼ばれました。

会場に入る通路(階段)は長蛇の列。
この段階ですでに開演10分前くらい。

これは開演に間に合わない人がたくさんいるんだろな‥もしくは開演遅らせてくれるかな。
なぜこんなに進まないんだ。

チケット引換を前にして、「ドリンクチケット代をご用意ください」というアナウンスが聞こえてくる。
‥そうか。ドリンクチケット。すっかり忘れてた。
いつもはドリンクチケット用の小銭を持ってきてたのに、そのシステムすら忘れてた。
たまたまサイフに600円あったので助かりました。

チケットチェックとドリンクチケット購入を経て、ようやく入場。
‥と言いたいところですが、各自が名前や連絡先などを記入する必要があるようです。
これもコロナ禍ならでは。クラスター対策ですね。
ココがどうやら会場入場に時間がかかっている原因のようです。

入場すると、ほぼフルハウス!
最後方の位置を確保し、開始を待ちます。やはり入場の遅れがある分、開始も遅延したようですね。
全体を見渡すと、コロナ前のライブと雰囲気は全く同じ。
全員がマスクしている、という点以外は。
開演前にみんながワイワイザワザワと会話している空気感も同じ。

けど、全フロアが埋まっているとはいえ密度は若干低そうな感があるのは、やはり少しキャパを抑えているからでしょうか。

耳栓を装着し(これも久しぶり!)‥そして開演!

今回のツアー名の通り、ヘドバン必至なヘヴィメタルチューンが連発される。
首を振る。
拳を振り上げる。
これだ。これだよ。これだったんだよ。ライブに帰ってきたよ。

大合唱パートでは、声が出そうになる。
というか、声を出さないようにクチだけ動かしてるつもりでも、どうしても小声で歌ってしまう。

そういう人が密集しているからか、実際に声が出ている人がいるからか、それとも耳の錯覚か‥以前ほどではないにしろ、みんなの声と、その一体感が場内を包んでいるように感じる。

冠さんも
「基本的は声出し禁止な。けど、やむを得ず出しちゃうこともあるよな。そういうときは仕方ないよな。けど禁止な」
「そうは言っても、大阪は声だしてるやつ多かったな(笑)」

と微妙な言い回しでの注意。

けど、冠さんの魅力のひとつであるMCではみんな声だして笑ってたからなぁ。そこまでは制限できないからなぁ。




結果的には「思ったよりも気にすることなく楽しめた!」
全力で歌う、全力で叫ぶことはできないけど、自分の胸の中では大合唱していた(それが若干漏れてたけど)。
翌日首が痛くなるくらい首を振れた。
もう腕があがらないくらい拳を振り上げた。

充分だ。やっぱりライブは最高だ。

これからさらに規制は緩和されていくことでしょう。
ライブでマスク不要になる日がいつか分かりませんが、まずは「マスクしていれば声出しオッケー」の日が来てくれると願いたい。

そしてこれを期に、またたくさんライブに行こう。
空白の2年半、バンドも苦境に立たされていた。
チケットを買い、物販を買うことで少しでもバンドを支える。
バンドは私たちに至福の時間を与えてくれる。

さぁ。私たちの新しい生活様式にライブが戻ってきました。  

Posted by テン at 07:29Comments(0)最近の記事

2022年07月08日

道は続く。

こういう時代だからこそ、ポジティブなメッセージを打ち出すバンドは多い。
その強い思いはバンドの方向性にも大きな影響を与えます。

KISSIN' DYNAMITE [ NOT THE END OF THE ROAD ]




北欧アリーナロックのような雰囲気をまといますが、ドイツ出身。
2022年リリースの7作目になります。
もう中堅どころですね。


私がこのバンドに出会ったのは2ndアルバム。
若く爆発力を伴ったエナジー、キャッチーなメロディ。
「これ、ドイツ!?」と驚いた記憶があります。

名作3rd[Money, Sex and Power]
そしてひとつの転換期となった4thの[Megalomania]を経て‥。

その後、「悪くないんだけど、枠にはまってるというか、どこか突き抜けてほしいんだなぁ」という印象。

そして今作。
こういった流れもあり、「そうか、このバンド好きだったなぁ。リリースするのか」という程度でしたが‥。

素晴らしいです。
GOTTHARDの中期のような円熟味と充実感が漲っています。

上述したように「俺たちが今できるメッセージ」「俺たちの進むべき道」を明確に投影し狼煙を再びあげる。
そういった意図でいうと、ANGRA[REBIRTH]を思い出します。

その方向性を見出すことで、彼ら本来のポジティブ&キャッチーなメロディが際立つ。
そしてそのエッセンスに積み重ねてきた余裕と経験が強いオーラとなって覆う。
「おぉ‥歩んできた道はここに繋がるものだったのか」という必然性を感じます。


オープニングトラックでありアルバムタイトルトラックである[Not the End of the Road]
冒頭からアルバムの魅力を強烈に発散し、ポジティブなメッセージを伴うサビとコーラス。
彼ららしいドライヴ感でありながら、今までの彼らとは違う。
新たな道標となるキラーチューンとなりました。

アリーナロック然とした[What Goes Up]
こういったスケールの大きい曲へのアプローチにも余裕を感じますね。

アコースティックな調べから、中期BonJoviを思わせるようなブルージー&カントリーなメロディが印象的な[Good Life]
こういったアメリカンハードロック的なスタイルも今作の特徴のひとつ。
今作が私に刺さるのは、私がこういったスタイルの曲が好きだから、というのもあるでしょうね。

ここ数作で見られた、ちょっと遊び心を織り込んだキャッチーなメロディの[Yoko Ono]
ちょっとタイトルに驚きますが、[Hashtag Your Life]あたりの雰囲気を残しています。
もしかすると、この曲が一番今までの彼ららしいのかもしれません。

大地の風と土埃が舞うかのようなダイナミズムに満ちた[Coming Home]
この曲もいわゆるアメリカンロック系ですが、憂いと哀愁を孕んだメロディは今作のハイライトのひとつと言えるでしょう。

やや派手めなパーティーロック感の漂う[All for Halleluja]
胸締めつける、美しく力強いバラード[Gone for Good]
美しくエンディングを飾る[Scars]

‥と、オープニングからエンディングの構成までパーフェクト。
掴みも余韻も計算され、何度も聞いてみたくなるアルバムとなっています。


タイトル通り、自分たちの今まで歩んできた「道」、終わらないこれからの「道」を示す。
アルバムジャケット通り、強い轍となりました。


KISSIN' DYNAMITE - Not The End Of The Road (Official Video)




KISSIN' DYNAMITE - Coming Home (Official Video)


  

Posted by テン at 07:19Comments(0)最近の記事