ヘビメタパパの書斎 › 2017年10月

スポンサーリンク

この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
  

Posted by at

2017年10月30日

鋼鉄の宴2017~二日目 前半戦

さて、鋼鉄の宴ことLOUDPARK17。
二日目ですよ。

初日にも書きましたが、もともとの予定は

・初日、参戦しないから大宮泊。
・二日目、参戦後にゆっくりしたいからさいたまスーパーアリーナ付近泊
早めに荷物預けて、先行物販へ

という予定でした。


が。
急遽予定が変更になり、突如初日に参加できることになり、バタバタと時間が過ぎていきました。


朝起きて「‥なんだこれ。全然疲れが取れてない‥」という状態。
考えてみたら、早朝に高山から高速バスで移動して、電車を乗り継ぎ、即ラウパ参戦。というケースは初めてだった。
思っていた以上にカラダが適応できてなかったようですね。


とはいえ、初日のうちに物販やレコード会社関係は全て完了したので、例年の二日目と同じようにゆっくりと現地へ向かうことができそうです。

7:00 大宮のホテル発。
7:40 さいたまスーパアリーナ付近のホテル発。
この時点で、バッグも上着もナシ。もう買うものもないし。
雨模様だし、若干の寒さを感じますが、飛騨のヒトだから大丈夫!

8:00 先行物販の様子を見にいきます。
例年、二日目の物販はガラガラなんですが、今年はちょっと多め。
8:15くらいになってもあまり列が進みません。
あとで聞いた話によると、6:00の段階で並んでもSABATONのTシャツは全サイズソールドアウトだったそうです。


8:30 けやき広場地下へ。
雨が降ってるし、列に並ぶのも寒そうだし、列が動き始めるくらいまでココでマッタリしましょうかね、と。
こうして開場までユルく朝食&軽くビール、というのも例年通りの行動パターンです。
ビール飲みつつ、ウロウロする黒い人々(←メタルTシャツ)を眺めるのも楽しいのです。

そして、「タイミング合えば現地で乾杯しましょう!」とユルくお話していたフォロワーさん、Kさんと初対面。
後から前日にもお会いしたMさん御夫婦も合流して、朝の乾杯!

けやき広場地下の中央スペースで飲んでたのですが、なんか鳩はウロウロするし、やけに寒いな‥と思ったら、天井が一部吹き抜けになってる。
‥これじゃ、全然防寒にならないな。と思いつつ、ビールを飲みつつ、語ります。

その後、別のMさん夫妻が「あー!テンさーん!」とお声がけくださったり。
以前GODZでお会いしたっきりだったCさんが「見つけました!HAMMERFALLのTシャツ!」とお声がけくださったり。
これだけの人が集まってる中でも、会える人には会えるもんだなーと感慨深い時間を過ごしました。

9:25 そろそろ列が動き出しますかね。と、入場列へ。
最後尾へ向かっている途中で、これまた友人Yさんに声をかけかれる。Yさんは私と同じく、早朝のCryVenomを楽しみにしているとのこと。
アリーナでの再会を期待して、最後尾へ。
‥と言っても、「え、ココ?」というかなり前方。
例年はゲートから階段~屋根~アリーナ沿い通路‥と長い長い列ができるわけですが、今年はこの時間に並んでも階段まで行かないほど。
「‥大丈夫なのか、コレ」と逆に心配になります。
なかなか進まなくて「CryVenomに間に合うのか‥」と不安になりましたが、9:45、無事入場!
列の進み具合の兼ね合いで、先程お声がけ頂いたYさんと同時入場というタイミングになり、Yさんと二人でアリーナへ!
さらにはMさんともアリーナで再び合流したり‥

ですが、始まってしまえばそれぞれの場所、それぞれのペースで楽しむ、ということで、皆様とは「楽しみましょう!」と散り散りに。
さぁ!二日目が始まります!



< CryVenom >

二日目のオープニングアクトとして抜擢されたCryVenom
DragonForceを思わせる疾走感で話題をさらった若手です。
「オープニングアクトじゃなくて、ちゃんとした位置でいいのに‥」という思いもありつつ‥どんなパフォーマンスを魅せてくれるでしょうか。

開幕。

まずは彼らの象徴的なナンバー、[Wolfsbane]
心地よい疾走感で場内のボルテージが徐々に上がっていくのを肌で感じます。

ヴォーカルは若干苦しそうでしょうか。

そしてなんといってもシンプルなステージ、ステージングに目がいきます。
飾りっ気なし。
今の自分たちの姿をそのままぶつけてくるかのようなパフォーマンスにまずは好印象です。

曲が進むにつれて‥

曲と曲の間の「間」のとりかた。
バンドとしてのパフォーマンスのバランス。
(なんというか、バンドとしての一体感というか‥それぞれがそれぞれにプレイしている、という印象)
時折声が聞こえなくなるヴォーカル。
(歌えてないのか、マイクが拾えてないのか‥)

いろいろな意味での「若さ」を感じるようになり、それがちょっと気になりだしてしまいます。

数年前のArionのパフォーマンスを思い出しました。

彼らはGALNERYUSSYUがヒーローらしい。
そういう意味では、その母国である日本でのプレイには相当な思い入れがあったことでしょう。

今回のパフォーマンスは、期待していた人にとっては若干の肩すかしだったかもしれません。
が、なんといってもまだまだ若い。
足りない部分はこれからのノビシロだ。

日本人が好きなタイプの曲、そしてその曲のクオリティは今後も充分に期待できるでしょう。
同タイプのDragonForceも最初は叩かれ、笑われ、ライブもお粗末‥だった。
それでも継続していくことで一つのモデル、ステータスを確立した。

彼らにもそういったポテンシャルを期待したいところです。


Cry Venom - "Wolfsbane" (Lyric Video)



< Secret Act >

公式HPで「シークレットアクト」が発表されたのが数カ月前。
その後、その全貌がいつ明らかになるのか分からぬまま、そしてシークレットの状態のままで当日となりました。
オフィシャルTシャツのバックプリントにもその名前がない、という状況。

・レコード会社が猛プッシュ、当日サイン会もあるLOVEBITESだ。
・Tシャツでもコラボした、たまーりん。そこにふなっしー+にゃんごすたーというゆるキャラの競演だ。
・前回のシークレットと同様にDragonForceだ。
・アモット枠、そしてヨハンがなんかフライトに向かったらしいからBLACKEARTH!
・海外のバンドは当日まで隠せないから国産のバンドだろ


‥などなどの憶測が当日まで飛び交いました。

個人的な予想&希望は‥
・海外のバンドだとバックプリントに入らないってことはないだろうから国産バンド
動員を見込めるバンドなら事前発表するだろうから、そこそこのバンド
そうなると、PhantomExcaliverとか、SexMachinegunsとかどうでしょうか。
・バンドではなく、ユニット的とかカバーバンドなもの?
ANIMETALとかHATTALLICAとか。


ということで、まさに幕が上がるまで全く予想がつきませんが、とりあえずダッシュでCryVenom側アリーナからシークレット側アリーナへ移動。

場内が暗転。
MORTORHEAD[Ace of Spades]が流れ、アリーナは異様な空気に包まれます。

そして舞台に姿を現すメンバー!
刻まれていくリフ!

マイケル・アモット!
ヨハン・リーヴァ!

[Bury Me An Angel]のリフ!

BLACK EARTHだ!

そしてゆっくりと吊り上げられていく[BLACK EARTH]の名が刻印されたバックドロップ!

このゆっくりとバックドロップが上がっていく瞬間、全身に鳥肌が立ちました。
この瞬間はこの二日間のクライマックスといえる時間だったかもしれません。

一気に押し寄せ圧縮される人波。
振り上げられる拳、拳、拳、拳。
巻き起こるコーラス。
渦巻くサークルピット。

実質一番手とは思えない熱狂のアリーナ。

泣き叫ぶアモット兄弟のギター。
ヨハンのパフォーマンスはちょっとユルさを感じさせますが、オリジナリティとしての存在感は充分。

後半には待望の[Silverwing]で興奮の坩堝に。

私自身、ヨハン時代のArchEnemyは少し聞いていた程度。
それでもやはり名曲は名曲として脳裏に刻まれており、全くココロの準備ができていなくても尋常じゃない昂りでした。

最近のArchEnemyは、アンジェラやアリッサの存在感、華やかさが際立つステージングですが、BLACK EARTHとしてのパフォーマンスは本来持ち合わせていたアンダーグラウンドな空気を纏っており、これはこれで魅力的。

結果的には、会場にいた全てのメタルファンが納得&熱狂のシークレットアクトとなったのではないでしょうか。

このパフォーマンスの後から、物販にはBLACK EARTHグッズが並んだそうです。
徹底してますね。

残念なのはオフィシャルTシャツにBLACKEARTHの名前が刻まれなかったこと。
あのロゴ、カッコいいんだよ‥。

今回の盛り上がりを見ると、来年以降も「SecretAct」枠が設けられるかもしれません。
が、来年以降のシークレットアクトのハードルは大きく大きく上げられたということも間違いないでしょう。


Arch Enemy - Burning Bridges - 04 Silverwing




さて、まさかまさかの興奮と熱狂が冷めやらぬ中、OUTRAGEのアリーナへ移動しますよ。

次回へ続きます!

  

Posted by テン at 07:19Comments(0)LOUDPARK17

2017年10月26日

鋼鉄の宴2017~一日目 後半戦


さて、急遽参戦の初日。
午後から参戦したにも関わらず既に体力が心配な後半戦です。

:
:


さて、次のエンペラーが始まる前へ、ちょいと買い物へ。

今年は「これ!」という目当てのバンドもなく、オフィシャルのデザインも「うーーん‥」という感じ。
そうそう、たまーりんコラボのデザインは結構好きだったんですけどね。
バックプリントが無いんですよねー。

そしてバックプリントがあっても、トリ&トリ前以外は全て同一フォント。
コレ、最近多いですが、ガッカリです。
ちゃんとバンドのロゴを刻んでくれるだけで購買意欲に繋がるんですがねぇ。

そもそも初日は昼の段階で売り切れ続出だし。
二日目の朝に並ぶつもりだったけど、冷静に考えてみたら絶対的に欲しいものもないし。

ということで、今年は初のオフィシャル物販、オフィシャルTシャツをスルー。

LOUDPARKのアウトレットコーナーでは、過去のラウパのTシャツ&パーカー&タオル(要するに売れ残り)を販売しているわけですが‥
なんだかずっと残ってて毎年見慣れたデザインのTシャツが叩き売り。
私が参戦する以前の、ずいぶん古いやつなのでこれまたスルー。
そして昨年のパーカーも販売していましたが、バックプリントにバンド名が無かったのでこれまたスルー。
ちなみにパーカーは4000円でした。

そういや、レコード会社ブースに以前のラウパで見送りしたRAGEPRETTY MAIDSがあったな‥と思い出し‥
今年はこの2着を購入。

ラウドパークにこれだけ来てると、結局「○○年のTシャツ」って記憶は薄れてきて、結局バンドへの思い入れで着用するわけだから、別に今年のバンドじゃなくても最終的には変わらないのだ。
通常、3500円~4000円のTシャツが3000円。
‥あまりお得感はないですね。

購入したTシャツを席に置いて、アリーナへ。
これで明日は例年の二日目同様に手ぶらで参戦できますよ。



< EMPEROR >

闇の皇帝、ブラックメタルの皇帝…という印象でしょうか。
ブラックメタルというと、DISSECTIONくらいしか聞いていない私は、こういう世界は新参者だ。
けど、ある意味では「伝説」といえるレベルであろうことは感覚として感じていた。
だから、その「伝説」を体験できることになったのはシアワセなことだ。

始まる前からアリーナは興奮で蠢いている。
そして、皇帝のステージは始まった。

…あれ、なんか見た目普通だな。
白塗りの印象だったけど、普通だな。

そっか、ヴォーカルはイーサーンだったな、とフロントマンを見て思い出す。
今はもうあの風貌だから、そのままナチュラルな感じで出てきたわけだな、と納得する。

その風貌ではありつつ、ダークで禍禍しくも神々しさすら感じさせる崇高な世界を構築していきます。
時にブルータルに。
時にシンフォニックに。
時に荘厳に。
時に凶悪に。

イーサーンのヴォーカルは、その世界を彩るどころか、さらに深みへと引きずり込むような咆哮。

どうやら名作の再現だったようですが、期待していた方々を裏切らないステージだったのではないでしょうか。
「悪」や「魔」に染まり、まさに「降臨」という表現がピッタリ。

ブラックメタルでは寝落ちすることが多い傾向にありますが、最後まで楽しむことができましたよ。

Emperor - Curse You All Men !



< SLAYER >

えー、スレイヤーの時間はですね‥

前述の通り、もともと初日は行かない予定だったので、友人たちとの夕食時間に充ててまして‥。
その方々も「スレイヤーは見なくていいから、そのくらいの時間に集まりましょう」と話してまして‥。

ということで、スレイヤー見ずに退出しましたよ。

退出ついでに、クロークの様子をチラ見。
今年は数年前に一度だけあった、「クロークが場外」というパターン。
そのときと同様に、階段で2階まで登るとクロークがあるんですが、これが終演後だと結構キツい。

そして外だと導線が良くない。
外のクローク→→ちょっと遠い→→入場口→→メチャンコ遠い→→物販
つまり、物販からクロークがすごーーーーーーく遠くなるから、移動効率も良くないのだ。

さらに500円→1000円に値上がり。
その対価として(?)、出し入れ自由となりました。これの価値をどう見るか‥ですね。




その後は友人たちとメタル談義に花を咲かせて、明日の予定も練りつつ‥

:
:

そう、このあとは大宮まで戻らないといけないのだ。メンドいのだ。
さいたま新都心から大宮駅へ、一駅。
大宮西口からコンビニでビールとツマミ(←まだ飲む)

想定外のことが起こりすぎた初日を振り返りつつ、感慨に浸りつつ、感謝しつつ‥。

そして明日への思いを馳せつつ‥おやすみなさい‥。

:
:
:

ということで、二日目に続きます!



  

Posted by テン at 07:21Comments(0)

2017年10月25日

鋼鉄の宴2017~一日目 中盤戦

さて、唐突な展開となった初日。

感慨や感傷に浸る間もなく、とりあえずアリーナへ向かってみましょう!

初日、前半戦は見られませんでしたが、急遽参戦となった中盤戦のステージ!

< Winger >

到着時、演奏していたのはWinger
朝から参戦していたら間違いなくアリーナで楽しんでいたバンドですね。

そして、アリーナに降りて始まった曲は[Seventeen]
誰もが知る名曲ですね。

そして、これがラストの曲でした。

遠目で眺めた感じでも、「ぽっちゃりしたなぁ」「年齢を重ねてるなぁ」と月日の移り変わりを感じます。
が、その見た目とは裏腹に、美しいコーラスワーク、華やかなステージ。

こういうバンドがフェスのラインナップに入ってると、なんだか清涼剤のような爽やかな空気を感じさせてくれます。

一曲しか聞けませんでしたが、体験できて嬉しかった。

Winger - Seventeen






< Opeth >

このあとに見たいバンドが続くこと、そしてビール飲むならココしかないかな、ということで、通路へ。
例年通りのあたりで、例年通りビールを飲む。

すると、例年通り、会いたい方には会えるもので…

ご挨拶すると、幻を見るかのような表情。
「あれ?明日しか参戦しない予定じゃないの!?なぜ!?」と驚かれつつ、事情を説明しつつ、乾杯しつつ、語りつつ…

と、再会の時間を過ごしているだけで、Opethの時間は終了してしまいました。
Mさん、Uさん、ありがとうございました!



< Overkill >

ラウドパークとスラッシュメタルの相性の良さは、数年前のKreatorDeathAngelの例を挙げる間でもない。
あの熱狂の渦はラウパの象徴、と言っても過言ではないでしょう。

今まで、スラッシュメタルのアリーナは恐怖心もあって遠方から眺めるだけでした。
が、今年は予定外の参戦、予定外の時間。
今こそその渦に巻き込まれる時だ。

ということで、アリーナ中心部へ向かいます。
が、最近のOverkillは全然聞いていない。

そんな中で演奏はスタート。

ゴリゴリザクザクと残虐に刻まれていくリフ。
ヒステリックなヴォーカル。
大きなサークルピット。

最初は興奮のままに身をゆだねていましたが、数曲目で押し出されるようにピットへ雪崩込むことに。
ピットへ入って数秒でクツが脱げる。
ピットへ入って数秒で屈強な人のカラダがボコボコと当たる。
撤収。

DragonForceTriviumのピットと破壊力が違う。

再び少し離れたところからパフォーマンスを見守る。

離れたところからでも、激しすぎるピットからは人が飛んでくる。
‥というと大げさですが、ピットから弾き飛ばされた人がホントに飛んでくる(ぶつかってくる)のだ。
そして私の足や肋骨にガシガシと当たるのだ。

‥想像以上の破壊力のピットだ‥。

そして後半、忘れていた記憶が蘇る。
[Elimination]
スラッシュ全盛だった時代に何度も何度も聞いた大好きな曲だ。
キモチはピットへ、けど、カラダは「やめとけやめとけ」と葛藤。

すると、後方からポンポンと肩を叩かれ…

友人Mさんの旦那様だ。
いつもアリーナで私を見つけてくれるのだ。
そして「ピット、行っといで」と背中を押してくれるのだ。

今年も「行きな!」という風に指を差し…迷いを払拭した私は勇気を決して飛び込む。(けど、この方は行かない)

「イッッ! イルミネイショーーン!!!」と叫びながら、カラダをピットに預ける。
足は肉離れ寸前だ。
けど、エキサイティングかつアグレッシヴな演奏はその痛みを忘れさせる中毒性がある。

続いて[Fxxk You]へ。
場内を包む「ファッキューーー!!」コール。
もう興奮はフルスロットル。

結局、個人的にはラスト二曲にすべてが集約されたかのようなステージとなりました。

やっぱりラウパでスラッシュ、サイコーだ。
DeathAngelKreatorのときも思ったし書いたと思うけど、このクラスのバンドなら四天王に頼らなくても充分にトリを取れる。
そう思いました。

Overkill - Elimination - Bloodstock 2015



< ALICE COOPER >

続いてはアリス・クーパー。
昔、少し聞いたかなー。という程度。
まぁ、もう結構な年齢だろうし…
まぁ、あまり期待せず、今回が最後の来日になるかもしれないし…
けどまぁ、きっと楽しいだろうな…

という感じで、ステージを体験したわけですが…

結論から言うと、素晴らしかった。

まさに「ショウ」として完成された舞台。
ステージだけではなく、会場全体が「劇場」と化す空間。

開幕してすぐ、アリスのステッキ捌きにに惚れる。
振り向いたアリスの背中に惚れる。
ステージの装飾、その世界観に惚れる。

知らない曲でも(といいつつ、なんだかんだで聞いたことのある曲も多かった)、グイグイとその世界へ引きこまれる。
ビックリ箱のように、次々とカラクリが現れる。

アリスのヴォーカルは、以前オジーを見たときのような感触。
上手いとか下手ではなく、独特の味わいがある。
そしてサイドを固める楽器隊(特にギターのオンナノコ)の華やかさが、その世界観の演出に一役買っている。

ナメてた。
やはりベテランの貫祿は素晴らしい。積み重ねてきた経験値は素晴らしい。
私のように「一応見ておくか」という程度の人たちはド肝を抜かれたのではないでしょうか。

そして、「これはベストアクトでしょう」という声も多かったし、それもよく分かる。

こういう驚きがあるから、ラウパはやめられないなぁ…と感じました。


Alice Cooper - Poison (Rock In Rio 2017)



:
:

OVERKILLでグッタリしたカラダを引きずりつつ、後半戦へ続きます。
  

Posted by テン at 07:00Comments(0)LOUDPARK17

2017年10月19日

鋼鉄の宴2017~プロローグ

毎年恒例、秋のヘヴィメタルの祭典、LOUDPARK17

今年も無事に開催され、今年も無事に参戦することができました。
いろいろ例年と異なる参戦となりましたが、飛騨地方から参戦を検討される方の参考になれば。
そして私自身がLOUDPARK18への備忘録として。

レポートなどどいうシッカリしたものではありませんが、サラサラっと綴っていきますよ~。

:
:
:

参戦前。

例年、バンドがどうであれ二日間参戦、というのが基本。
が、今年は9月上旬にEvokenFest、さらに5月にはPureRockJapanという2度の東京遠征をしてしまった。
そのため、フトコロの具合や奥様の怪訝な表情も含めて「…今年は1日だけにしておこう」ということはうっすらと決めていた。

そうなると、どちらの日に参戦するか、がポイントだ。

発表されていくラインナップを見ていると、どちらも「うぉぉぉー!コレがくるなら絶対この日!」というインパクトはない。
巷では「今年は集客少なさそう」「今年はいかない」というネガティブな意見が多数。
まぁ、売り切れることはなさそうかな…とギリギリまで迷った結果、2日目を購入。

・二日目ならホテルが安い
・二日目なら物販が混まない
・二日目のシークレットに期待

といったところが二日目に決めた要因でしょうか。

が、今年はわりと思い入れが強いバンドが少なく、あまり聞いたことがないバンドも多い。
ですので、例年のブログよりはショートバージョンになることが想定されます。
‥まぁ、そのくらいでちょうどいいかもしれませんが。

とはいえ、なんだかんだで行けば楽しいラウドパーク。
年に一度のお祭りです。


そしていよいよ、久しぶりの「2日目のみ」参戦に向けて出発です。


:
:

10/14(土)

現地ではLOUDPARKの初日が開催されているわけですが、私は移動日。
6:30発のバスで新宿へ向かいます。

社内ではtwitterでタイムラインを眺めながら…と言いたいところですが、バスに酔っちゃうのでほどほどに。

現地の情報によると、4時半くらいに先行物販に並んで、前に20~30人くらい。とのこと。
今年は少ないかなーと思ってましたが、あまり例年と変わらない感じでしょうか。

入場の列もちょっと手間取ってるようで(雨だったし)、オープニングアクトのAldiousに間に合わないという人も。
…開場9:30、オープニングアクト9:50。って、やっぱり無理があるよなぁ。


そして予定時刻を少し過ぎて12時すぎに無事に新宿到着。

初日のホテルは大宮。
例年は当然のことならさいたまスーパーアリーナ周辺で三連泊なのですが、今年は経済的な理由もあるし、まぁ初日は移動して寝るだけだし…ということで、安いビジネスホテルをキープしたのだ。

ってことで、新宿周辺でダラダラと飲みつつ本を読みつつ…してから大宮方面…と考えていたのですが、天気微妙だし、とりあえずさいたまスーパーアリーナへ向かって、その空気を吸って、その近くのサイゼでダラダラしようかな。
と、埼京線に飛び乗ります。


飛び乗った直後、今回のラウパの命運を大きく左右する一通のメールが…

数年前に某イベントでお会いしてから、長い長いおつきあいのある東京の友人Hさんから「体調をくずしてしまったので、初日のチケットをお譲りしたい」との連絡が。
車内で私の胸は高鳴りつつ、震える手で返信。やりとり。
とりあえず池袋で降りて、折り返し新宿へ戻りつつ、やりとり。

結果として、Hさんのお住まいの駅まで電車で向かい、改札周辺で待ち合わせ。
震える手で(ホントに震えた)、涙目で(ホントに泣きそうだった)、チケットを受け取り、「ありがとうございます。絶対にHさんの分まで楽しんできます」と誓う。
Hさん、ありがとう。
感謝の思いを胸に、しっかりと楽しんできました。

その足でさいたまスーパーアリーナ、大宮方面へ向かいます。
昼飯?もう脳裏に全くない。
とにかく急な展開で心臓のバクバクが止まらない。

全くノーマークだった初日のタイムテーブルをチェックしつつ、まずは大宮へ。

ホテルは大宮西口方面。西口方面は初めてなので、まず西口を探すのに迷う。
そして西口からホテルへ向かうのに迷う。

無事にホテルへ荷物を預け、とりあえずハンバーガーとビールでハラを満たし、さいたまスーパーアリーナへ。
例年は見られないスピーカーを積み重ねたオブジェ(?)のようなもの。
例年通りの看板。






・・今年も来れたなぁ‥と感慨に浸ることもそこそこに。

急展開となったラウドパーク初日のスタートです。

アリーナに入る前に、まずは物販の様子。
SLAYERが残ってますね。結構。
あとで聞いたら、スレイヤーは午後に再入荷があったとのこと。こんなことあるんですね。

そのほかはオフィシャルTシャツも「たまーりんコラボ」以外は完売。
他のバンドTシャツも売り切れ多数。
‥初日は物販の売れるスピードが早いからね。仕方ない。

レコード会社ブース、ラウパアウトレットブースを見て、荷物を席に置いて(←譲って頂いた券は指定席だったのだ)、アリーナへ向かいます。

例年であれば朝イチで入場してガラガラのアリーナを眺めて「あぁ、今年も戻ってこれたよ…」と感慨深くなるのですが、今回は入場して即、参戦モードへスイッチ。
ココロもカラダも準備ができていないままにキモチを切り換えていきます。

想定外に参戦することになったLOUDPARK17 Day1。始まります!




次回へ続きますよ。  

Posted by テン at 07:19Comments(0)LOUDPARK17

2017年10月04日

鋼鉄の宴、いよいよ!

すっかりEvokenFest一色となってしまいましたが‥

もちろん今年も開催されます!毎年恒例、秋の鋼鉄の宴、LOUDPARK17!!

ここ数年は二日間参戦が多かったわけですが、同じシーズンにまさかの東京遠征(EvokenFestね)が入ってしまったため、オサイフの都合、その他モロモロの諸事情を考慮して一日だけの参戦となりました。

初日にしようか二日目にしようか悩みましたが、二日目のチケットを取りましたよ。

考えてみれば、二日目にすると
・二日目の物販は、例年ガラガラ(初日に買う人が多い)
・入場、スムーズ(初日に二日券の方のリストバンドが配布済だから)
・ホテルが安い(関東圏の方々は2日目が終わるとその足で帰るから)


と、様々なメリットがあるのだ。

ということで、今年参戦する二日目のラインナップはこちら!






絶対見る!:OUTRAGE

見る!:CRY VENOM / SECRET ACT / APCARYPTICA / DEVIN TOWNSEND PROJECT / BLACK STAR RIDERS / CRADLE OF FILTH / SABATON

優先度の高そうなのはこのあたりになりますかね。


大好きなOUTRAGEは持ち時間が短そうですが、前回のラウパでのステージも素晴らしかったので、期待。
RISE / THE FINAL DAY / MEGAROMANIA といった盛り上がり必定の曲はチョイスされるでしょうか。


早朝からDRAGONFORCEのような盛り上がりが期待できるCRY VENOM
このバンドがオープニングアクトというのは贅沢な気がしますが、いつぞやのGYZEがオープニングアクトでありながら素晴らしい盛り上がりを見せてくれたようなシーンを期待したいところ。
早朝サークルピットは発生するでしょうか。


APCARYPTICAMETALLICAのカバー中心になりそうでしょうか。
メタルファンなら誰でも知ってる曲が中心になれば、どうしたってカラダが反応してしまうことでしょう。


DEVIN TOWNSEND PROJECTについては、個人的にはStrapping Young Lad時代しか聞いていないのですが、あのモダンかつヘヴィかつ不可思議な空間はきっと会場を支配することでしょう。


BLACK STAR RIDERSは数曲聞いただけなのですが、こういうバンドがフェスに入っててくれるのは嬉しいですよね。
数年前のWe Are Harlotのような楽しい時間になりそうです。


CRADLE OF FILTHは、普段聞くことのないジャンルですが、あの混沌とした世界観がどのように表現されるのか。
‥わりとブラックメタル系の時間帯は寝落ちしてしまうことが多いので、ちょっと要注意。


SABATONは言うまでもありませんね。
前回の熱狂が再現されるであろうことを想像するだけで興奮が高まります。


そして問題(?)のシークレット枠ですが‥

現段階では「にゃんごすたー+ふなっしー」説が強いようですが、どうなることでしょうか。
個人的には

・事務所のプッシュが凄まじい LOVEBITES (結構好きなので見たい)
・見た目のインパクトで PHANTOM EXCALIVER (アリーナでマザアーーーース!は、私の夢)
・新作が素晴らしいGALNERYUS (シークレットにする意味が無さそうですが‥)
・そこそこみんなが知ってる、SEX MACHINEGUNS (そろそろ呼んでくれても良さそう)

あたりを期待しておりますが、どうなりますかね。


ということで、今年も行ってまいります!


Cry Venom - "Wolfsbane"

  

Posted by テン at 07:37Comments(0)LOUDPARK17