ヘビメタパパの書斎 › 2014年04月

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2014年04月21日

それぞれの春 2014

またひとつ、学年が上がる季節がやってきました。
毎年毎年、「もうこんなになったかー」と改めて感慨深いものを覚える季節でもあります。
同時に、自らの加齢を痛感する季節でもあります。

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ムスメはついに6年生

なんだか電光石火のスピードで小学生最後の年を迎えてしまいましたね。
クラス替え(ウチの学校は毎年クラス替えがある)では、仲良くしていたコとほぼ離れてしまいました。
が、苦手だったコとも離れたようなのでプラマイゼロ・・でしょうかね。
そして以前仲良しだったコと再び一緒になったり・・といった具合だったようです。

6年生ともなると、だいたい性格が確立されてきてるような気がします。
ムスメは、とにかくユルい。
マッタリというか、モッサリというか、グータラというか・・日々そんな生活だ。
まぁ、あんまり細かいことを気にしてチマチマキリキリしてるよりは、このくらいでいいかなーと思わないでもないが。

最近ではワタシのお下がりのスマホでいろんなアプリを入れては消し、入れては消し、「おとーさん、また容量不足って出る!」などと叫ぶ日々。(古いスマホだから容量少ない)
そして、スマホにはBABYMETALももクロを入れて楽しんでいるものの、「おとーさん、またプレイリストが消えてる!」などと叫ぶ日々(原因不明だけど、よく消える)

そしてテレビでは連続ドラマを楽しみ、パソコンでは芸能ニュースをチェックし・・なんだか小学生の女子の行動パターンじゃない気がするんですがね。

外出時には、ワタシと出かけることが恥ずかしいと言うこともしばしば。
遠方だったら気にしないんだけどね。むしろ二人だとベタベタしてくるんだけどね。
市内だと「なんか似たような顔、似たような体型で並んでるのが恥ずかしい」らしい。
そして
ムスメ「おとーさん、痩せてよ!」
ワタシ「うるせーな。オマエが痩せろ!」
ムスメ「私だって痩せたいさ!」
ワタシ「俺だって痩せたいさ!」
ムスメ「・・んもー!」
ワタシ「ま、食べるのが楽しいで仕方ないさ!」
ムスメ「・・そっか、しゃーないな」

などといった問答が続くのだ。

ただ、悩み事があるときは奥様に話すことが増えてきた気がする。
ワタシが「ま、仕方ないさ」「自分の好きなように決断してみ?」と、わりと本人および流れに委ねることが多いから、ムスメからすると「なにも解決しない!」と思ってるんだろうと思う。
これからもっと、たくさんの悩みにぶつかることだと思う。
なんとか自分の決断で切り開いていってほしいものだ。



そしてボウズは4年生に。

チビだチビだと思ってたけど、もう小学校も後半戦だ。
チビだチビだと思ってたけど、多少は肉付きもよくなって、筋肉もついてきた感じだ。
チビだチビだと思ってたけど、新学年では「前から5番目くらい」らしい。(ワタシはずっと一番前か二番目くらいだった)
まぁ、ウチはワタシよりも奥様のほうが背が高いから、奥様に似てくれればもう少し伸びてくれるはずだ。

ムスメがあまりにも贅肉を気にしてるもんだから、ボウズも一緒にお風呂で「あー、オレのハラもヤベーな。デブいわー」などと言っていると、ムスメが「なにいってんの!そのくらい全然大丈夫やに!」とプリプリしている。
実際、全く問題ないレベルで、むしろワタシですら嫉妬するほどの細身なんだが・・ボウズなりには以前よりもガッチリしてきたことが気になるらしい。
今のところ、贅肉というよりは筋肉だと思うんだが・・・その判断がつかないようだ。

クラス替えは、ムスメ同様に仲良しのコたちとはバッサリ分かれてしまった。
が、もともと環境に順応できるタイプだし、これ!と思ったコとはクラスが分かれても仲良しでずっと遊んでるので、このあたりは心配ないだろうとは思う。
人見知りなワタシからするとウラヤマしい限りだ。

最近は、奥様のタブレット端末でパズドラを楽しみつつ、自分の3DSでもパズドラZを楽しむ日々だ。
さらには、プロレスも大好きで、ワタシとボウズとのプロレス談議は「あー、親子であるなぁ」と感じる場面でもある。

土日になると、ワタシが料理を作るのに協力してくれる。
以前はムスメがよく手伝ってくれたが、最近では「めんどくさい。食べるだけでいい」などと言うから、ボウズが「じゃ、おとーさんとオレで作ろう!オトコだけで!」と張り切る。
オトコ二人で料理したりお菓子作ったりってのは、なかなか楽しい。
料理やらパズルやら折り紙やら、クリエイティブなことが大好きだ。将来は「大工か料理人」らしい。

いまでも「おかーさん大好き!」で、よくベタベタしているんだが、以前と比べると「おとーさんと一緒に○○する」といったコトバが増えてきたように思う。
料理に限ったことではないが、「オトコ同士で何かをする」ってことにもヨロコビを感じ始めているのかもしれない。

そして、今まではわりと家族で行動すると無条件についてくる感じだったが、最近は「オレはウチで留守番しとく」「オレは○○くんと遊びたいで、行かん」と、自分の都合を言うようになってきた。
まぁ、これも成長の証だろうと思うから、極力優先してあげたいと思う。

いろいろ習い事している中で、奥様とムスメがやってたからオマケ的に始めた習字で一番チカラを発揮しはじめている。
何度も続けて県内トップクラスの賞をとってくる。
一度集中すると、他言が耳に入らないほどの集中力を見せる。まぁ、長時間は続かないわけですが・・・。
その「短時間ながらも集中できるチカラ」が習字に向いているのかもしれない。





ムスメはわりと無難に一通りこなすし、人ができて自分ができないと気にして頑張るタイプ。
ボウズはある一定方向には集中するものの、他のことはどっちでもいいタイプ。

前にも書いたかもしれないけど、しょせんワタシの子供だから多くは望むまい、と思っている。
あれもこれも欲張って中途半端になるよりは、個性をドンドン伸ばしてくれればと思う。

ムスメのユルさも個性。徹底的にユルく、細かいことは気にしない、おおらかなタイプになってくれればいい。
ボウズの偏った集中力も個性。片方がゼロでも、もう片方で「誰にも負けない!」と思えるチカラを発揮してくれればいい。

難しい年頃になってくるかもしれないが、ワタシも気長に付き合ってやりたいなーと思うのだ。
子供から学ぶことも多いしね。

  

Posted by テン at 07:18Comments(0)子供たち棚

2014年04月11日

約束の旋律

初期に名曲を生み出したバンドは、絶対的な象徴を手にすると同時に、外すことのできない足枷を繋がれてしまった、とも言える。
どうしてもその曲と比較され、「いい曲なんだけどねぇ・・やっぱりあの曲と比べちゃうとね」と言われてしまう。

MinstreliX / Chronostrings




関西を中心に活動しているジャパニーズメロディックスピードメタルバンド。
初代ヴォーカルのLeo Figaro(日本人です)が復帰して2作目になりますか。

なんといっても、インディーズ時代に生み出した[Thirst For...]がジャパメタ史に残る伝説レベルのスーパーな名曲だ。
逆に言うと、それだけ素晴らしい曲を生み出してしまったことで、自らハードルを上げてしまった感もある。

が、復帰直後のミニアルバムで[Erzsebet]という[Thirst For...]に肩を並べる名曲を生み出してくれた。
その衝撃があったからか、前アルバムはやや地味な印象が残った。

そして今回。

ザックリとした所感としては、前半がMinstreliXが最も得意とするメロディックかつメルヘンチックなスピードメタル。
中盤~後半にジャパメタ的、J-POP的なやや実験的な曲な並びます。
そしてラストは再び劇的に飛翔する、という構成。

まさに期待通り&期待以上のアルバムですが、いままで以上に「あ、コレはあのバンドのアレだな」「コレはあの曲のアレだな」といったフレーズが多用されているように思います。
これを「パクリじゃん!」とムキになるか、「んふふふふふ。こうきたか。俺も好きだ、このパターン」と、ほくそ笑むか。
それによって印象がずいぶん変わるでしょうね。

個人的には全く問題ありませんね。むしろ「同じ土壌で育った」という結束感さえ感じます。

劇的なイントロから導かれ、[Sandglass]が開幕。一曲目からフルスロットルのミンスト節です。
名曲[Thirst For...]を思わせるリフにゾクゾクさせられます。

続く[Saving All My Love for You]SONATA ARCTICAのアノ曲ですね。完全に。
この曲のエンディングの迎え方はDRAGON GUARDIANですかね。
好きな人にとってはタマンナイ、実に「美味しい」曲になっています。

そして[叡智の華]は、[Thirst For...]や[Erzsebet]に並ぶ名曲。
「もうこれ以上の曲は無理だろうね」と思ってたのに、それにアッサリと肩を並べる名曲を生み出せるところがミンストレリックスのポテンシャルを表してますね。
このバンド、ホントにサビの組み立て方のツボを分かってるな、と。
「みんな、こういうサビ好きだろ。待ってただろ。俺たちも大好きだぜ!」という声が聞こえてきそうです。

ラストに劇的な[Heart Hope Dream Love]を配置したこともアルバム全体の印象を良くしてますね。
HEAVENLYが好きなら是非聞いてほしい。ゼッタイに聞くべきだと断言したい。
サビへ向かうメロディ、そしてサビで昇天しつつ、さらにもう一段飛翔していくかのようなメロディはまさにHEAVENLYだ。
そしてラストはANGRAの名曲を思わせますね。これもANGRAファンならニヤニヤが止まりませんよ。


ということで、アルバムのクオリティとしては文句ナシ。
「約束の旋律」とのタタキの通り、ファンが望むものに愚直なまでに期待通りに応えてくれました。
バンドもファンが期待しているものを充分に理解していて、それに応えるのが使命だと思っていたのでしょう。
そして、バンドもこういうサウンドが大好きであることがヒシヒシと伝わってきます。
まさにファンとバンドの「約束」(期待)をそのまま「旋律」に乗せてくれたかのようなアルバムとなりました。


とはいえ、レオ・フィガロのヴォーカルスタイルは好き嫌いが分かれそうですし、青臭い歌詞も鼻につく人も多いことでしょう。
そういったこともあり、万人に勧められるかというと迷うところです。
特に洋楽至上主義のメタルファンには厳しいかもしれませんね。

が、そこも含めてMinstreliXの魅力だと思います。

SONATA ARCTICAがまだまだ青臭かった頃。
HEAVENLYのあの魅力的なチープさ(褒めてる)。
そういったバンドの、そういった時期を知っている人にとっては、このB級臭が魅力ではないでしょうか。

いろいろ拝借しているフレーズも、それを楽しめる人が楽しめばいいと思うのです。
HEAVENLYがGAMMA RAYらしさを体現してくれていることが魅力であるように、STRATOVARIUSがB!で「露骨なパクり」と叩かれてもファンは楽しんだように、そういった要素をたくさん詰め込んでもMinstreliX流に咀嚼してくれればいいと思います。

B級メロディックスピードメタルが好きな人は是非手にとってほしいアルバムですよ。


MinstreliX / 叡智の華
このヴィジュアル&ムード・・やっぱり、ジャパメタが苦手な人には厳しいんだろね。



  

Posted by テン at 07:15Comments(4)国産