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2007年04月19日

獣の奏者

ファンタジー小説って幅が広い。
最近は時間がなくて本を読む時間も少なくなったけど、やっぱ本はいいよ。

上橋菜穂子 著
獣の奏者 I 闘蛇編
獣の奏者 II 王獣編

獣の奏者

間違いなくファンタジーなんだけど、ハリーポッターのように魔法を使うわけじゃない。
指輪物語のように複雑な異世界というわけでもない。

ファンタジーでありながら、あくまでも人間的。暖かくて残酷。
幼い頃に目の前で母の死に向き合うエリン。いきなり泣けるって。
エリンがその後出会っていく様々な人達。
母が最後に残した言葉の意味。
王獣との交流は「獣との交流」というよりは「人間同士の意志の疎通」のよう。
そして王国の思いに振り回されていくエリンとリラン。

純粋に自分の意志を貫き生きていくエリンの成長に心を打たれます。
その成長過程での葛藤、綿密で繊細な心の動き。
クライマックスのシーンが淡白に思えてしまうほど胸を締めつけられました。

ハリーポッターは3~4あたりで「もういいかな…」と思って、最近は読んでない。
ダレンシャンはダレンが成長する前半~中盤は一気読みだったけど、バンパニーズとの戦いが続いた最終巻付近は「うーん。」
で、ナウシカ~ラピュタあたりの初期宮崎ファンタジーが大好き。

そんな自分の感性に合ってるんだろな。

名作!です。勝手に続編に期待。

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Posted by テン at 07:11│Comments(4)本棚
この記事へのコメント
私もナウシカ〜ラピュタのあたりが好きです。
結構考えさせられそうですね。読んでみよ〜!!
Posted by かなこ at 2007年04月19日 09:51
かなこさま
コメントありがとうございます。
ナウシカの世界感、ラピュタのワクワク感が好きならオススメです。
普段は時間もなく、本に触れる機会が少なくなってきましたが、やっぱりイロイロと読んでみたいなぁ。と改めて思った作品です。
でも今回、「本の魅力を人に言葉で伝えるのは難しい…」と感じました…。
Posted by テン at 2007年04月20日 06:57
初めまして、noraと申します
お邪魔します

獣の奏者、図書館で予約待ちしております
やっぱり面白そうですね!
楽しみです



ファンタジー小説大好きです
Posted by nora at 2007年05月06日 10:12
nora さま

私も図書館で借りました。予約待ちが一人くらいだったかな。
某書店では、児童書コーナーに置いてあったくらいですから、普段本を読み慣れてている方なら一日か二日で読めてしまいます。

他のファンタジーも読みたいと思いつつ、なかなか時間がとれません…。
Posted by テン at 2007年05月07日 07:26
 
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