2017年07月14日
復活の狼煙
もう忘れていた人もいるかもしれない。
「あー、あのダサいPVのバンドね」という程度の人もいるかもしれない。
しばらく音沙汰がなかった彼らが復活の狼煙をあげたようです。
ということで、取り上げてみましたが‥「そういえば‥」と思って検索してみたら、彼らのことを取り上げるのは初めてですね。
なんだか意外です。
NOCTURNAL RITES [Afterlife]
スウェーデン出身。
このアルバムは2000年にリリースされた4thになりますかね。
ワタシのようなオールド世代のファンにとっては、なんといっても3rdの[The Sacred Talisman]が印象的。
いわゆる「ジャーマンメタル」を標榜し、クサく、そしていい意味でイモ臭くB級臭を撒き散らしながら疾走する。
あの玉石混淆百花繚乱のジャーマンメタルブームの中でも強力な個性を放った名盤でした。
1st→2nd→3rdと着実なステップでスケールアップし、さぁこれから!というときにヴォーカルが交代。
そしてリリースされたこの作品。
3rd→4thの頃とか。
2nd→3rdの頃とか。
バンドは「○○みたい」と揶揄される状況を脱却するために方向性を変えようとしてファンからソッポを向かれる、という傾向、よくありますよね。
このバンドの、このアルバムもどちらかというとそういった色合いが強かった。
ワタシも「そうか‥方向性変わっちゃったのか‥」としばらく手つかずだったことを思い出します。
が、このアルバム、素晴らしいのだ。
このアルバム以降にリリースされた作品は、軒並み好評を博していくわけですが、その礎が感じられます。
クサくてジャーマンメタル然としたサウンドから、ストロングな正統派路線へ舵を切り。
それでいつつ、3rdまでの彼ららしいメロディは随所で光る。
リリース当時の評価は厳しかったかもしれませんが、まさに過渡期として必要不可欠だったことが分かります。
そのサウンドを引き立たせるのが、新加入となったヴォーカル、ジョニー・リンドクヴィスト。
力強く、適度にザラついた声質は、新しい世界観の構築に大きく貢献していますl。
幕開けとなる[Afterlife]。
3rdの[Destiny Calls]を思わせるキャッチーな疾走感を内包しつつ、大きくスケールアップした存在感に「おぉ!これは!化けたっ!」とワクワクしてしまいますね。
続く[Wake Up Dead]。
曲名がそうだから‥というわけではありませんが、シリアスかつソリッドなメロディからのキャッチーなサビは、MEGADETHを思い出したりしませんかね。
[The Sinners Cross]での強靱なリフで「お、ちょっとムードが違うな」と感じはじめるかもしれません。
が、こういったリフこそがこのあとの彼らを支えていくことになるんだなぁ‥と感じます。
[Hell And Back]の疾走感は、後に生まれる[AVALON]などの疾走感に通じます。
彼らの生み出す名曲の原点と言えるかもしれませんね。
[Sacrifice] [Temple Of The Dead]といった曲たちのモダンさ(というか、近未来的なイメージ)も印象的。
新しいアルバムから遡れば、全く違和感がないどころか、「このアルバムまではセーフ。これ以前はダサい」と言われるかもしれない。
そして初期から聞いてれば「これはNOCTURNAL RITESじゃない‥」と言われるかもしれない。
そういう意味では、大きな分水嶺になったと思われるアルバムです。
が、結果としてこのアルバムのリリースは正解だった。
そしてこれが今後の彼らの活躍を生んだといえる重要なアルバムと言えるでしょう。
彼らが最後にアルバムをリリースしたのは2007年。
そして、今年ついに復活。
先行リリースされた曲を聞けば、やはりこのアルバムがあったからこそ‥と思えます。
3rdまでで止まってる方がいらっしゃれば、まずこのアルバムを手にとってみてほしい。
そして、その後の路線も楽しんで頂けるのではないかと思います。
祝!復活!
祈!ラウドパーク!
nocturnal rites [Afterlife]
「あー、あのダサいPVのバンドね」という程度の人もいるかもしれない。
しばらく音沙汰がなかった彼らが復活の狼煙をあげたようです。
ということで、取り上げてみましたが‥「そういえば‥」と思って検索してみたら、彼らのことを取り上げるのは初めてですね。
なんだか意外です。
NOCTURNAL RITES [Afterlife]
スウェーデン出身。
このアルバムは2000年にリリースされた4thになりますかね。
ワタシのようなオールド世代のファンにとっては、なんといっても3rdの[The Sacred Talisman]が印象的。
いわゆる「ジャーマンメタル」を標榜し、クサく、そしていい意味でイモ臭くB級臭を撒き散らしながら疾走する。
あの玉石混淆百花繚乱のジャーマンメタルブームの中でも強力な個性を放った名盤でした。
1st→2nd→3rdと着実なステップでスケールアップし、さぁこれから!というときにヴォーカルが交代。
そしてリリースされたこの作品。
3rd→4thの頃とか。
2nd→3rdの頃とか。
バンドは「○○みたい」と揶揄される状況を脱却するために方向性を変えようとしてファンからソッポを向かれる、という傾向、よくありますよね。
このバンドの、このアルバムもどちらかというとそういった色合いが強かった。
ワタシも「そうか‥方向性変わっちゃったのか‥」としばらく手つかずだったことを思い出します。
が、このアルバム、素晴らしいのだ。
このアルバム以降にリリースされた作品は、軒並み好評を博していくわけですが、その礎が感じられます。
クサくてジャーマンメタル然としたサウンドから、ストロングな正統派路線へ舵を切り。
それでいつつ、3rdまでの彼ららしいメロディは随所で光る。
リリース当時の評価は厳しかったかもしれませんが、まさに過渡期として必要不可欠だったことが分かります。
そのサウンドを引き立たせるのが、新加入となったヴォーカル、ジョニー・リンドクヴィスト。
力強く、適度にザラついた声質は、新しい世界観の構築に大きく貢献していますl。
幕開けとなる[Afterlife]。
3rdの[Destiny Calls]を思わせるキャッチーな疾走感を内包しつつ、大きくスケールアップした存在感に「おぉ!これは!化けたっ!」とワクワクしてしまいますね。
続く[Wake Up Dead]。
曲名がそうだから‥というわけではありませんが、シリアスかつソリッドなメロディからのキャッチーなサビは、MEGADETHを思い出したりしませんかね。
[The Sinners Cross]での強靱なリフで「お、ちょっとムードが違うな」と感じはじめるかもしれません。
が、こういったリフこそがこのあとの彼らを支えていくことになるんだなぁ‥と感じます。
[Hell And Back]の疾走感は、後に生まれる[AVALON]などの疾走感に通じます。
彼らの生み出す名曲の原点と言えるかもしれませんね。
[Sacrifice] [Temple Of The Dead]といった曲たちのモダンさ(というか、近未来的なイメージ)も印象的。
新しいアルバムから遡れば、全く違和感がないどころか、「このアルバムまではセーフ。これ以前はダサい」と言われるかもしれない。
そして初期から聞いてれば「これはNOCTURNAL RITESじゃない‥」と言われるかもしれない。
そういう意味では、大きな分水嶺になったと思われるアルバムです。
が、結果としてこのアルバムのリリースは正解だった。
そしてこれが今後の彼らの活躍を生んだといえる重要なアルバムと言えるでしょう。
彼らが最後にアルバムをリリースしたのは2007年。
そして、今年ついに復活。
先行リリースされた曲を聞けば、やはりこのアルバムがあったからこそ‥と思えます。
3rdまでで止まってる方がいらっしゃれば、まずこのアルバムを手にとってみてほしい。
そして、その後の路線も楽しんで頂けるのではないかと思います。
祝!復活!
祈!ラウドパーク!
nocturnal rites [Afterlife]
Posted by テン at 07:13│Comments(0)
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