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2014年05月13日

武士魂

考えてみれば、これで3連続の国産メタルってことになりますね。
もともと日本人が作る音楽が日本人の感性に一番訴えるのはあたりまえのことだからね。
ジャパメタを毛嫌いしてる人もいるかもしれないけど、いいバンドも多いんだよね。

で、このバンドも名前程度しか知らなかったのですが、素晴らしいのですよ。

兀突骨 / 影ノ伝説

武士魂


もともとは、先日渋谷でLightningのライブに参戦したときに前座で出てましてね。
「そういやB!で見たことあるバンド名だな」って程度で見てたんですけどね。
とはいえ、バンド名も読めませんでしたけどね。
(ちなみに、「ごつとつこつ」と読みますね。)

圧倒的かつ強烈な存在感で、個人的にこの日のMVPだったわけです。
で、後日詳細を調べつつCDを購入しましたよ。
MCで自ら「川越のブルータルキング」と言ってたので、川越出身なんだなということは分かりましたが、他の詳細はやはりwiki頼りですね。
・・と思ったんですが、載ってなかったですね。

とりあえず、アルバムは2枚出してて、これが2ndになるようですね。
そして、ライブで見た通り、トリオ編成ですね。

ベースがバンドの中心のようで、ライブでもアルバムでもベースの音がかなり全面&前面に押し出されていますね。
このベースの気持ちよさがこのバンドの一つのキモだと思いますね。


音楽性はデスラッシュといったところですかね。(このあたりのジャンルはあまり詳しくないので、あくまで感覚ってことで御容赦。)

個人的に究極のスラッシュメタルだと思っているSEPULTURAARISEの雰囲気に近いと思うのだ。
ヴォーカルスタイル、スピード感、重厚さ、そして悲壮感が漂いつつも美しさを感じるメロディライン。

古き良きスラッシュメタルの薫り、そしてメロディックデスメタルが生まれる前の、限りなくデスメタル風味なんだけどデスメタルじゃない、心地よいアグレッション。
このバランスがタマンナイのです。


そのデスラッシュの猛進に日本人ならではのエッセンスがふりまかれています。
歌詞も全て日本語詩。(まぁ、咆哮型ヴォーカルなので歌詞カード見ないとほとんど判別できませんが)

その純和風なエッセンスもこのバンドの大きなアクセントになっています。

基本的には、このゴリゴリのスピード感でアルバム全体を押し切っています。
やや長めの曲もあるのですが、まったく飽きさせない場面展開を構築してますね。
ベースの存在感だけなく、ギターソロの流麗さも秀逸です。


ワタシのように、普段はメロディックパワーメタル、メロディックスピードメタル、メロディックハードロックといった「メロディー」をキーにしたバンドを主に聞いている人には「ゼッタイオススメ!」と声を大にして勧められるジャンルではないかもしれません。

が、国産メタルが好きな人、あのスラッシュメタル全盛期を渡ってきた人には是非聞いて頂きたいですね。


前回のブログでMy Material Seasonを推して「このピアノとブルータリティの組み合わせは日本ならでは!」と書きましたが、この「武士道スラッシュメタル」というか「戦国デスメタル」と呼んでも過言ではないスタイルも、やはり日本ならでは。
いいバンドです。

もう一度ライブを見たい!と思うのですが・・田舎住まいだと、なかなかね。
東京出張のときに重なってくれるのを願うばかりです。


兀突骨 / 復讐ノ祝詞




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Posted by テン at 07:14│Comments(2)国産
この記事へのコメント
お邪魔します♪
良いスネ♪武士道スラッシュメタル♪こりゃヤバイね!
Posted by M-kichin at 2014年05月13日 13:57
M-kichin さま

普段はスラッシュメタルはそれほど聞かないんですが、ライブで圧倒されまして・・やっぱりライブは一番のマーケティングツールだなと思いました。
Posted by テン at 2014年05月21日 07:17
 
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