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テン

2010年10月07日 06:53

「天は二物を与えず」って言うよね。

でも、彼はヴォーカルとして必要な要素を全て備えてて、しかもそれをひけらかすことなく、自然体で表現してくれてたと思うんだ。
間違いなく、二物どころか三物四物を持っていたと思うんだ。
日本でのステータスは、そこまでではなかったかもしれないけど。

今朝Twitterで知った、GOTTHARDのヴォーカル、スティーヴ・リーの死。
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=147231

まだ47歳だよ。
つい先日、GOTTHARDのことをブログに書いたばかりだよ。
ショックが大きすぎるよ。

今年は訃報が続くね。
メタル界の損失という意味では、ロニーの方が大きいし。
ニュースの衝撃ではAVENGED SEVENFOLDレヴの方が大きいだろうな。
だけど個人的な思い入れと喪失感は、スティーヴが一番デカい。

今朝は右往左往というか茫然自失というか、何から手をつけていいか分からず、とりあえずブログを書きなぐってます。
脈絡のないハナシになるかもしれないけど、許してくださいませ。

GOTTHARDのライブを見たのは[G.]ツアーだったと思う。
小さなライブハウスだった。

ライブでたまに、「アルバムよりもライブの方が上手い!」ということがある。
数多くのバンドのライブに通ったけど、「アルバム通り、期待通り」ってヴォーカルはいても、ライブでアルバムを凌駕するパフォーマンスを見せるヴォーカルってのは意外と少ない。
少ないからこそ、そんなシーンに出会うと鳥肌が立ち、背筋が震えるような感覚に陥る。
彼は、その数少ないシーンを演出してくれた一人だった。
10年とか経過すると、どんなパフォーマンスでどんなライブだったか忘れてしまうようなバンドも少なくない中、間違いなく記憶に刻まれつづけるライブだった。

正直言うと、その[G.]以降は一時期低迷してた感があると思うんだよね。地味になったっつーか。
ワタシの中では「メロディアスハード御三家」ってのが勝手にあってですね。
FAIR WARNING
FIREHOUSE
HAREM SCAREM

・・・で、GOTTHARDは「次点」だった。

が、その御三家のメロディが明らかに衰えていく中で、GOTTHARDはその落ち着きを逆手にとって新しいステップへ向かってくれた。
過去の幻影を引きずらず、今現在をストレートに投影して独自のメロディを生かして、素晴らしいアルバムを生み出してくれた。

御三家を一気に抜き去った感のある前作
そして、足元を確固たるものにしてくれた最新作
ともに燻銀の輝きと、積み重ねてきたキャリアに裏打ちされた自信が見て取れる名作です。

その作品の中で、そしてGOTTHARDサウンドの要がスティーヴのヴォーカルだよね。
過去の記事でも何度か書いたけど、エモーショナルでソウルフルでパワフルで・・・それでいて柔和で包容力があって。
いいヴォーカルだったよ。

いくつかのバンドで、「●●がいなくなった今、●●の再生、再スタートはありえない」という経験を何度かしてきた。
だけど、なんだかんだで新しい道を拓いてくれたバンドも多い。

けど、GOTTHARDはスティーヴなしってのは・・・・。

:
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とにかく今は脳内がグルグルしてて、ライブのシーンが走馬灯状態だったり、数々の名曲がリピートされたりとプチ鬱&パニック状態だけど・・・。
ありがとう、スティーヴ。
・・・としか言えないな。

R.I.P.....


The Call



Ride On



Master Of Illusion


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また訃報だ・・・
。・゚・(*ノД`*)・゚・。
鈍色の輝き
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