8年目、突入。

テン

2013年12月05日 07:39

2006年12月4日にスタートしたこのブログ。

始めた年から・・いち・・に・・さん・・し・・(指折り数えてる)・・7年を経過しましたかね。
ってことは、8年目ですかね。

よくもまぁ誰も興味ないような話をダラダラと垂れ流してきたもんだな、と若干自分に痛々しさを感じつつ、とりあえず今年も節目を迎えられたことはありがたいことであります。

その当時、ムスメは4歳。年中さんですかね。
ボウズは2歳。まだ乳飲み子ですかね。
その子供たちも今は5年生と3年生
ところどころで子供たちとの記憶を綴ってこれたのは、今にして思えば意味のあることかもしれないな、と思いますね。

以前にも何度か書いてるかと思いますが・・(基本的に過去の記事は見ないようにしてるので、内容の重複は御容赦で)

もともと、プレゼンで連戦連敗で「もっと語彙を身につけないと」という理由でスタートしたこのブログ。
多少は「飛騨というローカルな地域で、メタルの話がどの程度通じるのかなー。同じ世代の子育てしている方々は、どんな苦労してるのかなー。そういう反応があるかもしれないなー」という思いもなかったわけではない。

けど、ブログなんて独り言だし、言葉を紡いでいく練習だから、無反応でもいいや。というのが基本スタンス。

が、コメント頂いた方と実際に繋がり、その繋がりからまた繋がり・・
こんなローカルなネタのブログをキッカケにして、たくさんの人と今も繋がっている。

実際に出会うことができた人。
面識はないけど、ブログ上のやりとりをしてくれてる人。
みなさんとの繋がりは、ワタシがブログを続ける推進力になっています。

facebookだのtwitterだのといったSNSが存在しなかった時代、ブログから生まれた繋がりは今でも自分にとって特別なものだ。
逆にfacebookやtwitterは、ブログつながりの延長といった感が強いし、書きたいことが書けない場面も多い。
そういう意味でも、やはりブログが原点であるなぁと思うのです。
だから、ブログをやめちゃうとその礎を失ってしまいそうで、ダラダラと続けているのかもしれませんね。

というわけで、8年目に突入した「ヘビメタパパの書斎」
適度にユルく、適度にメタルと家族への愛を織りまぜつつ、適度に続けていけたらと思っておりますよ。

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さて、毎年この節目には、原点回帰の意味も含めて、最初に取り上げたバンドについて書くわけですが・・
そういう事情もあって、このバンドだけは同じアルバムを取り上げることを自分の中で許可しております。
どのアルバムが何度取り上げたかは振り返らないようにしてますが、今回はこのアルバムを。


ANGRA [FIREWORKS]



アンドレ・マトス率いるブラジルの至宝の3枚目ですね。1998年リリースですね。

VIPER時代に培ったものを一気に昇華し、全メタルファンのド肝をぬいた名盤[ANGELS CRY]
自らのルーツを如実に具現化し、個人的に一番ANGRAらしくて大好きな[HOLY LAND]
その二つの名作の後にリリースされたこの作品。

そういえば、ANGRAが好きな人と話をしてても、このアルバムの話題にあまりならないんですよね。
ANGRAの歴史の中にヒッソリと佇んでる感じ。

悪くない。悪くないんだよ。実際、今でもライブに選曲されてる曲もいくつかあるし。
悪くないんですが、ANGRAらしさが希薄な気がします。

[WINGS OF REALITY][METAL ICARUS][SPEED]といったスピードチューンでは、アンドレ・マトスの個性も相まって「間違いなくANGRA」な高揚感を見せます。
が、やっぱり他の代表曲と比べると個性に欠ける感。
いや、いい曲なんだけどね。
2nd大好きな人にとっては、そのテイストが見え隠れする[PETRIFIED EYS]がハイライトかもしれません。
イントロ、途中のリズムチェンジ、不可思議な浮遊感を伴ったメロディが印象的ですね。
[LISBON]は、「FIREWORKSといえば、どの曲?」と言われると、曲の良し悪しは関係なく、なぜか名前が挙がります。このアルバムを象徴する曲なのかもしれませんね。

こうして並べると良曲が揃っているのだ。
なのに、「なんか話題にしづらい」アルバムなのだ。

こういった方向性が影響してか、このアルバムを最後にブレインのアンドレ・マトスが脱退。
VIPER時代から彼を追いかけてきたファンは「・・ANGRA、終わった」と悲嘆にくれました。

が、これまたこのアルバムのおかげか、新ヴォーカルのエドゥ・ファラスキを迎えたANGRAはプロデューサーと共に「ANGRAらしさとは何なのか」と徹底的に追求した奇跡の復活作[REBIRTH]へと繋がっていくのでした。
・・このアルバムが素晴らしすぎて「なんだよ、マトスいらねーじゃん」という風潮になったのは、マトスファンのワタシとしては若干寂しさを覚えるものの、アルバムの素晴らしさは異論を挟む余地は全くないので、反論もできないのですがね。

[FIREWORKS]が1stや2ndの延長線上にあったとするならば、エドゥの活躍もその後の名作も生まれなかった。
こういった背景、今に至るプロセスを語る上では、まさにバンドの命運を分けたアルバムと言えるでしょう。
ANGRAを後追いで聞くのであれば後回しにしていいアルバムだと思うのですが、そういった歴史を遡る意味では絶対に外せませんね。


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というわけで、8年目もよろしくお願いしたしますね。

Angra - Petrified Eyes






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