足して2で割った
雑誌で久々に彼の顔を見て愕然とした。
波瀾万丈、七転八倒、五里霧中、一寸先は闇…といった状況に陥ったこともあったし…苦労したんだな。
その彼、ティモ・トルキ率いる
STRATOVARIUSの代表作といえば
[Hunting High and Low]でしょうか。
が、今回は「小ティモ」こと、ティモ・コティペルトが新規加入した、このアルバムを。
STRATOVARIUS [FOURTH DIMENSION]
ティモ・トルキ曰く
「今度のヴォーカルは、マイケル・キスクとジェフ・テイトを足して2で割ったようなヤツだ」という事前アナウンスがあった。
当時、若かった自分は「ぬぉぉ、そんな強力なヤツが入ったら最強だ!」と狂喜乱舞した。
結果…
ま、ヘタなヒトじゃなくて良かった。
ティモ・トルキが自分で歌うよりはいいか。
でも、マイケル・キスクとジェフ・テイトってのはどうよ?という鮮烈な「残念!」感が残り、今でも印象深いわけであります。
それはともかく、アルバムとしては「一皮むけた!」「最初の壁を破った!」という手応えがありました。
[AGAINST THE WIND]、
[DISTANT SKIES]と畳みかけるオープニングは「新生STRATOVAIRUS」の船出にふさわしい力強さです。
後半には名曲
[TWILIGHT SYMPHONY]もあるし。
その後、楽曲のクオリティ、メンバーの力量、サウンドプロダクション、全てが右肩上がりに飛躍していき、[Hunting High and Low]で、私個人は「きっとコレがSTRATOVAIRUSのやりたかったこと、そして頂点かもな」と思ったのでした。
その後、やや尻すぼみ感が否めませんが、メンバーの力量からすればまだまだ。
もう一丁、ビッグバンを起こしてくれる…といいけどなぁ。
そういえば、高山市内の「HITS FM」で唐突にSTRATOVARIUSの曲が流れたことがあったなぁ。
アレはなんだったんだろうか…気になる…。