さて、待望のDRAGONFORCEを迎える中盤戦!
完全に自分の自己満足&自分のメモと化していて興味ない方には退屈極まりないゾーンに入ってきてますが・・ま、興味なければタイトル見て避けてくれるでしょ、と信じつつ。
・・・ちょい更新間隔があいてるけど、お許しください。
【DRAGONFORCE】
今までの書いてた中で
「DRAGONFORCEに間に合わないと」という表記が数度あったのは意図的であります。
そう、今回は
「DRAGONFORCEは三人でアタマから見よう」
そしてKさんとは
「DRAGONFORCEで一緒にサークルピットに突入できれば、満願成就」「一緒に走ってたら、泣くかもね」というレベルで楽しみにしてました。
ただ、ここまで一度もサークルピットが出来ていなかった(ような気がする)ので、DRAGONFORCEでもサークルがない・・なんてことにならなければいいのですが・・ということでスタート!
オープニングは
[HOLDING ON]!!
新ヴォーカル、
マーク・ハドソンの
「Ahhhhhhhhhhh!!!!!」というハイトーンシャウトから一気に加速する曲だ。
このオープニングで、後方から一気に人が押し寄せてきて、有無を言わさず前方へ
「おしくらまんじゅう」状態になる。
そうそう、この
「おしくら状態」もフェスだよなー、これが今日は無かったよなー、と感慨に浸る間もなく、さっそくTさんを見失う。
私は一緒に歌いながら、
ハーマン・リのパフォーマンスを眺めながら、サークルピットのために後方でジリジリと下がりつつ・・という落ち着かない状態を保つ。
Kさんはお互い見失うことなく、とりあえず身動きの取れるところまで移動。
そしてKさんが左後方を指さす。どうやらサークルピットが発生したようだ。
続く名曲
[HEROES OF OUR TIME]で、そのサークルは大きさを増す。
万感の思いを込めて二人で突入!
走る。走る。走る。
・・・早々にKさんを見失う。
でもまぁ、走ってりゃそのうち会えるだろということで、走る。
走りつつ
「Starchaser...!!」というサビでは両手にメロイックサインを掲げてコーラス!期待してた通りの楽しさだ!
新ヴォーカルのマークは、新曲はもちろんZP時代の曲も全く違和感がなく、完璧に表現している。
ハーマン・リのプレイも冴える。
ハーマンがよく見せる、右手をギュイーン!と挙げる仕草は、行きの車中で話題になり、
「我々は、ハーマンのあのプレイを【RISING DRAGON】と名付けよう(キリリ)」と盛り上がってたわけですが、その【RISING DRAGON】も全開。
[SEASONS]でやや落ち着きを取り戻し、再び
[FURY OF THE STORM]で加速。
続
く[THROUGH THE FIRE AND FLAMES]で、さらに加速!!!
この曲のイントロ、
「♪ニャララララニャラララ・・ジャッ!! ジャッジャッジャッ!!」(ココ、分かる人だけでいいです)から一気にスパークするのだが、最初の
「♪ニャラララ・・」が爪弾かれた時点で熱狂と同時にアリーナに大きな空洞ができた。
みんなその大きな空洞を目指し、構える!
この左右に川が割れたような、
モーセの十戒を思わせるようなシーン・・そう、
ウォール・オブ・デス!
昨年のUNITEDのWall of Deathを遠目に眺めてたシーンが脳裏をよぎる。今年はついに突入だ。
最前列に陣取る。不思議と恐怖感はない。
「♪ジャッジャッジャッ!!」でその空間を目指して左右から突入!左右から突進してくる人の壁が中心で衝突する。
ワタシも四十路のボディで突入!
汗だくのオトコどもが肉弾戦でぶつかりあい、衝撃と汗クサさが全身を包みますが、それも心地よい・・というわけではないですが、これはこれででいいのだ。
そして一気にビッグなサークルピットへ派生!
このサークル、ラストのこれまた名曲
[VALLEY OF THE DAMMED]で二つのピットが繋がって8の字ピットになってましたね。
Kさんと一緒に走るという念願は、短時間だったが実現できた。
一昨年は
「サークルピット、鬱陶しい。盆踊りかよ!」とこのブログに書いていたわけですが、昨年の
TRIVIUMでの突入、今年はDRAGONFORCEではむしろ期待してた。
そして
ウォール・オブ・デスまで体感できた。
贔屓目抜きに見ても、
「DRAGONFORCEはライブがダメダメ」という以前の印象が残っている人にとっては、衝撃的だったのではないでしょうか。
煽動力のある曲、リズム隊の安定感、イケメンハーマンの面目躍如、そして
「ヴォーカル交代は吉と出たな」と確信することができた、新ヴォーカルのマーク。
デビュー当初、
「ピロピロ(笑)」「厨二(苦笑)」「一生ツーバス踏んでろ(嘲笑)」とかってバカにしてた人も、一緒に走ってたんだろ。
実は好きなんだろ、DRAGONFORCE。
・・と思わせる熱狂。
素晴らしいライブでありました。
Dragonforce - Through The Fire And Flames
【SEBASTIAN BACH】
DRAGONFORCEで疲労困憊、酸欠、汗だく・・という状態ですが、まだまだ休めない。
次は
セバスチャン・バックだから。
前述の通り、今年はステージ間の移動が困難なので、DRAGONFORCE側のステージからバズを眺めますよ。
余談だが、DRAGONFORCE終了後にアリーナから出るのに数十分かかったそうな・・
先程の
HALESTROMへの乱入も記憶に新しいところですが・・どのくらい
SKID ROWの曲を演奏してくれるんだろうか、バズのパフォーマンスはどうなんだろうか・・・
そして、いきなり期待通りの
[SLAVE TO THE GRIND]で開幕!
アリーナ、熱狂と大合唱!
ザクザクと刻まれていくリフ、バズのヤンチャなパフォーマンス・・そう、当時SKID ROWを愛していたみんなが
「コレだよ!」と思ったのではないでしょうか。
HALESTORMの時に感じた若干の違和感は全くない。
で、この曲の途中では逆にHALESTORMのリジーが加担!こういうサプライズがあるから、フェスはいいよねー。
ファンが期待するのはSKID ROWの曲なんだということをバズは分かっていてくれる。
[BIG GUNS][PIECE OF ME][18 AND LIFE]といった曲を立て続けに演奏し・・次の山場、
[MONKEY BUSINESS]へ。
[SLAVE TO THE GRIND]と並んで個人的に大好きな曲だ。
さらにこれで終わるわけはなく・・
[I REMEMBER YOU]で哀愁漂う80年代風のムードを体現してこれまた大合唱を誘い・・
ラストは当然、
[YOUTH GONE WILD]!! アリーナを
「ヲヲヲヲーヲヲー!!」の大合唱が包みます。
このコーラスで、やや半泣きになったよ。
ソロ活動やってて、これだけ昔のバンドの曲に頼るってことに批判もあるかもしれない。
ただの懐古主義って言われるかもしれない。
けど、バズ自身がピュアなメタラーだから、ファンが望んでることをよく分かってくれているのはシアワセなことだと思う。
バズの若々しいパフォーマンスも全く衰えておらず、これなら単独でも呼べるのでは・・と思いましたよ。
ありがとう、バズ!
Skid Row - Youth Gone Wild
【BUCKCHERRY】
これまた楽しみにしてたバンドだ。
こういうバンドはフェスには欠かせない。アリーナロックバンドっていうか。
昨年の
THE DARKNESS的な位置づけでしょうかね。
・・が、さすがにちょっと体力的にキツいし、DRAGONFORCE~セバスチャン・バックでノドもカラカラだ。
ってことで、TさんとKさんが観戦しているらしいスタンド席へ合流。
名曲
[RESUCUE ME]はスタンドからになりましたね。
ジョシュの存在感は、さすがの貫祿。
全体的に落ち着いてたような気がしましたね。
とはいえ、DRAGONFORCEやバズを思えば、ややアリーナの人も少なめでしょうかね。
ここでTさんはエクストリームステージの
CRYPTOPSYへ。
Kさんは
「DRAGONFORCEで魂抜けた」ってことで、アリーナ観戦。
ワタシは
SONATA ARCTICAのために再びアリーナへ・・
ってことで、あんまりBUCKCHERRYは聞けなかったわけあります。
Buckcherry - Rescue Me
【CRYPTOPSY】(オマケ)
SONATA ARCTICAへ移動の途中、エクストリームステージに立ち寄ります。
エクストリームステージは、広い。そして明るい。
いつも屋内の暗い空間に慣れているワタシにとっては違和感があるわけですが、サマソニとかの屋外フェスでは当たり前の光景なんだろうね。
後方から
CRYPTOPSYを眺めていたわけですが・・なんだか音響が残念だね。
音が籠もってるような感じがして、せっかくのドラミングもやや音がつぶれてるような。
まぁ、メインステージと比べるとスピーカーも小さい気がするし。
さらにはステージも小さいような気がするし。
でもあとで聞いた話では、前の方ではそれほど音響は酷いわけではなかったらしいので、見る場所によるんだろうな。
NAGLFARや
CRYPTOPSYといったバンドが、こういった隔離されたステージで楽しめるってのは、こういったバンドを愛するモッシャーとっては良かったのではないかと思います。
・・ただ、3ステージ制になったことで、この人の多さに繋がったのであれば複雑ですが。
【SONATA ARCTICA】
続いては北欧メタルの代表格、
SONATA ARCTICA。
最近のアルバムではスピードを押さえてきており、賛否両論であるわけですが・・当然ファンが期待するのは、日本のファンのココロを鷲掴みにした初期の楽曲たちでしょう。
とはいえ、最近のライブではそういった曲は控えめにしており・・日本のファンの期待に応えてくれるかが最大の焦点ですね。
オープニングは
[ONLY THE BROKEN HEARTS]。まぁ、オープニングは新しい曲ってのは納得です。
スピードを求めているとはいえ、冷静に聞くとソナタらしいメロディを内包した悪くない曲です。
続いて、初期の佳曲
[BLACK SHEEP]へ!!
これだよ、これなんだよ!! ってことで盛り上がるアリーナ。
・・けど、個人的にはそれほど好きじゃないんだよなー、この曲。自分のお好みベストにも入れないし。
このアルバムからチョイスするなら、他にもいっぱいあるのになー。
ってことで、周りの熱狂と温度差を感じつつ、やや冷静に眺めます。
まだだ。
まだ・・まだあるだろ。
が、その後の中盤は最近の曲で固めてきましたね。
アリーナ真ん中で立ったまま、眠りそうになりました。
一昨年、次のバンドの待ち時間にアリーナで寝落ちしたことはありましたが、立ちながら眠くなったのは初めてだ。
その眠気を吹き飛ばすかのように、
[FULLMOOON]のイントロが!!
この曲は好きだ。まぁ、名作の1stからのチョイスで言えば、この曲より好きな曲がいっぱいあるわけですが。
ここではさすがに
「ラナウェーラナウェーラナウェー!!」ですよね。
そして、最近ラストを飾っているという
[DON'T SAY A WORD]が演奏され、
「・・終わりか・・やっぱりこの程度だったか・・」という落胆の中でエンディングを迎えました。
幻想的な印象だったステージング、初期は若々しく青臭い印象だった
トニー・カッコも安定感が出てきた。
だから・・だからこそ惜しい。
今日の
DRAGONFORCEや
セバスチャン・バック、さらには昨年の
UNISONICのように、ファンが求めてるものに応えてくれるバンドは、再び来日しても盛り上がるだろう。
今日の
SONATA ARCTICAを見て
「次に来日したら行こう!」って思えた人だどれだけいるだろうか。
ワタシが初期のSONATA ARCTICAが大好きだったから、よけいにそう思えただけだろうか。
新曲をやるなとは言わないし、悪くないだけに・・あと数曲でいいからファンが求める曲を演奏してくれたら印象が格段に違っただろうな。
そして初期の名曲で固めてくれたら、DRAGONFORCE並みの熱狂とサークルピットを生み出したことでしょう。
そういや
[FULLMOON]でも、ややリズムが遅めだったような・・一つ気に入らないと、いろいろ目についちゃうのだ。
大好きな(いや、大好きだった、と言うべきか)バンドだから、残念だったなー。
Sonata Arctica - San Sebastian (やらなかったけどね)
・・ふぅ、長くなったな、また。なんとか前半~中盤~後半の三部で終わらせたいんだよね。
ってことで、たぶん本編ラストの後半戦はまた後日。