三沢ぁ!
ワタシのブログなんて、いつも独りよがりの戯言ばかりですけどね。
今回は、いつもに輪をかけて独り言です。
でもいいんです。どこかに吐き出さないとやってられないので。
プロレスラーの三沢光晴死去。
このニュースが一般的にどの程度の大きさなのか分からない。
が、ワタシにっては
「プロレスの一時代の終焉」と言える大きな衝撃だった。
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ワタシたちの世代、小さい頃にテレビのゴールデンタイムで栄華を誇ったプロレス。
猪木や
タイガーマスクに興奮した諸氏も多いのではないでしょうか。
ワタシも、その一人でした。
が、中学生~高校生と成長するにつれ、何か
「プロレス」に違和感を覚えて、自然と距離を置くようになった人も多いのではないでしょうか。
ワタシも、その一人でした。
そのまま今に至り、
「懐かしいなぁ、プロレス」という懐古的位置づけの人がほとんどではないでしょうか。
ワタシも
「三沢光晴のプロレス」に出会わなかったら、おそらく同じだったでしょう。
いったんプロレスから離れたワタシを、再び引き戻してくれたのが
「三沢×鶴田」の一戦でした。
そこからプロレス/UWF/RINGS/K-1/PRIDE...etc...といった格闘技全般の創成期を見てくることができた。
三沢がいなかったら、K-1もPRIDEも興味を持つことがなかったかもしれない。
そういった多種多様の格闘技を見てきても、やはりプロレス、そして三沢は特別なものでありつづけています。
オーバーかもしれないけど、プロレスには
「ファンタジー」があると思うのです。
八百長とかショーとか言われるし否定はしませんが、間違いなく
「本気」の
「真剣勝負」。
そうじゃなけりゃ、こんな悲劇は起こらない。
「受けの美学」があるプロレスの中で、三沢は
「受けの名手」と言われた。
鶴田、ウィリアムスといった「バックドロップの名手」の一撃。
小橋のハーフネルソンやバーニングハンマー。
秋山のリストロックエクスプロイダー。
高山のエベレストジャーマン。
キケンな技を受けきってもゾンビの如く立ち上がり、最後立っているのは三沢。
そんなシーンを何度も繰り広げてきた彼でも、こういった悲劇が起こるものなのだ。
たしかに、最近は体つきも変わり、エルボーに頼る試合運びが多かった。
全盛期に放たれていた、文字通り
「エメラルド」の輝きは鈍色を帯びてきた。
でも、その存在感とカリスマ性、入場シーンでの
「スパルタンX」に導かれての三沢コールは全く色あせていなかった。
皮肉にも、今回の
「事故」のもう一人の
「被害者」であるアキトシは
「死神」と呼ばれていた。
アキトシには今回の事故で弱気になることなく「死神」であり続けてほしい。
きっと三沢も、それを望んでいると思う。
負けるな!アキトシ!
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三沢を天国で迎えることになった
馬場さんは、どう声をかけるだろうか。
全日本を離れてノアを設立したことを怒ってるだろうか。
いや、
「まだやることがあるだろ!」と怒ってるだろうな。きっと。
鶴田も怒ってるぞ。
「まだ早いよ!」って。
橋本は・・エロ談義ができる友ができて喜んでるかもしれない。
橋本と三沢がニヤニヤしながら話してる姿が目に浮かぶよ。
まだまだ現実として受け止めることができないけど、きっとノアは大丈夫。
残ったレスラーがきっと三沢の遺志を継いでくれるよ。
R.I.P....