Reunion! MR.BIG!

テン

2009年02月06日 07:42

「再結成」・・まさに一喜一憂。

「おお、あのバンドが!」という「喜」
「いまさら?なぜ?ウラで何が?」という「憂」

アルバムを出しても、過去の幻想と期待でパンパンだから、「思ったほどじゃない・・」ってこともある。
ツアーだけ・・なんてのは「集金か?」と勘繰りたくもなる。

そうは言っても、ファンにとってはウレシイものだ。




まさか、無いと思ってた。

過去の経緯。
過去の発言。

あったとしても、オリジナルメンバーは無理だろな。と思ってた。

MR.BIG が再結成して、ツアーをするそうな。

しかもオリジナルメンバーだ。→ココ、重要。

ツワモノ揃い、名曲揃い。
日本でもHeavyMetalファンだけでなく、万人に愛されたバンドだ。
エリック、ビリー、ポール、パット
この4人が再び同じステージに立つ・・というだけで興奮を押さえられないファンも多いと思う。

いまさら説明する必要もないと思うけど・・・

MR.BIGの魅力は、ハードロックでありながらポップでキャッチーなメロディライン。
エリック・マーティンのソウルフルで、しなやかで、深みのあるヴォーカル。

[DADDY,BROTHER,LOVER,LITTLE BOY]
[COLORADO BULLDOG]

といった、メタルファンもアドレナリン分泌しまくりのスピーディーな曲。

[TO BE WITH YOU]
[ANYTHING FOR YOU]

といった、エリックの歌唱が光るバラード。

[GREEN-TINTED SIXTIES MIND]
[PROMISE HER THE MOON]

といった、繊細な一面。

各パートの演奏力の高さ、ヴォーカルの上手さ、幅広くもレベルの高い楽曲センス。
で、オマケに人柄が滲み出るスマイル。
これだけが全て備わっているバンドって、珍しいんじゃないかな。
ワタシにとっては、この4人が揃ってのMR.BIG。
「三位一体」ならぬ「四位一体」なのだ。

アルバムでいえばやはり[LEAN INTO IT]を推しますが・・



個人的に思い入れがあるのはこの曲。

[WILD WORLD](カバー曲だけど・・美しすぎる。切なすぎる。)



[GREEN-TINTED SIXTIES MIND](イントロだけで泣ける泣ける泣ける)



ワタシは MR.BIG のスピーディーな曲も大好きですが、こういったエリックの歌が染み込んでくるミディアムな曲こそ「あぁ、MR.BIGの神髄だ」と思うのです。

今回の再結成が、バンドの意志によるものなのか、レコード会社の策略(というと語弊があるか・・)なのか分かりません。
バンドのピーク~下降~分裂の経緯を見てきたファンは、当時のようなケミストリーをバンドから感じることは難しいかもしれません。

ポール・ギルバートは本気なのか?
エリック・マーティンとビリー・シーンの溝は本当に埋まったのか?

どうであれ、「日本でツアーやってオシマイ」ってなことだけはやめてほしいなぁ・・・と思うのは、「熱狂的なファン」じゃないからでしょうかね。

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