懐かしいバンドが復活した。
「復活」とは言っても別に解散してたわけではないようだ。
アルバムリリースは
6年ぶり・・・もっと長い沈黙だったような気がするけど。
今回は、衝撃(?)のファーストアルバムを思い出してみた。
Forgotten Tales [The Promise]
いわゆる
「メロディックパワーメタル」を標榜するバンドとしては珍しい(よね)、
カナダ出身の
1st。
リリースは・・・wikiによると・・・
2002年かぁ。
当時隆盛を誇った(よね)、ヨーロッパを中心としてのメロディックパワーメタルムーヴメント。
そして同じく脚光を浴びていた(よね)、女性ヴォーカルを据えたバンドスタイル。
そのいいトコどりのバンドの一翼だ(よね)。
・・・なんだか「よね」「よね」と自信なさげですが、そこまで思い入れがあったバンドじゃないので、許してちょうだい。
女性ヴォーカルといえば、
Nightwish・・・はバンドの存在も知名度もアタマ一つ抜けてたかもしれませんが、その当時でいえば
DARKMOORあたりと比較されることが多かったのではないでしょうか。
そしてDARKMOORと同じくB級臭がプンプンするのも、その手のファンにとってはタマンナイ存在なのでした。
当時、この手のB級パワーメタルバンドは
「雨後の筍」状態で、手を出しては後悔し、手を出しては後悔し、手を出しては・・・お、コレはまぁまぁ・・・と、ヒットに直結する
「打率」が非常に低くてですね。
それでもひたすらに「ヒット」を追求しているのが楽しかったのですよ。
このバンドも、ホームラン級とは言いませんが
「これはDARK MOORに続く存在になるのでは?」という期待を抱かせるには充分な存在でした。
メロディラインはDARKMOORの泣きメロをマイルドにしたような印象。
ヴォーカルは、若干線が細い気がしますが、ソコソコ。
・・・ま、この
「線の細いヴォーカル」ってのも、B級パワーメタルの一つの魅力といえば魅力なのですが。
STRATOVARIUSや
SONATA ARCTICAのようにキラキラとしたスピード感もありつつ、それでゴリ押しするのではなく、どちらかというと正統派ヨーロピアンハードの薫り。
このあたりの
「メロパワにしては正統派寄り、で、若干マイルド」というところが「今後に期待!」の一因でもあり、「もう一歩!」の一因でもあり。
この1stの印象が強いせいか、その後の作品(っても、2004年に一枚出しただけ)の印象はさらに薄いんだよね。
最新作はDISK UNIONで試聴しただけなんですけどね。
スケールアップして音像が厚くなってて、「お!」と思わせながらも、どの路線へ行きたいのかかボンヤリしてる印象でしたね。
思い切って中期DARKMOORやHEAVENLYのような路線へ傾いてくれれば楽しみな存在なんだけどね。
ま、このあたりも
「良くも悪くも変わってないなぁ」と思いましたよ。
ちなみに、最後に収録されている
[The Promise]の
「ヲヲヲヲーヲヲヲーヲー」というコーラスは、今でも時々脳裏をよぎり、ココロの中でガッツポーズをしたりする。
このテの
「拳を振り上げシンガロング、みんで叫ぼうヲヲヲヲヲー!」的コーラスが大好きなので。
そういう意味では、なんだかんだ言ってもスキなのだ。このバンド。
さらにちなみに、amazonではこのアルバムは現在
5,980円!。2004年の2ndも
4,750円!。
なーんだ、みんなスキなんだな。
Forgotten Tales。
Forgotten Tales - The Promise (YouTubeになかったのでニコ動で)
【ニコニコ動画】Forgotten Tales - The Promise
Forgotten Tales - Word of Truth (こっちは別の曲、YouTubeで)